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Al Haigを聴く [音楽]

丁度明日が、この2枚がレコーディングされてから70年目。
70年も昔の録音という事を全く感じさせない。
演奏も音も素晴らしい出来栄えである。

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疲れが溜まっているせいか歳のせいだか分からないが、最近ピアノトリオをよく聴くようになった。
今日もこうしてこの2枚を聴いている。
ピアノ系はやはり静かに聴きたいものではあるが、最近綺麗な10Inchなんて全く出てこなくなってしまった。
皆フランスSwing盤のほうが欲しいだろうが、自分はVogue盤で十分。
多少チリバチあるが、まあそれでもなんとか楽しめている。
Esoteric盤のほうは、たまたま綺麗なのを入手できた。

リリースされたレーベル違えど演奏もサウンドも似ていると思う。
何かに取り憑かれたように弾くAl Haigの演奏には、窮屈さを感じつつも心惹かれるものがある。
逆にこの窮屈さこそがJAZZの魅力だと思うのだが、どうだろう。

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ストレス解消に [音楽]

仕事も佳境に入って1か月半が経過した。
やはり忙しすぎると人間関係でぎくしゃくすることも出てくる。
仕事自体に面倒くささを感じることはほとんどないが、はやり人間関係は面倒臭い。
この世には違うタイプの人間はいるので仕方がないが、できれば面倒くさいのはごめんだ。

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先日、ストレス解消にと、防湿庫に眠っていたLeicaを持ち出して桜木町をぶらぶらしてみた。
カメラを持ち出すのは久しぶりである。一年に一度使うか使わないかだろう。

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カメラを使ってあげないと、ヘリコイドがダメダメになってしまいそうだし、
折角買ったバッテーリーもヘタってしまいそうそうなのに。
しかし、今はいざシャッターチャンスに出会ったときの殆どは、右の後ろポケットに
iphoneが入っているし、それを持ち出してパシャっとすれば良いわけで。
単なる記録という意味では、わざわざカメラを持ち出すまでもないのである。

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なんとも便利な世の中ではあるが、やはりLeicaをもってブラブラするというのは、そういう単なる記録だけではない、ファインダーを覗いてフレーミングして、感触のあるヘリコイドを回しながら、Leica特有の二重像のピント合わせをして、チッというLeica特有の小さくて短いシャッターを押す感触。こういう操作を楽しめるのである。

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短くて小さなシャッター音は、誰も気づかないだろう。
昔、スパイはこっそり写真を撮って情報を盗んでいたのであろうということを容易に想像させられる。

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デジカメは古いのをずっと使っている。
オーディオや他の家電同様に、年々価格は上がる一方で手を出せないし、直ぐに新しいのが出て、
型が古くなってしまい、古いものには誰も目もくれなくなり、ガラクタ同然になってしまう。
こういう使い捨て時代にLeicaやオーディオは合わないのかもしれない。

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古き良き時代、1つ持っていれば他に浮気をしない洗練されたものであった。
メンテをしながら何十年も大事に使われてきた。こういう時代にLeicaやJBLやTannoyはしっくりきていた。
昔は物が先でお金は二の次だったが、今はお金が先で物が二の次になっている。
それはカメラやオーディオだけにとどまらず、食品や医療に至ってもそうである。

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美味しいものを食べてもらいたい、苦しい病気から人を救ってあげたい。
その代わりに対価を頂く。
それが今では、自分の会社や病院で食っていかねばならない。
そのために売上や利益のノルマを達成するために、どうでも良いものを作って、めちゃくちゃな価格設定にして。お金を巻き上げる。

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売れなくなると、手を変え品を変え新しいものを出す。
しまいには、今年いっぱいでサポート打ち切りになるので、新しいのを買ってくれと。
自分たち会社のためだけに動いている時代になってしまった。

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薬だってそうである。昔は血圧なんて180超えてびっくりするくらいだった。
歳を取れば上げるのはあたり前である。
それが130超えたらとか宣伝されて、血圧を下げる薬や飲み物を売り出す。
ワクチンなどもそうである。本当に必要なのかどうか誰にも分からない。
でも出せば金になるから。すべてビジネスなのである。

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こいう時代になってしまったことは悲しいが、それに反発するというか、
こういう考えなので、新しいものには殆ど飛びつかないのである。
手持ちのLeicaはサポート打ち切られても、ちゃんと映るし、バッテリーもある。
60年前のレンズだって、めちゃくちゃ綺麗に映るのである。

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フィルム時代のM3に至っては100万回シャッターを切れると言われていた。
それには到底及ばないが10万以上切ってるが全然大丈夫である。
もっともっと使っていきたい。
今回を機に、鎌倉とかにも散策に行ってみようかと。
そう思った今回の散策であった。

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一息 [音楽]

毎週休日出勤してるので、疲れ気味。
今日は早く帰ってきたのでレコードを。
JON EARDLEYとAL HAIGの夢のコラボ。
選曲もスタンダードばかりで内容がメチャメチャ良い。
20年も前から超活躍しているだけあって、超円熟の演奏を聴ける。
1970年代もこの人達はいい演奏をしていたのだなあ。

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こちらは1957年の録音だったか。サキコロがリリースされた年。
ハードバップ絶頂期の演奏。
間違いなくDizzy Gillespieの代表曲、Birk's Worksが一番好だな。

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この盤も一度手放していたが、最近買い戻した。
今思えば、こんな良い盤を何故手放したんだろうと。
PRESTIGE時代のCOLTRANEの吹きっぷりはやっぱり好きだな。
この盤も隠れたCOLTRANEの盤というこにもなる。
この手のソロ回しが,やっぱり堪らん。
COLTRANEに続くBYRDのソロも流暢に、GARLANDも良いフレーズが続く...
さて、明日も頑張るかな。


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shanshanさんのお宅にお邪魔してきた [音楽]

繁忙期に突入した。
既に残業と休日出勤の日々が続いている。

年明け早々、こうなる前にという事でsyansyanさんのお宅にお邪魔してきた。
shanshanさんがJBLのスピーカーを導入されたということで、聴かせて頂けることになったのである。
11月にtaoさんがお邪魔されたのをblogで拝見していたが、あの頃は075が乗っかっていた。
今回は、075は乗っていない。D130だけのフルレンジである。
これまでも幾度となくJBLサウンドに心を奪われてきたが、
今回もやはり心を奪われてしまうのだろうか?

前回お邪魔したのはいつだっただろうか?
ブログを見返したら8年前だった。
https://watt3pappy2.blog.ss-blog.jp/2015-11-28-1
あの時は、全く分からないながらも、
真空管の球のコレクションに圧倒されてしまったのが記憶がある。

今回は、当時と比べるとスピーカーや機材が殆ど入れ替わっている。
この8年間何台のアンプを作られたのだろうか?そんなことをふと思った。

遡る事一日。
好きなれコーを持ってきてくださいとの事だったので、何をもっていこうか考えていた。
そう言えば、前回拙宅でのオフ会の際、変化球の盤ばかりを掛けてしまい、
全く一般ウケしなかったことを思い出したのだが、案の定メジャーな盤をとのリクエストを頂いた。
まあ、そりゃそうだよなあと。
しかし、メジャーな盤とはどの盤なのだろう?
考えてみると手持ちにそんな盤はあんまりないのかもしれないと思った。
またCDとレコードの聴き比べもしてみたいとのリクエストもあったが、両方を持ってる盤ってあったっけ?
それで、数少ないレコードの棚を漁ってみたところ、何枚か出てきたのでこの辺りの盤を持っていく事にした。普段は沢山持ち込まないのだけれど、盤のリクエストを頂けたし、JBLのスピーカで聴ける
絶好の機会なので気兼ねなく持ち込ませて頂くことにした。

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当日、早速お邪魔すると、JBLのスピーカーが目に飛び込んできた。
オリジナルのネットだろうか、JBLのロゴも見える。
部屋の雰囲気やクワドラのラックとも絶妙にマッチした、そのミッドセンチュリーの雰囲気は見ているだけで心を満たされる。
JBL Viscount!
流石の貫禄である。
なんでもかかってこいとでも言っているかのようないでたちである。
これからどんな演奏を奏でてくれるのか、心躍らされる気分だ。

一通り機材の説明を頂き、早速オフ会はスタートした。

まずは、慣らしということでターンテーブルにレコードが乗せられ、針が落とされた...
出てきたサウンドは、柔らかくほぐれたサウンドである。
軽い!
軽々と音楽が流れてきた。
そしてこの柔らかさ!
これらJBLの最大の魅力だろう。そう思った。

冒頭のレコードに続き、CDから掛けて頂く。
CDも柔らかな音だ。CDもレコードもどちらも柔らかいサウンドである。
CDを2曲ほど掛けて頂いた頃には、音像が耳の高さまで上がってきて、違和感ないサウンドステージが展開された。DACが暖まってきたのだろうか。耳が馴染んできたのもあるだろう。
この頃には、音場が広く丁度よい塩梅に展開されている。
やはり広い音場感は聴いていて気持ちが良いものである。

そして、名盤と言われる盤を、次から次へと掛けて頂いた。
同じタイトルの盤をshanshanさんも多数お持ちだったので、どちらの盤が音が良いか聴き比べしながら聴いていった。
やはり盤が違えば、出てくる音が大きく異なる。

shanshanさんは、CDでジャズを聴くこと音割れが偶にあると仰っていた。
実は拙宅もそうである。
自分が思っているのは、ジャズはクラシックに比べると音圧レベルが高いものが多い。
感覚的にレベルが高い盤で割れる傾向にありそうだと思っている。
手持ちのクラッシックのCDで音割れした記憶はなかったと思う。
そんなことをshanshanと話しながら聴き進めていった。

デジタルも和らかな音である。やはりこういうリラックスできる音というのは、
仕事帰りの疲れた体を癒してくれそうである。
しかも、柔らかな、軽やかなサウンドというのは、今まで経験しているが、
少し、いや大きく音の傾向は違うような気がした。
昔は、JBLのサウンドというのは確かに和らかいとは思ったが、情報という点では少なかったし、なんとなく雰囲気で鳴らしていたというかそういうサウンドを聴いたことが多かったと思う。
悪く言えば、滲んているというか。
それが、今回は情報の不足はなく、もっと実態感や実在感、人がそこにいるような感覚があるような、そんな気がした。
JBLも使い込んでことのない輩が何を偉そうにと言われるかもしれないが、まあそこは初心者の意見として聴いて頂きたい。
このシステムでクラシックを聴くと、しっかりと奥行きのある音場が展開するだろうと思った。
いやあ、CDもレコードもどちらも良い音で、ある意味凹んでしまった。

手持ちの盤は、できるだけCDタイトルと同じレコードも持ち込ませて頂いた。
途中、MilesのRound MidnightのCDを掛けて頂いたが、かなり良い音だった。
やはりミュートの耳辺りが良い。
それでは、これがレコードではどうなのか。
先日taoさんのシステムでコロンビアカーブで掛けて頂いたときは凄く良い音で、記憶に残っている。
うちはRIAAだがコロンビアの盤を良い音で聴いたことは一度もない。
今回はRIAAカーブなのだろうけれど、どうなのだろう。
期待しつつレコードで掛けて頂くと、RIAAなのにも関わらず物凄く良い音であった。
ミュート音の耳当たりは、CDより更に柔らかく心地よい。更に説得力のある音で、今一歩深く考えされられるようなMilesのミュートであった。
このJBLで聴くMilesのミュートは格別であった。
やはりD130のフルレンジゆえの高域がそこまで出ないのが逆に良いのかもしてないなどと、勝手に思ったのであった。
ユニットを1つ追加しただけで、それはそれは音は悪くなってしまうことをこのところ痛いほど経験してしまっており、そういう我が身にこのD130はある意味光を与えてくれたような気がした。

続いてBLUE NOTEの音はどんな感じか。
Art BlaykeyのMoanin'を掛けて頂いた。
BLUE NOTEで音の良いCDを知らない。昔はVAN GELDER REMASTER盤が良いと思って聴いていたけど、殆ど売っ払ってしまった。
レコードは高騰してて高すぎるため、これはという盤は持ってないが、このMoanin'はLee MorganやSonny Clarkに比べれば、まだ入手できる現実味を帯びた盤である。
これもCDを先に、後にレコードを掛けて頂いた。
先のMilesのRound Midnightは、CDとレコードの差をそこまで感じなっがたが、このMoanin’については、レコードとの音の差にひっくり返ってしまった。
これはレコードの圧勝という感じであった。
CDでいい音の盤がないのに加えて、このJBLシステムから出てくるレコードの音の良さで、相対的に大きな差を耳で感じたのかもしれない。
演奏者の実在感が半端ない、やっぱり38cmって凄いんだね。
あ~あ、だいぶJBLが欲しくなってきた。

オフ会は更に進む。
Blue Noteの次はImpulseである。
Duke EllingtonとColtraneの盤を。
shanshanさんもオリジナルをお持ちであった。
これはCDもなかなかいい音だった。Inpulseの盤は音の良いCDがあるみたいだ。

その他、MANHATTAN JAZZ QUINTETやDave Baileyの盤などを次々に聴かせて頂いたが、このあたりはCDとレコードの差をあまり感じなかった。
これは、CDシステムとアナログシステムのどちらのクオリティも高いからだろう。

こうなるとBLUE NOTEだけが特殊なのかなとも思った。
このJBLシステムにBLUE NOTEがジャストフィットしたのかもしれないし、BLUE NOTEのCDの音がイマイチなのかもしれないね。

それから特質すべきは、ストリングスがやかましくなかったことである。
沢山の楽器の音が一斉になると、よく音が喧しいと感じていたが、今回それがなかった。
音が柔らかくて、ストリングスが喧しくない。これは凄いことなのかもしれないと思ったのであった。
高域が出てないから当たり前だろと言われれば何も反論できないが。
それ以外の何か凄さを感じた次第。

そして、驚かされたのは、終盤でElla And Louisを聴いたときである。
実寸大のようなEllaとLouisの声。
より生身の生命を感じるような歌声、これには心底痺れてしまった。
この感じはSTさんのお宅で聴いた感じに似ているような気がした。
これがJBLの魅力なのか。
70年も前に、既にこのようなスピーカーが存在していたことが驚きである。

ただJBLのスピーカーを入れただけであの音が手に入るわけではないことは百も承知である。
パワーはshanshanさんの自作であるが、あのパワーを通した結果、今い聴いているこの音が出てくるのである。自分で作られているゆえにかゆいところに手が届くのであろう。
この音やSTさんの音と同じ音にはならないかもしれないが、似たような音が出てくるのであれば、オールドJBLを一度は使いこんでみたいと思った。

いやあ、魅力いっぱいのJBLサウンドをshanshanさんありがとうございました。
やっぱりJBLって凄いですね!

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謹賀新年 [音楽]

新年、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

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昨年は大晦日までレコードを探し回った年だった。
今年は一転、元旦から静かに過ごしている。
世の中は、元旦早々地震や衝突事故など悲しいニュースが流れているが、
こうして平凡に新年を迎えられたことに感謝したい。

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昨年は逃した盤もあり悔しい思いもしたが、この盤は去年入手できたFLAT盤。
入手できて一番嬉しかったかも。これを入手したとき、くじ引きで1番を引いたのだった。
前回いつ見たか記憶にない。それほど出てなかったのではないだろうか。
マスタリングのせいなのか古いジャズだと良い音のCDがない盤もある。
探せばあるのかもしれないが、自分はこの盤においてはまだこれといったCDを聴いた事がない。

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この盤も昨年入手した盤。
過去に何度も掴みかけたが、あと一歩手が届かず悔しい思いをしていた。
セカンドプレスも良い音だが、少し音作りが違うように思う。
ジャケはこっちの方が、黄色が入ってないのでキリッと絞まっていて良いと思う。
タイトルにもマッチしているし。
トミフラのピアノが軽い感じで、開放感があるような気がする。
この軽い感じはBethlehemの盤の癖なのか。
何となくBethlehemの盤は、何となく軽いというか暖かさがあるというか、何となく暖色系の音がするような気がするのだが、どうだろう。
自分はこっちの音作りの方が好きかな。
全体的に音が明るいような気がするし、リラックスして聴けるような気がする。


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jazz三昧 [音楽]

今年もあと一日ちょっと。
今年買ったレコードなどをしみじみ聴いている。
こういう玄人向けの盤が長く聴けて良いんじゃないか。
やっぱ、カッコいいし、飽きない。

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seldon powellの吹いている佇まいをオーディオで自分なりに再現したくて。
MONOの盤に入っている音が単に前に出てくるだけではない、背後に入っている音を極限まで引き出し、
powellの佇まいを表現できたらなと。来年はこの辺りに挑戦してみたい。





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