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今年最後の廃盤セール [廃盤セール]

年内の仕事も25日に無事終了し、
昨日は、今年最後の廃盤セール行くことができた。
品薄のためか、全店舗でセールは行われず、
新宿、渋谷、お茶の水の3店舗だけであった。
事前にBlogで品定めをしておいたので、とりあえずお茶の水に行くことにした。

10時過ぎに家を出て、お茶の水へ直行。
既に7、8人の人が待っていた。
例年であれば、始発で向かい、5時間ほど凍てつく寒さの中を
並んでじっと待っていたことだろう。
ビニールシートに包まったり、段ボールを下に敷いたり、
カイロを張りまくったりして、防寒対策をしていた。
雪のちらつく中を、皆で身を寄せ合い、凍えていたこともあった。
しかし、このコロナの中、そんな寒い思いをすることもなくなった。
11:30までにお店に行けばいいのである。

到着して暫くすると、くじ引きをすることに。
その頃には、20人ほどになっていただろうか。
今回は、どうしても欲しい盤はなかった。
なので、気楽にくじを引いた。
すると、「7」の文字が。
ラッキー7か。
何狙おうかな?

従来なら、7番目だと、だいたい前に並んだ人達と欲しい盤が被っており、
取られてしまうことも多々あった。
そのくらい、珍しい盤というのは、やはり早くから並ばないと入手できる可能性は
限りなく0に近いのだ。
しかし、くじ引きとなった今は、自分より先に並んだ人と
欲しい盤が被ることも少なくなっているようだ。
従来、少し遅めに並んでいた人達が、今回自分より前の番号を
くじ引きで引いている可能性があるのだ。
すなわち、特に珍しい盤を狙っている人だけではないということ。
なので7番目だと、それなりに良い盤をつかめる可能性はある。

というわけで、開店の12:00となった。
自分が引いたくじを店員さんに見せて、アルコール消毒をし、お店の中に入っていく。
店員さんに誘導されながら、お店の中央に向かってゆっくりと歩いてゆく。
この間、目は欲しい盤がどこになるのかを物凄いスピードで探してゆく。
狙った盤を直ぐに見つけた。
他の候補についても探してゆく
店員さんの説明に耳を傾けながら、自分の狙った盤をどんどん見つけていく。
そして、セール開始となった。

コロナの中、ある程度気を使っているはずなのであるが、
いざセールとなると、雪崩のようにレコード目掛けて突っ込んでくる。
これは先に取られるかなあと思いながら、前に進んだ。
すると目当ての盤の左、上、の盤がとられたが、何とか目当ての盤には誰も手を出さなかった。
すかさず掴んで、左へ急いで進んだ。
そして、2枚目、3枚目、4枚目、5枚目、6枚目と掴んでいった。
壁に掛かっていた盤を結局8枚ほど掴んだ。
今回の7番目では、欲しい盤を殆ど掴むことができたのであった。
そのまま、壁以外に掛かっている盤を一通り確認して回った。
この間、1分くらいか。
その後、中級の盤を急いで確認していった。
3分くらいたったであろうか。大体全部のレコードをチェックし終わったので、
いつものように、品定めをしてゆく。
状態と価格をチェックし、条件に合わないものを手放してゆく。
最終的に3枚を手元に残し、あとは手放した。

それから、3枚について、検盤と試聴を行った。
めちゃくちゃ、長く試聴をされる人がいて、
30分以上、試聴されていたのではないか。
お蔭で、あとに続く試聴する人達には、長い待ちができていた。
自分もその中にいたので、試聴待ちに1時間ほど待ったのではないだろうか。
店員さも、お客さんには、あまり強くは言えないのは分かるが、
試聴させる前に、傷やスレの確認だけにして下さいとか、
3枚まで、合計10分までとさせて頂きます。などとアナウンスをしてくれないとなあ。

常連さんたちと話をしながら、時間をつぶしていたので、
特に苦になることはなかったが。
それでも、自分が試聴をする頃には、すでに新宿に並んでいた人たちがやってきて、
また人だかりに。
店員さんは、カウンターの近くに集まらず、バラけて下さいとアナウンスをしていた。

しかし、皆試聴はしたい。
そんな中、自分だけは何が何でも全曲を試聴するというような人は、
個人的にはあまり好きには慣れんな。

やっと自分の盤になったので、
試聴をすると、たまたま聴いた個所に、周回ノイズが。
これはキャンセル。
その他の2枚は、気になるスレの個所を確認したが、殆どノイズが気にならない程度だった。
1枚キャンセルしたので、もう1枚を探すことに。
今回は3枚買うと10%オフとなるのだ。
これは何が何でも探さないと!
まんまとお店の術中に嵌っている。
と言っても、なかんか探すとないものである。
こうなったら、国内版でも何でもいいので、見つかればいいかと店内を探し回った。
すると、欲しかった盤を1枚だけ見つけることができた。
試聴してダメなら、国内版でも探そう。
こう思い、見つけた1枚を試聴してみると、気になるスレの部分でノイズは出なかった。
というわけで、無事に3枚をGetすることができた。

その後、コレクターの先輩と食事をして岐路についたのであった。

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長年欲しかったWoodlore。
これまで、CD、国内盤を経て、Metronome盤で聴いてきた。
調整を進めてきたPP-300で聴いてみると、
やはりこれまでとは次元の違う音が出て来た。
ヌケが良く、リアリティが半端ない。
昔、CDでPRESTIGEのRUDY VANGELDER REMASTERS盤が出てきて、
音の良さに驚き、オリジナル盤と殆ど音が変わらないと判断して、
PRESTIGEのオリジナルの多くを手放してしまった。
COLTRANEなどもかなり集めたが、殆ど手元にはない。
しかし、アナログの調整を詰めてきた今、
PRESTIGEのオリジナル盤を鳴らすと、こんなに良い音がするのだなあと、再認識できた。
オリジナルを手放すなんて、なんてもったいない事をしたのか、
などとも思ってしまう。
大好きな盤。
この正月にじっくりと聴き込みたい。


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コメント 4

seibo

楽しそうでいいですねー。こうやってワクワクするようなことがあるなんて羨ましい!僕な最近はユニオンの前を通っても少しも心が騒ぐことはなくなってしまいました。とほほ。ところで先日カールベームの日本公演のレコードを聞いていたら突然回転がおかしくなって、そのまま止まってしまいました。モーターは動いていてそこからベルトで繋がっているところまで動いているのですが、その先のゴム製の円盤がピクリとも動かないのです。怖いのでそのままにして来年修理に出す予定です。しばらくはCDオンリーの生活になりそうです。
by seibo (2020-12-29 09:20) 

ハンコック

seiboさん
こんばんは。

プレーヤの調子が悪いのですか。
古いものには、修理は付き物ですからね。
私も覚悟して使ってますが。

レコードのほうは、なかなか手が届きませんし、
なかなか手に入らないので続くのでしょうね。
直ぐに手に入っていたら、すぐに飽きてます。

by ハンコック (2020-12-29 20:22) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

”Woodlor””

私のフェバリット・アルバムなのですけど、お話だけども抜けの良いアルトの音が脳裏に浮かんで来ますね。
,
by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2020-12-30 16:11) 

ハンコック

老年蛇銘多親父さん
コメントをありがとうございます。
このアルバムは、演奏も音も良いので、
何としてでもオリジナルをと長年狙っていました。
ウッズのアルバムは、人気で高価なので、
なかなか手を出せずにいましたが、
今回なんとか入手できました。
ヌケが良く見通しが良くなり、
更にオリジナル盤の引き締まった音のお陰で、
キレのある曲は、よりスリリングに、
バラードはよりしっとりと鳴っているような気がしています。

by ハンコック (2020-12-30 21:45) 

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