アレキサンドライト邸にお邪魔してきました。 [音楽]
Studio K'sというサイトをご存知だろうか?
その昔、オーディオの凄腕の方々のオーディオ遍歴などが掲載されていたサイトである。
オーディオを長くやられている方なら、知らない方はいないであろう。
小生も当ブログを始める前から、Studio K'sのサイトを拝見ていた。
もう20年以上前の事である。
当時は全く縁もなく、その道の凄腕の方達がオーディオについてあれこれ試行錯誤されていたのを、横目で眺めていた。
しかし当ブログを始めてから数年が経った頃、このStudio K'sに登場されていた方のお宅にも何件かお邪魔させて頂く事ができるようになった。
その甲斐あって、あそこに登場される凄腕の方々のサウンドをこの耳で聞く事ができ、大変貴重な経験となっている。
勿論今の拙宅のサウンドの礎にもなっている。
先日、4月にお邪魔した夜香さんのお知り合いのアレキサンドライトさんのお宅に、taoさんとお邪魔させて頂いた。
4月にお聞かせ頂いた夜行さんのサウンドが凄く衝撃だったので、その夜行さんと交流させているアレキサンドライトさんのサウンドも凄そうだなと、ある程度覚悟はしていたのだが。
聴かせて頂いたサウンドは、やはり、これまた凄いものであった。
そして、色々とお話しさせて頂く中で、アレキサンドライトさんは当時Studio K'sに登場されていた凄腕のほとんどの方と交流されていらっしゃる事が分かった。
しかも今も交流されている。
当時のあの熱量を持ったまま、あれから20年以上もいろいろと情報交流や試行錯誤をされ続けていらっしゃるのだから、それは凄い音が出てくることは容易に想像できる。
今日のサウンドを聴いて納得納得したのであった。
アレキサンドライトさんは、 CelloのスピーカーとJBLのスピーカーの両刀使いである。
それぞれ専用のオーディオルームをお持ちである。
まずはCelloのシステムから聴かせて頂くことに。
こちら、Cello Stradivari Grandmasterである。
こんなとんでもないスピーカーのシステムの追い込まれたサウンドを我がオーディオ人生において聴けるとは想像もしていなかった。
プリから先、パワーアンプ、スピーカー、そしてケーブルに至るまで、スタート全てCelloで統一されている。
ケーブルまでもCelloと一貫されているところが、アレキサンドライトさんのオーディオに対する並々ならぬ情熱を物語っているだろう。
小生はレコードこそ何年も探し続けているが、オーディオを長年に渡り探し続けられているという物凄い執念には共感できる。
そして出てきたサウンドは、やはりその執念を感じさせる重厚なものであった。
こちらが、Celloのプリ軍である。
Encoreだけではないところがまた凄い。
マニア垂涎の機材がこれだけ揃ったのを眺めるとため息が出てくるね。
PALETTEで、より細やかなところを調整されているとのこと。
そしてこちがが、モノラルパワー
PERFORMANCEは電源とアンプに分けれているので4筐体で1セットである。
う~ん、ため息しか出てこない。凄すぎ。
という機材で、小生がジャズ好きということもあり、まず手始めにワルツフォーデビーのSACDからから、その後ECMなどを掛けて頂くことに。
第一印象は、美音である。
物凄く美音だと思った。メチャクチャ音色が良い。
Celloは遠い昔にRNCOREだけで聴いたことはあったが、その音の記憶は何処へ。
もう記憶には残っていなかった。
というわけで、殆ど初耳であるが、生粋のCelloの音色は物凄く鼻音で、物凄く好きな音であった。
小生はレビンソンの音色が好きだが、このCelloの音色もやはり物凄く好きな音である。
しかし、このような天井まで聳え立つスピーカーの音像定位はどうか皆興味があると思うのだが。
小生は、高域はスピーカーの上から降り注ぐように音がくるのかと想像していた。
これが不思議なことに、我々が聴いている普通のスピーカー同様に、耳の高さあたりに音像が並んで聴こえる。これには驚いた。
Celloのシステムは目ざまが悪いようで、冒頭の一、二曲は、スピーカーの音が壁に張り付いたような感じがしていたが、時間が進むにつれ、音がどんどん中央に集まってきた。
3曲目辺りからは、音像定位も安定してきて、違和感がなくなってきた。
これは、あの200kgあるスピーカーのセッティングもなされているとだと直ぐに分かった。
それ以降は、素晴らしいサウンドのオンパレードである。
手持ちしたマイルスのRound Anout Midnight。
遂にデジタルもここまできたかと唸らされるサウンドである。
綿密でありながら、音が薄くない。
アレキサンドライトさんは、フランス メトロノームのトランスポートとDACをお使いである。
このクラスのDACを使いこなせる方は、国内に数えるほどしかいないと思うが、今回このような贅沢なシステムでMilesがどのようになるのか聴かせて頂けて、とても有意義であった。
アレキサンドライトさんも仰っていたが、このメトロノームは、高解像度なだけではなく、音楽的になるようである。
音色良く、しっかりと本来演奏自体が持っているグルーブ感やノリといったものも表現してくれる。
やはりこのクラスの送り出しがないと、アナログと対等に争えないなと思った。
デジタルはやはり新しいものが良い音するね。
最後に、アレキサンドライトさんのリファレンスである内田光子とスタインバーグのモーツァルト ヴァイオリンソナタ集を掛けて頂いた。
これには心底唸らされた。
この盤は小生も勿論持っているし、また色々な所で聴かせて頂いてもいる。
しかし、今回聴かせて頂いたものは、従来の盤のイメージを根底から覆すものであった。
大きく違うなと思ったのが、ピアノの厚みである。
これまで聴いたことがあったのは、内田光子のピアノとスタインバーグのヴァイオリンが、1:1くらいの割合で演奏しているかのような雰囲気であった。
しかし、今回は違う。
完全に内田光子のピアノが主役で、ヴァイオリンが脇役に徹している。
これまではどちらの演奏も素晴らしく、どちらも楽しめるくらいにしか考えていなかった。
しかし、ここではどちらの演奏も素晴らしいのはもちろんなのだが、主役と脇役の掛け合いというのがよく分かるのである。
根底にはピアノの音の厚みが大きく影響していると思った。
とにかくピアノの厚みが半端ないのである。
Celloの30cm2発のウーファーと、それを軽く制動できるCelloのアンプ群は、半端ではない。
このダブルウーファーをこんなに易々と制動できるものかと、Celloのアンプの凄さを知ってしまった。
低域の遅れというものを全く感じさせない。
Celloのアンプ群は、あのツイーターとスコーカー群、そしてダブルウーファーを完全に自分のものにしている。スピーカーのことも完全に把握しきっている。
昔から、同じメーカーのプリ・パワーを使うというセオリーがある。
下手な組み合わせよりも、同じメーカーのプリ・パワーの方がよっぽど良い音するよということ。
それはそのはず。オーディオのプロ中のプロが音合わせをしたものであるのだから、我々アマチュアとはわけが違うのである。
Celloが到達したサウンドの頂点といっても良いのではないだろうか。
そのサウンドで内田光子の演奏が流れている。
かつて、この内田光子の盤をここまでならせたシステムはあっただろうか?
この上ない感動が沸き上がってきたのである。あのサウンドは凄い。
小生も長いオーディオ人生ではあるが、また一つ心に刻まれた音であった。
というわけで、超絶サウンドを堪能したところで、一息。
こちらが現役ではないが、アレキサンドライトさんがこれまでお使いになられた機材の一部である。
いや、もう博物館級だ。普通は真似できない。
昔のMundは良いね。
ロクサンのプレーヤーはオリジナルとのこと。
その後、2階のオーディオルームへ移動することになった。
2階はJBLの部屋である。
4台のJBL Project K2 S9500が出迎えてくれる。
写真は2つしか映ってないが、後ろにもう2台ある。
小生もその昔Passのパワーアンプを使っていたが、アレキサンドライトさんは、そのハイエンドクラスのアンプで鳴らされている。
そして32Lもお使いになられていた。
その他のハイエンド機器は聴くのもこの目で見るのも初めてで、度肝を抜かれてしまった。
こちらの機材も博物館級である。
こちらがアナログプレーヤー。
SMEとリニアトラッキングアームのダブルアームだ。
こちらではアナログを掛けられるということで、手持ちの盤を何枚か掛けて頂いた。
実は、Project K2 S9500は一度聴いてみたいと思っていた。
自分でも買ってみたいと思った時期もあるスピーカーである。
そんなスピーカで聴けるのだからと、聴きたい盤をもってきたのである。
ワクワクしながら、1枚目を掛けて頂いた。
Dave PikeのPike’s Peakである。1曲目のWhy Notから。
Herbie Lewisの渋っぶいベースソロから始まる。
そこからDave PikeのヴィブラフォンとBill Evansのピアノが入ってくる。
この出だしの緊張感が一番の醍醐味である。
カッコいい!!!これはカッコいい音だと思った。
まず部屋、装置もカッコいいが、更に出てくる音もカッコいいのである。
このオーディオルームはアレキサンドライトさんのセンスの絡まりである。
確かにオーディオは音だけではなく、カッコよさも必要だと思っているが、なかなか真似はできないものだ。ここではそれをやられているのである。
実に羨ましいと思った。
そして、Ann BurtonのBallads & Burtonである。
It Never Entered My Mind。
心底グッとくる歌声である。こういう曲をひとりでじっくり堪能するという快感をオーディオマニアなら味わったことがあるだろう。
いやあ、こういう曲をもっと堪能したいと思った。
それからMilesのペットも聴きたかったのでCookin’から。
My Funny Valentineを
こちらもどれほどグッとくるかであるが、こちらも心底痺れる演奏であった。
最後にRed GarlandのRed's Good Grooveから、
Red's Good Grooveを掛けて頂いた。
テンポ良いスリリングな演奏がハードバップの醍醐味である。
5人の演奏がこの大きなオーディオルームに展開される。
いやあ、この演奏もやはりカッコいい!!!
taoさんもカッコいいに頷いていらっしゃった。
なぜあんなにカッコいい演奏になるのか?
それは、あのスピーカと機材軍と長く向き合ったアレキサンドライトさんにか分からないであろう。
拙宅もJAZZはカッコいい演奏にしてみたい、そう思わされたサウンドであった。
アレキサンドライトさん、今回はお誘い下さりありがとうございました。
あのサウンドを聴かされた者としては、お誘いするのに恐縮してしまっております。
が、引き続き交流のほどよろしくお願いします。
その昔、オーディオの凄腕の方々のオーディオ遍歴などが掲載されていたサイトである。
オーディオを長くやられている方なら、知らない方はいないであろう。
小生も当ブログを始める前から、Studio K'sのサイトを拝見ていた。
もう20年以上前の事である。
当時は全く縁もなく、その道の凄腕の方達がオーディオについてあれこれ試行錯誤されていたのを、横目で眺めていた。
しかし当ブログを始めてから数年が経った頃、このStudio K'sに登場されていた方のお宅にも何件かお邪魔させて頂く事ができるようになった。
その甲斐あって、あそこに登場される凄腕の方々のサウンドをこの耳で聞く事ができ、大変貴重な経験となっている。
勿論今の拙宅のサウンドの礎にもなっている。
先日、4月にお邪魔した夜香さんのお知り合いのアレキサンドライトさんのお宅に、taoさんとお邪魔させて頂いた。
4月にお聞かせ頂いた夜行さんのサウンドが凄く衝撃だったので、その夜行さんと交流させているアレキサンドライトさんのサウンドも凄そうだなと、ある程度覚悟はしていたのだが。
聴かせて頂いたサウンドは、やはり、これまた凄いものであった。
そして、色々とお話しさせて頂く中で、アレキサンドライトさんは当時Studio K'sに登場されていた凄腕のほとんどの方と交流されていらっしゃる事が分かった。
しかも今も交流されている。
当時のあの熱量を持ったまま、あれから20年以上もいろいろと情報交流や試行錯誤をされ続けていらっしゃるのだから、それは凄い音が出てくることは容易に想像できる。
今日のサウンドを聴いて納得納得したのであった。
アレキサンドライトさんは、 CelloのスピーカーとJBLのスピーカーの両刀使いである。
それぞれ専用のオーディオルームをお持ちである。
まずはCelloのシステムから聴かせて頂くことに。
こちら、Cello Stradivari Grandmasterである。
こんなとんでもないスピーカーのシステムの追い込まれたサウンドを我がオーディオ人生において聴けるとは想像もしていなかった。
プリから先、パワーアンプ、スピーカー、そしてケーブルに至るまで、スタート全てCelloで統一されている。
ケーブルまでもCelloと一貫されているところが、アレキサンドライトさんのオーディオに対する並々ならぬ情熱を物語っているだろう。
小生はレコードこそ何年も探し続けているが、オーディオを長年に渡り探し続けられているという物凄い執念には共感できる。
そして出てきたサウンドは、やはりその執念を感じさせる重厚なものであった。
こちらが、Celloのプリ軍である。
Encoreだけではないところがまた凄い。
マニア垂涎の機材がこれだけ揃ったのを眺めるとため息が出てくるね。
PALETTEで、より細やかなところを調整されているとのこと。
そしてこちがが、モノラルパワー
PERFORMANCEは電源とアンプに分けれているので4筐体で1セットである。
う~ん、ため息しか出てこない。凄すぎ。
という機材で、小生がジャズ好きということもあり、まず手始めにワルツフォーデビーのSACDからから、その後ECMなどを掛けて頂くことに。
第一印象は、美音である。
物凄く美音だと思った。メチャクチャ音色が良い。
Celloは遠い昔にRNCOREだけで聴いたことはあったが、その音の記憶は何処へ。
もう記憶には残っていなかった。
というわけで、殆ど初耳であるが、生粋のCelloの音色は物凄く鼻音で、物凄く好きな音であった。
小生はレビンソンの音色が好きだが、このCelloの音色もやはり物凄く好きな音である。
しかし、このような天井まで聳え立つスピーカーの音像定位はどうか皆興味があると思うのだが。
小生は、高域はスピーカーの上から降り注ぐように音がくるのかと想像していた。
これが不思議なことに、我々が聴いている普通のスピーカー同様に、耳の高さあたりに音像が並んで聴こえる。これには驚いた。
Celloのシステムは目ざまが悪いようで、冒頭の一、二曲は、スピーカーの音が壁に張り付いたような感じがしていたが、時間が進むにつれ、音がどんどん中央に集まってきた。
3曲目辺りからは、音像定位も安定してきて、違和感がなくなってきた。
これは、あの200kgあるスピーカーのセッティングもなされているとだと直ぐに分かった。
それ以降は、素晴らしいサウンドのオンパレードである。
手持ちしたマイルスのRound Anout Midnight。
遂にデジタルもここまできたかと唸らされるサウンドである。
綿密でありながら、音が薄くない。
アレキサンドライトさんは、フランス メトロノームのトランスポートとDACをお使いである。
このクラスのDACを使いこなせる方は、国内に数えるほどしかいないと思うが、今回このような贅沢なシステムでMilesがどのようになるのか聴かせて頂けて、とても有意義であった。
アレキサンドライトさんも仰っていたが、このメトロノームは、高解像度なだけではなく、音楽的になるようである。
音色良く、しっかりと本来演奏自体が持っているグルーブ感やノリといったものも表現してくれる。
やはりこのクラスの送り出しがないと、アナログと対等に争えないなと思った。
デジタルはやはり新しいものが良い音するね。
最後に、アレキサンドライトさんのリファレンスである内田光子とスタインバーグのモーツァルト ヴァイオリンソナタ集を掛けて頂いた。
これには心底唸らされた。
この盤は小生も勿論持っているし、また色々な所で聴かせて頂いてもいる。
しかし、今回聴かせて頂いたものは、従来の盤のイメージを根底から覆すものであった。
大きく違うなと思ったのが、ピアノの厚みである。
これまで聴いたことがあったのは、内田光子のピアノとスタインバーグのヴァイオリンが、1:1くらいの割合で演奏しているかのような雰囲気であった。
しかし、今回は違う。
完全に内田光子のピアノが主役で、ヴァイオリンが脇役に徹している。
これまではどちらの演奏も素晴らしく、どちらも楽しめるくらいにしか考えていなかった。
しかし、ここではどちらの演奏も素晴らしいのはもちろんなのだが、主役と脇役の掛け合いというのがよく分かるのである。
根底にはピアノの音の厚みが大きく影響していると思った。
とにかくピアノの厚みが半端ないのである。
Celloの30cm2発のウーファーと、それを軽く制動できるCelloのアンプ群は、半端ではない。
このダブルウーファーをこんなに易々と制動できるものかと、Celloのアンプの凄さを知ってしまった。
低域の遅れというものを全く感じさせない。
Celloのアンプ群は、あのツイーターとスコーカー群、そしてダブルウーファーを完全に自分のものにしている。スピーカーのことも完全に把握しきっている。
昔から、同じメーカーのプリ・パワーを使うというセオリーがある。
下手な組み合わせよりも、同じメーカーのプリ・パワーの方がよっぽど良い音するよということ。
それはそのはず。オーディオのプロ中のプロが音合わせをしたものであるのだから、我々アマチュアとはわけが違うのである。
Celloが到達したサウンドの頂点といっても良いのではないだろうか。
そのサウンドで内田光子の演奏が流れている。
かつて、この内田光子の盤をここまでならせたシステムはあっただろうか?
この上ない感動が沸き上がってきたのである。あのサウンドは凄い。
小生も長いオーディオ人生ではあるが、また一つ心に刻まれた音であった。
というわけで、超絶サウンドを堪能したところで、一息。
こちらが現役ではないが、アレキサンドライトさんがこれまでお使いになられた機材の一部である。
いや、もう博物館級だ。普通は真似できない。
昔のMundは良いね。
ロクサンのプレーヤーはオリジナルとのこと。
その後、2階のオーディオルームへ移動することになった。
2階はJBLの部屋である。
4台のJBL Project K2 S9500が出迎えてくれる。
写真は2つしか映ってないが、後ろにもう2台ある。
小生もその昔Passのパワーアンプを使っていたが、アレキサンドライトさんは、そのハイエンドクラスのアンプで鳴らされている。
そして32Lもお使いになられていた。
その他のハイエンド機器は聴くのもこの目で見るのも初めてで、度肝を抜かれてしまった。
こちらの機材も博物館級である。
こちらがアナログプレーヤー。
SMEとリニアトラッキングアームのダブルアームだ。
こちらではアナログを掛けられるということで、手持ちの盤を何枚か掛けて頂いた。
実は、Project K2 S9500は一度聴いてみたいと思っていた。
自分でも買ってみたいと思った時期もあるスピーカーである。
そんなスピーカで聴けるのだからと、聴きたい盤をもってきたのである。
ワクワクしながら、1枚目を掛けて頂いた。
Dave PikeのPike’s Peakである。1曲目のWhy Notから。
Herbie Lewisの渋っぶいベースソロから始まる。
そこからDave PikeのヴィブラフォンとBill Evansのピアノが入ってくる。
この出だしの緊張感が一番の醍醐味である。
カッコいい!!!これはカッコいい音だと思った。
まず部屋、装置もカッコいいが、更に出てくる音もカッコいいのである。
このオーディオルームはアレキサンドライトさんのセンスの絡まりである。
確かにオーディオは音だけではなく、カッコよさも必要だと思っているが、なかなか真似はできないものだ。ここではそれをやられているのである。
実に羨ましいと思った。
そして、Ann BurtonのBallads & Burtonである。
It Never Entered My Mind。
心底グッとくる歌声である。こういう曲をひとりでじっくり堪能するという快感をオーディオマニアなら味わったことがあるだろう。
いやあ、こういう曲をもっと堪能したいと思った。
それからMilesのペットも聴きたかったのでCookin’から。
My Funny Valentineを
こちらもどれほどグッとくるかであるが、こちらも心底痺れる演奏であった。
最後にRed GarlandのRed's Good Grooveから、
Red's Good Grooveを掛けて頂いた。
テンポ良いスリリングな演奏がハードバップの醍醐味である。
5人の演奏がこの大きなオーディオルームに展開される。
いやあ、この演奏もやはりカッコいい!!!
taoさんもカッコいいに頷いていらっしゃった。
なぜあんなにカッコいい演奏になるのか?
それは、あのスピーカと機材軍と長く向き合ったアレキサンドライトさんにか分からないであろう。
拙宅もJAZZはカッコいい演奏にしてみたい、そう思わされたサウンドであった。
アレキサンドライトさん、今回はお誘い下さりありがとうございました。
あのサウンドを聴かされた者としては、お誘いするのに恐縮してしまっております。
が、引き続き交流のほどよろしくお願いします。