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Wilson Audio WATT series3 [オーディオ]

小生のスピーカー。
最近、オーディオ関係の先輩からお話を伺う中で、
試してみたいことがあったので、それをちょっと試してみた。

下のPUPPY2をパスして、上のWATT3だけで聴いてみたのだ。
すると、籠に入れられていた鳥が羽ばたいていくように、
窮屈だった音がとても開放的に鳴った。
2WAYで鳴らすと、こんなに素直になるんだね。
ヌケが抜群に良くなった。当たり前か!。
より感動が伝わってくるような気もする。

Wilson Audioのスピーカーは、SYSTEM XXという形で、WATTとPUPPYを合わせて販売していたが、
元々は、WATTだけだった。
PUPPYは後付けで開発されたものだ。
なので、WATTだけで聴いても全く問題ないはずなのである。

この中高域の研ぎ澄まされた音というのは、昔のスピーカーとはやはり違うような気がする。

ユーミンの声では、陰影や歌詞に込められた思いが、
よりぐっと伝わってくるような気がした。

最近改めて聴いているLAST WORDでは、Tubby HayrsとRonnie Scottの演奏スタイルの
違いが手に取るように分かる気がする。
この2人のテナーの音色がより鮮明に分かるような気がする。
これまでは、低音に支えられた重厚なサウンドで、場の雰囲気というのを感じていたが、
場の雰囲気は、盤に収められた情報に任せ、
こちらは、素直に音をだしてあげることで、演奏者の意図した思いみたいなものを
より感じられるような気がした。

引き算によって、良い結果になるということもあるんだね。

このところ、SYSTEM6やSYSTEM5がやたらとヤフオクに出品されている。
やはり使いこなせないスピーカーだったのであろう。
アメリカのような2、30畳くらいあるような部屋で、マルチにして、
相当つぎ込まないと、このスピーカーは良くならないと最近は思っている。
しかし、そこまで筋金入りの調整をすれば、相当いい音で鳴るのではないかと思う。
そこまでできる人というのは、この日本に数えるほどしかいないであろう。
その結果が、このところのヤフオクに表れているような気がする。

しかし、本来Wlilsonは、WATTだけのほうが良いのかもしれないよ。

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こうなると、良い盤を聴きたくなる。
小生があの世に持っていきたい盤のうち片手に入る盤。
勿論帯域はPUPPYがない分狭いのだが、その分
スピーカーの向こうに、当時の風景が描き出されるかのようだ。
アナログ調整の腕は間違いなく上がっているようだ。
演奏のディティールが鮮明になったような気がする。
この至福の時を味わうために、オーディオをやっているのだよなあ。

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seibo

なるほどね。今までずっと手元にありながら、まだ試して見なかったことがあったんですね。確かに我が家とは比べることのできないほどの重低音がでていて、ちょっと過剰かもしれないと思えるほどでしたよね。
今度おヒマになりましたらぜひお聞かせください。
by seibo (2020-12-16 19:11) 

ハンコック

seiboさん
watt3pyppy2を使い始めて、もう15年以上経ちますが、
まだまだ分からないことだらけです。
あの帯域は音が重厚になるので、
出るに越した事はありませんが、
バランスの調整が必要ですね。
この点は、ただ買ったスピーカーをそのまま鳴らすというのだけでは、
できませんので。
やはりネットワークやバイアンプ、マルチなどを
考えていかなければなりません。
これらについては、全くの素人ですが、
やる事が増えて楽しみです。
そして誰も見ることの出来なかった
新たな音の世界を見てみたいところです。

もう10年ほど前にバイワイヤだけやってみた事がありますが、
知識も経験もなく逆に悪くなってしまいました。

まずは、watt3だけの素直な音を堪能してみたいと思います。
それからバイアンプを試してみようかと。
まだSD05が眠ってますので、これを引っ張り出してきて
使ってあげようかと思ってます。
これらはまだまだ先になりそうですので、
まずはwatt3だけで聴いてみてくださいませ。
というわけですので、また何度か遊びにいらして下さい。
ちょっと年内は、仕事がどうにも落ち着きませんが、
来年早々にでも宜しくお願いいたします。

by ハンコック (2020-12-17 07:25) 

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