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Accent On Trumpet / Ernie Royal [1956年]

Ernie RoyalがUraniaに吹き込んだ一枚。

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唯一のリーダーアルバムだと思っているのだけれど、
先日JAZZ喫茶ちぐさのお客さんがもう一枚あるようなことを言っていた。
ちょっと耳に入っただけなので、詳しく聴けば良かったと後悔しているのだが。

ジャケも内容も良い盤を探すのに苦労する一枚。
この盤に到達するのに15年以上かかってしまった。
やはりJAZZは広いし奥が深いのだなあと思う。

Billy TaylorのピアノやOscar Pettifordのベースを聴くのにも絶好の盤。
Oscar Pettifordの切れのあり早いベースを聴くには
盤はオリジナルで、ある程度ハイスピードのアンプが必要なのかもしれない。
国内盤などでは、モゴモゴして音が潰れてしまう。
それにベースソロが長いところがあるので、綺麗な盤が欲しくなる。
勿論Ernieのペットソロを聴くにも然り。
こういう意味で、この古い録音で綺麗な盤を探すとなると
かなりの労力が必要になってくる。
それでも探すのを止めないのがモダンジャズにどっぷり嵌った人達なのであろう。

先日ちぐさで、、ちょっと怖そうな方がチャーリー・パーカーの
10インチをリクエストされていた。
当然10インチなんかあるわけもなく、
仕方なく、ウィズ・ストリングスを流されていらした。
当方は、隣でビビりながら座っていたのであるが、
その方の次に、当方がリクエストしたのがAccent On Trumpet。
すると、チャーリー・パーカーの10インチまで行きついた、
筋金入りのJAZZマニアであろうこの方が、
この盤を珍しくて内容も良いと褒めてくれたのであった。
以外と優しい方でほっとした。
Billy Taylorも何枚もお持ちとのことであったが、
この盤はお持ちでないとのことであった。
そんなこんなで、所有していることに嬉しくなった出来事であった。

という訳で、Ernie RoyalのAccent On Trumpetから、What Is There To Sayです。



What Is There To Sayをトランペットでというと真っ先にJack Sheldonのを思い出す。
あちらの演奏にも痺れたが、こちらも痺れる。

こちらは、Taking A Chance On Loveです。
どうぞ。



ちょっと、控えめな感じが飽きさせないのかなと。
長く聴ける盤だと思います。

1956年とえばサキコロ。
この裏で、このような演奏が録音されていたのです。
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