SSブログ

Roger Guerinを聴く [Jazz Album]

久しぶりの更新。
忙しかった仕事もあと2週間で終わる。
最近風邪ひいてキツイがなんとかやっている。

さて、少し前になるが、ずっと探していたRoger Guerinのフランス盤を入手できた。
Roger Guerinの唯一のリーダーアルバム。

BE07106F-D6B6-4B62-9EF3-7957996D4BC0.jpeg

この盤のように出回っている枚数が少ないものは、
探している時は、なかなか出てこない。
が、出てくる時には立て続けに出てきたりする。不思議なものだ。
このような盤は見つけた時に入手しておかないと、
次いつ出てくるか分からないからなあ。
そういえば、Dick MorrisseyのHave You Heardが立て続けに3枚でた時があった。
この時は少し状態が悪く、また次綺麗なのが出てきた時に入手すればいいかと
諦めたのだが、あれから5,6年は見ていないような気がする。
こんな具合なので、いつまでも完璧なものを求め続けていると、
聴く前にあの世へ行っちゃうよ。
年齢が年齢年だけに、そんな後悔はしたくない。

と言うわけで、欲しい盤は何か何でも入手しようと、
どんなに仕事が忙しくてもアンテナだけは張り巡らせている。
ここ数ヶ月は繁忙期のため、土日は家でゆっくりしたいのだが、
レコード屋回りとネットでの盤探しだけは怠っていない。
最近はレコードセールも無いので、なかなか良い盤が見つからないのかと思いきや、
意外と良い盤がでてきたりする。

そんな具合で、見つけたのが、長年探していた
このRoger Guerinのフランス盤。所謂オリジナルである。
澤野工房が再発したことで有名になったが、
オリジナルを探そうとするとなかなか見つからない。
が、流石Columbia盤、かっちりしたしまった良い音がするんだよね。
なので、なんとか入手しようと長年アンテナを張り巡らせてきた。

本家の I Remember Cliffordも格別だが
こちらの演奏も個人的には味わいがあり好みである。
当時ジャズメッセンジャーズとして滞在していた、ベニー・ゴルソンとボビー・ティモンズが
参加し録音されたものである。
1959年、フランスにおいて、このようなセッションが行われていたと思うと、
ゴルソンとゲランのペットの響きがとても感慨深いのである。

もう一枚のEPはフランスのベルサイユ盤。
こにらは、もしかすると columbia盤よりも珍しいかもしれない。
ゲランのチュニジアの夜が聴ける貴重な盤。



この2枚をCD以上の極上の音質で鳴らすため、日々調整に励んでいる。
そろそろオフ会も近いが、あっと驚かせる事はできるであろうか。
まあ、自分が満足できる音であれば、それはそれで良いのだが。


nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

東芝Expressのマトリックス番号って? [音楽]

一旦、アナログの再内周の音が良くなるように調整して、
その後、何枚かレコードを聴いていたが、
どうも若干カサツキが残っており、気持ちがすっきりしない。
そこで、また調整をすることに。
どうにか、気にならにようになったので、またレコードを聴いている。

最近BEATLESのレコードを探していて、よく見るマトリックス番号。
実際に聴いてみても、良いなと思ったレコードは、マトリック番号が若いようだ。
ユーミンの場合だとどうのかとネットで調べてみるが、
どうもはっきりしたことが分からない。
ヒットした記事を読んでみたところ、ユーミンのレコードのレーベル、
東芝Expressは、どうも1Sが初期のプレスっぽくって、
音が良さそうである。

BC6412F8-C63F-4E19-B074-DBF139EEF6A4.jpeg

そこで、マトリックス番号を見ながら、ユーミンを聴いてみる。

まずは、「悲しいほどお天気」から。
ひこうき雲やミスリム、コバルトアワーは、初期プレスの見分け方がネットを検索すると出てくる。
ひこうき雲は、ALHAジャケで銀帯が付いたものが初期プレスと言われている。
ミスリムは、黄色い帯の盤が初期プレス、コバルトアワーは青帯の盤が初期プレスと言われている。
これはジャケットで見分ける方法なので、盤が入れ替えられていたりしたら、
良い音じゃない可能性があるのだが、これくらいしか情報がないので仕方がない。
またヤフオクなどでレコードを買う場合は、音を確認できないし、
ジャケットの情報だけで良しとするしかない。
なので、当時マトリックス番号などは気にしたことがなかった。

なんな中、この「悲しいほどお天気」については、
ジャケットの情報も出てこない。
なので、盤とジャケが綺麗なものを探して入手していた。

ただ、この悲しいほどお天気を拙宅で聴いていると、
このレコードはユーミンの最高傑作ではないかと思えるほど、内容や音ともに気にいって聴いていた。

ネットを検索してみると、このマトリックス番号は東芝Expressの場合は6時方向に刻まれており、
例えば「1S3 42」などと刻まれている。
どうも、この42にあたる部分がスタンパー番号で、
Sの前の1にあたる部分がラッカー番号のようである。
3の部分については、はっきりしたことは分からなかった。

自分を親に例えるならば、
ラッカー番号は、子供が生まれた順番で、
スタンパー番号は孫が生まれた順番となり、
ラッカー番号とスタンパー番号が多くなればなるほど、自分から遠ざかり、
音が悪くなると思われる。

なので、このラッカー番号は良い音を出すためには最も重要と思われる。

そこで、手持ちの悲しいほどお天気のマトリックス番号を確認してみたところ、
A面、B面共に「1S」であった。
ということは、初期プレスってことか!?。

次に気に入っている「時のないホテル」のマトリックス番号を確認してみると。
A面「1S」、B面「1S3」であった。
B面の1S3の3の部分の意味するところは分かっていないが、
ネットの記事を見る限りでは、1S3より1Sのほうが音は良さそうである。
いつかA面、B面とも1Sの盤を見つけたら入手して聴き比べて見たいものだ。

次に「ミスリム」。
これは黒帯の盤と黄色帯の2種類を持っている。
黄色帯が初期プレスと言われているが。
まずは、黒帯の盤から。
こちらは、A面「3S4」、B面「2S4」と後期のものと思われる。
そして、黄帯の盤は、A面「3S」、B面「2S」であった。
黒帯の盤よりも若いが、結構後ろっぽい。
それで、音の違いだが。
当方で聴いた限りでは、黄帯のほうがダイナミックレンジが広く、
音がきめ細かいような気がする。

次に「コバルトアワー」
こちらは2枚所有している(帯が破れていたので2枚目を買ってしまった)。
2枚目とも、A面、B面ともに「1S」であった。
コバルトアワーは、以前から音が良いなあと思っていたので、1Sというのは納得。

次に、「Yuming Brand」
A面「1S」、B面「2S3」だった。

次に「14番目の月」
A面「1S3」、B面「2S3」だった。

次に「紅雀」
A面、B面共に「1S」だった。

次に「OLIVE」
A面「3S2」、B面「3S」だった。

次に「昨晩お会いしましょう」
A面「1S2」、B面「1S2」だった。

次に「ひこうき雲」
A面「2S2」、B面「3S4」だった。

まだあるが、またの機会に。

今回、それぞれマトリックス番号が分かったので、
こうして振り返ってみると、
やはりマトリックス番号が1Sの盤は、聴いていても良い音だなあと思う。
番号が後ろの盤については、若いマトリックスの盤を入手して聴いてみたいところだ。
このあたりの番号の違いも音に出てくることが分かっているので、
やはり知ってしまうとやめられない。
マトリックス番号についての情報は、東芝が出している訳でもないので、
はっきりしたことは分からないが、当方が感じだところでは、
1Sは良い印象なので、今後も1Sの盤を探してゆきたい。

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

調整は続くよ何処までも [アナログ調整]

仕事もあと1ヶ月頑張れば楽になるところまできた。
残業も程々で帰宅できてはいるが、帰る頃にはオーディオを鳴らせる時間ではないので、
土日に仕事が休みの時だけ聴ける状況。
今日は朝からオーディオ三昧。
近々、緊急事態宣言が解除されたら、オフ会でもと思っているので、
そこに向けて調整を追い込もうとしている。
昨年7月から、本格的にアナログのアームやカートリッジの調整を進めてきて、
もう8ヶ月も経ってしまった。
お陰様で、歪みを感じることは殆ど無くなり、かなり良い音で聴けるようになってきた、
このレベルまで追い込まれている方は、そうそういないと思えるところまでは
きているとは思ってはいるのだが、まだまだ神の領域に達するには程遠い。
調整用に引っ張り出してきた、宇多田ヒカルのアルバム。
これのFirst Loveを聴いてみると、どうも声がカサついてる。
一曲目のAutomaticでは全くカサ付きはない。
やはりFirst Loveの入っているレコードの最内周辺りでは、
まだトラッキングエラーがあるようだ。
アナログをさせている方ならご存知だと思うが、
アナログでは最内周を鳴らすのが1番難しい。

8DD0B000-7114-4D78-93E2-09F700698C45.jpeg

このFirstLoveもそうだが、
この盤や

499AA5FC-1A23-464A-9BF6-8DC1B898E3A1.jpeg

この盤も最内周にいい曲がある。

434F0F4D-13C9-49EC-9918-F7CE65C6725A.jpeg

やはりもう少し調整としてみるかと、アームの調整をしてみることに。
調整していたら、やけにプレーヤーが振動に敏感な事に気づいた。
どうもオーディオラックが鳴いているようだ。
調べてみると、TAOCのラックのポールが、これはねじ込み式なのだが、
これが緩んでいた。
それで、これを締め直した。
するとターンテーブルも若干傾いたので、改めて傾きを水平にして、
アームの調整をした。
最内周で針先がくる位置をこーまでより0.5mmくらい手前にしたりして、
0.25mm間隔辺りで探りながら、聴きながら、調整をしていくと、
宇多田ヒカルの声のカサつきがだいぶとれてきた。
それでも、外周が95点とすると75点くらいか。
これまでが60点くらいだったので、随分良くはなったが、
まだまだ調整は必要なようだ。
しかし、針先をベストの位置に持っていくのは至難の業。
左右の傾きに加えて、前後の傾き、針先の方向、そして前後の位置。
これらが全て最適な所に決まって初めて、物凄い音がするのである。
前後の傾き、即ちアームの傾きは、過去に散々調整している。
また針先のむきも調整し始めるとキリが無くなる。
なのでこれら2つは触らず、
左右の傾き即ちアジマスと前後の位置だけ調整した。
アジマスはターンテーブルの傾きを、水平にしたことで、
改めてターンテーブルの水平も取り直したので、
これに付随して調整しなおした。
と言うわけで、最内周でも75点くらいの音は出てきたようである。
更に先へ追い込むにはまだまだトライアンドエラーを繰り返す必要があるであろう。
くたびれているので、今日はこの辺まで。
あとは、ゆっくりレコード三昧します。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽