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チューバホーンさん宅にCDを聴きに行ってきました。 [オーディオ]

先日、チューバホーンさんからお誘いがあり、横浜のvafanさんとお邪魔してきました。
仕事に忙殺される中、なんとかお邪魔できました。
その後記事を書こうと思ってましたが、今日になってしまいました。
忙しすぎると記憶が飛んでる時がありますので、
正確じゃないかもしれませんが書いておこうかと。

チューバホーンさんは、ここ1年ほどで飛躍的に音質の向上に成功されています。
SACDを凄く良い音で鳴らされていたのを聴かせて頂いたのは、
ついこの夏のことでした。
あれから、小生も負けないようにとアナログの調整に邁進していますが、
小生か調整に手こずっている間に、
チューバホーンさんはCDの音質向上に取り組まれていたようです。

今回、一台DACが追加されていました。
SACDとCDを2系統に分けられています。
う〜ん、なんと贅沢なのでしょう。
羨ましい限りです。
先日聴かせて頂いたSACDの音が凄すぎたので、
今回はSACDほどではないね、となるのか、
はたまたCDでもノックアウトされるのか、期待は高まります。

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早速、その調整されたCDを聴かせて頂きます。
ピアノの盤を掛けて頂きました。
すると、あれ?、う〜ん?、こんな感じか。
空気感も薄いし、大人しいし。
音像が前提的に下に下がっているように聴こえます。
小生の耳を試されているのかな?
なので、どうですか?と仰られても、
う〜ん、しか声が出ませんでした。
それではと、SACDを掛けて頂きました。
すると、SACDの方が断然音が良いと思いました。
SACDだと音像が上に上がってきました。
vafanさんもSACDのようが良いとのご感想でした。

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盤のせいかと思いながら、次の盤をCDで掛けて頂きました。
こちらは、Philipsの盤です。
するとどうでしょう、これはなかなか良いじゃないですか。
こちらの盤も良いですね。

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盤の良し悪しがそのまま出てくるのかな。
この後も聴かせて頂いた盤はどれも凄く良い音です。

実は、今日のためにユーミンを録音した音源を持参していたのですが、
録音や拙宅のアナログの調整の悪さが露呈しまうかもと、急に心配になり始めました。


遂に、覚悟をして、持ちこんだユーミンを掛けて頂きます。
おおっ〜。
うちの音がそのまましてるじゃないですか。

今回、折角なので、耳の良いチューバホーンさんにも聞いてみたかったことがあります。
それは、拙宅のカートリッジortofonのMC20とPhasemationのPP-300どちらが
良いかということ。
そりゃあ、ベンツマイクロですよと返ってきそうですが、
それは置いといての話です(笑)。
それで、今回、MC20とPP-300、それぞれ自分がうまくセッティングできた時に
録音したユーミンを持ちこんだのです。
これをらを掛けて頂きました。

流石、このCDのシステムは、拙宅のシステムで調整したMC20とPP-300のカートリッジの音の
ちがい、特徴を見事に表現してしてきます。
MC20の荒さや、PP-300のボーカルのハリのなさを適格に御指摘頂きました。
オーディオでは、なかなか文章では伝えきれないことが多いですが
こうして聴いて頂きながらお話をすることで、
お互いの認識のズレが小さくなっていきますね。

結果どちらのカートリッジも、一長一短で、結局のところ判断はつきませんでしたが、
拙宅のシステム場合において、それぞれのカートリッジの特徴や良いところ悪いところなど
沢山お話でき、とても有意義でした。
この企画は、面白かったです。

しかし、こうしてお聴き頂けたことで、やっとアナログの
スタートラインに立てたことを実感しました。
これからが本当の調整ですね。
カートリッジの特徴を理解したうえで、組み合わせる機材やケーブルの選定、
更なるアームの調整が必要になります。
やっと、歪みを殆ど無くし、良い音で聴けるようになったと思ったら、
なんとこれがアナログの始まりなのです。
なんとアナログは奥が深いのでしょう。

これからの調整を考えると途方にくれますが、
こちらの調整に音で答えてくれるので面白いですね。
この調整の職人っぽいのが性に合っているのかもしれません。

多くの人が調整の途中で、妥協したり、断念したりされる中、
それを超えた先にある感動を求めて、更に音に磨きをかけたい。
こう強く思ったのでした。

すみません。自分の話になっちゃいました。
話を本題へ。まだまだ続きがあります。


続いて、録音した吉田美奈子の盤を。
これはPP-300で録ってました。
空気感も良く出ていて、良い音です。
今日持ち込んだ盤で一番いい具合に鳴ってくれています。
これは拙宅のアナログよりも下手したらいい音かもしれません。
それほどに解像感が物凄く高いのです。
今年3月にLuminを持って行ったとき、DSD5.6MHzの器の大きさに驚き、
逆にCDの音はなんと硬いのかと落胆したあの日。
マイルスのCDを聴いたとき、音がカクカクしたような、
もうCDは聴けないと思ってしまったあの日。

あれから8か月。
今、信じられないようななめらな質感がCDから出ているではありませんか。
今まで聴いていたCDの音は、いったい何だったのでしょう。
吉田美奈子の盤を聴きながら、こんな思いが蘇ったのでした。


更に選曲は続きます。
一息ついてから、ロック&ポップスへ。

いきなりBEATLESが掛かりました。
おおっ。リアルタイムではありませんか。
小生は、最近BEATLESのレコードを物色しております。
BEATLESは、実はオフ会で聴く機会は少ないのです。

すると、CDとは思えない、物凄い厚みのあるBEATLESのサウンドが。
これは、ノリがもの凄く良く聴こえます。
勢いがあるのに煩くありませんね。
今回のオフ会で、BEATLESが音の良さに一番驚いたかもしれません。

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BILLY JOELは聴かれませんか?とご質問が。
実は、小生は学生時代BILLY JOELはし殆どの盤を聴いています。
そして、偶然にも、その中で一番好きな、素顔のままでが掛かりました。
これもまた、物凄くいい音で、今までいろいろなところで聴いたBILLY JOELの中で
一番良かったですね。
間違いなく、今回のツートップは、BEATLESとBILLY JOELですね。

この2枚のサウンドを拙宅で出せるか、ちょっと疑問ですが、
LPのオリジナル盤を何とか入手して聴いてみようと思いました。

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チューバホーンさんは、若いころから洋楽もよく聴かれていたそうです。
ホテルカリフォルニアとStrangerのLPのオリジナル盤も見せて頂きました。
実は、チューバホーンさんは、今回のCDの音決めの為に、
ひそかにレコードプレーヤでも聴かれていたようです。
その甲斐あって、LPそれもオリジナル盤に負けないような音作りをされておりました。

いやあ、今回またまたやられました。
最初の1枚は、いったい何だったんだろう?
やはり、盤が悪いものを故意にお掛け頂いていたようですね。

というわけで、最近のCDは馬鹿にできなくなってきたようですね。
うかうかしていると、レコードなんか必要なくなっちゃうんじゃないかと思ったくらいです。

やはり音が良い方のサウンドを聴くと、良い刺激になります。
これまたオーディオ熱が物凄く上がった一日でした。
本当に楽しいいひと時を、ありがとうございました。

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チューバホーン

ハンコックさん、今回もお付き合いいただきありがとうございました。
アナログメインのハンコックさんに、なんと今年は3回もデジタル専門の拙宅にお出かけいただくことになりまして、恐縮です。
 ただ、私のデジタルソースはすべて円盤ですから、そういった意味では一緒ですね(笑)
今回も、詳細なレポートありがとうございました。あ、無事、吉田美奈子のcdは落札しました。では、良いお年を!
by チューバホーン (2020-12-06 22:51) 

ハンコック

チューバホーンさん
コメントありがとうございます。
今回は録音したデータを持参して良かったです。
収穫も大きく、今後の参考になりました。
そういえば、拙宅のフォノイコは、金田式と
フェーズテックがあります。
録音した時は金田式でした。
オフ会の時に、オルトフォンのカートリッジには、
オルトフォンの昇圧トランスがやはり合うみたいですよ。
と仰っていましたので、それでピンときて、
今日PP-300にphase techのフォノイコを繋いだら、
ボーカルが激変しました。
声に張りがでてきて、全体的に引っ込んでいた音が、
前に出てくるようになりましたよ。
当たり前ですが、やはりメーカーはプロですから、
自分のところの機材が1番良い音で鳴るように、
調整しているのでしょうね。
こうなるとphasemationのグレードの良いフォノイコが
欲しくなります。
あ〜あ、終わりはありません。
by ハンコック (2020-12-06 23:03) 

seibo

いやはや楽しそうですね。もっとも僕がその場にいてもその違いがわかった稼働か??
ところでチューバーホーンさんのCDの音がそれほど激変した理由はなんだったのでしょう?CDプレヤー、DAコンバーター??ちょっと興味が湧きました。とはいえ僕も最近はアナログを聞くことが多くなりました。やはり楽器の音色、特にバイオリンの音色やリコーダーなどの音が暖かく感じられます。とはいえこちらも綿密な調整などしていないのでお恥ずかしいです。


by seibo (2020-12-09 19:08) 

ハンコック

seiboさん こんばんは。
D/AコンバーターがCD専用になっていたことと、
CDの盤が良いものを選ばれていたことが、
良い音になった理由と思われます。
特に記事に書いたように、最初にかけて頂いた盤は、
いまいちと思いましたが、その後の盤はどれも良く聴こえました。
実際に、これらの盤はかなり吟味されていたようです。
小生はレコードの盤には拘っていますが、
今回改めてCDにも、この事が言えると再認識した次第です。
やはり、入っていないものはどうやっても出ないんですね。
逆にCDの器の大きさにも驚かされました。
by ハンコック (2020-12-10 21:45) 

seibo

そういえばSDー05の石田さんも、まだまだCDの音を十分に出していないので、あえてSACDなど必要ない、みたいなことを言っていた覚えがあります。
なるほどCDでもそんな音が出るのですね!もっとも僕なんかでも、いつもCD聞いて、良い音だなと思うことが多々あります。
録音の良し悪しもありますが、演奏自体の素晴らしさもあるのですねきっと。
by seibo (2020-12-11 19:04) 

ハンコック

seiboさん
CDを聴いて良い音だと思えることが多々あるとは、
羨ましいです。
小生は、レコードを聴いている時は、
レコードを聴いているというよりは、
演奏を聴いているという感じがするんですけど、
CDでは、まだ演奏を聴いている感じがしません。
by ハンコック (2020-12-11 23:45) 

横浜のvafan

ハンコックさん、遅いレスポンスですみません。

先日はありがとうございました。カートリッジ違いをデジタルで聴くのは今回が初めてで新鮮でした。アナログでやろうとすると、結構手間がかかりますが、デジタルですと切り替えがスムーズですね。カートリッジで音が変わることは知っていましたが、あのように個性が違うことに驚きました。両方のいいとこどりのようなカートリッジがあれば、いいのですが。
by 横浜のvafan (2020-12-14 21:14) 

ハンコック

横浜のvafanさん
先日は、お疲れ様でした。
今回は、準備に1カ月ほど掛かりました。
MC20の調整に2週間、PP-300の調整に2週間、
それぞれ調整が一番上手くいったときに録音したものを
選んでお持ちました。それでもまだまだですね。
しかし、楽しんで頂けたようですので、良かったです。
小生も、みなさのご感想を聞くことができ、
大変参考になりました。
両方のいいとこどりのようなカートリッジといいますと、
やはりBenzMicroのRubbyやEbonyと、
結論は出ているようですが。
困ったものです。
夢は置いときまして、現実的なところですと、
さらなるカートリッジやアームの調整に、フォノイコやトランス周りの吟味をやっていこうかと思っております。
年明けに向けて、地道になっておりますので、
またどうぞ、よろしくお願いいたします。

by ハンコック (2020-12-15 12:26) 

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