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Bye Bye Blackbird [1956年]

このところ、毎日アームの調整をしている。
針の傾きは概ね良いみたいなのだが、まだまだアームの高さと、
オーバーハングとインサイドフォースは調整しないといけない。
全部いっぺんにやると訳が分からなくなるので、ちびちびやっている。
こういうときに、ニュートラルに鳴らしてくれるSD05は、やはり強い味方。

勝負は、レコードの溝にある情報をどれだけ読み取れるか。
ここをしっかり調整できずして、良い音は出ない。
諸先輩方は、このアームの調整とスピーカのセッティングを数十年に渡り、
調整し続けていらっしゃるのである。
この継続の先に、他の家では出せない究極のサウンドが見えてくるのだ。
先日のオフ会で、改めてオーディオに近道がないことを実感した。

それで、拙宅も負けてはいられないと、このところ毎日調整の日々。
直ぐに良い音が出る訳ではないことは、重々承知してるのだが、
今は調整し続けてみたいのである。
調整を続けていると、流石に少し良い音がしてくる。

L1036191.jpg

それで、いろいろと聴いているのだが、
先日とあるBlogでKeith JarrettのECMのアルバムをご紹介頂いていたので、
拙宅でも久々に引っ張り出してみた。
それで、Bye Bye BlackbirdつながりでMilesの盤も聴いてみたが、
久々に聴いてみると、この頃のColtraneに幻滅。Milesは流石なのだが。

それは置いといて、コロンビアのMilesは結構なるように調整できてきた。
他のレーベルもちゃんと鳴ってくれるといいのだが。
ならなければ、またアームの調整をするだけ。
段々と癖が見えてくるとは思うのだが。
この先の道のりは長い...

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yoshi

初めましてYoshiと申します。
コルトレーンは1955年10月録音のAh-Leu-Chaなどを聞くと本当に下手だなあとがっくりですね。ところが同じ盤でも56年10月セッションのラウンド ミッドナイト,オールオブユーでは実に堂々としたソロを聞かせてくれます。プレスティッジのマラソンセッションにおいても56年5月と10月の録音ではまるで別人になっていますね。コルトレーンは56年5月から10月の5か月間に飛躍的な成長(ジャイアントステップㇲ)を遂げたのは間違いないようです。いったい何が有ったんでしょうかね?
by yoshi (2016-01-27 11:37) 

ハンコック

yoshiさん 初めまして。
コメント、ありがとうございます。
仰る通りですね。
Round MidnightとAll Of Youは良いですから、
どうしちゃったの?というくらい違いますね。
何かの書籍にこのあたりの記載があるのかなあと思ったりするのですが。
このあたり、ご存じの方もいらっしゃるのではないかなと
思います。

by ハンコック (2016-01-27 18:57) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

Keith JarrettのBye Bye Blackbirdは、私の大好きな作品の一つ、じっくり親しんでください。

Milesの演奏の方、その中でColtrane、確かに後のプレーからすると物足りなさを感じてしまいますね。
その後、Coltraneは1957年にMonkの下でプレーしているのですが、そこでシーツ・オブ・サウンドを取得した、やはり、それからが本領発揮という所ですかね。
ただ、私は56年のtraneも、そのたどたどしさがまた違った意味で好きでして。


それにしても、Miles、やはりミュートが綺麗に鳴る、それが一番だと思います。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2016-01-30 09:36) 

ハンコック

老年蛇銘多親父さん
いつもコメントをありがとうございます。
私も、56年のtraneを、そのうち好きになるのでしょうか。
今はまだ、あのスウィング感のない演奏に、イマイチ載れません。

Miles、やはりミュートは、余韻にKeith JarrettのBye Bye Blackbirdのジャケのような、背中を感じるそんな
音を出したいと常々思っているのですが、ついやかましくなってしまったりと、なかなか難しいですね。
沿いう言えば、あのMilesのミュートの表現力は、
なかなかCDは出ないですね。
まだレコード並みの表現力をさせるCDの音に出会ったことが
有りません。
あれだけはレコードで楽しむものなのかもしれませんね。
過去に置き忘れた宝物みたいで、
このままレコードに任せておきたいと思ったりします。

by ハンコック (2016-01-30 16:10) 

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