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BLUE NOTEらしい音 [PHILLY JOE JONES]

先日、omoshiro-zukinさんとの会話の中で、
BLUE NOTEらしい音とはどんな音なのか?
という話題になった。
VAN GELDERの録音といっても、やはりBLUE NOTEとImpulseではちがう。
個人的な印象で、端的に言えば、ドタンバタンする音って気がする。
分かりやすいのがPHILLY JOEとかBLAKEYとかのドラムの音とか。
タムの音とか特に、これはBLUE NOTEだって分かると思う。

L1027274.jpg

このKENNY DORHAMの盤もPHILLY JOE JONESのドタバタする音を聴ける。
このドタバタをCDで出そうとするんだけれど、なかなか出ないんだよね。

で、このWHISTLE STOP。あのROLL CALLでのなかなかかっちょ良い演奏をしている
MOBLEYの録音から半年後の録音で、MOBLEYがなかなか良い演奏をしている。
また、DORHAMは、DREWとSHOW BOATを60年にやってて、
このWHISTLE STOPにも登場。
両者の良いとこ取りになっている盤だと思う。
DORHAMの盤では影が薄いほうだと思うけれど、なかなか良い盤だと思うんだよねえ。
こういう盤のほうが、長年聴いてられるのかなあと思ったりする。

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老年蛇銘多親父

VAN GELDERの録音といっても、やはりBLUE NOTEとImpulseでは違う、私もそう思います。

ただPHILLY JOE JONESのドタバタ感、どちらかというとこの人マイルスやケリーの盤で聴いたキレのいいドラムの印象が強くてピンと来ないのですけど。

ドタバタ感というとBLAKEYの方がという感じもするけど、それでもBlue NoteのBLAKEYはどちらかというと洗練されている方だったような気もするし。

しかし、PHILLY JOE、この人時間にかなりルーズな人であったようで、 あのマイルスもステージに遅刻やドタキャンされたりと、それが原因でクビにしてしまったのだとか。(ただ後任のジミー・コブには、PHILLY JOEのように叩けと言っていたようなのだけど。)

そんな彼だから、KENNY DORHAMの作品のようなイメージのドラム・プレーもあるのかもしれないと思ったりして。

そんなPHILLY JOEの印象、一度味わってみたいものだと思います。


by 老年蛇銘多親父 (2015-06-02 05:50) 

ハンコック

老年蛇銘多親父さん こんばんは。
PHILLY JOE JONESのドタバタ感。
親父さんの仰る通り、演奏についてのドタバタ感といえば、
やはりBLAKEYですね。
PHILLY JOEのキレのいいドラムというのは、
なるほど、その通りです。
「ズバン」という感じで、音に重みがあるというか、
そんな感じでしょうか。
BLAKEYのほうは、なんというかめちゃくちゃ叩くというか、
こういう意味でのドタバタ感です。
それで、BLUE NOTEの音という意味では、
どちらも、弾力や粘り気といった質感があり、
案騒音によりリアリティがある
ドラムの音とでも言いましょうか。
個人的な意見で、恐縮ですが。
そいう音なのかなあと思っております。


by ハンコック (2015-06-02 20:28) 

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