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LXV-OT10が来た! [アナログ調整]

昨年から注文していたフォノイコの自作キットが今週の火曜日に届いた。
早く開けたかったのだが、毎日夜遅いので、やっと今日開封できた。
緊急事態宣言が出ている中、ちょうど家でやることができて良かった。

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LXV-OT10は、音楽之友社が出版しているムック本の付録。
2018年末にこのシリーズからプリメインアンプが出たが即完売、
結構人気で、今ではヤフオクで高値がついている。
このシリーズの特徴は真空管を使っており、自作キットで、ラックスマン製ということ。

入手したこのフォノイコには、イコライザーが付いていて、
調整が効くということ。

現在拙宅では、カートリッジをOrtofon MC20に固定、トランスの聴き比べをしている。
先週までの検証においては、フォノイコをPhase TechのEA-5に固定し、
橋本トランス、Ortofon T-30、Phase Tech T-3 の3台の比較を行った。

Phase Techのフォノイコを使っている拙宅においては、Ortofonと橋本トランスには
ハンディがある。Phase Techのトランスが有利になる可能性がある。

それでは、Phase Techのフォノイコ以外だと、違う結果になるのかな?
ということで、ちょうど到着したLXV-OT10の出番となった。

早速開封。
流石オーディオ製品、厳重に梱包されている。
傷などへの気配りが伺える。

傷などをつけないように、慎重に組み立てた。

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自作キットと言っても、ネジで締めるだけ。

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超らくちん。
あっという間に完成。

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それではということで、ACアダプターをつないで、さっそく音出し。
ちょっと音が大人しいかな。

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Phase TechのEA-5は専用電源で聴いていたので、
LXV-OT10にも専用電源をということで、安定化電源に繋いでみる。
最低でも電源は強化しておかないとね。
お!なかなか良いじゃん。
これは2万円の音ではないよ!

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何といっても、このフォノイコの目玉は、EQカーブを調整できること。
トランスの比較試聴をそっちのけで、EQを弄りまくっていた。

以前から不満だった、Joe AlexanderのBlue Jukiliee。
JAZZLANDレーベルから出ているこの盤は、中低域が薄すぎて、
拙宅ではならない盤の筆頭だった。
オフ会でも、EQカーブを調整できるフォノイコの導入を勧められておりました。
JAZZLANDといえば、Riverside系のレーベル。
なので、AESカーブ寄りにしてみると良いのではないかと思い、さっそく試してみると。
化けました!!!
こちらの盤、やはりRIAAではきつい。
う~ん、やはりEQは必須なのかもしれない。

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そういえば、先日叔父にユーミンとBilly JoelのDSD録音音源の音を聴いてもらったところ、
ユーミンの音は良いが、Billy Joelの音は好きではないと言われた。
もしかするとBilly JoelもRIAAカーブではなく、Columbiaカーブで聴けば、
違った感想だったかもしれないね。
RIAAで戻していたということなので、ドンシャリ傾向だった可能性がある。

このLXV-OT10。
MMでも使えるし、MCでも使える。基盤にディップスイッチがある。
またオペアンプも交換できる。
明日は、今ESSのDACに刺さっているBurr-brownのオペアンプを
こっちに移植して鳴らしてみるとするか。
まだまだ楽しみは尽きない。


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UNICORN

近所の音楽之友社の新刊宣伝通知Displayにこのイコが飾っていましたが、結構まともな品物なので驚いています、Jazzより1954ー1955年Classic盤が製造委託先がバラバラで(特にウエストミンスタ)で大変ですがJazzLandでもそんな例があるとは驚きました。
by UNICORN (2021-01-24 21:43) 

ハンコック

UNICORNさん
こんばんは。
クラシックの古い盤は、本当に大変みたいですね。
小生もこれまではイコライザーカーブのついたフォノイコを
使ったことがありませんでしたので、気にしていませんでした。
BLUE NOTEやPRESTIGEでもColumbiaカーブになっていたりするようですね。
今回JAZZLAND盤の検証では、AESカーブにすることで良い音になりました。従来はRIAAしかないフォノイコでしたので、低域と高域が強調され、中域が薄い音になっていました。
AESで聴くことで本来の中域の厚みが戻り、
本来の演奏のリアリティが再現できました。
また、これまでPRESTIGEの盤をRIAAで聴いていました。
PRESTIGEの中にもColumbiaカーブのものがあるようですね。
MilesのCookin’もColumbiaカーブのようでしたので、
今日Cookin'をColumbiaカーブで聴いてみました。
すると、これまた良い音になりました。
各楽器毎に見通しが良くなり、全員演奏している間でも、
各パートに耳がいくようになりました。
これまで、なんとなく音がいまいちで聴かなかった、
MOBLEY’S 2ND MESSAGE(PRETIGE 7082)も、
今日Columbiaカーブで聴いてみました。
すると、これまで死んでいたKenny Dorhamのトランペットが
生き返りました。
何でColumbiaカーブで聴かなかったのだろうと後悔したほどです。
ただ、本当にColumbiaカーブで聴くのが正しいのかという
疑問も残りますね。
イコライザーを弄りすぎると、本来の良い音が分からなくなってしまいそうです。
知ってしまうと、収拾がつかなくなりますね。
ですので、これまでなんとなく違和感がありながらも、
聴き続けてきた盤が有れば、その盤については、
イコライザーカーブを変えて
聴いてみる程度で良いのかなと思っております。

by ハンコック (2021-01-24 22:19) 

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