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オーディオ市場 [オーディオ]

一ビジネスマンとして、ちょっと思う事があった。
我々ITの分野では、昔は情報漏洩という概念は殆どなかった。
あったのは、ハッキングと呼ばれるものくらい。コンピュータに詳しいものが、インターネット経由でセキュリティの甘いサーパへ侵入。
そのサーバを自在に操作し、NASAや国防総省などのネットワークに不正侵入し、重要なデータを盗み出すといったもの。
勿論ハッカーは、不正侵入したサーバの操作履歴やログなどを完全に削除しており、追跡が困難なのである。
これらハッカーからの攻撃はリアルタイムで監視し、重要情報の偽物を盗ませるといった対応を行っていた。

しかし、今ではNASAや国防総省といった機関に留まらず、個人パソコンまでもが情報漏洩のターゲットとされている。
漏洩したパソコンの所有者やその家族までもが、責任を追求される世の中だ。
知らなかったでは済ませられない。何とも大変な時代である。

そんな世の中に誰がしたのであろうか?
個人パソコンの情報を盗まれて云々・・・
世間が、自ずと情報漏洩を騒ぎ立てウィルス対策ソフトなどが当たり前に売れる世の中にしたのであろうか?
自然になったのか?一般大衆から自然に需要が湧いたのだろうか?
それは、官僚やウィルス対策ソフトの会社が市場を作ったとしか言いようがないと思ったりする。

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オーディオの場合はどうであろうか?
S/Nが高く数百万円の機材が当たり前の市場をオーディオマニアが作っていったのであろうか?
これもまたNoと言わざるを得ない。
大昔、オーディオは国産のもので占めていた。
これがバブルの時代に、輸入オーディオで数百万円するものが、飛ぶように売れ始めたのである。こういう市場を誰が作ったのであろうか?
これもまた商社などのビジネスマンであろう。

こう考えると、ユーザはまんまとビジネスマンの策略に嵌っている事のほうが多いのではなかろうか。今のデジタルオーディオもそうだ、これも一人のITビジネスマンから始まっていると思う。

だから、こういう市場を作る人達がいなかったら。きっと昔のままなんだろうなと。
しかし、昔だってレコードを売るために録音してたレーベルもあるだろうし、良い音楽を聴いて欲しいためにレコードを作ったレーベルもあるだろう。

金が先か、録音が先か、昔も今もどちらも存在していただろうが、今のほうが、金が先にくることが多いような気がする...

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