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Maurice Vander / Jazz At The Blue Note [1959年]

仕事が一段落し、小休止。
プログラムもだいたい動き、多少余裕は出てきたが、
いろいろ頼まれることが多いので、
また暫く忙しくはなるが...
まあ、でもこれで少しずつ仕事が楽になる人が、徐々に増えていくことは嬉しいことである。

それで、ネットで見つけて予約していたMaurice VanderのJazz At The Blue Noteを取りに行った。

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もう一枚、欲しいのがあり予約していたが、こちらは
商品説明に記載がなかったが手で触って分かるほどの傷がったのでキャンセル。
Jazz At The Blue Noteは、ジャケの状態が悪いが、価格がそこそこだったので入手。
昔どこかでオリジナル盤で枯葉を聴いて、どうしても欲しくなり
探したが見つからず、仕方なくCDを買って聴いていたが、
どうも音作りが気に入らず、殆ど聴かなくなっていた。
CDは、なんだか屈託で、切れがなく大人しいい演奏に聴こえる。
マスタリングも当時とは違うだろうし、仕方のないことなのだろうけれど、
やはり聴く気が起きなかった。
ずっとオリジナルを探していたが、なかなか見つからず、
状態悪くても値段が高いものが多い。
やはり人気の盤だということを知っているのであろう。
そんな中、ネットをウォッチしていた甲斐があり、無事にGetできた。

Maurice Vanderの演奏は、たいしたことはないが、音のリアリティは凄い。
Pierre MichelotとKenny Clarkeは良い演奏しているんだけどねえ。
場の雰囲気、音の立体感と切れが物凄い。
これだよこれ!

パリのBLUE NOTEでLive録音されというこの盤、
やはり場の雰囲気は大事だ。
CDだとどうもこの感じが出ていないような気がするのは気のせいか?

ドラムとベースの録音レベルが高すぎだが、ベースが引っ込むうちでは丁度良い。

やはり枯葉は絶品。
Walkin'も好きだなあ。
B面では、DjangoとBlue Lesterが個人的には絶品だと思う。

というわけで、小休止にちょうど良い、JAZZ三昧の一日となったのであった。

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JuniorのVerve盤 [1959年]

4月に久しぶりにJuniorを聴いて、改めてその良さを再認識。
それでやはりレコードも欲しいなということで、ウォッチしていた。

最近は、レコード店も廃盤セールをやらない。
なので、レコード店では入荷次第不定期にお店に並ぶため、
平日時間のある方が買われているようだ。
土日にお店に行っても殆ど物が残っていないのである。
ちょっと前までは、頑張ってお店に並びさえすれば欲しいレコードは何とか入手できていた。
今思えば、あの時間は貴重だったんだなあと。
真冬の雪の降る中、みんなで凍えていたことも、いい思い出。
暫くは、こんなこともできないのかもしれない。

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そんなこんなで、最近はレコードを入手しづらい状況のため、
ネットを含め広くウォッチするようにしている。
とはいっても、やはりヤフオクはちょっと怖い。
JuniorのVerve盤は、ヤフオクを見ていても価格はどんどん吊り上がってしまう。
そんな価格なのに、現物見ずして購入などできないなあと迷っていた。

すると、ある日メールが。
ジャケも盤も状態の良いのがあるお店に入ったようである。
今はスマホなので、その場ですぐ購入手続きができる。
幸い、あらかじめ物を確保でき、後日レコード店で検盤、試聴し、
購入ができるとのことであった。
仕事の合間に直ぐさま返信し、物を確保。
やはり欲しい物はほしい。
何が何でも入手しようとするのである。
後日、現物を確認し、納得のいく状態だったので入手した次第。

それで、Verve盤を聴いているのだけれど音圧が凄い。
CDでは硬質な感じのピアノのタッチが、それに加え温かみというか、
ちょっとしたお茶目な引き方をしているところが見え隠れするというか、
そんなタッチも感じ取れるような気がした。
まあ、欲しい盤を入手できたので、嬉しさのあまり気のせいかもしれないが。

しかし、あのブルージーさは日本人の演奏で聴くことはできないだろうなあ。
端正ながら、あの独特の黒っぽさというか、泥臭さ、あれが小生にとってはManceの最大の魅力である。
他の名演もあるのかもしれないが、自分が知る限りにおいては、
やはりこのVerve盤が一番好みかなあ。

他の方も押されている通り、
やはりベニーゴルソンの名曲WHISPER NOTが素晴らしい。
数あるWHISPER NOTの名演の中でも、Manceのこの演奏は特に有名なようだ。
コール・ポーターの名曲LOVE FOR SALEも凄く良いね。
曲の進行とともに段々と白熱してゆく演奏が堪能できる。
Live会場でアーチストの演奏に引き込まれていくような感覚を味わえる。
そして、ManceはDizzy Gillespieのコンボでもやっていたというだけあって、
BIRK’S WORKSがまた素晴らしい。
他の曲も良くアルバムとしての完成度がかなり高い作品だと思う。
この盤を入手できて本当に良かった。

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Diamond Five / Amsterdam Blues [1959年]

昨年末にPim Jacobs TrioのPhilips STEREO盤を入手してからというもの、
定期的に聴いている。
Pim Jacobs TrioのPhilips盤といえば、音が良いLPで有名で、
持っている人も多いのではないかと思う。
小生も1982年録音ということで、守備範囲から外れるけれども
音の良さに誘惑されてつい入手してしまったという盤。
この盤の音に対する信頼は絶大で、この年代のPhilips盤があるとついつい
気になってしまう今日この頃。

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そんな中、今日はこの盤 Amsterdam Bluesを入手できた。
この盤もPhilipsのSTEREOオリジナル。
絶大なる信頼を誇るPhilipsからあのDiamond Fiveがリリースされているというのだから
飛びつかないわけがない。
正直、この盤は昔から気にはなっていたけれど、
特にPhilips盤というのを意識したことはなかった。
たまたまこの盤を手に取ってよく見たら、Philips STEREOの文字が。
CDしか聴いていなかった頃は、ここまで盤に拘ることはなかったのだけれど、
アナログだと、どうも盤が気になってしまうのだ。
ある意味病気なのだけれど、たぶん治ることはないから諦めている。

Diamond FiveのこのPhilips STEREO盤のオリジナルは1978年リリース。
Pim Jacobsが1982年リリースなので、音づくりも近いのでは?と思った次第。
確かに音作りは似ているような気がする。
この音質で、あのDiamond Fiveを聴けるなんで夢のようである。

しかし、1978年リリースとは小生の守備範囲から大きく外れるような
気がするのだけれど、聴いてみると、まったく違和感がない。
小生の大好きなハードバップど真ん中。
あの有名なBrilliant!を彷彿とさせるサウンドが聴こえてくるのである。

実は、それもそのはず、このAmsterdam Bluesは1959年から1962年までに
EPでリリースされたものをLPでまとめたものだから。
なので録音は1959年から1962年というわけで、演奏はその当時のものなのである。
Brilliant!は1964年の録音なので、それより少し前の演奏を聴けるのだ。

今日はそれともう一枚Getできた。
Diamond FiveのメンバーであるHarry VerbekeとCees Smalが参加していた盤で、
JAZZ FROM HOLLANDというタイトルで、Columbiaのオリジナル盤。

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こちらは1956年の録音でオムニバスアルバムjなのだけれど、
少し古いスタイルで、bebopに近い感じの演奏を聴ける。
ひと昔は、結構高価だったそうだ。
ネットでググっても全然ヒットしない。
またまたDISK◎NIONに出てたので、ネットを検索したらDiamond Fiveのメンツが参加しているのが
分かったので試聴してみたところ、なかなか良かったので入手してしまったという盤。
これらの盤を通じて、当時のオランダJAZZやDiamond Fiveの活動を
少しだけ垣間見れるかもしれない。

追記
あのDiamond fiveのメンバーが参加しているのは
勿論なのだけれど、更にオランダの名ピアニスト
Rob Mandaも参加している。
Rob Mandaは澤野工房が再発し、日本でも広く知れ渡ることとなった。
Rob MandaやCees Smalが1956年ごろから、
バップを演奏し、その後のオランダのジャズを席捲してゆくことになるのだから。
何よりDiamond fiveのEP音源よりも3年前に、
このような演奏を展開していた事実をこの耳で聴くことができたことが嬉しい。
この意味で、オランダのジャズを聴くうえで、
このJAZZ FROM HOLLAND盤は、大変貴重なのかもしれない。

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A Little Bit of Stitt [1959年]

以前、こちらで紹介したSONNY STITTのROOST盤。
http://watt3pappy2.blog.so-net.ne.jp/2014-09-19

今回もそのROOST盤から傑作の一枚。
ピアノは今回もジミー・ジョーンズ。

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ソニー・スティット(as,ts)
ジミー・ジョーンズ(p)
アーロン・ベル(b)
チャーリー・パーシップ(ds)
録音:1959年4月10日ニューヨーク

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Browin' the blues away / Horace Silver [1959年]

先日、ちぐさで誰かがリクエストした盤。
ハードバップど真ん中で、グルーブ感がハンパない以下の二曲が特にお気に入り。





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D700 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR

KELLY GREAT [1959年]

秋になり、WYNTON KELLYのピアノが聴きたくなった。
あまり聴かないとは思いつつも、たまに聴くとやはり手放せない。
安定感抜群のWYNTON KELLYのピアノに切れのあるPHILLY JOEのドラム。
なんだかんだ言っても、今思えばVEE JAYには結構好きな盤が多い気がする。



ススキの季節。
ススキといえば箱根の仙石原が有名。
今年はまだ行ってないな。

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Nikon D700 Tamron SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1



APRIL IN PARIS [1959年]

早くも桜が散ってしまいましたね。
改めて4月になったということで宝物の一枚を。
Benny GolsonのGettin' With ItからAPRIL IN PARIS。

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いろんな人がこの曲を演奏していますが、Golsonのこの盤が自分的には一番お気に入り。
Golsonの突っ走った感じが個人的にはやはり好きなんですよね。
Flanaganのピアノが4月の雰囲気を醸し出しているような気がして、
流石だなあと思ったりします。
PRESTIGEはだいぶ手放しましたが、NEW JAZZの盤は結構残してます。
なんでだろう。なかなか出てこないからかな?