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「分解能」と「解像度」 [オーディオ]

Wikipediaで「分解能」と引くと、「装置などで対象を測定または識別できる能力」とある。
また、「解像度」と引くと、「画像を表現する格子の細かさ」とある。
オーディオで、「分解能が高い」とか「高解像度」とった表現をされるが、この表現は
このことだなと改めて実感することができた。
これらを自分で表現することは未だにできませんね。

今日は拙宅から比較的近いSystem5.1をお使いのお宅にお邪魔することができた。
このお宅にはちょうど1年前に伺ったことがあったが、超ニアフィールドにも係わらず
空間に包まれるようなトリップ感におどろいた記憶が鮮明に残っていた。

今日は、ボーカルの音像が凄い、手で掴めそうである。
また高域から低域に掛けて分解能が高い。オーディオ的クオリティは相当高いと感じた。
良くココまで情報を引っ張り出してこれるなと改めて感心した。
セッティングなさっている量が半端ではないからなあ、自分も勉強せねば。
特に低域の解像度には、スーパツイータが貢献していることが良く分かる。
高域は我が家に似ていると思ったが、やはり低域の質感は相当良い。
我が家は現在は別のやり方で、同じレベルの質感を出したいのであるが、
それはいつになることやら。
しかし、みなさん、ありとあらゆるアクセサリを消化されていますね。感心します。

先日同様にS/Nが高いと思った。
我が家はやっと厚味を出せたところなので、S/Nを上げるためのセッティングはこれからだ。
またぼちぼちやって行きますかね。

PS:今日、我が家でNBS StatementⅢ聴きましたが、先日の感動はなかったです。
先日StatementⅢをお借りしたときも、この音と同じ音はでないですよ!と
念を押されたのであるが、やはりその音はでなかった。
今回のStatementⅢもエージングは済んでいるはずなので近い音はしているのかな?
などと思ったのであるが、先日お借りしたStatementⅢを今日聴いても
同じ結果になったと思う。
というのは、先日SD05のノーマルケーブルから、StatementⅢに変えても
音が劇的に良くなったかというとそうでもなかったからである。
NBSで望みが叶うと思っていたが、甘かった。
しかし、StatementⅢで鳴らしてみて、好みの音の方向性は見えてきたような気がする。


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Sugar

SD05は、消費電力少ないので、どうしてもエージングが進みませんよねぇ。実に悩ましい問題です。
返ってSCD-1あたりに付けた方がしっかり進んだりして(^^ゞ うーむ。
by Sugar (2007-06-17 08:15) 

ハンコック

Sugarさん おはようございます。
そうですね。SCD1とか大本につけると進むと思いますが、SD05につけたときにまた音が変わっちゃいますしね。
でもあのケーブルは、エージングが進んでも、あの音の傾向は拭えないようです。
by ハンコック (2007-06-17 08:57) 

lmst

感想ありがとうございました。
拙宅のマシンはカスタマイズしすぎて汎用性のかけらもないので,PCなら即ああいう音が出るということは絶対にありませんが(爆),PCオーディオの可能性を感じていただけたようで安心しております。

個人的にはもうちょっと中域から中高域あたりの音数を増やしたいです。
もっと重層的な厚みがSYSTEM5.1から出ると言うこと無いんですが…。
by lmst (2007-06-17 09:54) 

ハンコック

lmstさん 昨日はありがとうございました。
思ったことが言葉にできず申し訳ないです。
実際にいろいろと会話をして、やっとニュアンスが通じました。
> もっと重層的な厚みがSYSTEM5.1から出ると言うこと無いんですが…。
粒子が大きいため、ある音の消え行く様と、別の音が鳴っているところの表現をするのが難しいのでしょうか?この結果、立下りが早すぎると感じたのかもしれません。ごめんなさい、感性では分かりますが、頭では理解できないです。

しかしお二方のアクセサリに関する会話には、まったく付いていけませんでした。
アクセサリを色々と試し良いほどのセッティングにはなってきているようですので、狙った音に近づけるように、ぼちぼちやっていこうと思っております。
また遊んで下さい。
by ハンコック (2007-06-17 11:31) 

lmst

デジタルアンプは非常に効率の良い音がします。
ですから,立ち上がりと立ち下がりは非常にスムーズです。
私見では,一般的なアナログアンプの立ち上がりの「速さ」とは別個の感覚だとおもっています。

以下のコメントは,私が音場を映像のように捉えているという前提で呼んでください。

空間的・物理的に奥行きのある部屋の場合,音の前後感が得やすいので,音像が多層構造になって見えてきます。
もっとも,解像度や分解能を極端に上げていくと,確かに消え際などの微細なニュアンスは出るようになるのですが,音像の透明度が高くなりすぎて,段々透けて奥が見えてしまうような感覚にとらわれることがあります。

私は解像度や分解能は極限まで欲しいタイプですが,他方ボーカル音像の充実も欲しいタイプなので,あまりに音像が透けてしまうのは聞き応えが無くて嫌です。
そこで,解像度を犠牲にしないでボーカルの実在感を感じ取りやすくするためには,情報量を上げて音の粒子の密度を上げていくしかないと思っています。(情報量を上げるというのは,正確にはソースに入っている情報量を埋もれさせないということです。)

あくまで個人的な感覚でしかありませんが,音の密度といっても二種類あって,平面方向の密度と奥行き方向の密度があります。大ざっぱに言ってしまえば,音楽再生においては平面方向の取り組みは簡単で,奥行き方向の取り組みはとても難しいです。

奥行き方向の密度感を得る第一歩は音像の立体感であり,これはSPのセッティングでもある程度実現することができます。そこからが難しく,現状,解像度が先行して半透明になってしまっている拙宅においては,奥行き方向でも密度が高まるように緻密な音にするのは結構やっかいです。
SP間隔を狭くすると押しつけがましい感じもでてきてしまいますし…。そこで,今はアップコンバートを緻密さを演出するための方法として,積極的に利用しようと考えています。

というわけで,部屋の構造の問題もありますが,奥行き感や奥行き方向の音像の密度が出せない拙宅はまだまだなのです。あれこれご託を並べておいて,お恥ずかしい限りです(涙)。


オーディオ用語の使い方は,いろいろオーディオをいじっているうちに段々わかるようになってきます。関心がないうちはいくら聴いても言語化できなかったりします。焦らずゆっくり行きましょう!
ハンコックさんを置いてけぼりにしてしまった点は申し訳ありませんでした…。次回は途中でいろいろと質問しまくってくださいw
by lmst (2007-06-17 12:00) 

k1xv1x

こんばんは、ハンコックさん。土曜日はオフ会お疲れ様でした。ウイルソン遣い3名そろい踏みという感じで、大変に楽しい一日でした。
lmstさんのお宅の音は、新しい時代のオーディオを感じさせてくれる完成度と可能性に満ちたものでした。私のような高解像度フェチにはたまらない音で、心底、感心いたしました。オタク中のオタクというと普通の人には誤解を受けそうなので、マニア中のマニアとでも言い換えますが、あの不断に追及される姿勢とご努力は、賞賛に値するものでした。ひょっとしたら、lmstさんたちが、新しいオーディオの扉を開いてくれるかもしれないという期待さえ感じさせる素晴らしい経験でした。lmstさん、お招き本当にありがとうございました。
ハンコックさんにお渡しした「新兵器」と交換で、拙宅にNBSステイトメントⅢが来たので、私のシステムに繋いで見ました。やはり、ステメンは、エクストリームやオメガ0とは性格が相当に違いました。NBSらしい力感はありますが、スピードと解像度が上級ケーブルと比較すると足りない印象で、まだ、バーンインが終わっていないのかも知れません。解像度と厚みの両立というコンセプトだと、少し違うかな、というのが印象です。
ハンコックさんのところの音も、劇的に変化しつつあると感じました。どうやら、好みの音質を見つけられたようで、これからが、本当に楽しみです。また、ぜひ、聞きにお邪魔させてくださいませ。
by k1xv1x (2007-06-17 21:57) 

ハンコック

lmstさん こんばんは。
詳細に解説ありがとうございます。
昨日お聴かせ頂きました音が頭に残っておりますので、上記コメントの内容が良く分かります。
自分かこれまで実践し消化したものだと、あれこれと話が早いのですが、消化してないものが多くて、ちょっと厳しかったです。
まだまだこれからの楽しみが沢山あるということで、ぼちぼちやって行きますので、よろしくお願いします。
by ハンコック (2007-06-17 22:45) 

ハンコック

k1xv1xさん 昨日はお疲れ様でした。
ステメンは、やっぱりバーンイン終わってないですよね。
先日Hadesさんがお持ちになったステメンとは偉く音が違います。
1年所有されていても、常に電源ONであったとは考えにくいですからね。
しかし、もうExtreme以外はちょっと考えられませんね。
なお、SPケーブルは、我が家ではそんなにロリには聴こえませんでした。
綾戸さんの声がちょっとロリっぽいかなと思ったですが。
しかし、今のシステムで、久しぶりに泣けるサウンドを聴けて良かったです。酒飲みながらJazzを聴けます。これは、レビンソン以来ですよ。

まだ低域が物足りないので、もっと出るようになれば、大分満足です。
by ハンコック (2007-06-17 22:55) 

k1xv1x

低域は、スーパートゥイーターの見直し、アイソレーション電源の導入、電源ケーブルの見直し(感じではMITのオラクルAC-2辺りかと)、デジタルケーブルのNBS化、それと各種セッティングなどがメニューでしょうか。
まあ、ゆっくりお進めください。まだまだやることが沢山ある、というのも
幸せなことですから。
by k1xv1x (2007-06-17 23:45) 

ハンコック

AC2ですか、先日NBSをお借りした際にも、AC2も良いのでは?
と言われたのですが、共通のご意見ですね。
はい、ゆっくり楽しみます。
by ハンコック (2007-06-17 23:54) 

oops

はじめてコメントします。
自分は、SD-05でAndraというディナのユニットを使ったSPを鳴らしています。Wilsonの音と近いのか遠いのかは、正直分からないですので、参考になるか分かりませんが、現在SD-05にBlackLabelを刺しています。
 NBSはSignature3とMonitor2、そしてBlackLabelを使いましたが、BlackLabelは別格でした。最低域の沈み込みはこれでしか味わえないモノだと思いました。しかし、若干音が暗くなるような気がしますが。
Extremeはまだ未体験なので、使用された暁の感想楽しみにしています。
by oops (2007-06-19 01:08) 

ハンコック

oopsさん コメントありがとうございます。

> しかし、若干音が暗くなるような気がしますが。
BlackLabelとは比較してませんので、温度差はあると思いますが、
我が家で聴いたステメン3もこのような傾向がありました。
何か音が抜けきらない感じがします。
私は暗い感じの音はOKですが、抜けの悪い音は駄目ですので、
この辺りを改善できれば良いのですが。
まだ、バーンインが終わっていないのかもしれませんので、気長にやっていきます。
どこかに使い道がありそうな気もしますし、
うまい組み合わせが見つかればよいのですが。

Extremeは、低音の沈み込みや解像度はそのままに、
高域が伸びやかになると聞いたことがあるのですが、
いつかは試してみたいものです。

oopsさんは、SD05使いとのことですのでとても参考になります。
色々と情報交換をさせて下さいませ。Andraも是非聴いてみたいです。
宜しければ、tetsuji@ga2.so-net.ne.jp
宛にメールをいただければと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
by ハンコック (2007-06-19 07:44) 

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