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Diamond Five / Amsterdam Blues [1959年]

昨年末にPim Jacobs TrioのPhilips STEREO盤を入手してからというもの、
定期的に聴いている。
Pim Jacobs TrioのPhilips盤といえば、音が良いLPで有名で、
持っている人も多いのではないかと思う。
小生も1982年録音ということで、守備範囲から外れるけれども
音の良さに誘惑されてつい入手してしまったという盤。
この盤の音に対する信頼は絶大で、この年代のPhilips盤があるとついつい
気になってしまう今日この頃。

RIMG0852.jpg

そんな中、今日はこの盤 Amsterdam Bluesを入手できた。
この盤もPhilipsのSTEREOオリジナル。
絶大なる信頼を誇るPhilipsからあのDiamond Fiveがリリースされているというのだから
飛びつかないわけがない。
正直、この盤は昔から気にはなっていたけれど、
特にPhilips盤というのを意識したことはなかった。
たまたまこの盤を手に取ってよく見たら、Philips STEREOの文字が。
CDしか聴いていなかった頃は、ここまで盤に拘ることはなかったのだけれど、
アナログだと、どうも盤が気になってしまうのだ。
ある意味病気なのだけれど、たぶん治ることはないから諦めている。

Diamond FiveのこのPhilips STEREO盤のオリジナルは1978年リリース。
Pim Jacobsが1982年リリースなので、音づくりも近いのでは?と思った次第。
確かに音作りは似ているような気がする。
この音質で、あのDiamond Fiveを聴けるなんで夢のようである。

しかし、1978年リリースとは小生の守備範囲から大きく外れるような
気がするのだけれど、聴いてみると、まったく違和感がない。
小生の大好きなハードバップど真ん中。
あの有名なBrilliant!を彷彿とさせるサウンドが聴こえてくるのである。

実は、それもそのはず、このAmsterdam Bluesは1959年から1962年までに
EPでリリースされたものをLPでまとめたものだから。
なので録音は1959年から1962年というわけで、演奏はその当時のものなのである。
Brilliant!は1964年の録音なので、それより少し前の演奏を聴けるのだ。

今日はそれともう一枚Getできた。
Diamond FiveのメンバーであるHarry VerbekeとCees Smalが参加していた盤で、
JAZZ FROM HOLLANDというタイトルで、Columbiaのオリジナル盤。

RIMG0853.jpg

こちらは1956年の録音でオムニバスアルバムjなのだけれど、
少し古いスタイルで、bebopに近い感じの演奏を聴ける。
ひと昔は、結構高価だったそうだ。
ネットでググっても全然ヒットしない。
またまたDISK◎NIONに出てたので、ネットを検索したらDiamond Fiveのメンツが参加しているのが
分かったので試聴してみたところ、なかなか良かったので入手してしまったという盤。
これらの盤を通じて、当時のオランダJAZZやDiamond Fiveの活動を
少しだけ垣間見れるかもしれない。

追記
あのDiamond fiveのメンバーが参加しているのは
勿論なのだけれど、更にオランダの名ピアニスト
Rob Mandaも参加している。
Rob Mandaは澤野工房が再発し、日本でも広く知れ渡ることとなった。
Rob MandaやCees Smalが1956年ごろから、
バップを演奏し、その後のオランダのジャズを席捲してゆくことになるのだから。
何よりDiamond fiveのEP音源よりも3年前に、
このような演奏を展開していた事実をこの耳で聴くことができたことが嬉しい。
この意味で、オランダのジャズを聴くうえで、
このJAZZ FROM HOLLAND盤は、大変貴重なのかもしれない。

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UNICORN

Pim Jacobs TrioのPhilips STEREO盤は日本での限定再発盤ですが、それでも確かにいい音ですね!!
当方も何度かAuctionで購入しようかと誘惑にかられましたが、何時も人気があり価格は万超えなので止めています。
まあ現在は終活中なのでよっぽどのこと(愛聴盤)が無い限り手は出しません・・・・一寸寂しいですが仕方がないですね!!
by UNICORN (2020-06-06 23:45) 

ハンコック

UNICORNさん
おはようございます。
Pim Jacobsは1990年頃から、
すでに今と殆ど変わらない値段になっていたようですね。
あれからずっと人気があるということなんですかね。
小生はジャズの引き出しが少ないため、
手持ちの本盤や欲しい盤の数が少なく、
それに自転車操業でやってるので、
何とかこの盤にも手を出せました。
小生が定年を迎えたら、レコードを売りながらの生活になりそうです。
今のうちに稼いでおきたいのですが、
自分の人生が見えてしまいましたので、
まあ、ボチボチ現状維持でやって行こうかと思っております。
by ハンコック (2020-06-07 05:05) 

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