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ESOTERIC X-03 バージョンアップ [オーディオ]

九州のおっちゃんのところに行って、GT-2000を聴いてきました。
今回は泊まりで2日間じっくりと聴かせていただきましたので、倍音について自分なりに納得の行く結論が出ました(笑)!ありがとうございました。
百聞は一見に如かずということで、今回聴かせて頂いて、本当に良かったです!

今回は、我が家のシステムでは未だ出せないGT-2000で聴いた倍音の音をもう一度聴いて、我が家の音とどこが違うのか?、どういう音でなってくれると我が家で納得するのか?
これらを見出せると嬉しいなあと思って行ってきました。

5月連休以来3ヶ月ぶりにお邪魔しましたが、システムは一見何も変わっていない様子。
SACD:ESOTERIC X-03
プリ:280V
パワー:A20×2
スピーカ:S805
です。

早速、持って行った「Fourplayの101 Eastbound」を聴く。
Avalonのシステムで聴かせていただいたときを思い出させるような、耳の後ろまで広がる空間で、澄み渡った空間が前に広がっています。位相がしっかり合っているんだなと感じさせる音です。

今回気になっている「ムターのカルメン幻想曲」を聴く。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=941158&GOODS_SORT_CD=102
スゲー。このバイオリンの音すげえ~。
我が家の音と全然違うよ。これだよ。この音。ムターをこの音で聴きたかったんだ。
え?これって、以前GT-2000で聴いたような音ですよ。
なんでだろう?まいいっか。CDでこの音出るんだなあ。納得。
B&WとX-03だとこんな音でるんだあ。でも、B&Wの音って、あまり真剣に聴いたことがないので、これがB&Wの音だっていうのが分かってないんだよなあ。何かこの音を作り出しているのか分からなかった。

おっちゃんは、パソコンのOSインストール作業に必死のため、オーディオルームから出て行った。その後、一人でじっくりと聴いた。鬼束ちひろやケイコリーSMOOTH ACEなど、もって行ったCDを7~8枚聴いた。これだけ聴いたが、ジャンルを問わず良く鳴ります。おっちゃんもジャンルを問わず聴いてらっしゃるので、この音が出せるんだろうなあ。

それから、GT-2000でバイオリンの曲を掛けた。
懐かしい、5月に聴いたあの音だ。
なった瞬間、やっぱりこの音だよ。
高音が鳴るとき、弦がこすれる音をうまく表現できる音。こんなに表現豊かなムターの演奏を無駄にしない、そんな音が欲しいと思っていた。
我が家では、かなり高いバイオリンの音を出すと、音の強弱や弦のこすれる感じが少なくなり、ただ一定の音がブーンとなっているいるような、無機質な音を出しているかのような演奏に聴こえます。温かみや哀愁といったものがあまり感じられず、演奏に浸れないところがあります。一緒に嬉しくもなり、悲しくもなれるように拍車を掛けてくれるような再生をしたかった。
本当は、凄い音の表現をしていらっしゃるのですから、これをもっとうまく引き出してくれる再生をしたかった。
そう思っていたのかなあ。
しかし、X-03では、この音が十分鳴っている。同じとまではいかないが、ほぼ同じ程度まで再現できているようだ。

パソコンのOSインストール作業を中断したおっちゃんがオーディオルームに戻ってきた。
自分:おっちゃん家のCDは、バイオリンの音もよかねえ~。S805だとあんな音がするとかなあ?
なんだか、5月に来たときよりも音が随分良くなっている気がするんだけど。セッティングとか変えた?
おっちゃん:うんにゃ。セッティングは変えとらんばい。あ~、ばってん、X-03ばバージョンアップしたばい。バージョンアップしたら、音がやわらかになったもんね。

変わってないと思っていたシステムは、実は変わっていたのだ。
ああ~。納得しました。
X-03でこの音でるんだ。
カッチリした音と言われているESOTERICが、バージョンアップするだけで、この音になるんだあ。
雑誌などでは評判が良いバージョンアップですが、これを実感することができて、とてもよかった。
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/x03_ux3/index.html
http://www.teac.co.jp/av/info/v_up.html

ハイエンドのSACDやCDで聴いても、何か違うなあと思っていたんですが、このX-03バージョンアップ後の音というのには嵌りました。今回、探していた音を見つけることができたようです。
しかも、GT-2000とX-03と両方の音をじっくりと聴くことができて、何よりデジタル機器で、アナログっぽい(自分が言っているアナログっぽいとは、上記の通りでバイオリンの音を言ってます。)倍音が出だせた事実を目の当たりにできて良かったです。
ここまで再現できているシステムは、どんな高価なシステムでも、これまで聴いたことがなかったので、とても感動しました。


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あるべりっひ

九州への帰省ご苦労様です。
帰省の苦労は転勤で松本、金沢に住んできたとき味わったくらいです。

以前お話しました私の聞いた「X-01」は「Limited」と呼ばれるバージョンで、硬質なイメージのメーカーですがどうしてどうして、潤いのある音で鳴っています。「X-01Limited」使いは、最近非常に目を悪くされ全くアナログを聞かれてません。「X-01」との出会いもタイミングが非常に良かったようです。

お帰り気おつけてください。
by あるべりっひ (2006-08-14 23:38) 

ハンコック

あるべりっひさん こんにちは。
SACDが日々進化し続けていることを体験できて、良かったです。とても貴重な体験でした。私はCDの音をメインに聴かせていただきましたが、納得の行く音が出ていました。
これまで、いろいろSACDプレーヤを聴きましたが、Limitedやバージョンアップ後の音は自分好みの音のようです。

下手にセパレートにしても、この音はなかなか出せないと思いますし。
情報量だけでは表せない、ESOTERICの音作りがたまたま今回しっくり来たということだと思います。これを買ってしまえば、ひと段落つきそうな気もしますが、買えるときはいつになることやら...

Limitedのお話は大変参考になりました。
X-01Limited」使いさんが、アナログを聴かなくても済む理由を体感できたのかなあと思います。私も、あの音がでているなら、アナログがなくても納得します。

私はX-01のLimitedでないほうの音を聴いたことがあります。ちょっと音が荒い感じでしたが、これが逆にピアノをたたく感じなどをうまく表現してくれていて、これはほしいなあと思った記憶があります。当時はJazzばかり聴いていましたので。これがバージョンアップで、あんな音に変化するとは。逆に考えると、Jazzメインで聴かれる方には、バージョンアップは冒険過ぎるかもしれませんね。

私はSCD1を使ってますが、今回の経験で、X-03バージョンアップ後の音に近づけるためのヒントも得たような気がしています。

しかし、GT-2000で聴いたバイオリンの音や、アナログかデジタルかということについて、このような形で結論がでるとは思ってもいませんでした。
良い方向に結論が出て本当に良かったです。
by ハンコック (2006-08-15 17:27) 

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