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ahmad jamal / all of you [1961年]

1961年にシカゴのjamalのライブハウスで録音されたもの。
ヤヤフオクではBLUE NOTEやRIVERSIDEと契約してたピアニストの盤の異様な高騰が目に余るが、
この人のようにARGOから出た盤などは見向きもされない。

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が、この盤のように内容の良いものも沢山あるはず。
音良し、曲良し、演奏良しと、三拍子揃った盤。
見つけたら聴いてみて。



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曰く付きのレコード Freddie Hubbard / Groovy! [1961年]

最近はヨーロッパ盤に手を出すことが多くなった。
強烈なハードバップには飽きが来ていて、少しゆったりめの曲や
違った雰囲気の演奏を好むようになったのもあるだろう。
この盤は、某レコード店のセールで、昔なかなか見つからなかった思い出がある。
セールにはUS盤のものとヨーロッパ盤のものがあるのだが、
FONTANA盤はヨーロッパ盤のセールで出てくるのが殆どなのだ。
しかし、実はUS盤で探していた。
それは出てこないはずである。

しかし、内容はというとレコーディングもニューヨークだし、
メンツもUSの人達なのでUS盤のセールに出るべきものだと思うんだけれど。
なぜだか、今でもヨーロッパ盤のセールで出てくるのだ。
多分だけど、FONTANAって多くのヨーロッパの人達の盤を出しているので、
それでFONTATA=ヨーロッパ盤だろうとなっているのかもしれない。

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それで、話は変わるが。
この盤はもともと幻のレーベルJAZZLINEから
トロンボーンのWillie Wilsonのリーダで出る予定だったらしいが、
JAZZLINEが倒産して没になってしまったそうだ。

その後、皮肉にもDuke PearsonやFreddie Hubbardのリーダーアルバムとして
世に出てきてしまったのである。
まあ、1961年といえばFreddie Hubbardが売れていた時代だから、仕方ないか。
でも、Willie Wilson可哀そう。

しかも、元々は、トランぺッターはKenny Dorhamで、
ベースはWilbur Wareだったのだけれど、こちらもレコーディングの日に
急遽メンツがFreddie HubbardとThomas Howardに変わっている。
これでは良い演奏を残せるわけないよね。

と思うが、流石のメンツだけあり、録音された演奏は流石としか言いようがない。

この盤は、PRESTIGEやJAZZLINEからDuke Pearson、Freddie Hubbardの名で
数回リリースされてたようだが、このFONTATAの盤が初めて世に出た盤ということで、
すなわちオリジナルということになっている。
PRESTIGEやJAZZLINEと音の違いを比べたことはないが、
なんとなくオリジナルのFONTANAに手がでてしまったという盤。

しかし、この盤を聴いてみると随所にWillie Wilsonの演奏が見られ、
特にバラードなんかは良いね。
Duke Pearsonの演奏にはいつもの研ぎ澄まされた様が聴きとれるし、
Freddie Hubbardの演奏も聴きごたえがある。

やはり一番好きなのは、Minor Mishapだね。
この盤も、この曲を一聴してすぐに欲しくなり、ずっと探していた記憶がある。
Minor Mishapといえば、やはり一番に浮かぶのは、
John ColtraneのThe Cats。こちらはピアノがトミフラで、かなりの名盤。

というわ分けで、両者の音源がYouTubeに出てたので比べてみました。

まずはColtraneのThe Catsから。



Idrees Suliemanも好きなトランぺッターの一人。
Kenny Burrellカッコ良い!
安定感ありますね。
1959年の録音。


で、こちらがFreddie HubbardのGroovy!から。



こちらが少しテンポが速いが、こちらもなかなか良くないですかね。
Papper Adamsのバリトンもかなり効いてます。
Duke PearsonといえばPapper Adamsってくらいですから、
息合ってますよね!

両者、甲乙つけがたく。
やはりどちらも持っておきたい盤かなと。

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The Magnificent Trombone / Curtis Fuller [1961年]

今日の一枚。
渋すぎる、切なすぎる演奏で、じっくり聴き込みたい盤。
派手さはないが、聴けば聴くほどに良さが分かってくる盤。

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最近、めっきりとオリジナルを見かけなくなりました。
自分もジャケが綺麗ではないが、オリジナルを入手。
EPICもなかなかいい音しますね。

ZOOT at Ronnie Scott's [1961年]

今日聴いている盤。

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Love fo saleは、Cookinでは途中でフェードアウトされているが、
この盤では全部聴けるのが嬉しい。

booker little and friend [1961年]

久しぶりに聴いた。
booker littleの他の盤は、ちょっと聴いただけで、その後は
あまり聴かなくなってしまった。
この盤は、音程やテンポをわざと外したような演奏を、
一見いまいちのように錯覚してしまった頃もあった。
1961年という年代がこのような演奏にしたのであろうか。
今聴いてみれば、その外したところも含めて名盤だなあと思ってしまう。
メンツを見れば変な演奏はしないというもの。
スリリングな演奏が多いのでとても気に入っている。
DON FRIEDMANのピアノがかなり良いね。



IF I SHOULD LOSE YOUは聴かせるね。
最近は、あまり喧しくない、こういうゆっくりなのも好みになってきた。
年取ったかな...

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Leica M8.2 summilux 35mm f1.4 ASPH

写真は、みなとみらいで。
久々にみなとみらいをウロウロできた。

2 FEET IN THE GUTTER / DAVE BAILEY [1961年]

久々の休みは、家にこもってJAZZ三昧。
紅葉でも見に行きたいところだが、疲れ切っていて外に出たくない感じ。

いろいろ聴いているが、こちらはBILL HARDMANがペットを吹いている盤。
BILL HARDMANといえば、泣く子も黙るHANK MOBLEYの1568で吹いているのが有名。
ちょっと詰まったような吹き方に愛着が湧く。



この盤はいぶし銀のドラマーDAVE BAILEYの盤であることが功を奏し、
サイドマン達のソロを堪能できると思う。
FRANK HAYNESのテナーに何より遣られるが。
このEPICオリジナル盤の綺麗なのはなかなか見ない。
自分の盤もジャケともに擦れてはいるが、気に入っていて手放せない。

BILL HARDMAN QUINTET [1961年]

SAVOYの大好きな一枚。



風邪ひいて調子が悪い今週末は、家でゆっくりJAZZ三昧。
BLUE NOTEがまあまあ鳴るときは、RIVERSIDEがいまいち鳴らなかったり、
SAVOYはめちゃくちゃいい音で鳴ったり。
盤の厚さや溝の深さなどレーベルにより異なるため、
針圧やアームの高さの調整をして、すべてのレーベルをいい音で鳴らすのは本当に難しい。
最近、オーディオはこのあたりの格闘ばかりです。
欲しいアンプがあるのだけれど、なかなか出てこない。

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写真は、丸の内にて。

IKE QUEBEC / HEAVY SOUL [1961年]

久しぶりに聴いたが、やはり結構良い。
この手のテナーと勝手に思っているのが、JIMMY FORRESTとかEddie Lockjaw Davis
だったりするのだけれど、最近結構聴いているような気がする。
BEN WEBSTERとかCOLEMAN HAWKINSとかはまだあまり聴かないが。
昔から、結構いらやしい吹き方する人だなと、敬遠してきた。
まだまだ青い...





この盤は、オルガン入りなんだけれど結構好き。
以前からオルガンが入っているからと敬遠していた盤や手放した盤は結構あるが、
これは良いと思う。手放さなくて良かった。
今日は、これとBennie GreenのBETHLEHEM盤も聴いたが、
これもオルガン入ってるけど内容良いね。

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Contax TVS Vario-sonnar 28-56mm f3.5-5.6 Carl Zeiss T* Zoom lens Kentmere 400

写真は元町にて。秋ですな。

ImpulseのArt Blakey [1961年]

以前、Impulse盤を所有していたのだが、何故か手放してしまい、
今はMCA盤だけが残っている。

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久しぶりに聴いたのだけれど、Lee Morganのペットが若干擦れたようで切れがない。
Shorterのいまいちぬるい感じに聴こえてしまった。
こんなんだっけ?と思いつつも、本来オリジナルはImpulseなので音はこの上ないほど良いはず。
しばらく効いていると、耳がなれたようである。



演奏はやはり極上である。
I Hear A Rhapsodyでは、Blakeyの切れや瞬発力が感じられたので安心した。

でも、今一度オリジナルで聴いてみたい。

PS:写真は山手洋館にて。