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Round about midnight [1956年]

Doug WatkinsとKenny Dorhamのコンボを聴いたAlfred Lionが、ホーンを加えた録音を提案したことから実現した1954年のセッションから始まった、初代JAZZ Messengers。
Kenny DorhamがJAZZ Messengersにいた時期は短く、1955年11月のCafe Bohemiaの後は、ペットはDONALD BYRDに変わっている。

img201510_503.jpg

それで、DorhamがJAZZ Messengerを去って、1956年に吹き込んだ演奏。
KENNY BURRELLやJ.R.MONTEROSEの演奏も良いね。
1956年はThe Jazz Prophetsも出してるし、MONTEROSEとの相性がいいね。



ベースはSam Jones。軽い感じが印象的。

Dohamの演奏は、1954年の演奏に比べると、勢い余る演奏から、
それだけではないDorham特融の哀愁美を感じられる演奏も現れ始めているように思う。
Dorhamのリーダー作の中でも指折りの演奏ではないかと。

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コメント 2

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

Dorhamは、この時期の演奏が一番しっくりとした感じでいいですね。

これ以降は、アフロ・キューバンの方向に向かってしまって、クワイエット・ケニーの印象が強くあるせいか、悪くはのないだけど、どうもしっくりとしないし。

そんなこと、感じるのは本国ではけして評価の高くないクワイエット・ケニー好きの日本人だけかもしれませんけど。



by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2016-08-19 05:38) 

ハンコック

老年蛇銘多親父さん こんばんは。
Dorhamの演奏は、前期、中期、後期と演奏スタイルが
大きく変わってますが、このRound Midnightは、
正統派ハードバップのど真ん中の演奏で、カッコいいです。
この盤が一番と仰る方も結構いらっしゃるようですね。
自分はアフロ・キューバン好きなのですけれど、
コンガがダメで、アフロ・キューバンはイマイチと仰る方が
結構いらっしゃるようです。
演奏スタイルが変わっていった足跡からも、
JAZZのスタイルが変わっていく中、
Dorhamもそれに合わせて演奏スタイルを変えていったという
ことなのでしょうか。

by ハンコック (2016-08-19 21:44) 

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