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拙宅でのDONALD BYRD史上最高 [音楽]
今日は早朝からレコードセールに並んで、何枚かレコードを入手して帰った。
Chambers Musicを掴めたらと淡い期待を持ちつつ並んだが、速攻玉砕。
引きも弱いが、やはり高嶺の花だった。
家に帰った後は、引き続きせっせとレコードを洗浄。
今日もこれだけ洗浄した。

綺麗にしたレコードを掛けてみる。
DONALD BYRDのI'm fool to want youを聴いてみる。
これも汚れがほとんど無くなったようだ。
冒頭部分はチリチリもない。
これだよこれ!
やはりこのようなバラードはチリチリ無い状態で聴きたい。
Byrdのペットがこれでもかと言うほど鳴ってくれた。
バラードと言えば、DexterのDon't Explain。
これも静かに聴きたい。
これはまだ洗浄が甘かったようだ。
このような盤は次回の洗浄行きだ。
現在は、次回の洗浄しようと思ったレコードをストックしておくスペースを作った。
棚に戻すと、どのレコードを洗浄しようとしていたのか直ぐに忘れるのである。
洗浄も奥が深いようだ。
液を何にするかで違いがあるようだ。
この辺りは引き続き試行錯誤が必要だろう。
Chambers Musicを掴めたらと淡い期待を持ちつつ並んだが、速攻玉砕。
引きも弱いが、やはり高嶺の花だった。
家に帰った後は、引き続きせっせとレコードを洗浄。
今日もこれだけ洗浄した。

綺麗にしたレコードを掛けてみる。
DONALD BYRDのI'm fool to want youを聴いてみる。
これも汚れがほとんど無くなったようだ。
冒頭部分はチリチリもない。
これだよこれ!
やはりこのようなバラードはチリチリ無い状態で聴きたい。
Byrdのペットがこれでもかと言うほど鳴ってくれた。
バラードと言えば、DexterのDon't Explain。
これも静かに聴きたい。
これはまだ洗浄が甘かったようだ。
このような盤は次回の洗浄行きだ。
現在は、次回の洗浄しようと思ったレコードをストックしておくスペースを作った。
棚に戻すと、どのレコードを洗浄しようとしていたのか直ぐに忘れるのである。
洗浄も奥が深いようだ。
液を何にするかで違いがあるようだ。
この辺りは引き続き試行錯誤が必要だろう。
内田光子とスタインバーグの盤を入手 [音楽]
先日お邪魔したアレキサンドライト邸の内田光子とスタインバーグの盤が素晴らしかったので、探して入手してみた。
入手したのはPhilipsのSACDハイブリッド盤。
手持ちの盤はユニバーサル クラシックのCDだったので、
これと今回入手したSACD盤のCD層を比較してみる事にした。
所有しているOさん制作のディスクリートDACは、現在叔父さんの所に出張中なので、
以前使っていたESS9018のDACで比べてみる事に。

すると一聴した瞬間、全く別物だと感じた。
先ずS/Nが全山違う。
そして次に奥行き感が全く違う気がした。
楽器の輪郭に付帯音が乗っているというか、輪郭がぼやけて見えるような感じ。
故に見通し悪く奥行き感も感じないのではなかろうか。
今回入手した盤のほうが、ヴァイオリンに、より艶や潤いが感じられる気がした。
これまで聴いてきたユニバーサルの盤の方が音が太いというか大味な感じで、演奏が雑に聴こえるような気がした。
こんな具合なので、もうユニバーサル盤を聴くのはやめて、今回入手したSACD盤のほうを聴くようにしようと思った。
拙宅でこれだけの違いを感じられたのだから、それをあのCelloシステムで鳴らしていらっしゃるアレキサンドライト邸での内田光子が素晴らしかったのは納得できた。
これが拙宅のOさんのディスクリートDACだとどう鳴ってくれるのか、興味津々である。
入手したのはPhilipsのSACDハイブリッド盤。
手持ちの盤はユニバーサル クラシックのCDだったので、
これと今回入手したSACD盤のCD層を比較してみる事にした。
所有しているOさん制作のディスクリートDACは、現在叔父さんの所に出張中なので、
以前使っていたESS9018のDACで比べてみる事に。

すると一聴した瞬間、全く別物だと感じた。
先ずS/Nが全山違う。
そして次に奥行き感が全く違う気がした。
楽器の輪郭に付帯音が乗っているというか、輪郭がぼやけて見えるような感じ。
故に見通し悪く奥行き感も感じないのではなかろうか。
今回入手した盤のほうが、ヴァイオリンに、より艶や潤いが感じられる気がした。
これまで聴いてきたユニバーサルの盤の方が音が太いというか大味な感じで、演奏が雑に聴こえるような気がした。
こんな具合なので、もうユニバーサル盤を聴くのはやめて、今回入手したSACD盤のほうを聴くようにしようと思った。
拙宅でこれだけの違いを感じられたのだから、それをあのCelloシステムで鳴らしていらっしゃるアレキサンドライト邸での内田光子が素晴らしかったのは納得できた。
これが拙宅のOさんのディスクリートDACだとどう鳴ってくれるのか、興味津々である。
久々のVee Jay盤 [音楽]
昨日もレコードを大量に超音波洗浄とバキュームをした。
洗浄とバキュームをした盤たち。

過去に一通り超音波洗浄した盤ばかりなので、今回は超音波洗浄は5分にとどめバキュームをする事に。
もう、おもちゃを買って貰った子供のように、ひたすらVPIというおもちゃで遊ぶ。
土曜日というのに相方をほっといて、ひたすらこれに没頭した。
レコードの洗浄や掃除を面倒だと仰る方もいらっしゃるが、小生は何故か全く苦にならない。
我が子をあやすかのように、ひたすら洗浄とバキュームでレコードを綺麗にしてゆく。
するとレコードもこれに素直に音で答えてくれるのである。
乾燥まで終わった盤を聴きながら、また別の盤をクリーニングした。
超音波洗浄とバキュームで、どの盤も見事に息吹を吹き返してくれたのであった。

今日、昨日クリーニングした盤を改めて聴いている。
Vee Jayは好きなレーベルの一つだ。音が好きなのである。
このGo...も昨日洗浄してご機嫌なサウンドを奏でてくれている。
全体的にノイズが減ったせいか、CannonballのサックスやWynto Kellyのピアノのヌケやキレが良くなったような気がする。
Chambersのベース音もより聴き取り易くなったようにも感じる。
昨日相方を放っておいたので、これから外出せねばならないが、ホンネはまだまだレコードをクリーニングしていたい気分である。
洗浄とバキュームをした盤たち。

過去に一通り超音波洗浄した盤ばかりなので、今回は超音波洗浄は5分にとどめバキュームをする事に。
もう、おもちゃを買って貰った子供のように、ひたすらVPIというおもちゃで遊ぶ。
土曜日というのに相方をほっといて、ひたすらこれに没頭した。
レコードの洗浄や掃除を面倒だと仰る方もいらっしゃるが、小生は何故か全く苦にならない。
我が子をあやすかのように、ひたすら洗浄とバキュームでレコードを綺麗にしてゆく。
するとレコードもこれに素直に音で答えてくれるのである。
乾燥まで終わった盤を聴きながら、また別の盤をクリーニングした。
超音波洗浄とバキュームで、どの盤も見事に息吹を吹き返してくれたのであった。

今日、昨日クリーニングした盤を改めて聴いている。
Vee Jayは好きなレーベルの一つだ。音が好きなのである。
このGo...も昨日洗浄してご機嫌なサウンドを奏でてくれている。
全体的にノイズが減ったせいか、CannonballのサックスやWynto Kellyのピアノのヌケやキレが良くなったような気がする。
Chambersのベース音もより聴き取り易くなったようにも感じる。
昨日相方を放っておいたので、これから外出せねばならないが、ホンネはまだまだレコードをクリーニングしていたい気分である。
ニューアイテム [音楽]
拙宅のレコードのクリーニングは、激落くんとデンターシステマを使った水洗いから始まり、激落くんを中性洗剤に変えた。
それから水道水のフィルターを導入し、拭き上げはクロスを使っていた。
GRFさんに超音波洗浄機を頂いてからはレコードのノイズが大幅に減り、ほぼ満足のいくコンディションになっており、今では超音波洗浄器を手放せない。
GRFさん、本当にありがとうございます。
洗浄自体は、超音波洗浄で申し分ないのだが、最後の仕上げにまだ一部問題がある。
仕上はクロスを使っているが、水分が僅かに残った状態でクロスを使い、水分と溝に残った僅かなゴミを一緒に取り除く必要がある。上手くいけばチリチリが無くなるが、失敗するど水分だけがとれチリチリが残る時があるのだ。
水分が少なすぎてもダメで、この場合も溝の中の僅かなゴミは取れないようだ。
逆にクロスが水分でベチャベチャになってもチリチリが残る時があることも分かってきた。
試しに、フィルター通過後の水道水で超音波洗浄し、そのまま乾燥してさせても、レコードを聴くとチリチリ言うのだ。これは、かなり細かなものまで取り除く拙宅のフィルターでも、フィルター後の水の中にはまた細かな粒子が残っており、それが溝に溜まっていると思われる。
蒸留水を使ってみるという選択肢もあるが試してはいなかった。
というのも超音波洗浄に蒸留水を使用しても数枚洗っていると、徐々に洗浄器内の水が汚れてくるからだ。なので最初の間に洗浄するレコードは良いが、後に洗浄するレコードは、汚れた水を使うことになってしまう。
こうなると蒸留水を相当な量準備する必要が出てくるので、あまり現実的ではないと判断した。
それで仕方なく、クロスでの拭き上げを職人の域まで極めるしか無いと思っていた。
上手く行く時はレコードがかなり綺麗になっていて、聴いても殆どチリチリしない。
しかし、失敗した時はチリチリが多かったりもする。
気温や湿度で仕上がり具合が変わってくることは分かったが、なかなかコンスタントに綺麗に仕上げられないでいた。
試しに、噴き上げをケルヒャーの窓ガラス拭きで試してみたが、まだクロスの方がマシだった。
このような具合だったので、仕上げに失敗した時は、再度レコードを濡らしてから改めてクロスで仕上げていたのである。
それでもノイズなしを100%とすると、従来80%くらいだったのを仕上げがうまく行けば95%くらいまで綺麗にする事ができた。
上手く行がない時は85%〜90%くらいだろうか。
しかし、ここの僅か5%〜10%くらいの違いが、スピーカーから出てくる音では大きな違いとなる。
ノイズがなければ、S/N良く演奏により集中でき、これがこの上ない感動に繋がるのだが、チリチリ言うとこちらが気になり演奏に集中できない。
開き直って聴いてる分には問題ないが、レコードのノイズを減らす方向に意識が向いている分、チリチリに敏感になっているため、余計にこれが気になるのだ。
気にならないようにするには、更に仕上げの腕を磨くしかない。
こんな思いでこれまで洗浄を続けてきた。
仕上げに失敗しても何度かやり直して、まあまあ綺麗にできるようにはなってきたと思う。

そんな中、最近レコード屋の店長と洗浄について話す機会があった。
うちは超音波洗浄だがレコード屋ではVPIを使っていると言うのだ。
運良く、手持ちのレコードをVPIで洗浄してもらう事ができた。
洗浄はVPIのレコードクリーナーにレコードの乗せ、クリーニング液で洗い、その後VPIのバキューム機能で汚れをクリーニング液ごと吸い取るというものである。
そして、バキューム後のレコードの音を聴かせてもらったところ、これがビックリ仰天。
チリチリが全くないのである。
レコードの洗浄は、超音波洗浄派とバキューム派に分かれており、それぞれ言い分があるようだ。
両方中には両方使われている方もいらっしゃるようだ。
バキューム派の中では、VPIはかなり有名だ。
名前を知らない人のほうが少ないだろう。
小生も名前こそ知ってはいたが、ろくな洗浄も出来ずにバキュームだけやっても意味ないんじゃないかと思っていた。
しかし、今回レコード屋さんで実際にVPIのバキュームを経験し、しかもレコード屋さんが使われているという事で説得力があった。
そこで直ぐにVPIのレコードクリーナーを探してみたところ、程度の良い中古品がオーディオショップに出ていたので迷わず入手。
早速、小生が苦戦していた最後の仕上げの部分にこのVPIのバキュームを使ってみることにした。
まず初めに、拙宅でこれまで何度か洗浄し、僅かにチリチリがあるレコードを数枚準備した。
これらを一度超音波洗浄した。
超音波洗浄後のレコードをVPIのバキュームにかけてみると、あっさりとチリチリが無くなったではないか。
これまでの自分の苦労はなんだったんだろう。
こんなにあっさりと綺麗になるとは。
これまで、僅かにチリチリしていた部分がほぼ無音に。
職人の域までクロスによる拭き上げの技を磨く必要もなくなってしまった。
従来のクロスによる手作業では頑張っても95%くらいだったものが、97%くらい下手すると99%くらいにはなったのではないだろうか。
これでもチリチリする部分は元々ある傷やスレだと思われるので諦めるしかない。

という具合で、今後はクロスによる職人技を磨くことは諦めて、VPIに頼ろうと思う。
これまで頑張って洗浄したレコード達も改めて洗浄し直しているところである。
まだ手順の見直しが必要かもしれないが、今のところは、以下の手順にしている。
(1)中性洗剤とデンターシステマのフィルターした水道水による洗浄。
(2)超音波洗浄器と超音波洗浄液による洗浄。
(3)フィルターした水道水での濯ぎ。
(4)VPIによるバキューム
そう言えば、レコードの洗浄を始めた当初、激落くんだとチリチリが残り、これを中性洗剤に変えたらチリチリが無くなったと思っていたが、恐らく激落くんの時の仕上げが悪かったのではないかと思われる。
今、激落くんを使うと恐らくチリチリ言わないのではないかと思う。
まだ激落くんが残っているので、近いうちにこの辺りも試してみようと思う。
というわけで、従来より更にS/Nの良いアナログサウンドを実現できた。
もう超音波洗浄器もVPIも手放せなない。
それから水道水のフィルターを導入し、拭き上げはクロスを使っていた。
GRFさんに超音波洗浄機を頂いてからはレコードのノイズが大幅に減り、ほぼ満足のいくコンディションになっており、今では超音波洗浄器を手放せない。
GRFさん、本当にありがとうございます。
洗浄自体は、超音波洗浄で申し分ないのだが、最後の仕上げにまだ一部問題がある。
仕上はクロスを使っているが、水分が僅かに残った状態でクロスを使い、水分と溝に残った僅かなゴミを一緒に取り除く必要がある。上手くいけばチリチリが無くなるが、失敗するど水分だけがとれチリチリが残る時があるのだ。
水分が少なすぎてもダメで、この場合も溝の中の僅かなゴミは取れないようだ。
逆にクロスが水分でベチャベチャになってもチリチリが残る時があることも分かってきた。
試しに、フィルター通過後の水道水で超音波洗浄し、そのまま乾燥してさせても、レコードを聴くとチリチリ言うのだ。これは、かなり細かなものまで取り除く拙宅のフィルターでも、フィルター後の水の中にはまた細かな粒子が残っており、それが溝に溜まっていると思われる。
蒸留水を使ってみるという選択肢もあるが試してはいなかった。
というのも超音波洗浄に蒸留水を使用しても数枚洗っていると、徐々に洗浄器内の水が汚れてくるからだ。なので最初の間に洗浄するレコードは良いが、後に洗浄するレコードは、汚れた水を使うことになってしまう。
こうなると蒸留水を相当な量準備する必要が出てくるので、あまり現実的ではないと判断した。
それで仕方なく、クロスでの拭き上げを職人の域まで極めるしか無いと思っていた。
上手く行く時はレコードがかなり綺麗になっていて、聴いても殆どチリチリしない。
しかし、失敗した時はチリチリが多かったりもする。
気温や湿度で仕上がり具合が変わってくることは分かったが、なかなかコンスタントに綺麗に仕上げられないでいた。
試しに、噴き上げをケルヒャーの窓ガラス拭きで試してみたが、まだクロスの方がマシだった。
このような具合だったので、仕上げに失敗した時は、再度レコードを濡らしてから改めてクロスで仕上げていたのである。
それでもノイズなしを100%とすると、従来80%くらいだったのを仕上げがうまく行けば95%くらいまで綺麗にする事ができた。
上手く行がない時は85%〜90%くらいだろうか。
しかし、ここの僅か5%〜10%くらいの違いが、スピーカーから出てくる音では大きな違いとなる。
ノイズがなければ、S/N良く演奏により集中でき、これがこの上ない感動に繋がるのだが、チリチリ言うとこちらが気になり演奏に集中できない。
開き直って聴いてる分には問題ないが、レコードのノイズを減らす方向に意識が向いている分、チリチリに敏感になっているため、余計にこれが気になるのだ。
気にならないようにするには、更に仕上げの腕を磨くしかない。
こんな思いでこれまで洗浄を続けてきた。
仕上げに失敗しても何度かやり直して、まあまあ綺麗にできるようにはなってきたと思う。

そんな中、最近レコード屋の店長と洗浄について話す機会があった。
うちは超音波洗浄だがレコード屋ではVPIを使っていると言うのだ。
運良く、手持ちのレコードをVPIで洗浄してもらう事ができた。
洗浄はVPIのレコードクリーナーにレコードの乗せ、クリーニング液で洗い、その後VPIのバキューム機能で汚れをクリーニング液ごと吸い取るというものである。
そして、バキューム後のレコードの音を聴かせてもらったところ、これがビックリ仰天。
チリチリが全くないのである。
レコードの洗浄は、超音波洗浄派とバキューム派に分かれており、それぞれ言い分があるようだ。
両方中には両方使われている方もいらっしゃるようだ。
バキューム派の中では、VPIはかなり有名だ。
名前を知らない人のほうが少ないだろう。
小生も名前こそ知ってはいたが、ろくな洗浄も出来ずにバキュームだけやっても意味ないんじゃないかと思っていた。
しかし、今回レコード屋さんで実際にVPIのバキュームを経験し、しかもレコード屋さんが使われているという事で説得力があった。
そこで直ぐにVPIのレコードクリーナーを探してみたところ、程度の良い中古品がオーディオショップに出ていたので迷わず入手。
早速、小生が苦戦していた最後の仕上げの部分にこのVPIのバキュームを使ってみることにした。
まず初めに、拙宅でこれまで何度か洗浄し、僅かにチリチリがあるレコードを数枚準備した。
これらを一度超音波洗浄した。
超音波洗浄後のレコードをVPIのバキュームにかけてみると、あっさりとチリチリが無くなったではないか。
これまでの自分の苦労はなんだったんだろう。
こんなにあっさりと綺麗になるとは。
これまで、僅かにチリチリしていた部分がほぼ無音に。
職人の域までクロスによる拭き上げの技を磨く必要もなくなってしまった。
従来のクロスによる手作業では頑張っても95%くらいだったものが、97%くらい下手すると99%くらいにはなったのではないだろうか。
これでもチリチリする部分は元々ある傷やスレだと思われるので諦めるしかない。

という具合で、今後はクロスによる職人技を磨くことは諦めて、VPIに頼ろうと思う。
これまで頑張って洗浄したレコード達も改めて洗浄し直しているところである。
まだ手順の見直しが必要かもしれないが、今のところは、以下の手順にしている。
(1)中性洗剤とデンターシステマのフィルターした水道水による洗浄。
(2)超音波洗浄器と超音波洗浄液による洗浄。
(3)フィルターした水道水での濯ぎ。
(4)VPIによるバキューム
そう言えば、レコードの洗浄を始めた当初、激落くんだとチリチリが残り、これを中性洗剤に変えたらチリチリが無くなったと思っていたが、恐らく激落くんの時の仕上げが悪かったのではないかと思われる。
今、激落くんを使うと恐らくチリチリ言わないのではないかと思う。
まだ激落くんが残っているので、近いうちにこの辺りも試してみようと思う。
というわけで、従来より更にS/Nの良いアナログサウンドを実現できた。
もう超音波洗浄器もVPIも手放せなない。
アレキサンドライト邸にお邪魔してきました。 [音楽]
Studio K'sというサイトをご存知だろうか?
その昔、オーディオの凄腕の方々のオーディオ遍歴などが掲載されていたサイトである。
オーディオを長くやられている方なら、知らない方はいないであろう。
小生も当ブログを始める前から、Studio K'sのサイトを拝見ていた。
もう20年以上前の事である。
当時は全く縁もなく、その道の凄腕の方達がオーディオについてあれこれ試行錯誤されていたのを、横目で眺めていた。
しかし当ブログを始めてから数年が経った頃、このStudio K'sに登場されていた方のお宅にも何件かお邪魔させて頂く事ができるようになった。
その甲斐あって、あそこに登場される凄腕の方々のサウンドをこの耳で聞く事ができ、大変貴重な経験となっている。
勿論今の拙宅のサウンドの礎にもなっている。
先日、4月にお邪魔した夜香さんのお知り合いのアレキサンドライトさんのお宅に、taoさんとお邪魔させて頂いた。
4月にお聞かせ頂いた夜行さんのサウンドが凄く衝撃だったので、その夜行さんと交流させているアレキサンドライトさんのサウンドも凄そうだなと、ある程度覚悟はしていたのだが。
聴かせて頂いたサウンドは、やはり、これまた凄いものであった。
そして、色々とお話しさせて頂く中で、アレキサンドライトさんは当時Studio K'sに登場されていた凄腕のほとんどの方と交流されていらっしゃる事が分かった。
しかも今も交流されている。
当時のあの熱量を持ったまま、あれから20年以上もいろいろと情報交流や試行錯誤をされ続けていらっしゃるのだから、それは凄い音が出てくることは容易に想像できる。
今日のサウンドを聴いて納得納得したのであった。

アレキサンドライトさんは、 CelloのスピーカーとJBLのスピーカーの両刀使いである。
それぞれ専用のオーディオルームをお持ちである。
まずはCelloのシステムから聴かせて頂くことに。

こちら、Cello Stradivari Grandmasterである。
こんなとんでもないスピーカーのシステムの追い込まれたサウンドを我がオーディオ人生において聴けるとは想像もしていなかった。
プリから先、パワーアンプ、スピーカー、そしてケーブルに至るまで、スタート全てCelloで統一されている。
ケーブルまでもCelloと一貫されているところが、アレキサンドライトさんのオーディオに対する並々ならぬ情熱を物語っているだろう。
小生はレコードこそ何年も探し続けているが、オーディオを長年に渡り探し続けられているという物凄い執念には共感できる。
そして出てきたサウンドは、やはりその執念を感じさせる重厚なものであった。
こちらが、Celloのプリ軍である。
Encoreだけではないところがまた凄い。
マニア垂涎の機材がこれだけ揃ったのを眺めるとため息が出てくるね。

PALETTEで、より細やかなところを調整されているとのこと。

そしてこちがが、モノラルパワー
PERFORMANCEは電源とアンプに分けれているので4筐体で1セットである。
う~ん、ため息しか出てこない。凄すぎ。

という機材で、小生がジャズ好きということもあり、まず手始めにワルツフォーデビーのSACDからから、その後ECMなどを掛けて頂くことに。
第一印象は、美音である。
物凄く美音だと思った。メチャクチャ音色が良い。
Celloは遠い昔にRNCOREだけで聴いたことはあったが、その音の記憶は何処へ。
もう記憶には残っていなかった。
というわけで、殆ど初耳であるが、生粋のCelloの音色は物凄く鼻音で、物凄く好きな音であった。
小生はレビンソンの音色が好きだが、このCelloの音色もやはり物凄く好きな音である。
しかし、このような天井まで聳え立つスピーカーの音像定位はどうか皆興味があると思うのだが。
小生は、高域はスピーカーの上から降り注ぐように音がくるのかと想像していた。
これが不思議なことに、我々が聴いている普通のスピーカー同様に、耳の高さあたりに音像が並んで聴こえる。これには驚いた。
Celloのシステムは目ざまが悪いようで、冒頭の一、二曲は、スピーカーの音が壁に張り付いたような感じがしていたが、時間が進むにつれ、音がどんどん中央に集まってきた。
3曲目辺りからは、音像定位も安定してきて、違和感がなくなってきた。
これは、あの200kgあるスピーカーのセッティングもなされているとだと直ぐに分かった。
それ以降は、素晴らしいサウンドのオンパレードである。
手持ちしたマイルスのRound Anout Midnight。
遂にデジタルもここまできたかと唸らされるサウンドである。
綿密でありながら、音が薄くない。

アレキサンドライトさんは、フランス メトロノームのトランスポートとDACをお使いである。
このクラスのDACを使いこなせる方は、国内に数えるほどしかいないと思うが、今回このような贅沢なシステムでMilesがどのようになるのか聴かせて頂けて、とても有意義であった。
アレキサンドライトさんも仰っていたが、このメトロノームは、高解像度なだけではなく、音楽的になるようである。
音色良く、しっかりと本来演奏自体が持っているグルーブ感やノリといったものも表現してくれる。
やはりこのクラスの送り出しがないと、アナログと対等に争えないなと思った。
デジタルはやはり新しいものが良い音するね。
最後に、アレキサンドライトさんのリファレンスである内田光子とスタインバーグのモーツァルト ヴァイオリンソナタ集を掛けて頂いた。
これには心底唸らされた。
この盤は小生も勿論持っているし、また色々な所で聴かせて頂いてもいる。
しかし、今回聴かせて頂いたものは、従来の盤のイメージを根底から覆すものであった。
大きく違うなと思ったのが、ピアノの厚みである。
これまで聴いたことがあったのは、内田光子のピアノとスタインバーグのヴァイオリンが、1:1くらいの割合で演奏しているかのような雰囲気であった。
しかし、今回は違う。
完全に内田光子のピアノが主役で、ヴァイオリンが脇役に徹している。
これまではどちらの演奏も素晴らしく、どちらも楽しめるくらいにしか考えていなかった。
しかし、ここではどちらの演奏も素晴らしいのはもちろんなのだが、主役と脇役の掛け合いというのがよく分かるのである。
根底にはピアノの音の厚みが大きく影響していると思った。
とにかくピアノの厚みが半端ないのである。
Celloの30cm2発のウーファーと、それを軽く制動できるCelloのアンプ群は、半端ではない。
このダブルウーファーをこんなに易々と制動できるものかと、Celloのアンプの凄さを知ってしまった。
低域の遅れというものを全く感じさせない。
Celloのアンプ群は、あのツイーターとスコーカー群、そしてダブルウーファーを完全に自分のものにしている。スピーカーのことも完全に把握しきっている。
昔から、同じメーカーのプリ・パワーを使うというセオリーがある。
下手な組み合わせよりも、同じメーカーのプリ・パワーの方がよっぽど良い音するよということ。
それはそのはず。オーディオのプロ中のプロが音合わせをしたものであるのだから、我々アマチュアとはわけが違うのである。
Celloが到達したサウンドの頂点といっても良いのではないだろうか。
そのサウンドで内田光子の演奏が流れている。
かつて、この内田光子の盤をここまでならせたシステムはあっただろうか?
この上ない感動が沸き上がってきたのである。あのサウンドは凄い。
小生も長いオーディオ人生ではあるが、また一つ心に刻まれた音であった。
というわけで、超絶サウンドを堪能したところで、一息。
こちらが現役ではないが、アレキサンドライトさんがこれまでお使いになられた機材の一部である。
いや、もう博物館級だ。普通は真似できない。

昔のMundは良いね。

ロクサンのプレーヤーはオリジナルとのこと。

その後、2階のオーディオルームへ移動することになった。
2階はJBLの部屋である。
4台のJBL Project K2 S9500が出迎えてくれる。

写真は2つしか映ってないが、後ろにもう2台ある。
小生もその昔Passのパワーアンプを使っていたが、アレキサンドライトさんは、そのハイエンドクラスのアンプで鳴らされている。
そして32Lもお使いになられていた。
その他のハイエンド機器は聴くのもこの目で見るのも初めてで、度肝を抜かれてしまった。

こちらの機材も博物館級である。


こちらがアナログプレーヤー。
SMEとリニアトラッキングアームのダブルアームだ。

こちらではアナログを掛けられるということで、手持ちの盤を何枚か掛けて頂いた。
実は、Project K2 S9500は一度聴いてみたいと思っていた。
自分でも買ってみたいと思った時期もあるスピーカーである。
そんなスピーカで聴けるのだからと、聴きたい盤をもってきたのである。
ワクワクしながら、1枚目を掛けて頂いた。
Dave PikeのPike’s Peakである。1曲目のWhy Notから。

Herbie Lewisの渋っぶいベースソロから始まる。
そこからDave PikeのヴィブラフォンとBill Evansのピアノが入ってくる。
この出だしの緊張感が一番の醍醐味である。
カッコいい!!!これはカッコいい音だと思った。
まず部屋、装置もカッコいいが、更に出てくる音もカッコいいのである。
このオーディオルームはアレキサンドライトさんのセンスの絡まりである。
確かにオーディオは音だけではなく、カッコよさも必要だと思っているが、なかなか真似はできないものだ。ここではそれをやられているのである。
実に羨ましいと思った。
そして、Ann BurtonのBallads & Burtonである。
It Never Entered My Mind。

心底グッとくる歌声である。こういう曲をひとりでじっくり堪能するという快感をオーディオマニアなら味わったことがあるだろう。
いやあ、こういう曲をもっと堪能したいと思った。
それからMilesのペットも聴きたかったのでCookin’から。
My Funny Valentineを

こちらもどれほどグッとくるかであるが、こちらも心底痺れる演奏であった。
最後にRed GarlandのRed's Good Grooveから、
Red's Good Grooveを掛けて頂いた。

テンポ良いスリリングな演奏がハードバップの醍醐味である。
5人の演奏がこの大きなオーディオルームに展開される。
いやあ、この演奏もやはりカッコいい!!!
taoさんもカッコいいに頷いていらっしゃった。
なぜあんなにカッコいい演奏になるのか?
それは、あのスピーカと機材軍と長く向き合ったアレキサンドライトさんにか分からないであろう。
拙宅もJAZZはカッコいい演奏にしてみたい、そう思わされたサウンドであった。
アレキサンドライトさん、今回はお誘い下さりありがとうございました。
あのサウンドを聴かされた者としては、お誘いするのに恐縮してしまっております。
が、引き続き交流のほどよろしくお願いします。
その昔、オーディオの凄腕の方々のオーディオ遍歴などが掲載されていたサイトである。
オーディオを長くやられている方なら、知らない方はいないであろう。
小生も当ブログを始める前から、Studio K'sのサイトを拝見ていた。
もう20年以上前の事である。
当時は全く縁もなく、その道の凄腕の方達がオーディオについてあれこれ試行錯誤されていたのを、横目で眺めていた。
しかし当ブログを始めてから数年が経った頃、このStudio K'sに登場されていた方のお宅にも何件かお邪魔させて頂く事ができるようになった。
その甲斐あって、あそこに登場される凄腕の方々のサウンドをこの耳で聞く事ができ、大変貴重な経験となっている。
勿論今の拙宅のサウンドの礎にもなっている。
先日、4月にお邪魔した夜香さんのお知り合いのアレキサンドライトさんのお宅に、taoさんとお邪魔させて頂いた。
4月にお聞かせ頂いた夜行さんのサウンドが凄く衝撃だったので、その夜行さんと交流させているアレキサンドライトさんのサウンドも凄そうだなと、ある程度覚悟はしていたのだが。
聴かせて頂いたサウンドは、やはり、これまた凄いものであった。
そして、色々とお話しさせて頂く中で、アレキサンドライトさんは当時Studio K'sに登場されていた凄腕のほとんどの方と交流されていらっしゃる事が分かった。
しかも今も交流されている。
当時のあの熱量を持ったまま、あれから20年以上もいろいろと情報交流や試行錯誤をされ続けていらっしゃるのだから、それは凄い音が出てくることは容易に想像できる。
今日のサウンドを聴いて納得納得したのであった。

アレキサンドライトさんは、 CelloのスピーカーとJBLのスピーカーの両刀使いである。
それぞれ専用のオーディオルームをお持ちである。
まずはCelloのシステムから聴かせて頂くことに。

こちら、Cello Stradivari Grandmasterである。
こんなとんでもないスピーカーのシステムの追い込まれたサウンドを我がオーディオ人生において聴けるとは想像もしていなかった。
プリから先、パワーアンプ、スピーカー、そしてケーブルに至るまで、スタート全てCelloで統一されている。
ケーブルまでもCelloと一貫されているところが、アレキサンドライトさんのオーディオに対する並々ならぬ情熱を物語っているだろう。
小生はレコードこそ何年も探し続けているが、オーディオを長年に渡り探し続けられているという物凄い執念には共感できる。
そして出てきたサウンドは、やはりその執念を感じさせる重厚なものであった。
こちらが、Celloのプリ軍である。
Encoreだけではないところがまた凄い。
マニア垂涎の機材がこれだけ揃ったのを眺めるとため息が出てくるね。

PALETTEで、より細やかなところを調整されているとのこと。

そしてこちがが、モノラルパワー
PERFORMANCEは電源とアンプに分けれているので4筐体で1セットである。
う~ん、ため息しか出てこない。凄すぎ。

という機材で、小生がジャズ好きということもあり、まず手始めにワルツフォーデビーのSACDからから、その後ECMなどを掛けて頂くことに。
第一印象は、美音である。
物凄く美音だと思った。メチャクチャ音色が良い。
Celloは遠い昔にRNCOREだけで聴いたことはあったが、その音の記憶は何処へ。
もう記憶には残っていなかった。
というわけで、殆ど初耳であるが、生粋のCelloの音色は物凄く鼻音で、物凄く好きな音であった。
小生はレビンソンの音色が好きだが、このCelloの音色もやはり物凄く好きな音である。
しかし、このような天井まで聳え立つスピーカーの音像定位はどうか皆興味があると思うのだが。
小生は、高域はスピーカーの上から降り注ぐように音がくるのかと想像していた。
これが不思議なことに、我々が聴いている普通のスピーカー同様に、耳の高さあたりに音像が並んで聴こえる。これには驚いた。
Celloのシステムは目ざまが悪いようで、冒頭の一、二曲は、スピーカーの音が壁に張り付いたような感じがしていたが、時間が進むにつれ、音がどんどん中央に集まってきた。
3曲目辺りからは、音像定位も安定してきて、違和感がなくなってきた。
これは、あの200kgあるスピーカーのセッティングもなされているとだと直ぐに分かった。
それ以降は、素晴らしいサウンドのオンパレードである。
手持ちしたマイルスのRound Anout Midnight。
遂にデジタルもここまできたかと唸らされるサウンドである。
綿密でありながら、音が薄くない。

アレキサンドライトさんは、フランス メトロノームのトランスポートとDACをお使いである。
このクラスのDACを使いこなせる方は、国内に数えるほどしかいないと思うが、今回このような贅沢なシステムでMilesがどのようになるのか聴かせて頂けて、とても有意義であった。
アレキサンドライトさんも仰っていたが、このメトロノームは、高解像度なだけではなく、音楽的になるようである。
音色良く、しっかりと本来演奏自体が持っているグルーブ感やノリといったものも表現してくれる。
やはりこのクラスの送り出しがないと、アナログと対等に争えないなと思った。
デジタルはやはり新しいものが良い音するね。
最後に、アレキサンドライトさんのリファレンスである内田光子とスタインバーグのモーツァルト ヴァイオリンソナタ集を掛けて頂いた。
これには心底唸らされた。
この盤は小生も勿論持っているし、また色々な所で聴かせて頂いてもいる。
しかし、今回聴かせて頂いたものは、従来の盤のイメージを根底から覆すものであった。
大きく違うなと思ったのが、ピアノの厚みである。
これまで聴いたことがあったのは、内田光子のピアノとスタインバーグのヴァイオリンが、1:1くらいの割合で演奏しているかのような雰囲気であった。
しかし、今回は違う。
完全に内田光子のピアノが主役で、ヴァイオリンが脇役に徹している。
これまではどちらの演奏も素晴らしく、どちらも楽しめるくらいにしか考えていなかった。
しかし、ここではどちらの演奏も素晴らしいのはもちろんなのだが、主役と脇役の掛け合いというのがよく分かるのである。
根底にはピアノの音の厚みが大きく影響していると思った。
とにかくピアノの厚みが半端ないのである。
Celloの30cm2発のウーファーと、それを軽く制動できるCelloのアンプ群は、半端ではない。
このダブルウーファーをこんなに易々と制動できるものかと、Celloのアンプの凄さを知ってしまった。
低域の遅れというものを全く感じさせない。
Celloのアンプ群は、あのツイーターとスコーカー群、そしてダブルウーファーを完全に自分のものにしている。スピーカーのことも完全に把握しきっている。
昔から、同じメーカーのプリ・パワーを使うというセオリーがある。
下手な組み合わせよりも、同じメーカーのプリ・パワーの方がよっぽど良い音するよということ。
それはそのはず。オーディオのプロ中のプロが音合わせをしたものであるのだから、我々アマチュアとはわけが違うのである。
Celloが到達したサウンドの頂点といっても良いのではないだろうか。
そのサウンドで内田光子の演奏が流れている。
かつて、この内田光子の盤をここまでならせたシステムはあっただろうか?
この上ない感動が沸き上がってきたのである。あのサウンドは凄い。
小生も長いオーディオ人生ではあるが、また一つ心に刻まれた音であった。
というわけで、超絶サウンドを堪能したところで、一息。
こちらが現役ではないが、アレキサンドライトさんがこれまでお使いになられた機材の一部である。
いや、もう博物館級だ。普通は真似できない。

昔のMundは良いね。

ロクサンのプレーヤーはオリジナルとのこと。

その後、2階のオーディオルームへ移動することになった。
2階はJBLの部屋である。
4台のJBL Project K2 S9500が出迎えてくれる。

写真は2つしか映ってないが、後ろにもう2台ある。
小生もその昔Passのパワーアンプを使っていたが、アレキサンドライトさんは、そのハイエンドクラスのアンプで鳴らされている。
そして32Lもお使いになられていた。
その他のハイエンド機器は聴くのもこの目で見るのも初めてで、度肝を抜かれてしまった。

こちらの機材も博物館級である。


こちらがアナログプレーヤー。
SMEとリニアトラッキングアームのダブルアームだ。

こちらではアナログを掛けられるということで、手持ちの盤を何枚か掛けて頂いた。
実は、Project K2 S9500は一度聴いてみたいと思っていた。
自分でも買ってみたいと思った時期もあるスピーカーである。
そんなスピーカで聴けるのだからと、聴きたい盤をもってきたのである。
ワクワクしながら、1枚目を掛けて頂いた。
Dave PikeのPike’s Peakである。1曲目のWhy Notから。

Herbie Lewisの渋っぶいベースソロから始まる。
そこからDave PikeのヴィブラフォンとBill Evansのピアノが入ってくる。
この出だしの緊張感が一番の醍醐味である。
カッコいい!!!これはカッコいい音だと思った。
まず部屋、装置もカッコいいが、更に出てくる音もカッコいいのである。
このオーディオルームはアレキサンドライトさんのセンスの絡まりである。
確かにオーディオは音だけではなく、カッコよさも必要だと思っているが、なかなか真似はできないものだ。ここではそれをやられているのである。
実に羨ましいと思った。
そして、Ann BurtonのBallads & Burtonである。
It Never Entered My Mind。

心底グッとくる歌声である。こういう曲をひとりでじっくり堪能するという快感をオーディオマニアなら味わったことがあるだろう。
いやあ、こういう曲をもっと堪能したいと思った。
それからMilesのペットも聴きたかったのでCookin’から。
My Funny Valentineを

こちらもどれほどグッとくるかであるが、こちらも心底痺れる演奏であった。
最後にRed GarlandのRed's Good Grooveから、
Red's Good Grooveを掛けて頂いた。

テンポ良いスリリングな演奏がハードバップの醍醐味である。
5人の演奏がこの大きなオーディオルームに展開される。
いやあ、この演奏もやはりカッコいい!!!
taoさんもカッコいいに頷いていらっしゃった。
なぜあんなにカッコいい演奏になるのか?
それは、あのスピーカと機材軍と長く向き合ったアレキサンドライトさんにか分からないであろう。
拙宅もJAZZはカッコいい演奏にしてみたい、そう思わされたサウンドであった。
アレキサンドライトさん、今回はお誘い下さりありがとうございました。
あのサウンドを聴かされた者としては、お誘いするのに恐縮してしまっております。
が、引き続き交流のほどよろしくお願いします。
サキコロのセカンドプレスプレスが・・・ [音楽]
ヤフオクに出品されているサキコロのセカンドプレスが25万を超えた。
エッ?とビックリしてして、空いた口が塞がらない。
昔、サキコロのセカンドプレスを買い、聴いて音の悪さにガッカリした苦い思い出が頭を過ぎる。
確かに盤もジャケもピカピカなようで、昨今ではこのような綺麗なものは、高騰してしまうようで仕方がないのかもしれない。時代の流れには逆らえないか。
普通ならセカンドプレスという事で、敬遠されそうなのだが。
しかし、いったいどうしてこんなに高音が付いているのか考えてみた。
・まず、盤もジャケもセカンドである。
・ラベルはN.J.でセカンド。
・ジャケも裏面をみるとセカンドである。
・しかし、盤もジャケもピカピカの状態。
・両溝DG有り
・FLATエッジではなくGG
・刻印は、
A面:PRLP-7079-A 手彫りRVG 手彫りAB 補助マトリクスA
B面:PRLP-7079-B 手彫りRVG 手彫りAB 補助マトリクスA
以上のようになっている。

そそられる点を考えてみた。
第一にピカ盤、ピカジャケという点だろう。
第二にDG溝ありという点だ。三大レーベルに代表されるようにやはり溝があると安心する。
第三に刻印だろう
その1 手彫りRVG
VANGELDERのサインだが、これには手彫りのものとスタンプのものがあり、手彫りのものが古いとされている。古い=オリジナルに近いというわけである。
その2 手彫りAB
このABは、Abbey Manufacturing 社のプレスを表すものだ。この時代の盤の殆どに記させている。偶にないのがあるかもしれないが、半分ラベルに隠れているものもある。手持ちのPRESTIGEの盤にも何枚かそういうのがある。
その3 補助マトリクスA
補助マトリクスが、A面、B面共に「A」という点が大きい。
今回、これが効いているのではないだろうか。
補助マトリクスには、A、B、C、D、E、Fなどがあり、Aか古いとされている。
それがA面、B面共に「A」なのだから、これは盤はオリジナルに違いないのではないだろうか?
という訳で、今回の肝になるのがこの補助マトリクスだろう。
話は変わるが、サキコロには盤のエッジの部分が丸みを帯びたグループガードGGと言われる物と、真っ直ぐになったFLATと言われるものがある。
マニアの間では、FLATがオリジナルと信じている者と、いやいや当時は色々なプレス工場があり、GGとFLATの両方が同じ時代に存在していたという者がいる。
遠い昔のことなので今となっては知る由もないのだ。
それで、この意見の対立は今も続いている。
まず初めに、FLATがオリジナルと信じている者ならば、今回のこのセカンドプレスは、そそられないだろう。オリジナルじゃないじゃんという事で即終了である。
しかし、もしかして当時GGとFLATの両方がオリジナルとして存在していたかも?と考える者ならば、この盤はもしかしてラベルはセカンドプレスだけど、盤自体はオリジナルにも見えてくる。
しかも手彫りRVGの手彫りABで、補助マトリクスがAである。
う〜ん、これはもしかして盤自体はオリジナルなのかな?
ただ一つ気をつけなければならない重要な点がある。
それは、補助マトリクスは、A、B、C、D、E、Fなどがあり、Aが一番古いというのは確かな事なのだが、これは、メタルマスターの段階でつけられたものではなく、スタンパーの段階で付けられた可能性が高いことだ。
故に、スタンパーの中では初期であっても、マスターが古ければ音は悪い可能性があるということなのだ。
まあ、皆さん分かったうえで入札されているとは思うんですすけどね。
ビックリたまげたので。
しかし、セカンドならせいぜい2万だよなあ、10倍か〜。
ヤフオクには手を出せませんなあ〜。
エッ?とビックリしてして、空いた口が塞がらない。
昔、サキコロのセカンドプレスを買い、聴いて音の悪さにガッカリした苦い思い出が頭を過ぎる。
確かに盤もジャケもピカピカなようで、昨今ではこのような綺麗なものは、高騰してしまうようで仕方がないのかもしれない。時代の流れには逆らえないか。
普通ならセカンドプレスという事で、敬遠されそうなのだが。
しかし、いったいどうしてこんなに高音が付いているのか考えてみた。
・まず、盤もジャケもセカンドである。
・ラベルはN.J.でセカンド。
・ジャケも裏面をみるとセカンドである。
・しかし、盤もジャケもピカピカの状態。
・両溝DG有り
・FLATエッジではなくGG
・刻印は、
A面:PRLP-7079-A 手彫りRVG 手彫りAB 補助マトリクスA
B面:PRLP-7079-B 手彫りRVG 手彫りAB 補助マトリクスA
以上のようになっている。

そそられる点を考えてみた。
第一にピカ盤、ピカジャケという点だろう。
第二にDG溝ありという点だ。三大レーベルに代表されるようにやはり溝があると安心する。
第三に刻印だろう
その1 手彫りRVG
VANGELDERのサインだが、これには手彫りのものとスタンプのものがあり、手彫りのものが古いとされている。古い=オリジナルに近いというわけである。
その2 手彫りAB
このABは、Abbey Manufacturing 社のプレスを表すものだ。この時代の盤の殆どに記させている。偶にないのがあるかもしれないが、半分ラベルに隠れているものもある。手持ちのPRESTIGEの盤にも何枚かそういうのがある。
その3 補助マトリクスA
補助マトリクスが、A面、B面共に「A」という点が大きい。
今回、これが効いているのではないだろうか。
補助マトリクスには、A、B、C、D、E、Fなどがあり、Aか古いとされている。
それがA面、B面共に「A」なのだから、これは盤はオリジナルに違いないのではないだろうか?
という訳で、今回の肝になるのがこの補助マトリクスだろう。
話は変わるが、サキコロには盤のエッジの部分が丸みを帯びたグループガードGGと言われる物と、真っ直ぐになったFLATと言われるものがある。
マニアの間では、FLATがオリジナルと信じている者と、いやいや当時は色々なプレス工場があり、GGとFLATの両方が同じ時代に存在していたという者がいる。
遠い昔のことなので今となっては知る由もないのだ。
それで、この意見の対立は今も続いている。
まず初めに、FLATがオリジナルと信じている者ならば、今回のこのセカンドプレスは、そそられないだろう。オリジナルじゃないじゃんという事で即終了である。
しかし、もしかして当時GGとFLATの両方がオリジナルとして存在していたかも?と考える者ならば、この盤はもしかしてラベルはセカンドプレスだけど、盤自体はオリジナルにも見えてくる。
しかも手彫りRVGの手彫りABで、補助マトリクスがAである。
う〜ん、これはもしかして盤自体はオリジナルなのかな?
ただ一つ気をつけなければならない重要な点がある。
それは、補助マトリクスは、A、B、C、D、E、Fなどがあり、Aが一番古いというのは確かな事なのだが、これは、メタルマスターの段階でつけられたものではなく、スタンパーの段階で付けられた可能性が高いことだ。
故に、スタンパーの中では初期であっても、マスターが古ければ音は悪い可能性があるということなのだ。
まあ、皆さん分かったうえで入札されているとは思うんですすけどね。
ビックリたまげたので。
しかし、セカンドならせいぜい2万だよなあ、10倍か〜。
ヤフオクには手を出せませんなあ〜。
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