偉そうなオヤジ達！

JAZZ喫茶「ちぐさ」は、連日多くのお客さんで賑わっている。
当方も、偶に顔をだしては好きなレコードをリクエストし、聴いている。
店内は狭い為、知らないお客さんどうしが隣り合わせになることも多く、また団体さんが入ってきた時には席を譲り合う光景を多く目にする。この甲斐あってか、七十代のおじさんと仲良くなった。

初代店主の吉田さんは、それはとてもやかましいオヤジさんで、騒がしいお客さんには直ぐに注意を施していた。この話は、良く知られている。
しかし、今ではこんな光景は全く見られない。こんな事をしていたら、お店を直ぐにたたむ結果になる。

そのせいあってか、先日スピーカーのすぐ前の、お店中央の席に団体のお客さんが陣取って、大きな声で喋ったりしていた。その態度といったら、俺様は昔からの常連だ、久しぶりにきてやった。もしくは、俺様が大人数のお客さんを連れてきてやった。そんな雰囲気が、プンプンする。それでいて、チュニジアの夜をリクエストしたにも関わらず、wisper not に対して、これがチュニジアの夜か？、などと騒いでいる。
知らない音楽でつまらなそう。そろそろ飽きてきたので、帰るとするか。
しかし、事態はこれでは終わらない。団体客のひとりがリクエストしたのである。そのため、店の十人分のスペースは、占領されたままである。新しくきたお客さんには、店内に入れなかった人もいた。

これでは。どこぞのクラブか何かである。
まったく困ったものである。
つれてくる側にも責任があるな。
こんなコメントする自分もうるさいオヤジの予備群なのかもしれないな・・・

全くJAZZに集中できず、しばしネットサーフィンをする羽目になった。

今のJAZZ喫茶を切り盛りするのは、骨が折れますね。
こういう客のリクエストは、片面ではなく、一曲で終らせる。これが、鉄則のようです。

PS : 先日、ちぐさでNHKの生中継が行われた。自分は、リハーサルまで参加させて頂いた。写りたかったが、身内には敵いませんでした。