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FREDDIE REDD / SHADES OF REDD [TINA BROOKS]

McLEANとTINA BROOKSといえばJACKIE's BAGが最初に思い浮かぶが、この盤も良いと思う。
True BlueとJACKIE's BAGの間に録音されたこの盤は、やはり油の乗ったTINA BROOKSの良い演奏を聴くことができる。
B面3曲目のTINA BROOKSのバラードなんかは聴いた人は遣られると思いますよ。
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この盤も年に一枚出てくるかどうかの珍しい盤となってしまった。
この赤いジャケットがとてもカッコいいのであるが、残念ながらジャケットの上が色あせてしまっている。
おかげで安く入手できたのであるが(でも高い)...
盤の状態はかなり綺麗で、ポツリともいわない。
TINA BROOKSの盤は揃えたいと思っていたが、だいぶ集まってきた。
溝なしもオリジナルに含めるならば、残すはBLP4041 Open SesameとBLP4002 House Party のみとなった。
まあCD持っているし、BLP4002はオルガンなので何が何でもとはならないが。
しかしBLP4041のほうはアルバムとしての完成度も高く、何が何でも溝ありの完オリで聴きたい。
http://watt3pappy2.blog.so-net.ne.jp/2011-08-14

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A面
1.Thespian
2.Blues, Blues, Blues
3.Shadows

B面
1.Melanie
2.Swift
3.Just a Ballad for My Baby
4.Ole

メンバー
Freddie Redd (p)
Jackie McLean (as)
Tina Brooks (ts)
Paul Chambers (b)
Louis Hayes (ds)

録音
1960年8月30日

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TINA BROOKS VS JACKIE McLEAN [TINA BROOKS]

FREDDIE REDDのThe ConnectionのUK盤をGetした(祝)!
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おそらくオリジナルは相当な額に跳ね上がるし、聴いた感じも音は素晴らしかった。
このため、この盤はUK盤で全然問題ないと思う。
どうしてもこのTINA BROOKSを聴きたくて、CDを所有していたのである。
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↑が現在のCD.CECIL PAYNEの盤と同封されている。
よく見るのはこのジャケットかな。オリジナルもこれだと思う。
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また、LPが出ていることを知らなかったのであるが、実はあるようだ。
入手困難な盤をGetできたときはやはり嬉しい。
貴重な盤を入手しやすい環境にあることを、改めてありがたいと思った。

そこでMcLEANが参加しているBLUE NOTEの4027番と聴き比べをしてみた。
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この盤同士、曲順は同じである。また録音も同じ1960年。
ようはTINA BROOKS VS JACKIE McLEANを楽しめる訳である。
加えてトランペットのHaward McGheeも楽しめる訳であるが。
もちろんどちらの演奏に良さはあるのだけれど、このTINA BROOKSの演奏は大変貴重なので、とても楽しめる。
ある意味TRUE BLUEのオリジナルをGetしたときよりも感動したかも。

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地味なジャケに隠された名演 [TINA BROOKS]

KENNY BURRELLのAT THE FIVE SPOT CAFEの完オリである。

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KENNY BURRELLなら、断トツでMIDNIGHT BLUEを挙げるだろう。あれ程酒が似合う演奏は、なかなかない。バーボンのグラスをゆっくりと回しながら、当時の演奏にゆっくりと耳を傾ける事ができる。
先日、「ちぐさ」で仲良くなった七十代のおじいちゃんも言ってた。「やっぱりJAZZには酒が入らんと、よういかん!」
そうだよなあ、自分は毎回コーヒー飲み過ぎで、お腹がおかしくなってるからなあ。

あの、TURRENTINEの演奏を聴いたか!
TURRENTINEが吹き始めると、形相が一転する。アーシーな独自のフレーズに、体がへとりでにスウィングする。やっぱ、黒人だよなあ。
誰かの影響を受けたとか、誰から学んだというより、生まれながらにして黒人の持つ、自然にスウィングするリズムか自然に湧き出す遺伝子が、引き継がれているのであろう。
こういう感性は、科学や理論では解明できないものだ。オーディオをやっている人なら、数値ではわからない何かがあることを良くご存知通りだ。
こういうものは、この先もまだまだ解明されることはないであろう。
我々は、生ものなのである。だから、この生々しさを感性で、存分に味わいたい。


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そしてこちらは、テナーがTINA BROOKSである。TINA BROOKSの盤は、本当に貴重で、元々のプレスが少ないらしく、一度逃したら、次に聴ける頃には、自分はこの世にいないというような盤も多いのではなかろうか。
コルトレーンのように、モード移行もジャズ界のど真ん中を突っ走る者達とは異色であるから、プレスが少ないのも仕方のないことであろう。しかし、この異色の中にも、心を掴まれるフレーズが隠れているのである。
そして、これはライブ録音だ。なので、BURRELLのギターに酔いしれることとなる。夜中に浸れるハードバップの名盤である。


そんな訳で、過去に所有してないTINA BROOKSの盤をまとめてみたことある。
何故か?それはBROOKSの演奏がバリバリ好きだから。TRUE BLUEのGood ole soulを聴いてからというもの脳天直撃で、電車の中や歩いている時、仕事中でもあのフレーズが、脳内を廻り続ける。これが、ハードバップの真骨頂なのかもしれない。

地道に集めた甲斐があり、やっとHOUSE PARTY以外の、オリジナルを所有する事ができた。
勿論、全て完オリではないが、当時の演奏がさながらに伝わってくる。
http://watt3pappy2.blog.so-net.ne.jp/2011-08-14

これもひとえに○○さんとのお掛けである。
相当な労力を費やして収集したものであるので、これからも大事に、かつ何度も聴き込んでいきたい。
そして、私が大地に帰ったらころには、奥さんか子供か妹かが市場に流し、これを後世に伝えてもらうことにしている。これは、廃盤を聴き始めてからまず初めに決めた事だ。そして、形見にしてもらう盤も彼女には伝えてある。
TRUE BLUEとかじゃないので、ご安心を(笑)。
これは、貴重な廃盤を聴く者としての、使命ではなかろうか。
間違っても、御蔵入りなんかにしてはならない。もはや、自分だけが聴ければいいような、代物ではないのである。

しかし、自分が灰になる前に、一度くらいは、レンタルスペースか喫茶店なんかで、期間限定のハードバップ 廃盤ライブでもやってみたい。自分のオーディオで、自分の選曲で。解説は、画面から静かに流れてくる。
自分の人生は、けして派手ではない。JAZZを仕事にしたら普通の生活ができないし。しかし、派手ではない中でも、やってみたいとの一つなのである。









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