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オーディオアクセサリー? [オーディオ]

水道水に含まれる物質で除去できるのもがJISで規定されている。
これらの物質のうち、市販されている水道水のフィルターは、
だいたい13項目を除去するものが殆どで、
高除去と謳っているものでも、だいたい13項目を除去できるものが殆どだ。
飲料用だと、あまり除去しすぎるのもどうかと思うのだが。

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しかし今回は飲むのを前提ではなく、レコードを水洗いするためのという事で、
なるべく除去できる項目の多いものを探したところ、
パナソニックのこれがヒットした。
それで、数週間前から使っている。

というのも、これまでは、レイカなどのクリーナーだけを使っていたため、
水道水には関心がなかった。
しかし、このところ水道水でレコードを洗浄するようになり、
不純物が気になり出したという具合。
拭き上げや仕上げを丁寧にやれば、溝にはそこまで不純物は残らないのかなとも
思っていたのだが、拭き上げ後にレコードの表面を手で触ると、
表面が乾燥してくると僅かに手がザラザラするような感覚がある。
水の浄化装置を販売されている方に聞いたら、
恐らくそれは塩素だろうとのことだった。

話は遡るが、
レコードの水洗いについてはど素人で、
全て手探りでここ半年ほど行ってきた。
まずは、水のゲキ落ち君を使いレコードを洗浄するというもの。
レイカでクリーニングしたものと水のゲキ落ち君でクリーニングしたものを
音源付きで紹介されているものがあり、小生はこれを聴いて、
水のゲキ落ち君に飛びついた。
もともとノイズの酷い盤しか手持ちにない小生は、
当初、ノイズの減りように多いに興奮し、何枚もこれでクリーニングした。
しかし、20枚ほど洗浄した頃からだろうか、
レコードをクロスで吹き上げる際に、レコードの表面にほんの僅かに
ムラができることが気になり始めてきた。
クロスで吹き上げる時、同じ力加減で吹いているにも関わらず、
指先に圧力が掛かるところとそうでないところがある事に気が付いた。
よく観察すると、圧力が掛かる部分は、どうもムラがある部分のようである。
この部分は、若干の粘着性のようなものがあり、
レコードの他の部分よりも指先に圧力が掛かるようだ。
もしかしたら、これは水のゲキ落ち君が張り付いているのかな?
と疑問を持つようになる。
顕微鏡で見たわけでもないし、最後までこの正体は分かっていない。

ここで、レコードの聴感上の話になるが、
洗浄前にノイズの聴こえていなかった部分にも、
洗浄前に後にノイズが出ている部分がある事にも気がついた。
チリチリ、パリッと言ったようなノイズが入るようになっているようだ。
これは、塩素かゲキ落ち君のどちらかもしくは両方が、
吹き上げ後にも残ってしまっているな。
残念ながら否定しようのない事実が判明したのであった。

このような具合だったので、水のゲキ落ち君と、塩素の両方が、
レコードの溝に残っていると仮定し、その後の洗浄をどうするか考えてみた。

そこで、まず初めにフィルターを導入し、塩素の可能性を排除、
この後もノイズがのこるようならば、水のゲキ落ち君の可能性が高いだろう。

早速、フィルターを導入する事にしたのだ。

フィルターの効果は抜群であった。
拭き上げ後にレコード盤面と指先の間にザラザラする感触は、
見事に無くなった。

そこで、早速レコードを聴いてみると、チリチリ、パリッとしたノイズが
残っていたのである。
するとこのノイズの原因は、塩素ではなさそうである。

もしかして、元々ノイズあったのかな?
と思い、ノイズの出る箇所を、改めてレイカとクロスで擦ってみると、
ノイズは聞こえなくなった。
やはり、溝に何か残っているな。
ゲキ落ち君なのだろうか?

そこで、洗浄液を水のゲキ落ち君から、中性洗剤に変えてみる事に。
中性洗剤は、昔から多くの方が実践されている手法。

レコードを中性洗剤で洗い、フィルターで濾過した水でレコードを濯ぐ。
そしてクロスで拭き上げて、聴いてみると・・・


ノイズが見事に消えた。

また、吹き上げの際に出ていたムラのようなところで、
指先に圧力が掛かることもないようだ。

何度も言うが、これまでは、吹き上げが悪かったのかもしれないし、
溝を顕微鏡で見たわけでもないので、
溝に残っていたものがゲキ落ち君だったとは言わないが、
拙宅ではこんなことがあったよということで、記事にしておこうかと。

その後は、中性洗剤で洗うようにした。
この日以降は、どのレコードもノイズ少なく気持ちよく聴けている。

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こういう盤のバラードをノイズなく聴けるのは、
この上ないアナログの醍醐味。

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UNICORN

LPクリーニングが徐々にゴールに近づいているようで嬉しいですね!!
激落君が残ることは先ずは無いと思います、基本的には昔のシャワー式レコードクリーナのシリコンがふき取り不足で時間の経過(10年位の長期)と共にへばりつくことが最大原因ですね!!

後、こすり方ですが力の掛具合と水量の組合せが重要です(溝への食い込み度合)!!掛け過ぎると表面が白くなります・・・特にDECCAとかベスレヘムのカンカン盤は注意です!


by UNICORN (2021-10-10 17:30) 

ハンコック

UNICORNさん
ありがとうございます。
貴重な情報をありがとうございます。
原因はシリコンでしたか!

という事は、拙宅においては、
ゲキ落ち君よりも中性洗剤の方が、
このシリコンを落としてくれたということなのでしようね。
まあ、接宅では中性洗剤の方が結果的に吉と出ましたので、
今後も中性洗剤を使うと思います。

>こすり方ですが力の掛具合と水量の
>組合せが重要です(溝への食い込み度合)!!
なるほど、
この点は、これまでクロスで拭き取る際に、
なんとなくですがやっておりました。
クロスで擦りながら、水分すこし残しておき、
最後の一拭きの際に、最後の汚れと水分の両方がなくなるように、
拭き取っていました。
恐らくこの事を仰っているのだろうと思いますが。
この引き取り方をする様になってからは、
ノイズ型減ったように思います。
最近は、仕上げには、このやり方をやっていますね。

by ハンコック (2021-10-11 07:04) 

UNICORN

断言は出来ませんが・・・中性洗剤より布(種類が重要)でのこすり具合/回数の影響が在るかもしれません、基本シリコン&LPに含まれている除電材料の滲出等は物理的な擦り落としが一番有効と経験上感じています。
by UNICORN (2021-10-11 11:06) 

ハンコック

UNICORNさん
おはようございます。
貴重な情報をありがとうございます。
当初は、シリコン等は洗浄時にブラシにより落とされたのかと
思っていましたが、やはりシリコン等は落ちにくく、
洗浄後も残っていると考えておいた方がよいのですね。
また、拙宅のこれまでの顛末を考えますと、
ゲキ落ち君よりも中性洗剤の方が若干は、
シリコン等を落としてくれると考えられますが、
まだ僅かに残っていると考えられます。
これをクロスや布で最後に上手く
取ってあげる必要かありそうですね。
この辺りの作業は、多少は慣れてきましたが、
数をこなすしかありませんね。
アナログのセッティング同様に、
最後は神業になりそうです。
これを身につけたものだけが、
至福の音を出せるというわけですね。
適当な盤から始めて、超高額盤は後にしたいですね。
DECCAは気をつけたほうが良いと
アドバイスを頂きましたが、
TAMPAなど盤が柔らかいと思われるのもの、
要注意ですね。
by ハンコック (2021-10-12 07:40) 

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