GRFさんのお宅にお邪魔してきた。 [オーディオ]
仕事やオフ会、レコードセールで忙しく、更新が遅くなってしまったが、
先日GRFさんのお宅にお邪魔してきた。
もう1ヶ月以上も前のことだ。
具体的な感想は、GRFさんのブログに掲示されたとおりである。
当ブログよりも圧倒的に見ていらっしゃる方も多く、内容も濃いので、
そちらをご覧頂ければと思うが、幾つか書いておきたい事があったので、こちらに記載しておこうかと。
いつも良いサウンドを聴かせて頂いているが、更に良い音が出てきたとの事で、
これは是非聴かねばという事で、お邪魔する事に。
いつもの凄いオーケストラを聴かせて頂くのは勿論なのだが、
自分はジャズが好きなので、手持ちのジャズの盤がどういう風になるのか、
聴いてみたいので、持ち込ませて頂くことに。
当初は一人でお邪魔する予定だったが、BOさんもご一緒される事になった。
BOさんはジャズもお好きなので、楽しみにしていた。
音が良いのは決まっているが、手持ちのレコードがどのようになるのか知りたいし、違うレーベルのレコードを何枚か持ち込ませて頂いた。
まずはTBMのMISTYを。
当方も頑張ってTBM30を入手したので、これを鳴らして頂いた。
ステレオだけのことはあり、音場が広く展開する。
そこから厚みのある音が出てきた。
音がいいのは間違いないが、やはり日本人の演奏は、海外の演奏に比べるとグルーブ感が足りないような気がするが、このグルーブ感の物足りなさをしっかりと感じ取れた。
これが場の雰囲気をしっかり出せるシステムが否かが問われるのかもしれない。
カメラのレンズのように。
やはりいいレンズは、空気感をも写し出すのである。
次に、PIKE'S PEAKを。
一転してベース音からグルーブ感が半端ない。
こちはらMONO盤。
密度があり、当時の演奏が色褪せることなく、オーディオルームに展開される。
あの大きなオーディオルームとMONO盤の相性はバッチリである。
あの部屋にピアノとドラムを設置して、その場で演奏しても、あんな風にあるのかなと、すごくリアルにイメージできた。
そして、MERTY PAICHのTAMPA盤を。
この中でART PEPPERが見事な吹きっぷりを見せてくれた。
数あるオリジナルの中でもTAMPAの音は良いと思っていたが、
その威力が最大限に発揮された。
あの場に居合わせた3人は、この上ないほどの高揚感に包まれた。
当時PEPPERの生演奏を聴いていた人は、同じように感極まっていたのだろう。
あのPEPPERのサウンドは心底惚れた。
JBLでも、とんでもない良いサウンドを聴いてひっくり返ったことも何度もあるが、
GRFさんのシステムであのようなPEPPERのサウンドを聴けたのは本当に驚きだった。
どんな装置かではなく、どう鳴らされているかによって、出てくる音は決まるのだなあと、
オーディオってやはり面白いなと改めて思った。
それからJAZZ TIMEのReaching outやBLUE NOTEからWhistle Stop、
締めにのTempoのLast Wordに至るまで、あっという間の至福の時間であった。
痺れっぱなしで、その後一週間はART PEPPERの音が耳から離れなかった。
ああいう物凄い音がレコードから出てきてしまう事実を突きつけられると、
自分のシステムはどうなんだ!?と喝を入れたくなる。
あんな音出せるのだろうか!?いや、出してみたい!
そんな喝を入れられた感じだった。
それから、兎に角どれだけの音情報がレコードには詰まっているんだと感心させられ、自分のシステムも、この先どんな音が出てくるのか更なる楽しみがあるのだなの、ワクワクしてきた。
あと、Tempoの低音の鳴り方が、光カートリッジと従来のカートリッジでは、
大きく異なるようだ。
うちのカートリッジでLast Wordを聴くと、低音の音圧が妙にある。
音像大きめで、兎に角分厚い低音という印象があり、他のレーベルの低音とも違う。
イコライザーカーブが影響していることも考えられるが、それとは別次元で
低音の鳴りが違うような気がした。
GRFさんのシステムの方が、低音がより自然でよりリアルな気がした。
この点は、忘れないようにして、今後の拙宅の音作りに役立てようと思う。
GRFさん、BOさん、ありがとうございました。
また違う好きな盤を持ち込ませて頂きたいと思っておりますので、
その時は、宜しくお願いします。
しかし、この秋のオフ会ラッシュは、taoさんから始まり、チューバホーンさん、GRFさんと続いたが、どのお宅も良い音でなっており、毎度KO負けした気分だった。
これでKO負けも最後かと思っていたが、この後更にKO負けすることになる。
その記事は、またということで。
先日GRFさんのお宅にお邪魔してきた。
もう1ヶ月以上も前のことだ。
具体的な感想は、GRFさんのブログに掲示されたとおりである。
当ブログよりも圧倒的に見ていらっしゃる方も多く、内容も濃いので、
そちらをご覧頂ければと思うが、幾つか書いておきたい事があったので、こちらに記載しておこうかと。
いつも良いサウンドを聴かせて頂いているが、更に良い音が出てきたとの事で、
これは是非聴かねばという事で、お邪魔する事に。
いつもの凄いオーケストラを聴かせて頂くのは勿論なのだが、
自分はジャズが好きなので、手持ちのジャズの盤がどういう風になるのか、
聴いてみたいので、持ち込ませて頂くことに。
当初は一人でお邪魔する予定だったが、BOさんもご一緒される事になった。
BOさんはジャズもお好きなので、楽しみにしていた。
音が良いのは決まっているが、手持ちのレコードがどのようになるのか知りたいし、違うレーベルのレコードを何枚か持ち込ませて頂いた。
まずはTBMのMISTYを。
当方も頑張ってTBM30を入手したので、これを鳴らして頂いた。
ステレオだけのことはあり、音場が広く展開する。
そこから厚みのある音が出てきた。
音がいいのは間違いないが、やはり日本人の演奏は、海外の演奏に比べるとグルーブ感が足りないような気がするが、このグルーブ感の物足りなさをしっかりと感じ取れた。
これが場の雰囲気をしっかり出せるシステムが否かが問われるのかもしれない。
カメラのレンズのように。
やはりいいレンズは、空気感をも写し出すのである。
次に、PIKE'S PEAKを。
一転してベース音からグルーブ感が半端ない。
こちはらMONO盤。
密度があり、当時の演奏が色褪せることなく、オーディオルームに展開される。
あの大きなオーディオルームとMONO盤の相性はバッチリである。
あの部屋にピアノとドラムを設置して、その場で演奏しても、あんな風にあるのかなと、すごくリアルにイメージできた。
そして、MERTY PAICHのTAMPA盤を。
この中でART PEPPERが見事な吹きっぷりを見せてくれた。
数あるオリジナルの中でもTAMPAの音は良いと思っていたが、
その威力が最大限に発揮された。
あの場に居合わせた3人は、この上ないほどの高揚感に包まれた。
当時PEPPERの生演奏を聴いていた人は、同じように感極まっていたのだろう。
あのPEPPERのサウンドは心底惚れた。
JBLでも、とんでもない良いサウンドを聴いてひっくり返ったことも何度もあるが、
GRFさんのシステムであのようなPEPPERのサウンドを聴けたのは本当に驚きだった。
どんな装置かではなく、どう鳴らされているかによって、出てくる音は決まるのだなあと、
オーディオってやはり面白いなと改めて思った。
それからJAZZ TIMEのReaching outやBLUE NOTEからWhistle Stop、
締めにのTempoのLast Wordに至るまで、あっという間の至福の時間であった。
痺れっぱなしで、その後一週間はART PEPPERの音が耳から離れなかった。
ああいう物凄い音がレコードから出てきてしまう事実を突きつけられると、
自分のシステムはどうなんだ!?と喝を入れたくなる。
あんな音出せるのだろうか!?いや、出してみたい!
そんな喝を入れられた感じだった。
それから、兎に角どれだけの音情報がレコードには詰まっているんだと感心させられ、自分のシステムも、この先どんな音が出てくるのか更なる楽しみがあるのだなの、ワクワクしてきた。
あと、Tempoの低音の鳴り方が、光カートリッジと従来のカートリッジでは、
大きく異なるようだ。
うちのカートリッジでLast Wordを聴くと、低音の音圧が妙にある。
音像大きめで、兎に角分厚い低音という印象があり、他のレーベルの低音とも違う。
イコライザーカーブが影響していることも考えられるが、それとは別次元で
低音の鳴りが違うような気がした。
GRFさんのシステムの方が、低音がより自然でよりリアルな気がした。
この点は、忘れないようにして、今後の拙宅の音作りに役立てようと思う。
GRFさん、BOさん、ありがとうございました。
また違う好きな盤を持ち込ませて頂きたいと思っておりますので、
その時は、宜しくお願いします。
しかし、この秋のオフ会ラッシュは、taoさんから始まり、チューバホーンさん、GRFさんと続いたが、どのお宅も良い音でなっており、毎度KO負けした気分だった。
これでKO負けも最後かと思っていたが、この後更にKO負けすることになる。
その記事は、またということで。
taoさん宅にお邪魔してきました。 [オーディオ]
仕事とオフ会で忙しく更新が滞っていたが、久々に更新。
3週間ほど前になるが、8年ぶりにtaoさん宅にお邪魔してきた。
8年はかなり長い年月である。
その間に、レコードプレーヤー以外の機材を変えられたようである。
やはりスピーカーの変更は大きい。
以前はTANNOY GRFをマランツ7とマランツ2で鳴らしていらっしゃった。
ビンテージは気分やだから、付き合うのは大変だった事であろう。
しかし、スピーカーをGuarneri Mementoに変えられのである。
ちょうど一年ほど前にGuarneri Mementoを入手され、聴いていらっしゃると伺っていた。
その頃は、GRFの前に設置してお聴きになっていらっしゃっていたようである。
あれから一年ほど調整を重ねてこられたのである。
もう8年も前なのでハッキリとした音の記憶はなかった。
なので全く先入観なく、新鮮な気持ちで聴くことができた。
taoさんの美意識により統一されたスピーカーと機材たち。
どれも洗練されたデザインである。
これらのオーディオ機器たちがこれからどんな音楽を奏でてくれるのか、
ワクワクしてきた。
先ずは、デジタルから鳴らして頂くことに。
デジタルは、
ORACLEのCDトランスポート→NAGRAのDAC→
Chordのプリ→Jeffrowland のパワー→Guarneri Memento
という流れである。
ケーブルは殆どがビンテージの細いケーブル。
何枚かCDを掛けて頂いた。
まず、ヴァイオリンのCDを聴いたとき、これまでデジタルで聴いたことのない
ヴァイオリンの音がした。
taoさんはガルネリは、音に艶っぽさがあるのが特徴かなと仰っていた。
なるほどこれがガルネリの音なのか。
これまで聴いたヴァイオリンの音が、よりしっとりして聴こえる。
これは、ボーカルでも同じ傾向で、カサついた感じがなく、しっとりしていて実に良かった。
特にイタリアのジャズボーカリスト、ロバータガンバリーのCDは、
小生は本人にも会っているし、親近感も相まってとても良かった。
拙宅では、このところOさんDACにかなり次元の高いデジタルサウンドを聴いているので、
大まかには昔のDACの音がするという点は否めないが、
それをNAGRAやガルネリの持つ個性の方が優っていて、
クラシックやボーカルをガルネリ色に染めているようなそんな印象であった。
暫くソプラノやボーカルを聴いていて、その世界に入り込んでしまっていたが、
ティータイムの後、アナログを聴かせて頂くと様相が一変する。
一聴して、今まで聴いていた音楽は一体何だったんだろう。
デジタルには申し訳ないが、アナログの圧勝である。
楽器や演奏者の存在感や佇まい、場の雰囲気から、音楽の躍動感どれもが素晴らしい。
このアナログは凄い音に仕上がっているなあ。こう思ったのである。
ちょっとこれまで聴いたことがあるアナログの音とは、
次元が違うなと思ってしまった。
taoさんが厳選されたクラシックのオリジナル盤からは、どれもとてつもない躍動感を感じられた。
そして特に声の表現が素晴らしいと思った。
こうなるとあとは、ひたすら良い盤を聴くだけだ。
どの盤を掛けても盤に封じ込められた古き良き時代の演奏が見事に蘇る。
小生のジャズの盤も掛けて頂くことに。
ペッパーやマイルス、ロリンズと誰もが良い吹きっぷりを見せてくれた。
ジャズも良くなりますね!
taoさんとの出会いは15年以上も前のことである。
現在は多く方と交流させて頂いているが、相互オフ会を始めて行ったのがtaoさんだった。
今多くのオーディオファイルと交流があるのもtaoさんのお陰と言っても過言ではない。
小生は内向的なため、自分から人脈を開拓してなどということは、殆どしない。
taoさんは自ら積極的に開拓され、色々な方のオタクを訪問されていた。
そこで、小生はいつもtaoさんに付いて行っていた。
良い出会いも悪い出会いも経験したが、今のオーディオのクオリティがあるのも
taoさんに連れて行って貰ったお宅の音を聴けたお陰である。
taoさんのオーディオ遍歴は全て知っているが、今聴かせて頂いているアナログの音は、
15年の年月を掛けてようやく到達されたサウンドである事は良く分かった。
ハイエンドもビンテージも経験され、そしてアナログに目覚められて、
ようやく見つけられたサウンドである。
オーディオは、やはり長い年月を掛けないと出せないサウンドがあるのだなあ。
とても嬉しくもあり、何か一人取り残されてしまった感じもした。
それほどまでに、良い音だったということだ。
taoさん、テンション上がるサウンドを聞かせて頂き、ありがとうございました。
あれからtaoさんがお掛けになられたビバルディのオリジナル盤とビーバーのCDを入手してしまいましたよ。
拙宅も音が戻ってきたら是非遊びにいらして下さい。
3週間ほど前になるが、8年ぶりにtaoさん宅にお邪魔してきた。
8年はかなり長い年月である。
その間に、レコードプレーヤー以外の機材を変えられたようである。
やはりスピーカーの変更は大きい。
以前はTANNOY GRFをマランツ7とマランツ2で鳴らしていらっしゃった。
ビンテージは気分やだから、付き合うのは大変だった事であろう。
しかし、スピーカーをGuarneri Mementoに変えられのである。
ちょうど一年ほど前にGuarneri Mementoを入手され、聴いていらっしゃると伺っていた。
その頃は、GRFの前に設置してお聴きになっていらっしゃっていたようである。
あれから一年ほど調整を重ねてこられたのである。
もう8年も前なのでハッキリとした音の記憶はなかった。
なので全く先入観なく、新鮮な気持ちで聴くことができた。
taoさんの美意識により統一されたスピーカーと機材たち。
どれも洗練されたデザインである。
これらのオーディオ機器たちがこれからどんな音楽を奏でてくれるのか、
ワクワクしてきた。
先ずは、デジタルから鳴らして頂くことに。
デジタルは、
ORACLEのCDトランスポート→NAGRAのDAC→
Chordのプリ→Jeffrowland のパワー→Guarneri Memento
という流れである。
ケーブルは殆どがビンテージの細いケーブル。
何枚かCDを掛けて頂いた。
まず、ヴァイオリンのCDを聴いたとき、これまでデジタルで聴いたことのない
ヴァイオリンの音がした。
taoさんはガルネリは、音に艶っぽさがあるのが特徴かなと仰っていた。
なるほどこれがガルネリの音なのか。
これまで聴いたヴァイオリンの音が、よりしっとりして聴こえる。
これは、ボーカルでも同じ傾向で、カサついた感じがなく、しっとりしていて実に良かった。
特にイタリアのジャズボーカリスト、ロバータガンバリーのCDは、
小生は本人にも会っているし、親近感も相まってとても良かった。
拙宅では、このところOさんDACにかなり次元の高いデジタルサウンドを聴いているので、
大まかには昔のDACの音がするという点は否めないが、
それをNAGRAやガルネリの持つ個性の方が優っていて、
クラシックやボーカルをガルネリ色に染めているようなそんな印象であった。
暫くソプラノやボーカルを聴いていて、その世界に入り込んでしまっていたが、
ティータイムの後、アナログを聴かせて頂くと様相が一変する。
一聴して、今まで聴いていた音楽は一体何だったんだろう。
デジタルには申し訳ないが、アナログの圧勝である。
楽器や演奏者の存在感や佇まい、場の雰囲気から、音楽の躍動感どれもが素晴らしい。
このアナログは凄い音に仕上がっているなあ。こう思ったのである。
ちょっとこれまで聴いたことがあるアナログの音とは、
次元が違うなと思ってしまった。
taoさんが厳選されたクラシックのオリジナル盤からは、どれもとてつもない躍動感を感じられた。
そして特に声の表現が素晴らしいと思った。
こうなるとあとは、ひたすら良い盤を聴くだけだ。
どの盤を掛けても盤に封じ込められた古き良き時代の演奏が見事に蘇る。
小生のジャズの盤も掛けて頂くことに。
ペッパーやマイルス、ロリンズと誰もが良い吹きっぷりを見せてくれた。
ジャズも良くなりますね!
taoさんとの出会いは15年以上も前のことである。
現在は多く方と交流させて頂いているが、相互オフ会を始めて行ったのがtaoさんだった。
今多くのオーディオファイルと交流があるのもtaoさんのお陰と言っても過言ではない。
小生は内向的なため、自分から人脈を開拓してなどということは、殆どしない。
taoさんは自ら積極的に開拓され、色々な方のオタクを訪問されていた。
そこで、小生はいつもtaoさんに付いて行っていた。
良い出会いも悪い出会いも経験したが、今のオーディオのクオリティがあるのも
taoさんに連れて行って貰ったお宅の音を聴けたお陰である。
taoさんのオーディオ遍歴は全て知っているが、今聴かせて頂いているアナログの音は、
15年の年月を掛けてようやく到達されたサウンドである事は良く分かった。
ハイエンドもビンテージも経験され、そしてアナログに目覚められて、
ようやく見つけられたサウンドである。
オーディオは、やはり長い年月を掛けないと出せないサウンドがあるのだなあ。
とても嬉しくもあり、何か一人取り残されてしまった感じもした。
それほどまでに、良い音だったということだ。
taoさん、テンション上がるサウンドを聞かせて頂き、ありがとうございました。
あれからtaoさんがお掛けになられたビバルディのオリジナル盤とビーバーのCDを入手してしまいましたよ。
拙宅も音が戻ってきたら是非遊びにいらして下さい。
スピーカーのセッティング つづき [オーディオ]
これまでのスピーカーの調整で、wattの位置はそこそこ良い位置にあり、調整の塩梅も良いと思われた。
そして、wattの位置より7,8mmほど後ろにpuppyがあり、wattとpuppyの間にilungoの8mm位あるコルクのインシュレーターが挟まっている。
まずはpuppyの下に敷いてあるスピーカーボードに、現在の位置の印をした。
それからpuppyとwattを慎重に7,8mmほど前に動かした。
この後wattだけを7,8mm下げれば、wattはpuppyの前後位置は0mmとなり、大まかではあるがwattの位置はこれまで良い音で鳴っていた位置ということになる。
wattを後ろに下げたいところだが、まずはpuppyの位置をしっかりと決める必要がある。
ここでpuppyだけを鳴らして、puppyの位置を探る事にした。
長年セッティングしてきた事で、wattとpuppyの鳴りっぷりが良い位置というのは既に見つけていて、これまではこの位置にスピーカーを置いていた。
鳴りっぷりが良いと言っているのは、低音がしっかりと出てヌケが良い位置。
スピーカーを大きく移動するとこの辺りの音が大きくかわるので、これまでこの点が良く出る位置を探してきた。
それなので、puppyの鳴りっぷりはおおむね良いようである。
puppyを繋いでいるSD05のボリュームを12時くらいまで上げ、ML1のボリュームも上げた。
するとボーカルものなどはpuppyだけでも聴こえた。
これならセッティングできそうだなと思った。
良く聴いていると音像が若干左側に寄っていたり声のヌケが悪いようだ。
それからミリ単位でpuppyを動かしながら、ボーカルがセンターでなるように、また声のヌケが良くなる位置を探した。
1mm行くかいかないか。この辺りの調整である。
その道を極めているわけではないので、その道の方からすればまだまだと思われるかもしれないが、それでも自分なりにセンターかつヌケの良いところを見つけられたと思う。
本格的にスピーカーの調整を始めて1年ほどだろうか。
一年前はスピーカーの調整は自分にはできないと思っていた。
しかしチューバホーンさんやoさんに、アナログの調整も微妙なところでやってるんだから、それと同じですよと言われて、それからちょくちょくセッティングするようになった。
あれから1年が経過し、多少はコツが分かってきた部分はある。
これらのコツを気にしながらpuppyをセッティングした。
これで、puppyの位置が決まった。
一旦、puppyを移動した後の位置に印を付けた。
それから、puppyが動かないように慎重にwattを持ち上げ、ilungoのインシュレーターを外した。
その後、wattだけを7,8mm後ろにずらした。
これでwattはpuppyの真上にきた。
この後、wattのみで微調整だが。
待ちきれず、
SD05のボリュームを9時強の位置に戻し、ML1のボリュームを絞った。
そして、wattを鳴らしている23.5Lの電源を入れた。
曲を再生してから、恐る恐るML1のボリュームを上げた。
すると音が死なないような気がした。
「やった!、やった!」
「これは、やったか!?」
まだ微調整はしていないが、ボーカルが後ろに引っ込まず、音は死んでないような気がした。
チューバホーンさんのヒントで上手く行きましたよ!
そして、ilungoのコルクのインシュレーター、ビンゴだと思った。
wilsonが研究の末に決めたwatt3puppy2というシステムの本来のセッティング戻して、やっとまともな音が出てきたのではないかと思った。
約20年を掛けて.やっとメーカー推奨のスピーカーセッティングに戻して良い音で聴いている。
なんとも笑ってしまうが、20年回り道をしていたということになる。
しかし回り道をした分、見る事ができた景色は人一倍だとは思うのだが。
その後、今度はwattの位置の微調整を行った。
SD05の電源を切り、wattのみで鳴らした。
音像がセンターにくるように、奥行きが出るように、声のヌケや艶が良い位置を探した。
puppyを動かさないように、上のwattのみを慎重に0.5mmとかそれくらい微妙に動かして調整した。
一旦良い位置が決まったので、またSD05の電源を入れて、watt+puppyで鳴らす。
イマイチ声のヌケが悪く艶がないような気がした。
そこで、またSD05の電源を切り、wattだけで鳴らす。
今度は左右のwattだけを0.5mm位前にずらした。
そしてまたセンターかつヌケ良く艶のある位置を探した。
またSD05の電源を入れて全体の音を聴いた。
これを何度か繰り返していたら、全体でもヌケの良い所があったような気がした。
既にilungoを外してwattとpuppyの前後位置が0になってからは、概ね良い音だったので、
本当に1番良い音なのかは良く分からないが、それでもまあそこそこ良い位置に決まったと思う。
いやあ、めちゃくちゃ大変だったが、不思議と苦痛ではなかった。
良い音で鳴らない方が苦痛だ。
というわけで、今回も手を差し伸べて頂いたお陰で、また一つ山のピークを越えられたような気がする。
一人で山を登り続けていたら、いつまで経ってもピークを越えられなかっただろう。
これまで幾度となく困難なピークを超えてきた人だけが、超え方を知っている。
豊富な知識だけではなく豊富な経験もある。
この方々の豊富な知識と経験を教えて頂けて、自分もやっとピークを越えられた。
今回のピークは、本当に険しかった。
自分ではもう無理と諦めていたから。
手を差し伸べて頂いたところから微かな光が見えた。
そこから、ピーク越えたいという強い気持ちが戻ってきた。
やはり熱意は何事にも勝るのだなあ。
既にピークを超えられ、頂目指して先を進まれている方々の熱意は更に熱いものであろう。
自分はまだ後ろを追いかけている立場だが、遅れないようにしっかりとついて行きたい。
wilsonが開発したwatt3+puppy2というスピーカーシステムは、当時バイアンプを推奨していた。
20年前の購入当時は、そんな知識もなくポン置きで内臓のネットワークを使い鳴らした。
しかし、その前に使っていたDYNAUDIOのほうが遥かに音は良かった。
それから送り出しの機材を変え、アンプを変え、ケーブルを変え、アクセサリーに手を出し色々やった。
気づけば昔のDYNAUDIOの音を超えていた。
それから機材はほとんど変えずに調整ばかりするようになった。
それでもどんどん音は良くなった。
それからパイアンプに。
その後もアナログの調整とスピーカーのセッティングしかやってない。
それでも音は良くなった。
そして、今、1990年ごろにwilsonが推奨していたバイアンプでwatt3+puppy2を鳴らしている。
やっとである。
しかし、良い音だと思う。
そして、wattの位置より7,8mmほど後ろにpuppyがあり、wattとpuppyの間にilungoの8mm位あるコルクのインシュレーターが挟まっている。
まずはpuppyの下に敷いてあるスピーカーボードに、現在の位置の印をした。
それからpuppyとwattを慎重に7,8mmほど前に動かした。
この後wattだけを7,8mm下げれば、wattはpuppyの前後位置は0mmとなり、大まかではあるがwattの位置はこれまで良い音で鳴っていた位置ということになる。
wattを後ろに下げたいところだが、まずはpuppyの位置をしっかりと決める必要がある。
ここでpuppyだけを鳴らして、puppyの位置を探る事にした。
長年セッティングしてきた事で、wattとpuppyの鳴りっぷりが良い位置というのは既に見つけていて、これまではこの位置にスピーカーを置いていた。
鳴りっぷりが良いと言っているのは、低音がしっかりと出てヌケが良い位置。
スピーカーを大きく移動するとこの辺りの音が大きくかわるので、これまでこの点が良く出る位置を探してきた。
それなので、puppyの鳴りっぷりはおおむね良いようである。
puppyを繋いでいるSD05のボリュームを12時くらいまで上げ、ML1のボリュームも上げた。
するとボーカルものなどはpuppyだけでも聴こえた。
これならセッティングできそうだなと思った。
良く聴いていると音像が若干左側に寄っていたり声のヌケが悪いようだ。
それからミリ単位でpuppyを動かしながら、ボーカルがセンターでなるように、また声のヌケが良くなる位置を探した。
1mm行くかいかないか。この辺りの調整である。
その道を極めているわけではないので、その道の方からすればまだまだと思われるかもしれないが、それでも自分なりにセンターかつヌケの良いところを見つけられたと思う。
本格的にスピーカーの調整を始めて1年ほどだろうか。
一年前はスピーカーの調整は自分にはできないと思っていた。
しかしチューバホーンさんやoさんに、アナログの調整も微妙なところでやってるんだから、それと同じですよと言われて、それからちょくちょくセッティングするようになった。
あれから1年が経過し、多少はコツが分かってきた部分はある。
これらのコツを気にしながらpuppyをセッティングした。
これで、puppyの位置が決まった。
一旦、puppyを移動した後の位置に印を付けた。
それから、puppyが動かないように慎重にwattを持ち上げ、ilungoのインシュレーターを外した。
その後、wattだけを7,8mm後ろにずらした。
これでwattはpuppyの真上にきた。
この後、wattのみで微調整だが。
待ちきれず、
SD05のボリュームを9時強の位置に戻し、ML1のボリュームを絞った。
そして、wattを鳴らしている23.5Lの電源を入れた。
曲を再生してから、恐る恐るML1のボリュームを上げた。
すると音が死なないような気がした。
「やった!、やった!」
「これは、やったか!?」
まだ微調整はしていないが、ボーカルが後ろに引っ込まず、音は死んでないような気がした。
チューバホーンさんのヒントで上手く行きましたよ!
そして、ilungoのコルクのインシュレーター、ビンゴだと思った。
wilsonが研究の末に決めたwatt3puppy2というシステムの本来のセッティング戻して、やっとまともな音が出てきたのではないかと思った。
約20年を掛けて.やっとメーカー推奨のスピーカーセッティングに戻して良い音で聴いている。
なんとも笑ってしまうが、20年回り道をしていたということになる。
しかし回り道をした分、見る事ができた景色は人一倍だとは思うのだが。
その後、今度はwattの位置の微調整を行った。
SD05の電源を切り、wattのみで鳴らした。
音像がセンターにくるように、奥行きが出るように、声のヌケや艶が良い位置を探した。
puppyを動かさないように、上のwattのみを慎重に0.5mmとかそれくらい微妙に動かして調整した。
一旦良い位置が決まったので、またSD05の電源を入れて、watt+puppyで鳴らす。
イマイチ声のヌケが悪く艶がないような気がした。
そこで、またSD05の電源を切り、wattだけで鳴らす。
今度は左右のwattだけを0.5mm位前にずらした。
そしてまたセンターかつヌケ良く艶のある位置を探した。
またSD05の電源を入れて全体の音を聴いた。
これを何度か繰り返していたら、全体でもヌケの良い所があったような気がした。
既にilungoを外してwattとpuppyの前後位置が0になってからは、概ね良い音だったので、
本当に1番良い音なのかは良く分からないが、それでもまあそこそこ良い位置に決まったと思う。
いやあ、めちゃくちゃ大変だったが、不思議と苦痛ではなかった。
良い音で鳴らない方が苦痛だ。
というわけで、今回も手を差し伸べて頂いたお陰で、また一つ山のピークを越えられたような気がする。
一人で山を登り続けていたら、いつまで経ってもピークを越えられなかっただろう。
これまで幾度となく困難なピークを超えてきた人だけが、超え方を知っている。
豊富な知識だけではなく豊富な経験もある。
この方々の豊富な知識と経験を教えて頂けて、自分もやっとピークを越えられた。
今回のピークは、本当に険しかった。
自分ではもう無理と諦めていたから。
手を差し伸べて頂いたところから微かな光が見えた。
そこから、ピーク越えたいという強い気持ちが戻ってきた。
やはり熱意は何事にも勝るのだなあ。
既にピークを超えられ、頂目指して先を進まれている方々の熱意は更に熱いものであろう。
自分はまだ後ろを追いかけている立場だが、遅れないようにしっかりとついて行きたい。
wilsonが開発したwatt3+puppy2というスピーカーシステムは、当時バイアンプを推奨していた。
20年前の購入当時は、そんな知識もなくポン置きで内臓のネットワークを使い鳴らした。
しかし、その前に使っていたDYNAUDIOのほうが遥かに音は良かった。
それから送り出しの機材を変え、アンプを変え、ケーブルを変え、アクセサリーに手を出し色々やった。
気づけば昔のDYNAUDIOの音を超えていた。
それから機材はほとんど変えずに調整ばかりするようになった。
それでもどんどん音は良くなった。
それからパイアンプに。
その後もアナログの調整とスピーカーのセッティングしかやってない。
それでも音は良くなった。
そして、今、1990年ごろにwilsonが推奨していたバイアンプでwatt3+puppy2を鳴らしている。
やっとである。
しかし、良い音だと思う。
スピーカのセッティング [オーディオ]
連休後半の2日を使いスピーカーのセッティングを追い込む事に。
というのも、現在叔父からLUMINとSingxer SU-6とoさんのDACを借りていて、これまでに無いほどデジタルの音が良くなっている。
このデジタルの音が1番いい状態の時に、スピーカーのセッティングを微調整すれば、音の変わり具合がよく分かるのでは無いだろうか?
逆にちゃんとセッティングするには今しか無いだろうなと思っていた。
とは言え、スピーカーのセッティングに自信はない。
これまで幾度となくセッティングを試みてはいるものの、この道の達人の域には程遠い。
つい先日、チューバホーンさんとoさんがいらっしゃった時も、puppyを鳴らすと物凄く音が悪くなるので鳴らさなかった。
「もうwattとpuppyを同時に鳴らすのは無理です!」と駄々をこねていた。
幾度となく調整をしてきたが、無理なものは無理なのである。
部屋に凧糸を貼って、クロスさせてスピーカーが完全に90度でクロスする様にして、クロス位置からユニットまでの距離をレーザーで正確に測ったり、またスピーカーと左右の壁、後ろの壁からの位置も正確に測定して調整をしてきた。
勿論部屋の左右の壁の材質や作りは違うので、そのまま聴いても良い音にはならない。
最後は耳に頼りになるのだが。
左右それぞれ、wattとpuppyのスピーカーの前後をミリ単位で調整して、抜けの良い場所を探した。
方チャネルではwattとpuppyで同時に鳴らしてもまあまあ鳴る。
これで、片方のwattとpuppyの位相は、だいたい合っていると思われる。
これを左右それぞれ調整してから、最終的に耳で微調整をした。
これで1番良いところを見つけて、この位置が最終的に1番良いポジションという事になる。
しかし、この状態でwatt+puppyで鳴らした時の音と、wattだけで鳴らした時の音の差が大きいのである。
wattだけで鳴らすと、音がイキイキしていてボーカルは前にスッと出てくる。
しかしwattに加えてpuppyを鳴らすと、音が死ぬ。
ボーカルは奥に引っ込んで篭った音になる。
位相がずれないようにと上記のやり方で調整したにも関わらず、音が死ぬというのはどういう事なのか?
結局、この難題を解決できず、puppyは鳴らさないと駄々をこねていたのだ。
調整を頑張り過ぎたため、もうこれ以上は調整をやりたくないモードになっていた。
それで、先日のオフ会を迎えたのであった。
オフ会自体は、wattだけで鳴らしたため、何とか穏便に終わらせられたのだが。
するとその後、チューバホーンさんから合いの手を差し伸べて頂けることに。
それは、スピーカーのセッティングについてである。
これ以上、どうやってセッティングをするのだろう?
それは、スピーカーのセッティングの順番であった。
まずpuppyだけでセッティングをするという事であった。
その後wattで合わせるという。
通常聴いているとき、puppyを鳴らすSD05のボリューム位置は9時より若干高い位置にある。
この状態でpuppyのウーファーは殆ど動いておらず、鳴っているのか鳴っていないのか分からないほどである。
この状態なのにボリュームを上げただけで、puppyのセッティングをできるほど音が聴こえるのだろうか?ウーファーだけで調整しなければならないからなあ。
しかし、実際にやってみなければ分からないし、他に調整の方法が見当たらなかったので、これを試すことにした。
しかし、チューバホーンさんは、なぜ所有されたこともないwattとpuppyを自分のスピーカーのように調整するヒントをくれるのだろうか?
良くそんなに調整方法が分かりますね?と尋ねてみた。
すると、チューバホーンさんのスーパーツイーターとランカスターの調整に似ていると仰っていた。
ランカスターどうし、スーパーツイーターどうしをセッティングし、最後にスーパーツイーターとランカスターを鳴らした状態で最終調整をされているそうである。
これと似ていると仰っていた。
また、スピーカーの置き方も内ぶりセッティングで直角に交差している点も似ているのでと仰っていた。
なるほどなあ。
スーパーツイーターもそれだけで聴いても殆ど音は聴こえないだろう。
全く同じではないが、結構似ているのでこれは是非やってみようという思いに至った。
それからwattとpuppyの前後の位置についても話をした。
これまでの小生の調整だとwattとpuppyの位相が合ってそうな位置は、puppyよりwattが7,8mm前であった。
しかし、チューバホーンさんは、そんなに差は大きくないのではないかと仰っていた。
言われてみればその通りだと思う。
メーカーがwattとpuppyを組み合わせて作ったスピーカーシステムである。
真上がデフォルトのはずで、7,8mmもズレるはずはないだろう。
しかし、小生が何度もwattとpuppyの前後を微妙に調整したが、0mm〜7mm位までの所で、音が良いところを見つけられなかった。
小生の耳が悪いと言われれば、まあそうなのかもしれないが。
しかし、チューバホーンさんとこのような話をしていて、ぴーんときた。
それは、wattの下に敷いてあるilungoのコルクのインシュレーターである。
たぶん10年以上前、アクセサリーに凝っていた頃、音が良いと言う事で入れていたものである。
今となっては何が良かったのか忘れてしまった。
それを疑いもせず今まで付けてきた。
丁度これが8mm位あるだろうか?
何となくwattとpuppyの位置の差の7,8mmと同じ位だ。
それで、根拠はないがもしかしたらこれを外したら、wattとpuppyの前後位置の差は殆どないかもしれないなと思ったのであった。
しかし、聴いてもいないが「これだ!」という確信のような手応えがあったのも事実である。
それから、二週間ほど経っただろうか。
いよいよセッティングを行った。
つづく
というのも、現在叔父からLUMINとSingxer SU-6とoさんのDACを借りていて、これまでに無いほどデジタルの音が良くなっている。
このデジタルの音が1番いい状態の時に、スピーカーのセッティングを微調整すれば、音の変わり具合がよく分かるのでは無いだろうか?
逆にちゃんとセッティングするには今しか無いだろうなと思っていた。
とは言え、スピーカーのセッティングに自信はない。
これまで幾度となくセッティングを試みてはいるものの、この道の達人の域には程遠い。
つい先日、チューバホーンさんとoさんがいらっしゃった時も、puppyを鳴らすと物凄く音が悪くなるので鳴らさなかった。
「もうwattとpuppyを同時に鳴らすのは無理です!」と駄々をこねていた。
幾度となく調整をしてきたが、無理なものは無理なのである。
部屋に凧糸を貼って、クロスさせてスピーカーが完全に90度でクロスする様にして、クロス位置からユニットまでの距離をレーザーで正確に測ったり、またスピーカーと左右の壁、後ろの壁からの位置も正確に測定して調整をしてきた。
勿論部屋の左右の壁の材質や作りは違うので、そのまま聴いても良い音にはならない。
最後は耳に頼りになるのだが。
左右それぞれ、wattとpuppyのスピーカーの前後をミリ単位で調整して、抜けの良い場所を探した。
方チャネルではwattとpuppyで同時に鳴らしてもまあまあ鳴る。
これで、片方のwattとpuppyの位相は、だいたい合っていると思われる。
これを左右それぞれ調整してから、最終的に耳で微調整をした。
これで1番良いところを見つけて、この位置が最終的に1番良いポジションという事になる。
しかし、この状態でwatt+puppyで鳴らした時の音と、wattだけで鳴らした時の音の差が大きいのである。
wattだけで鳴らすと、音がイキイキしていてボーカルは前にスッと出てくる。
しかしwattに加えてpuppyを鳴らすと、音が死ぬ。
ボーカルは奥に引っ込んで篭った音になる。
位相がずれないようにと上記のやり方で調整したにも関わらず、音が死ぬというのはどういう事なのか?
結局、この難題を解決できず、puppyは鳴らさないと駄々をこねていたのだ。
調整を頑張り過ぎたため、もうこれ以上は調整をやりたくないモードになっていた。
それで、先日のオフ会を迎えたのであった。
オフ会自体は、wattだけで鳴らしたため、何とか穏便に終わらせられたのだが。
するとその後、チューバホーンさんから合いの手を差し伸べて頂けることに。
それは、スピーカーのセッティングについてである。
これ以上、どうやってセッティングをするのだろう?
それは、スピーカーのセッティングの順番であった。
まずpuppyだけでセッティングをするという事であった。
その後wattで合わせるという。
通常聴いているとき、puppyを鳴らすSD05のボリューム位置は9時より若干高い位置にある。
この状態でpuppyのウーファーは殆ど動いておらず、鳴っているのか鳴っていないのか分からないほどである。
この状態なのにボリュームを上げただけで、puppyのセッティングをできるほど音が聴こえるのだろうか?ウーファーだけで調整しなければならないからなあ。
しかし、実際にやってみなければ分からないし、他に調整の方法が見当たらなかったので、これを試すことにした。
しかし、チューバホーンさんは、なぜ所有されたこともないwattとpuppyを自分のスピーカーのように調整するヒントをくれるのだろうか?
良くそんなに調整方法が分かりますね?と尋ねてみた。
すると、チューバホーンさんのスーパーツイーターとランカスターの調整に似ていると仰っていた。
ランカスターどうし、スーパーツイーターどうしをセッティングし、最後にスーパーツイーターとランカスターを鳴らした状態で最終調整をされているそうである。
これと似ていると仰っていた。
また、スピーカーの置き方も内ぶりセッティングで直角に交差している点も似ているのでと仰っていた。
なるほどなあ。
スーパーツイーターもそれだけで聴いても殆ど音は聴こえないだろう。
全く同じではないが、結構似ているのでこれは是非やってみようという思いに至った。
それからwattとpuppyの前後の位置についても話をした。
これまでの小生の調整だとwattとpuppyの位相が合ってそうな位置は、puppyよりwattが7,8mm前であった。
しかし、チューバホーンさんは、そんなに差は大きくないのではないかと仰っていた。
言われてみればその通りだと思う。
メーカーがwattとpuppyを組み合わせて作ったスピーカーシステムである。
真上がデフォルトのはずで、7,8mmもズレるはずはないだろう。
しかし、小生が何度もwattとpuppyの前後を微妙に調整したが、0mm〜7mm位までの所で、音が良いところを見つけられなかった。
小生の耳が悪いと言われれば、まあそうなのかもしれないが。
しかし、チューバホーンさんとこのような話をしていて、ぴーんときた。
それは、wattの下に敷いてあるilungoのコルクのインシュレーターである。
たぶん10年以上前、アクセサリーに凝っていた頃、音が良いと言う事で入れていたものである。
今となっては何が良かったのか忘れてしまった。
それを疑いもせず今まで付けてきた。
丁度これが8mm位あるだろうか?
何となくwattとpuppyの位置の差の7,8mmと同じ位だ。
それで、根拠はないがもしかしたらこれを外したら、wattとpuppyの前後位置の差は殆どないかもしれないなと思ったのであった。
しかし、聴いてもいないが「これだ!」という確信のような手応えがあったのも事実である。
それから、二週間ほど経っただろうか。
いよいよセッティングを行った。
つづく
ortofon MC20 SuperⅡ復活 [オーディオ]
今年の夏季休暇は、お盆が土日と被ったので長期の休みとはならなかったが、それでも6連休だった。
前半の4日で相方と旅行に行き、残りの2日はオーディオ三昧というやりたい放題の連休であった。
それで、本題のカートリッジの話。
高域のビリ付きが判明してから、購入したオーディオショップ経由で、
運良く修理をしてもらえる事に。
本来で有れば、相当古いカートリッジなので、最新のortofonのカートリッジと無償交換となる予定だった。
しかし、最新のカートリッジと当時のカートリッジでは、全く音の傾向が違うし、
困ったものだなあと思っていたのだが。
それが、まあ色々あり、結果的には修理をしてもらえる事になった。
オーディオショップ経由での修理のため、修理業者などは教えて貰えなかった。
またこの修理業者は個人からの修理依頼は受け付けていないそうである。
一応、個人からの修理依頼を受けてくれる業者も幾つか知っているので、
これはこれで良いのだけれど、また壊れた時も、オーディオショップ経由で修理をしてもらえるとのことであった。
まあ、それならいいか。
そんな訳で、2ヶ月ほど待ったが、やっとMC20 SuperⅡが戻ってきた。
オーディオショップでも動作確認をしてもらったが、
完璧に修理して貰えたことを確認できたとの事であった。
そして戻ってきたMC20 SuperⅡを拙宅のシステムで鳴らしてみると、見事にビリ付きが取れていた。
歪みは皆無であった。
先日入手したMC20と聴き比べてみた。
やはり音の傾向は似ているが、ごく僅かにより繊細な描写ができているような気がする。
そして、いま一歩力強さが増したような、そして音が少し濃いような気がする。
今年はカートリッジをいろいろと吟味するのと、スピーカーのセッティングの微調整を行い、アナログをなんとかこれまで以上の音に仕上げてみたい。
連休の後半2日で、スピーカーの調整を行い、やっとpuppyも鳴るようになってきた。
この話はまた今度。
前半の4日で相方と旅行に行き、残りの2日はオーディオ三昧というやりたい放題の連休であった。
それで、本題のカートリッジの話。
高域のビリ付きが判明してから、購入したオーディオショップ経由で、
運良く修理をしてもらえる事に。
本来で有れば、相当古いカートリッジなので、最新のortofonのカートリッジと無償交換となる予定だった。
しかし、最新のカートリッジと当時のカートリッジでは、全く音の傾向が違うし、
困ったものだなあと思っていたのだが。
それが、まあ色々あり、結果的には修理をしてもらえる事になった。
オーディオショップ経由での修理のため、修理業者などは教えて貰えなかった。
またこの修理業者は個人からの修理依頼は受け付けていないそうである。
一応、個人からの修理依頼を受けてくれる業者も幾つか知っているので、
これはこれで良いのだけれど、また壊れた時も、オーディオショップ経由で修理をしてもらえるとのことであった。
まあ、それならいいか。
そんな訳で、2ヶ月ほど待ったが、やっとMC20 SuperⅡが戻ってきた。
オーディオショップでも動作確認をしてもらったが、
完璧に修理して貰えたことを確認できたとの事であった。
そして戻ってきたMC20 SuperⅡを拙宅のシステムで鳴らしてみると、見事にビリ付きが取れていた。
歪みは皆無であった。
先日入手したMC20と聴き比べてみた。
やはり音の傾向は似ているが、ごく僅かにより繊細な描写ができているような気がする。
そして、いま一歩力強さが増したような、そして音が少し濃いような気がする。
今年はカートリッジをいろいろと吟味するのと、スピーカーのセッティングの微調整を行い、アナログをなんとかこれまで以上の音に仕上げてみたい。
連休の後半2日で、スピーカーの調整を行い、やっとpuppyも鳴るようになってきた。
この話はまた今度。
NEW DACお披露目 [オーディオ]
ディスクリートの新しいDACの完成の連絡を受けたのはつい最近のこと。
このDACのオーナーは小生ではなく叔父である。
oさんは、オーディオ仲間にしかDACを作らないというポリシーを持っていらっしゃるが、小生が無理を承知でお願いし、なんとか作って頂く事ができた。
小生がこのディスクリートDACと出会ってから2年ほど経過していると思うが、
出会ってから1年ほど経過した昨年の7月に拙宅にも導入した。
それから一年近く経過したが、この約1年、こんない良いDACを小生だけが使って良いのかという
後ろめたさがあった。
しかし、ディスクリートDACはすでに基盤は入手困難になっており、その他入力基盤などもないので、作ろうにも作れない状況であることを知っていた。
なので横浜のvafanさんが導入されたので最後だと分かっていたし、敢えて叔父にディスクリートDACの音を聴いて貰うこともしなかった。
知らぬが仏ということわざがある通り、オーディオでは聴かないほうが良かったと思う事もある。
入手もできない機材の良い音を聴かされた身になって考えてみれば、これほど生殺しな事はないだろう。
しかし、やはり心のどこかに自分だけ使ってて良いものかというシコリのようなものがあったのも事実である。
そんな中、少し前にoさんと話す機会があった。
そこでは、入力基盤がやっと1つ見つかったようなお話をされていたと思う。
またDAC基盤も1つ確保できたか元々1つ確保されていたようなお話を聞いた記憶がある。
なので、あの時もしかしたらもう一台作ってもらえるのかな?
ただ知らない叔父に作って貰えるのかな?と思ったが、
迷わずoさんに相談してみる事にした。
もしDACを作れそうなら小生のDACを叔父に聴いてもらい、気に入って貰えたらDACを作って頂けないかと。
それから直ぐに小生のDACを叔父に送り聴いてもらうと、直に欲しいと返事を貰えた。
小生もこうなろう事は容易に想像がついた。
長年オーディオに真剣に向き合ってきた者なら、oさんのディスクリートDACがどれほど音が良いのか直ぐに分かると思っていたから。
やはり叔父もoさんDACの音の良さポテンシャルの高さを直ぐに見抜いたようである。
そこで正式にoさんにDACの制作をお願いし、また叔父の人となりを知って頂きたい思いもあり、oさんと叔父とで直接コンタクトを取って頂く事とした。
その後叔父が色々と注文し、仕様を詰めていってあれから2ヶ月程して、めでたくDACが完成したというわけである。
oさんは土日もお忙しい方なので、この2ヶ月の間で完成させて頂いた事には本当に申し訳ないと思うが、こちらとしては本当に嬉しい。
そんなわけで、そのままDACを叔父の家へ直送という手もあるのだけれど、やはりどんなDACが完成したのかとても興味がある。
やはり一度はこの耳で聴いておかないと後で後悔すると思い、叔父に送る前に聴かせて頂く事にした。
そこで、始めにoさんのお宅にお邪魔し、oさんのユニコーンで聴かせて頂いた後、
拙宅に移動して、ウィルソンで鳴らしてみるという事になった。
日曜日は午前中から、同じoさんのディスクリートDACをお使いのチューバホーンさんと一緒に、
oさんのお宅にお邪魔した。
小生はoさんのお宅にお邪魔するのは初めてである。
1階のオーディオルームに入ると縦長置きのユニコーンが目に飛び込んできた。
見た瞬間スピーカーの置き方、アンプの構成、ラックやリラクサなど、何処かで見た事がある。
またoさんはミリ単位のスピーカーの調整もされている事も知っていたので、これは良い音がするんだろうなと身構えてから臨んだ。
まずはoさん所有のDACのから聴かせて頂く。
出てきた音は、綿密かつ絹ごし豆腐のような滑らかな音である。
そして物凄く締まった音。超高解像度である事は直ぐに分かった。
ゲイリー・バートンのヴィブラフォンの一音一音が、手にとるように空間のそれぞれ一点から広がっていく様が聴き取れる。
このような超高解像度で楽器の音が並ぶ様は、出したくてもなかなか出せない人が多いのではないだろうか。
それがこの無指向性スピーカーから出ている。
引くぐらいの音の綿密さであった。
これを聴いて、午後に予定されている拙宅での音出しが心配になってしまった。
oさんは古いジャズよりECMなどを好んでお聴きになられるようで、S/Nよく空間の音情報も良く録られているECMなどは特にこのシステムに嵌る。
それからクラシックはお手の物で、オケの空間は広くその中にボーカルはより小さく定位する。
この音像の小ささは、超高解像度ならではだと思う。
ここまで追い込むには、ソーの良さは勿論のこと、機材のセッティングをかなり詰めなければ出ないだろうと思った。
上流の機材は、音の振動の影響を受けるだけでも音が滲んでくる。
ユニコーンはこの辺りの僅かな滲みも隠す事なく音に出してくるので、ごまかしが効かないなと思った。
なので、ある意味怖いスピーカーではあるが、上流をビシッと決めれば、あとは自ずと良い音がしてくる。
この辺りを弁えた上でのサウンドなのだなあとつくづく思った。
そして、トランスポートはそのままに、DACを叔父のDACに替えて聴いてみた。
クールな音に少し温度感が上がったようなそんな印象があるが、良い音である。
トランスポートと接続しているケーブルが違うので、全く同じ環境ではないが、従来のDACの音ではなくディスクリートにしか出せない質感をしっかりと感じた。
叔父のDACは入力切替がパネルではなくスイッチ式だ。
基盤がスイッチ切り替えのものしか入手できなく、小生が使っているパネル式のものではないが、音はこちらのほうが良いと伺っていた。
当初はいちいち切り替えなければならないのは面倒なのかなと思っていたが、実にシンプルで使いやすいと思った。
PCMの音源やDSDの音源をいろいろ掛けながら、5.6MHzと11.2MHzを切り替えたりしながら一通り音を確認した。
個人的にはDSDの5.6MHzで鳴らすのが良いのではないかと思った。
その後昼食を取り、拙宅に移動することとなった。
家に帰るや否や早速セッティング。
ネットワークトランスポートのLUMINとDDコンバーターのSingxer SU-6は既にセッティングされている。
すぐ隣にDACを設置し、SU-6からのI2S接続用のHDMIケーブルをDSDに差し、DSDとプリを接続するRCAケーブルを差し込み、電源ケーブルを差した。
これでセッティング完了である。
あとはスマホで曲を選択すればなるはずである。
流れとしては、
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→h Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1 → 23.5L → Wilson Audio WATT3
となっている。
今回、現状最高の音を出すべく、敢えてPUPPY2を止めてある。
こちらが新しいDACである。
DACのフロントパネルには、左側に電源ボタンがある。
そして、右側にセレクターが2つ並んでいる。
右側のセレクターは、2系統あるRCAのOUTPUTを切り替えるもの。
左に回すと下側のRCA OUTPUT
真ん中にすると、上側のRCA OUTPUT
右に回すとオープンになるので、ケーブルを繋ぎ替えたりする際につかえる。
左側のセレクターは、入力して切り替え用。
5つ切り替えができる。
1番右が、2系統ある同軸の右側の同軸
2番目の右が、同軸の左側の同軸
真ん中が、USB入力用
2番目の左が、2系統あるHDMIの上側
1番左が、HDMIの下側
そして、左側のセレクターの真下にあるスイッチは、
PCMとDSDの切り替え用。
PCM音源を聴くときはこのスイッチを上にする。
DSD音源を聴くときは下へ。
リアパネルは割愛するが、一つスイッチが付いている。
これは、DSDのサンプリング設定で、
上側が11.2MHz
下側が5.6MHz
以上がDACのスイッチ関連の説明。
そして、期待を胸にスマホで曲を選択し、再生してみた結果は・・・
つづく
このDACのオーナーは小生ではなく叔父である。
oさんは、オーディオ仲間にしかDACを作らないというポリシーを持っていらっしゃるが、小生が無理を承知でお願いし、なんとか作って頂く事ができた。
小生がこのディスクリートDACと出会ってから2年ほど経過していると思うが、
出会ってから1年ほど経過した昨年の7月に拙宅にも導入した。
それから一年近く経過したが、この約1年、こんない良いDACを小生だけが使って良いのかという
後ろめたさがあった。
しかし、ディスクリートDACはすでに基盤は入手困難になっており、その他入力基盤などもないので、作ろうにも作れない状況であることを知っていた。
なので横浜のvafanさんが導入されたので最後だと分かっていたし、敢えて叔父にディスクリートDACの音を聴いて貰うこともしなかった。
知らぬが仏ということわざがある通り、オーディオでは聴かないほうが良かったと思う事もある。
入手もできない機材の良い音を聴かされた身になって考えてみれば、これほど生殺しな事はないだろう。
しかし、やはり心のどこかに自分だけ使ってて良いものかというシコリのようなものがあったのも事実である。
そんな中、少し前にoさんと話す機会があった。
そこでは、入力基盤がやっと1つ見つかったようなお話をされていたと思う。
またDAC基盤も1つ確保できたか元々1つ確保されていたようなお話を聞いた記憶がある。
なので、あの時もしかしたらもう一台作ってもらえるのかな?
ただ知らない叔父に作って貰えるのかな?と思ったが、
迷わずoさんに相談してみる事にした。
もしDACを作れそうなら小生のDACを叔父に聴いてもらい、気に入って貰えたらDACを作って頂けないかと。
それから直ぐに小生のDACを叔父に送り聴いてもらうと、直に欲しいと返事を貰えた。
小生もこうなろう事は容易に想像がついた。
長年オーディオに真剣に向き合ってきた者なら、oさんのディスクリートDACがどれほど音が良いのか直ぐに分かると思っていたから。
やはり叔父もoさんDACの音の良さポテンシャルの高さを直ぐに見抜いたようである。
そこで正式にoさんにDACの制作をお願いし、また叔父の人となりを知って頂きたい思いもあり、oさんと叔父とで直接コンタクトを取って頂く事とした。
その後叔父が色々と注文し、仕様を詰めていってあれから2ヶ月程して、めでたくDACが完成したというわけである。
oさんは土日もお忙しい方なので、この2ヶ月の間で完成させて頂いた事には本当に申し訳ないと思うが、こちらとしては本当に嬉しい。
そんなわけで、そのままDACを叔父の家へ直送という手もあるのだけれど、やはりどんなDACが完成したのかとても興味がある。
やはり一度はこの耳で聴いておかないと後で後悔すると思い、叔父に送る前に聴かせて頂く事にした。
そこで、始めにoさんのお宅にお邪魔し、oさんのユニコーンで聴かせて頂いた後、
拙宅に移動して、ウィルソンで鳴らしてみるという事になった。
日曜日は午前中から、同じoさんのディスクリートDACをお使いのチューバホーンさんと一緒に、
oさんのお宅にお邪魔した。
小生はoさんのお宅にお邪魔するのは初めてである。
1階のオーディオルームに入ると縦長置きのユニコーンが目に飛び込んできた。
見た瞬間スピーカーの置き方、アンプの構成、ラックやリラクサなど、何処かで見た事がある。
またoさんはミリ単位のスピーカーの調整もされている事も知っていたので、これは良い音がするんだろうなと身構えてから臨んだ。
まずはoさん所有のDACのから聴かせて頂く。
出てきた音は、綿密かつ絹ごし豆腐のような滑らかな音である。
そして物凄く締まった音。超高解像度である事は直ぐに分かった。
ゲイリー・バートンのヴィブラフォンの一音一音が、手にとるように空間のそれぞれ一点から広がっていく様が聴き取れる。
このような超高解像度で楽器の音が並ぶ様は、出したくてもなかなか出せない人が多いのではないだろうか。
それがこの無指向性スピーカーから出ている。
引くぐらいの音の綿密さであった。
これを聴いて、午後に予定されている拙宅での音出しが心配になってしまった。
oさんは古いジャズよりECMなどを好んでお聴きになられるようで、S/Nよく空間の音情報も良く録られているECMなどは特にこのシステムに嵌る。
それからクラシックはお手の物で、オケの空間は広くその中にボーカルはより小さく定位する。
この音像の小ささは、超高解像度ならではだと思う。
ここまで追い込むには、ソーの良さは勿論のこと、機材のセッティングをかなり詰めなければ出ないだろうと思った。
上流の機材は、音の振動の影響を受けるだけでも音が滲んでくる。
ユニコーンはこの辺りの僅かな滲みも隠す事なく音に出してくるので、ごまかしが効かないなと思った。
なので、ある意味怖いスピーカーではあるが、上流をビシッと決めれば、あとは自ずと良い音がしてくる。
この辺りを弁えた上でのサウンドなのだなあとつくづく思った。
そして、トランスポートはそのままに、DACを叔父のDACに替えて聴いてみた。
クールな音に少し温度感が上がったようなそんな印象があるが、良い音である。
トランスポートと接続しているケーブルが違うので、全く同じ環境ではないが、従来のDACの音ではなくディスクリートにしか出せない質感をしっかりと感じた。
叔父のDACは入力切替がパネルではなくスイッチ式だ。
基盤がスイッチ切り替えのものしか入手できなく、小生が使っているパネル式のものではないが、音はこちらのほうが良いと伺っていた。
当初はいちいち切り替えなければならないのは面倒なのかなと思っていたが、実にシンプルで使いやすいと思った。
PCMの音源やDSDの音源をいろいろ掛けながら、5.6MHzと11.2MHzを切り替えたりしながら一通り音を確認した。
個人的にはDSDの5.6MHzで鳴らすのが良いのではないかと思った。
その後昼食を取り、拙宅に移動することとなった。
家に帰るや否や早速セッティング。
ネットワークトランスポートのLUMINとDDコンバーターのSingxer SU-6は既にセッティングされている。
すぐ隣にDACを設置し、SU-6からのI2S接続用のHDMIケーブルをDSDに差し、DSDとプリを接続するRCAケーブルを差し込み、電源ケーブルを差した。
これでセッティング完了である。
あとはスマホで曲を選択すればなるはずである。
流れとしては、
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→h Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1 → 23.5L → Wilson Audio WATT3
となっている。
今回、現状最高の音を出すべく、敢えてPUPPY2を止めてある。
こちらが新しいDACである。
DACのフロントパネルには、左側に電源ボタンがある。
そして、右側にセレクターが2つ並んでいる。
右側のセレクターは、2系統あるRCAのOUTPUTを切り替えるもの。
左に回すと下側のRCA OUTPUT
真ん中にすると、上側のRCA OUTPUT
右に回すとオープンになるので、ケーブルを繋ぎ替えたりする際につかえる。
左側のセレクターは、入力して切り替え用。
5つ切り替えができる。
1番右が、2系統ある同軸の右側の同軸
2番目の右が、同軸の左側の同軸
真ん中が、USB入力用
2番目の左が、2系統あるHDMIの上側
1番左が、HDMIの下側
そして、左側のセレクターの真下にあるスイッチは、
PCMとDSDの切り替え用。
PCM音源を聴くときはこのスイッチを上にする。
DSD音源を聴くときは下へ。
リアパネルは割愛するが、一つスイッチが付いている。
これは、DSDのサンプリング設定で、
上側が11.2MHz
下側が5.6MHz
以上がDACのスイッチ関連の説明。
そして、期待を胸にスマホで曲を選択し、再生してみた結果は・・・
つづく
検証準備 [オーディオ]
今週末に予定している検証のため、
叔父からLUMINとSingxer SU-6をお借りする事にした。
昨夜、LUMINとSingxer SU-6が無事に到着した。
取り敢えずだが結線して、電源まではOK。
あとスピーカーのセッティングをもうちょい追い込んだら準備完了。
叔父からLUMINとSingxer SU-6をお借りする事にした。
昨夜、LUMINとSingxer SU-6が無事に到着した。
取り敢えずだが結線して、電源まではOK。
あとスピーカーのセッティングをもうちょい追い込んだら準備完了。
MC20再始動 [オーディオ]
いやあ、またまたMC20を入手。
実は4月に入手したMC20 SuperⅡで喜んでいのも束の間、
広域の歪みがある事が判明し、3ヶ月ほど前に修理に出した。
なかなか難しい修理のようでできる工房が限られるようだ。
それで修理待ちにまつていて、そろそろ修理して戻ってくる頃だと思うのだが。
そんな中、4月ごろはMC20で聴いていたのだが、これまた突然MC20の左チャネルから音が出なくなってしまった。
手持ちのカートリッジは、残るはDL102しかなく、これで鳴らそうとしたのだが。
これまたインピーダンスの問題で、UESUGIのフォノイコには入れる事ができない。
それで、Phase TechのEA-5を引っ張り出してきて、こで聴くことに。
MONOだがまあまあ聴ける感じになったので、この2ヶ月はこれで聴いていた。
しかし、そろそろMC20 SuperⅡも戻ってくるし、MC20とガチンコ対決をしないと気が済まない。
それでまたまたMC20を入手する事に。
久々に聴くMC20は、やはり良い音がするね。
特にボーカルは質感が良いよ。改めて思った。
もう少し調整を追い込んで、MC20 SuperⅡの帰りを待つとするかな。
実は4月に入手したMC20 SuperⅡで喜んでいのも束の間、
広域の歪みがある事が判明し、3ヶ月ほど前に修理に出した。
なかなか難しい修理のようでできる工房が限られるようだ。
それで修理待ちにまつていて、そろそろ修理して戻ってくる頃だと思うのだが。
そんな中、4月ごろはMC20で聴いていたのだが、これまた突然MC20の左チャネルから音が出なくなってしまった。
手持ちのカートリッジは、残るはDL102しかなく、これで鳴らそうとしたのだが。
これまたインピーダンスの問題で、UESUGIのフォノイコには入れる事ができない。
それで、Phase TechのEA-5を引っ張り出してきて、こで聴くことに。
MONOだがまあまあ聴ける感じになったので、この2ヶ月はこれで聴いていた。
しかし、そろそろMC20 SuperⅡも戻ってくるし、MC20とガチンコ対決をしないと気が済まない。
それでまたまたMC20を入手する事に。
久々に聴くMC20は、やはり良い音がするね。
特にボーカルは質感が良いよ。改めて思った。
もう少し調整を追い込んで、MC20 SuperⅡの帰りを待つとするかな。
落ち着く [オーディオ]
約1ヶ月ぶりくらいに、MC20 SuperⅡからMC20に戻した。
久しぶりにMC20を聴いてみて、この音やっぱ落ち着くなあ。
音が滑らかである。
パッと効いた感じでは、MC20 SuperⅡの方が勢いがあるように聴こえるが、
演奏自体の勢いを感じられるのはMC20のような気がする。
このBasin Streetを掛けると、途端にbrownyもrollinsも歌い出した。
なんだかグルーブ感とかMC20のほうが感じられるの気がするんだよなあ。
暫くMC20で聴いてみようかなと。
久しぶりにMC20を聴いてみて、この音やっぱ落ち着くなあ。
音が滑らかである。
パッと効いた感じでは、MC20 SuperⅡの方が勢いがあるように聴こえるが、
演奏自体の勢いを感じられるのはMC20のような気がする。
このBasin Streetを掛けると、途端にbrownyもrollinsも歌い出した。
なんだかグルーブ感とかMC20のほうが感じられるの気がするんだよなあ。
暫くMC20で聴いてみようかなと。
横浜のvafanさん宅にお邪魔しました。 [オーディオ]
掲載が遅くなってしまったが、ゴールデンウィーク中に横浜のvafanさんのお宅にお邪魔させて頂いた。
チューバホーンさんのお宅に一緒にお邪魔させて頂くことも多く、情報交換も多くさせて頂いている。
またess9018のDACを使っていたこと、それをoさん製作のディスクリートDACに変えたこと、いろんなジャンルの音楽を聞くという点など共通する事も多い。
vafanはんは、ディスクリートDACに加え、I2SのDDコンバータまで導入された。
送り出しにおいては拙宅よりも一方抜きに出られている。
DDコンバーターのメリットについては、拙宅でも実際にこの耳で確認している。
それらを調整された今のvafanさんのサウンドとは。
最寄りの駅まで車で迎えに来て頂き、早速伺った。
お宅にお邪魔すると、いつも見ているシムテムの風景である。
拙宅とは違い、部屋はいつも綺麗に整頓されていて、オーディオも整然と並んでいる。
うちもこのように綺麗にできればなと思うのだが、なかなかできない。
一通りシステムを確認させて頂き、早速サウンドを聴かせて頂いた。
出てきた音は、凄く低音のしまった見通しの良い音である。
低音の密度感や音の厚みが、前回とは随分と変わった印象である。
これはOさんDACが効いているなと思った。
音場広く音の厚みもある。
依然は、ふわっとした音で、この中にボーカルが浮かび上がるような音がだったと記憶している。
あれはあれで好きだったが、今回の音には芯があるような気がした。
それから、スピーカーの音のまとまりというか音場が以前よりも纏まって聴こえるような気がした。
かなり微調整なさったのかもしれない。
色々と掛けて頂く中で、部屋の後ろの壁からの定在波が少し気になってしまった。
拙宅も以前指摘を受け、椅子を若干前に出している。
頭を少し前に持っていくと、音の分離が良くなり見通しが良い音に聴こえた。
ピアノなどの楽器の輪郭や演奏者の佇まいなどがわかる様な気がした。
それで、少し椅子を前に出させて頂き、聴くことにした。
う〜ん、良い音である。
以前お邪魔した時よりもサウンドステージは広がっているが、音の厚みは増している。
やはり見通し良く鳴らすには、拙宅はまず部屋を綺麗にしなければと思った。
ジャズは中低域が安定してなっていて、うちよりもかなり良い音だと思った。
ベース音は厚みがあり、バスドラやタムなどはズドンとくる。
そうだよなあ、本来こんな感じに聴こえるはずだよなあと思いながら聴いていた。
また、ジャンルを問わず良く鳴っているなと思った。
様々なジャンルをそれなりに良く鳴らすのはかなり難しい。
小生が知る限りにおいては、極力ソースに入った情報を極限まで引き出し、録音時の演奏を最大限に引き出してあげる事で、良い演奏を素直にオーディオから再現させるという事。
一方、自分の好きな音に完全に染める事で、本来入っているソースの音以上のものを作り出すという手もあるし、これはこれで良い音で認めざるを得ないが。
それで、vafanさんはソースの情報を最大限引き出せるようになられたのかなと思った。
OさんDACの効果が1番大きいと思ったが、スピーカーのセッティングや機器の足回りの調整をされていらっしゃるのであろう。
うちも盤ばかりではなくオーディオの方もやり込まないとなあと思った次第。
クラシック、ジャズ、ボーカルなどを掛けて頂いたが、どれも良くなっていた。
やはりいつも聴いている盤を掛け頂こうと思い、数枚を持ち込ませて頂いたが、その中から手持ちの2枚のSomethin' Elseを掛けて頂いた。
どちらもかなり良い音だが、後に聴いた盤の方が更に音が柔らかく、良い音だった。
マイルスのあのミュートを聴けるならCDでも満足できるのではないだろうか。
聴かれたことがない方もいらっしゃると思うが、あのミュートはなかなか出せるものではないだろうと思う。
しっかりと2枚の盤の音の違いを表現されている、これはかなり調整されてるのではないだろうか。
そして送り出しの力が大きいと思った。
それから、田園も掛けて頂いた。
vafanさんも同じ盤をお持ちなのだが、うちの盤と音が違うかどうか聴き比べしてみた。
すると、手持ちの盤の方が遥かに良い音だったのである。
vafanさんも小生も、僅かに音が違うかなと思っていたのだが、とんでもない。
この差はかなり大きい。
まずS/Nが違う。そして音の柔らかさ、奥行き感。
全てにおいて手持ちの盤の圧勝であった。
vafanさん宅で今聴いているこの田園の音こそ、小生が長年に渡りクラシックで出したかった音である。
この柔らかさ、音の広がっていく様、空気感や奥行き感、この感じは従来のDACでは出しえなかった音ではなかろうか。
Oさんとの出会い無くして、この音を出すのは不可能であっただろう。
CDプレーヤーだけに数百万以上注ぎ込め、かつトップエンドのCDプレーヤーでかつ物凄く音の良い機種を厳選しなければならないだろう。
また、機材の音を調整などで追い込める熱意のある者でなければ、この音は出せないと思っている。
そんなマニアがどれほどいるだろうか。
そう考えると、この音を聴けている小生はどれだけ幸せ者だろう。
改めてOさんに感謝である。
しかし、この田園の音だよなあ。
vafanさん、田園の音はメチクチャ良かったですよ。
それからアナログも聴かせて頂いた。
vafanさんは、そこまでアナログを追い込まれてはいないと仰っていた。
手始めに八神純子を掛けて頂く。
すると抜けが悪くボーカルが後ろに引っ込んで、楽器の音にボーカルがかき消されたかのような印象だった。一瞬、うちの方がかなり良い音だと思い、油断してしまった。
その後リンダ・ロンシュタットなど数曲掛けて頂くうちに、随分と音が良くなってきた。
そういえば、PP-300はうちでも使っていたが、レコードの片面か最低でも10分くらい鳴らさないと寝ぼけた音だった事を思い出した。
そうか、あれはカートリッジが温まってないせいだな。
その後、手持ちのユーミンのVOYAGERを掛けて頂く頃には、良い音になっていた。
小生はずっと調整しているが、今聴いてこの音は良い音で、俺は何をやっているんだかと思ってしまった。
相当調整しているはずが、そんなに大きな差を感じなかったのである。
なんだかなあ。
今回もなるべく初盤に近いものをと思い持ち込んだのだが、盤のせいもあるとは思うが、どれも良い音だった。
特にアンバートンは特に良い音で、陰影を感じられ、うっとり聴き入ってしまった。
流石ボーカルを良くお聴きになられるvafanさんである。
ボーカルを上手く鳴らすコツがあるんだろうなあ。
Somethin' Elseで聴かせて頂いたMilesも良い音だったが、Relaxin'は流石の音で、やはりこれはレコード特有の音で、なかなかデジタルで出すのは難しいかなと思った。
そういうわけで、vafanさんのサウンドは以前よりも更に良くなっていたのである。
vafanさんはオーディオ関連の交流が多い方である。
小生よりも良い音を沢山お聴きになっていらっしゃると思う。
小生もそうだが、どれだけ良い音を聴いたかという経験が自分のサウンドを向上させるのは間違いと思う。
交流が多い方が、良い音に出会う可能性が高い訳で、この交流の多さが今のvafanさんの音に出ていると思った。
しかもvafanさんの凄いところは、ブレないところだと思う。
ある意味頑固なのだろう。
大体音が良い方というのは、殆どが頑固な方だと思う。
オーディオをやっている方の中に、頑固じゃない方は殆どいらっしゃらないとも思うのだが。
まあ、頑固者同士の趣味なので、衝突することもあるのが唯一の難点だろう・・・
それはさておき、やはりブレないというのは、良い音を出す事においては、かなり重要だと思った。
長くオーディオをやったり、長く機材と向き合うことで、ブレないようになっていくのだろうと思うが、vafanさんも余り機材を変えられないので、この辺りが良い音につながっているのだろう。
拙宅もかなり調整しないとお聴かせできなさそうだが、近いうちに聴いて頂こうと思う。
横浜のvafanさん、今回もお聴きかせ下さり、ありがとうございました。
また遊んでください。
チューバホーンさんのお宅に一緒にお邪魔させて頂くことも多く、情報交換も多くさせて頂いている。
またess9018のDACを使っていたこと、それをoさん製作のディスクリートDACに変えたこと、いろんなジャンルの音楽を聞くという点など共通する事も多い。
vafanはんは、ディスクリートDACに加え、I2SのDDコンバータまで導入された。
送り出しにおいては拙宅よりも一方抜きに出られている。
DDコンバーターのメリットについては、拙宅でも実際にこの耳で確認している。
それらを調整された今のvafanさんのサウンドとは。
最寄りの駅まで車で迎えに来て頂き、早速伺った。
お宅にお邪魔すると、いつも見ているシムテムの風景である。
拙宅とは違い、部屋はいつも綺麗に整頓されていて、オーディオも整然と並んでいる。
うちもこのように綺麗にできればなと思うのだが、なかなかできない。
一通りシステムを確認させて頂き、早速サウンドを聴かせて頂いた。
出てきた音は、凄く低音のしまった見通しの良い音である。
低音の密度感や音の厚みが、前回とは随分と変わった印象である。
これはOさんDACが効いているなと思った。
音場広く音の厚みもある。
依然は、ふわっとした音で、この中にボーカルが浮かび上がるような音がだったと記憶している。
あれはあれで好きだったが、今回の音には芯があるような気がした。
それから、スピーカーの音のまとまりというか音場が以前よりも纏まって聴こえるような気がした。
かなり微調整なさったのかもしれない。
色々と掛けて頂く中で、部屋の後ろの壁からの定在波が少し気になってしまった。
拙宅も以前指摘を受け、椅子を若干前に出している。
頭を少し前に持っていくと、音の分離が良くなり見通しが良い音に聴こえた。
ピアノなどの楽器の輪郭や演奏者の佇まいなどがわかる様な気がした。
それで、少し椅子を前に出させて頂き、聴くことにした。
う〜ん、良い音である。
以前お邪魔した時よりもサウンドステージは広がっているが、音の厚みは増している。
やはり見通し良く鳴らすには、拙宅はまず部屋を綺麗にしなければと思った。
ジャズは中低域が安定してなっていて、うちよりもかなり良い音だと思った。
ベース音は厚みがあり、バスドラやタムなどはズドンとくる。
そうだよなあ、本来こんな感じに聴こえるはずだよなあと思いながら聴いていた。
また、ジャンルを問わず良く鳴っているなと思った。
様々なジャンルをそれなりに良く鳴らすのはかなり難しい。
小生が知る限りにおいては、極力ソースに入った情報を極限まで引き出し、録音時の演奏を最大限に引き出してあげる事で、良い演奏を素直にオーディオから再現させるという事。
一方、自分の好きな音に完全に染める事で、本来入っているソースの音以上のものを作り出すという手もあるし、これはこれで良い音で認めざるを得ないが。
それで、vafanさんはソースの情報を最大限引き出せるようになられたのかなと思った。
OさんDACの効果が1番大きいと思ったが、スピーカーのセッティングや機器の足回りの調整をされていらっしゃるのであろう。
うちも盤ばかりではなくオーディオの方もやり込まないとなあと思った次第。
クラシック、ジャズ、ボーカルなどを掛けて頂いたが、どれも良くなっていた。
やはりいつも聴いている盤を掛け頂こうと思い、数枚を持ち込ませて頂いたが、その中から手持ちの2枚のSomethin' Elseを掛けて頂いた。
どちらもかなり良い音だが、後に聴いた盤の方が更に音が柔らかく、良い音だった。
マイルスのあのミュートを聴けるならCDでも満足できるのではないだろうか。
聴かれたことがない方もいらっしゃると思うが、あのミュートはなかなか出せるものではないだろうと思う。
しっかりと2枚の盤の音の違いを表現されている、これはかなり調整されてるのではないだろうか。
そして送り出しの力が大きいと思った。
それから、田園も掛けて頂いた。
vafanさんも同じ盤をお持ちなのだが、うちの盤と音が違うかどうか聴き比べしてみた。
すると、手持ちの盤の方が遥かに良い音だったのである。
vafanさんも小生も、僅かに音が違うかなと思っていたのだが、とんでもない。
この差はかなり大きい。
まずS/Nが違う。そして音の柔らかさ、奥行き感。
全てにおいて手持ちの盤の圧勝であった。
vafanさん宅で今聴いているこの田園の音こそ、小生が長年に渡りクラシックで出したかった音である。
この柔らかさ、音の広がっていく様、空気感や奥行き感、この感じは従来のDACでは出しえなかった音ではなかろうか。
Oさんとの出会い無くして、この音を出すのは不可能であっただろう。
CDプレーヤーだけに数百万以上注ぎ込め、かつトップエンドのCDプレーヤーでかつ物凄く音の良い機種を厳選しなければならないだろう。
また、機材の音を調整などで追い込める熱意のある者でなければ、この音は出せないと思っている。
そんなマニアがどれほどいるだろうか。
そう考えると、この音を聴けている小生はどれだけ幸せ者だろう。
改めてOさんに感謝である。
しかし、この田園の音だよなあ。
vafanさん、田園の音はメチクチャ良かったですよ。
それからアナログも聴かせて頂いた。
vafanさんは、そこまでアナログを追い込まれてはいないと仰っていた。
手始めに八神純子を掛けて頂く。
すると抜けが悪くボーカルが後ろに引っ込んで、楽器の音にボーカルがかき消されたかのような印象だった。一瞬、うちの方がかなり良い音だと思い、油断してしまった。
その後リンダ・ロンシュタットなど数曲掛けて頂くうちに、随分と音が良くなってきた。
そういえば、PP-300はうちでも使っていたが、レコードの片面か最低でも10分くらい鳴らさないと寝ぼけた音だった事を思い出した。
そうか、あれはカートリッジが温まってないせいだな。
その後、手持ちのユーミンのVOYAGERを掛けて頂く頃には、良い音になっていた。
小生はずっと調整しているが、今聴いてこの音は良い音で、俺は何をやっているんだかと思ってしまった。
相当調整しているはずが、そんなに大きな差を感じなかったのである。
なんだかなあ。
今回もなるべく初盤に近いものをと思い持ち込んだのだが、盤のせいもあるとは思うが、どれも良い音だった。
特にアンバートンは特に良い音で、陰影を感じられ、うっとり聴き入ってしまった。
流石ボーカルを良くお聴きになられるvafanさんである。
ボーカルを上手く鳴らすコツがあるんだろうなあ。
Somethin' Elseで聴かせて頂いたMilesも良い音だったが、Relaxin'は流石の音で、やはりこれはレコード特有の音で、なかなかデジタルで出すのは難しいかなと思った。
そういうわけで、vafanさんのサウンドは以前よりも更に良くなっていたのである。
vafanさんはオーディオ関連の交流が多い方である。
小生よりも良い音を沢山お聴きになっていらっしゃると思う。
小生もそうだが、どれだけ良い音を聴いたかという経験が自分のサウンドを向上させるのは間違いと思う。
交流が多い方が、良い音に出会う可能性が高い訳で、この交流の多さが今のvafanさんの音に出ていると思った。
しかもvafanさんの凄いところは、ブレないところだと思う。
ある意味頑固なのだろう。
大体音が良い方というのは、殆どが頑固な方だと思う。
オーディオをやっている方の中に、頑固じゃない方は殆どいらっしゃらないとも思うのだが。
まあ、頑固者同士の趣味なので、衝突することもあるのが唯一の難点だろう・・・
それはさておき、やはりブレないというのは、良い音を出す事においては、かなり重要だと思った。
長くオーディオをやったり、長く機材と向き合うことで、ブレないようになっていくのだろうと思うが、vafanさんも余り機材を変えられないので、この辺りが良い音につながっているのだろう。
拙宅もかなり調整しないとお聴かせできなさそうだが、近いうちに聴いて頂こうと思う。
横浜のvafanさん、今回もお聴きかせ下さり、ありがとうございました。
また遊んでください。