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LAST WORDのJAZZLAND盤とTEMPO盤の聴き比べ [廃盤セール]

遂にTempo盤を入手できた。

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先日行われた廃盤セール。
先週は30人集まったと聞いていたので、今回もまあまあ人はいるかなと思いながら、
抽選が行われる10分前にレコード店へ。
すると4人ほど人がいた。
まあまあだなと思いながら、10分間待つことに。
全員で7人ほど集まったようだ。
そして抽選へ。

実は、この日はJAZZとロックのセールが行われるということで、
ロックのメンバとJAZZのメンバに分かれて抽選をすることに。
すると5人がロックのほうに移った。
なので、JAZZのセールに来たのは小生を含め2人だけということになる。
ラッキー。
そして、2枚の抽選券が小生の前に差し出された。
右か左か、どちらかが1番で、もう一枚が2番だ。
迷わず左側を引いた。
すると先週に続き「1」の文字が。
よっしゃー。

30分後に開店となった。
入店時、ゆっくり店内に入っていった。
すると前面の壁に廃盤が見える。
しかし、お目当てのLAST WORDが見当たらない。
先頭なので、自分が進まない限り後ろの人は前に進めない。
なので、ゆっくりゆっくり歩きながら、右端が漏らさないように素早く盤を眺めていく。
なかなか見つからない。
LAST WORDは全体的に黒い渋めのジャケットだ。
なので、あまり目立たないのである。
見逃したか?
と一瞬思ったが、まよっている暇はない。
素早く左側に並んだ盤からLAST WORDを探していった。
するとかなり左のほうで、やっとLAST WORD見つけることができた。
僅か週十秒だったが、今回は久しぶりに長く感じだ。

すかさず掴み、他の気になった盤を次々に掴んでいく。
そして棚の中にある中級盤を素早くチェックしていく。
2分ほど経過しただろうか、すべての盤をチェックし、大方欲しい盤は掴んだいる。
気になっていたTempo盤が1枚だけどうしても見つからなかった。
おそらく2番手の方が持っておられるのだろう。

その後店内をうろうろしていたが、JAZZコーナーには3人ほどしかいなかった。
他の人はお茶の水に行かれたのだろうか。
あちらはDIZZY REECEのProgress Report同じくTempoが出ている。
あの盤も、物凄く音が良いので、狙っている人は多いだろう。

こちらは、検盤を。
盤はめちゃくちゃ綺麗だった。スレや傷は1本も見当たらなかった。
ジャケに大きく剥がれがあるが、その分値段はそこそこであった。
それでも、ひと昔前にヨーロッパ盤が高騰していた頃に比べると、
随分と安くなったようである。
全体的に2/3くらいになっているのではないだろうか。
それでも、Tempo盤やベルサイユ盤、コロンビア盤など物凄く音が良いものは、
やはりご存じの方は多いらしく、なかなか値が下がらないようだ。

一応試聴できるようだったので、試聴することに。
だいたい試聴してしまうと、音の良さについつい買ってしまうので危険なのだが...
一聴すると、「これは買い」。
やはりTempo盤の音は凄い!

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帰るや否やこれまで聴いていたJAZZLAND盤と聴き比べをすることに。
JAZZLAND盤はジャケットがこんな感じ。STEREO盤。
溝ありの所謂USオリジナルと呼ばれているものだ。
The Message From Britainというタイトルで出ている。
この盤も聴いたとき音が良かったので直ぐに入手していた。
勿論内容は抜群に良い。

最近、やっとまあまあ調整できてきたORACLEで聴いてみることに。
カートリッジはPhasemationのPP-300。
ボーカルは若干明か抜けた感じがしないので、陰影のあるバラードや、
JAZZには合っているような気がする。
これまで長らくPhaseTechのP-3を使ってきたが、
10月頃、カートリッジの調整の際、誤ってP-3の針を折ってしまった。
そこでPhasemationにお願いしてPP-300を貸し出してもらうことに。
比べてみたところ、P-3と若干音の傾向が変わったものの、
より音像が分かるようになってきたこと。
使ってみたかったいなどの理由から購入することにしたのだ。

そのPP-300で、まずはJAZZLAND盤を掛けてみる。
音に締まりや切れがあり、バスドラなどもズドンとくる。
もうこれで十分良い音である。
左右いっぱいに音が広がり、聴いていて心地よい。
これまでこれで聴いてきて十分満足していた。

そして、Tempo盤を掛けてみる。MONO盤だ。
針は同じくPP-300。
おお~。
これは全くの別物ではないか。
出だしのIf This Isn't Loveから
まったく次元の違う音がする。
スピーカの向こう側に、当時の演奏風景が出がき出されるかのようだ。
空気感が全く違う気がする。
音の濃さが倍くらいといったら大げさだが、それくらい違う気がする。
バスドラなど、物凄い切れだ、ズドンとくる。
音の輪郭が更に上がっているようだ。
ハイハットやテナーの高域に厚みが出てきた。
STEREO盤では若干薄く線が細く、乾き過ぎた音がする。聴いていて少し煩い。
が、こちらのMONO盤は乾きが抑えられ、厚みのある音がしているようだ。煩さが抑えられているようだ。
TubbyHayesとRonnieScottのユニゾンも団子になることなく上手くなっているようだ。
MONO盤だが、カートリッジの調整がだいぶ上手くできるようになってきたせいか、
歪なく上手くなっているような気がする。
TubbyHayesの素早い吹きあがりにも遅れることなく付いてきているようだ。
PP-300も上手く鳴らしてくれているようだ。

この盤は、やはり入手して本当に良かったな。

明日もセールなのだが、仕事が入ってしまった。
仕事が終わる頃には、ほしいのは殆ど売れているんだろうな。
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UNICORN

そう言えばJAZZLAND盤NYCで入手して持っていたことが有りますが、帰国後何故か売却した覚えが・・・・TEMPO盤が原盤とは知りませんでした!!同じ録音の内容比較試聴もEurope盤若干薄め、USA盤は根性が入った音のイメージですが、モノVsステレオでは異なるようで悩ましいですね!!
by UNICORN (2020-12-12 13:28) 

tempo_collecter

今晩は。THE LAST WORD入手、おめでとうございます。当方、
TEMPOのMODERN JAZZのレコードはエディトンプソンとオムニバス盤を除き全て聴いたことがありますが、当レコードは音の良いTEMPOレーベルの中でもベスト5に入る音の良さだと思っています。
BLUENOTE1500番台の濃厚な音とCOMTEMPORARYの透明感を併せもつような音!!! 私の印象はそんな感じです
先日、私が購入した盤もびっくりするような音で圧倒されてしまい、1曲ノイズが出るとはいえ買って良かったとしみじみ思いました。
(この盤はTPの輝きとベースが凄く音圧の高さも圧倒的で、おそらくリミッターオフだと思います)
何はともあれTEMPOは本当に音の良いレーベですよね。
by tempo_collecter (2020-12-12 21:54) 

ハンコック

UNICORNさん こんばんは。
本盤もお持ちだったのですね。
JAZZLANDも凄く好きな音なのですが、
STEREOだったこと、TEMPOはやはり音が物凄く良い理由から、
今回の比較試聴では、だいぶ差が出てしまいました。
確かにLAZZLANDのMONO盤だともっと厚みのある音がしそうです。
流石にJAZZLANDのMONO盤まで集めるなんてことはしませんが(笑)。

by ハンコック (2020-12-13 01:27) 

ハンコック

tempo_collecterさん こんばんは。
DIZZY REECEはめちゃくちゃ音が良いとの評判ですよね。
いいなあ。
今回LAST WORDの音の良さに目から鱗でした。
そういえば、今日WILTON GAYNAIR出ましたね。
あの盤もCDで聴いていたので、音はそうでもないなと思っていたのですが、やはりTEMPOオリジナルだとかなり音は良さそうですね。
いつか狙いたいデス。

by ハンコック (2020-12-13 01:35) 

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