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熱血オヤジバトル [音楽]

HOST!上手かった!
いやあ、必ず賞を貰ったと思ったんだが!会場が東京だったら、間違いなく優勝だったのではないだろうか!
様々なジャンルの音楽が演奏されるが故に、お客さんの好みのジャンル、応援するジャンルは多岐に渡る。その中を、様々なお客さんを虜にせねばならないのである。それは、かなり困難を極める。選曲もかなり大きく左右するであろう。
演奏者当人達には、会場では語れないほどの多くの制限や、事情があったに違いない。
そんな中、当人達はいろいろと反省する事もあったのかもしれないが、聴いた我々としてはブラボーを送りたい。

http://www.nhk.or.jp/oyaji/

オヤジバトル故に、敢えてオヤジと書かせて頂くので、生意気だとは思うが悪しからず!
ピアノのオヤジ!
あのオヤジは、何者!?
スローで単調なピアニッシモのピアノから始まった演奏!アップで映し出される映像と音から、只者ならぬ気配だ。JAZZピアノ界の重鎮!?っぽい。
ピアノの鍵盤を押さえる映像に加えて、重厚なピアノの音が伝わってくる。
ソロから始まるあの曲を、敢えてもってくるあたりは、流石に凄い自信があるのであろう。
鍵盤のタッチが、エバンスを連想させる。それから曲調は次第に複雑に、スピード感も出てくる。ハービーハンコックのタッチが脳裏を巡った。
そして、ピアノのソロパートが終わった・・・

そして、ドラムの一打が勢い良く叩かれ、他の楽器も音を出し始めた・・・

テレビカメラは、ドラムのオヤジを大きく映し出している。
ハイハットを叩く姿が、デカデカとテレビに写っている。いやあ、あのアップでは、自分の演奏を見られたくはないな。演奏がバレバレである!しかし、60歳という年齢で、ドラムを叩いている姿に感服致しましたよ。特に、ドラムは体力勝負だからなあ。

そして、ベース!
この方、私の知り合いのお方である。
あの長身から出てくるベース音!ベースのオヤジの紹介ときのゴリゴリした音を聴いたか!
ホールでのセッティング、演奏が一番難しいのは、ベースであろう。
こんな大舞台では、真ん中にデンと構え、各メンバとアイコンタクトをとるには、長身はとても有利である。
JAZZカルテットの演奏は、本来天井の低いライブハウスで、それもかぶりつきで楽しむべきものだ。ホールの演奏を超越したライブをライブハウスで、是非間近で見てみたいものだ!

そして、曲は急展開を見せる。
アルトのオヤジの出番である!コルトレーンが、アルトをやったら、ああなるのかな!?
こんな思いが頭を駆け巡る。
はっきりいって、あのオヤジは上手い!
アルトの一発目の出だしを聴いて、そう思った人も多いのではないか。
あのスピードで演奏できるなんて!

しかし、みんなうますぎるのも、考えものだ!
そして、個人の腕の高さが、裏目に出てしまう。アルトも序番はよかったが・・・


あの審査のオヤジが言ってた感想は、当たっているかもしれない。フレーズの始めだけでも、ピタッと合っていたら、音楽全体に締まりがあり、スピード感も出てくる。
そして、一般人の受けも更に良かったのかもしれないと思った。

アルト、ピアノともに中盤戦からタイミングが若干ずれる事があった。
みんな、緊張していたのであろう。

インタープレイが、あと三分続いていたら、HOSTの優勝だったと思う。
JAZZでは、いつも異なるメンバーで、ジャムセッションを組む事が多い。
そのため、調子がある日はこれ以上ない素晴らしい伸びのある演奏で、またとこの演奏を聴く事はない。
これこそ、ジャムセッションの醍醐味である!
今回が、このセッションになるはずだったのに!あまりにも上手い演奏だったが故に、悔しくて仕方がない。

当人に当日の、話しを聞きたくてしかたがない。今月の集まりが待ち遠しい。

忘れてはならないが、みな毎日別の仕事を持っている訳だからね・・・
お疲れ様でした。




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