チューバホーンさん宅にお邪魔してきました。 [音楽]
3週間前になるが、横浜のvafanさんと一緒にチューバホーンさんのお宅にお邪魔してきた。
チューバホーンさんは、マランツ7と是枝アンプの2台のプリを所有されていて、お邪魔するタイミングによって、どちらかのプリで鳴らして頂ける。
今回は、マランツ7だった。
是枝アンプもマランツ7もどちらも優れたアンプである。
お邪魔するたびに思うのは、この性質の異なる2台のプリではあるが、どちらで鳴らされても、出てくる音は似たような音であるということ。
似たような音になるのは不思議でもあるけれど、調整されていることを伺えばそれは必然的にも思えるようになってきた。
それから、この2つのプリのうちどちらか一つを選ぶとしたら迷うという事だ。
個人的に思っているが印象は、マランツ7は楽器っぽい音がする、
是枝アンプは、研ぎ澄まされた音がする。である。
そんな簡単に言うなと一喝されそうであるが、まあ所有した事がないし、この程度しか分かっていないということなのだが、でもまあ印象としてはこんな印象を持っている。
どちらも聴き込めば聴き込むほど魅力を再発見できるんだろうな。
しかし本当にまあどちらも魅力的で、甲乙付け難い。
チューバホーンさんが両方を長くお使いなのもそれぞれの魅力に取り憑かれていらっしゃるからなのであろう。
さて、今回もまずはクラシックから掛けて頂いた。
おおっ。ピアノや声のディティールが以前よりも出てきているではないか。
特に声の感じは歌い方までもが表現してされている感じだ。
うちもセッティングをある程度やっているので、どの程度セッティングをなされたのか、
容易に想像でき、一聴して、参りましたという言葉が出てしまった。
すらっと書いてしまったが、当方はチューバホーンさんのお宅にちょくちょくお邪魔している。
チューバホーンさんの音はかなり洗練されており、毎回その音を聴いているので、その音に耳が慣れてきてしまっている。
お陰様で拙宅の音を聴く際にもよりシビアに聴くようになってしまったほどだ。
しかし、チューバホーンさんの音を初めてお聴きになられる方がいらっしゃったら、その音にかなり驚かれるであろう。
当方も何度も驚かされたことは、当blogの過去の日記に書いた通りである。
ここまで調整してするには、まず声をどう出したいかイメージする必要がある。
そしてこのイメージに合うように調整する事になるのだが。
うちは、ボーカルのセンター出しと前後の調整に、ヌケや艶っぽさくらいの調整までだが、
さらに口元の向きやそこから出てくる声の感じなどまで意識しながら調整されているのである。
自分で調整して初めて分かる、セッティングの妙というのを見せつけられてしまった。
やはり、ある程度機材が揃ったら、あとは調整するのみだな。
チューバホーンさんのお宅には、何度もお邪魔しているが、機材の大きな変更はないが、
一歩一歩確実に階段を登られている感じがした。
それから声の表現力が一段上がったことは、スピーカの調整によるピントがこれまでよりも上がっていることもありそうだ。
それゆえにボーカルの実在感やピアノの実在感が上がっていると思った。
興味深かったのは、ワルターの田園の盤の聴き比べである。
当方が所有する盤とチューバホーンさんが所有されている盤を聴き比べる事に。
これは、チューバホーンさん所有の盤の方が、音が柔らかくとても良く聴こえた。
前にお邪魔した時には、当方の盤を掛けて頂いたと思うが、あの時よりも、また今回当方が持ち込んだ盤よりも、良い音だった。
機材が違うと同じソースでも、ここまで音が違うのかと新しい発見であった。
どちらも良いソースだと思うのだが、今回はチューバホーンさんの盤の勝ちだった。
いつか、チューホーンさんの盤を拙宅で聴いてみたい。
ムターのこの盤は、小生も所有しているが、SACD盤ではない。
このSACD盤はすごく奥行きがあり、ヴァイオリンの音がしっとりしていて見事な演奏であった。
盤も良いのだろうが、セッティングが決まっているためだとも思った。
ロックも掛けて頂いた。
クラシックの柔らかな音とは打って変わり、力強いサウンドに変わった。
ロックの時は、ボリュームを結構上げられたと思うが、大人が3人もいるので、これくらいのボリュームにしないと音が吸われるのだろうか。
今度チューバホーンさんに聞いてみよう。
ホテルカリフォルニアの2枚を比べて聴く事もできた。
後に掛けて頂いた盤は、ギターの響きや音離れが凄く良い感じである。
マランツ7は、昔から思っているが楽器の音色が良い。
どの楽器の音も楽器らしく聴こえ、オーディオを聴いている感じから、演奏を聴いている感じになるように思える。
このため、音楽に没頭できる。
これはアナログとガチンコ対決をさせてみたいと思った。
それから、鮫島由美子さんの盤を掛けて頂いたが、これにはじ〜んときた。
やはり前回お邪魔した時よりも、声の表現力が上がっていることは間違いないようだ。
しかし、ボーカルの音が毎度のことながら一貫している。出されたい声質というのが明確なのであろう。
後半はJPOPである。
中島みゆきの命の別名は、もう20年以上前の歌である。
この歌を聴かせて頂き、中島みゆきの歌唱力に圧倒された。
続け様に中島美嘉の曲が。
チューバホーンさんのボーカルの音には何か取り憑いているようだ。
どんどん歌詞と歌声に入り込んでゆく。
錆ではグッときてしまった。
涙腺崩壊とまではいかずに済んでよかったが、次回辺りはやばいかもしれない。
恐らくこの中島美嘉には、チューバホーンさんの琴線に触れている事だろう。
先に述べたボーカルの声の出し方の調整とか、
ボーカル好きならば、この辺りまで意識してオーディオを追い込むという姿勢が必要なのかな。
音が変わって喜んでいる小生とは、大分違うよなあ。
チューバホーンさんは、毎度のことながら、小生を泣かせることを狙っていると仰っているが、確かにそれは良く分かる。
オフ会では、選曲も大事な要素である。
音楽や歌唱力に圧倒され、さらに歌詞の内容と自分の経験や思いが重なったとき、ウルっときたりするものである。
今回集まった3人の中では小生が一番年下ではあるが、ある程度年齢が違い。
故に歌詞や音楽に共感できる部分も多のかなとも思った次第。
今回、泣かせる盤を手持ちしていたのだが、その後のスケジュールが押していたこともあり、この盤は鳴らすことなくオフ会終了となってしまった。
この点は、消化不良の感は否めないが、後日こっそり手持ちして、逆に泣かせてやろうと思っている(笑)。
という感じで、クラシック,ロック、ボーカルと、チューバホーンさんが良くお聴きになられるジャンルの音楽がどれも良く鳴っていました。
特筆すべきは、ボーカルの表現力ですかね。
細かく詰めていかれた結果が、音に出てたのではないでしょか。
ピントが良く合っていたと思います。
結果人やピアノの実在感が、これまでより感じられて良かったですよ。
オフ会の後は、oさんも合流されてのオーディオ談義でした。
今回も貴重な情報交換ができました。
というわけで、チューバホーンさん、横浜のvafanさん、oさん、今回もありがとうございました。
拙宅の音が復活しましたら、是非また遊びに来て下さい。
チューバホーンさんは、マランツ7と是枝アンプの2台のプリを所有されていて、お邪魔するタイミングによって、どちらかのプリで鳴らして頂ける。
今回は、マランツ7だった。
是枝アンプもマランツ7もどちらも優れたアンプである。
お邪魔するたびに思うのは、この性質の異なる2台のプリではあるが、どちらで鳴らされても、出てくる音は似たような音であるということ。
似たような音になるのは不思議でもあるけれど、調整されていることを伺えばそれは必然的にも思えるようになってきた。
それから、この2つのプリのうちどちらか一つを選ぶとしたら迷うという事だ。
個人的に思っているが印象は、マランツ7は楽器っぽい音がする、
是枝アンプは、研ぎ澄まされた音がする。である。
そんな簡単に言うなと一喝されそうであるが、まあ所有した事がないし、この程度しか分かっていないということなのだが、でもまあ印象としてはこんな印象を持っている。
どちらも聴き込めば聴き込むほど魅力を再発見できるんだろうな。
しかし本当にまあどちらも魅力的で、甲乙付け難い。
チューバホーンさんが両方を長くお使いなのもそれぞれの魅力に取り憑かれていらっしゃるからなのであろう。
さて、今回もまずはクラシックから掛けて頂いた。
おおっ。ピアノや声のディティールが以前よりも出てきているではないか。
特に声の感じは歌い方までもが表現してされている感じだ。
うちもセッティングをある程度やっているので、どの程度セッティングをなされたのか、
容易に想像でき、一聴して、参りましたという言葉が出てしまった。
すらっと書いてしまったが、当方はチューバホーンさんのお宅にちょくちょくお邪魔している。
チューバホーンさんの音はかなり洗練されており、毎回その音を聴いているので、その音に耳が慣れてきてしまっている。
お陰様で拙宅の音を聴く際にもよりシビアに聴くようになってしまったほどだ。
しかし、チューバホーンさんの音を初めてお聴きになられる方がいらっしゃったら、その音にかなり驚かれるであろう。
当方も何度も驚かされたことは、当blogの過去の日記に書いた通りである。
ここまで調整してするには、まず声をどう出したいかイメージする必要がある。
そしてこのイメージに合うように調整する事になるのだが。
うちは、ボーカルのセンター出しと前後の調整に、ヌケや艶っぽさくらいの調整までだが、
さらに口元の向きやそこから出てくる声の感じなどまで意識しながら調整されているのである。
自分で調整して初めて分かる、セッティングの妙というのを見せつけられてしまった。
やはり、ある程度機材が揃ったら、あとは調整するのみだな。
チューバホーンさんのお宅には、何度もお邪魔しているが、機材の大きな変更はないが、
一歩一歩確実に階段を登られている感じがした。
それから声の表現力が一段上がったことは、スピーカの調整によるピントがこれまでよりも上がっていることもありそうだ。
それゆえにボーカルの実在感やピアノの実在感が上がっていると思った。
興味深かったのは、ワルターの田園の盤の聴き比べである。
当方が所有する盤とチューバホーンさんが所有されている盤を聴き比べる事に。
これは、チューバホーンさん所有の盤の方が、音が柔らかくとても良く聴こえた。
前にお邪魔した時には、当方の盤を掛けて頂いたと思うが、あの時よりも、また今回当方が持ち込んだ盤よりも、良い音だった。
機材が違うと同じソースでも、ここまで音が違うのかと新しい発見であった。
どちらも良いソースだと思うのだが、今回はチューバホーンさんの盤の勝ちだった。
いつか、チューホーンさんの盤を拙宅で聴いてみたい。
ムターのこの盤は、小生も所有しているが、SACD盤ではない。
このSACD盤はすごく奥行きがあり、ヴァイオリンの音がしっとりしていて見事な演奏であった。
盤も良いのだろうが、セッティングが決まっているためだとも思った。
ロックも掛けて頂いた。
クラシックの柔らかな音とは打って変わり、力強いサウンドに変わった。
ロックの時は、ボリュームを結構上げられたと思うが、大人が3人もいるので、これくらいのボリュームにしないと音が吸われるのだろうか。
今度チューバホーンさんに聞いてみよう。
ホテルカリフォルニアの2枚を比べて聴く事もできた。
後に掛けて頂いた盤は、ギターの響きや音離れが凄く良い感じである。
マランツ7は、昔から思っているが楽器の音色が良い。
どの楽器の音も楽器らしく聴こえ、オーディオを聴いている感じから、演奏を聴いている感じになるように思える。
このため、音楽に没頭できる。
これはアナログとガチンコ対決をさせてみたいと思った。
それから、鮫島由美子さんの盤を掛けて頂いたが、これにはじ〜んときた。
やはり前回お邪魔した時よりも、声の表現力が上がっていることは間違いないようだ。
しかし、ボーカルの音が毎度のことながら一貫している。出されたい声質というのが明確なのであろう。
後半はJPOPである。
中島みゆきの命の別名は、もう20年以上前の歌である。
この歌を聴かせて頂き、中島みゆきの歌唱力に圧倒された。
続け様に中島美嘉の曲が。
チューバホーンさんのボーカルの音には何か取り憑いているようだ。
どんどん歌詞と歌声に入り込んでゆく。
錆ではグッときてしまった。
涙腺崩壊とまではいかずに済んでよかったが、次回辺りはやばいかもしれない。
恐らくこの中島美嘉には、チューバホーンさんの琴線に触れている事だろう。
先に述べたボーカルの声の出し方の調整とか、
ボーカル好きならば、この辺りまで意識してオーディオを追い込むという姿勢が必要なのかな。
音が変わって喜んでいる小生とは、大分違うよなあ。
チューバホーンさんは、毎度のことながら、小生を泣かせることを狙っていると仰っているが、確かにそれは良く分かる。
オフ会では、選曲も大事な要素である。
音楽や歌唱力に圧倒され、さらに歌詞の内容と自分の経験や思いが重なったとき、ウルっときたりするものである。
今回集まった3人の中では小生が一番年下ではあるが、ある程度年齢が違い。
故に歌詞や音楽に共感できる部分も多のかなとも思った次第。
今回、泣かせる盤を手持ちしていたのだが、その後のスケジュールが押していたこともあり、この盤は鳴らすことなくオフ会終了となってしまった。
この点は、消化不良の感は否めないが、後日こっそり手持ちして、逆に泣かせてやろうと思っている(笑)。
という感じで、クラシック,ロック、ボーカルと、チューバホーンさんが良くお聴きになられるジャンルの音楽がどれも良く鳴っていました。
特筆すべきは、ボーカルの表現力ですかね。
細かく詰めていかれた結果が、音に出てたのではないでしょか。
ピントが良く合っていたと思います。
結果人やピアノの実在感が、これまでより感じられて良かったですよ。
オフ会の後は、oさんも合流されてのオーディオ談義でした。
今回も貴重な情報交換ができました。
というわけで、チューバホーンさん、横浜のvafanさん、oさん、今回もありがとうございました。
拙宅の音が復活しましたら、是非また遊びに来て下さい。
あのマランツ7・・・・確か某所にて色々実験/選別をした結果選ばれた逸品だったと思うのですが、そのことも影響しているかもしれませんね!?
by UNICORN (2022-11-06 16:39)
ハンコックさん、先日も長時間のお付き合いありがとうございました。
縁があって、ほぼ同時期に導入した2台のプリアンプですが、当初は2つの異なる個性を楽しんでいました。
次第にマランツ7で是枝プリ、是枝プリでマランツ7のような音がでないかなあなんて思いまして、双方の調整をいろいろと試していくうちに、なんか最終的な音が似てき
てしまったんです。
じゃあ、どちらかの1台でいいんじゃないですかと言われましても、音楽的にはそうなんですが、オーディオマニア的には駄目なんですよ(笑)
次回は是枝プリをつないでおきますので、またお出かけください。
by チューバホーン (2022-11-06 18:38)
UNICORNさん こんばんは。
そうなんですね。
マランツ7のようなビンテージ品は、個体差も激しそうですので、
信頼できるところから入手しないと大変な目に遭いますから。
メンテナンスされている方も、お知り合いの凄腕の方のようですね。
この辺りのバックボーンがしっかりしてないと、なかなか手を出せる領域ではないですね。
ですが、あんな古い機器から、全く古さを感じない音が出てくるから驚きです。
by ハンコック (2022-11-06 19:12)
チューバホーンさん こんばんは。
同じようなものを複数所有する。
そういえば、同じような盤も沢山ありますね。
やはりマニアですね(笑)。
by ハンコック (2022-11-06 19:15)
ハンコックさん、こんばんは。
遅いコメントすみません。今回はマランツ7でしたが、是枝さんのアンプとの違いが減って、クラシック含めて鳴っていました。チューバホーンさんが調整されてますから、チューバホーンさんの音になりますね。
個人的には、イーグルスのホテルカリフォルニアが印象的でした。
またサウンド交流、よろしくお願いします。
by 横浜のvafan (2022-11-11 20:00)
横浜のvafanさん
先日はお疲れ様でした。
お邪魔するたびに、情報交換をさせて頂き、
貴重な情報をおしえて頂けている事に感謝ですね。
ホテルカリフォルニアは、アナログ vs デジタルを是非やりましょう!
by ハンコック (2022-11-12 09:17)