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Oracle Delphiの会 [音楽]

今回のOracle Delphiの会は、横浜のvafanさんのお宅で開催された。
OracleのDelphiを使っている者同士、オーディオ的な難しいことは抜きにして、
レコードを持ち寄って聴く会である。
と勝手に解釈しているが、結局真剣モードとなってしまった。
vafanさんのお宅にお邪魔するのは一年ぶりであろうか。
前回はDelphiの足回りにウェルデルタが導入され、以前より歪みの少ないサウンドを聴かせて頂いた。
デジタルも良かったが音楽的にという観点でアナログに僅かに軍配が上がったと記憶している。
今回はあれからウェルフロート・バベルを導入されている。
さてその効果はいかほどのものなのであろうか?

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早速オーディオルームにお邪魔すると、パワーアンプの下にバベルが敷かれている。
ウェルデルタの敷かれたDelphiもそうであるが、octaveのパワーアンプを触ると横にゆらゆらと揺れた。この効果が音として出てくるようである。

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早速JPOPから聴かせて頂いた。
青江美奈や尾崎亜美やユーミンとその誰もの声が歪みが少なく表現豊かに歌う。
また音の安定感が昨年よりもかなり良くなったと思った。
低域もずっしりとしており、音楽全体がしっかりと低域に支えられている。
その後クラシックも掛かったが以前よりも表現力が上がっているように感じた。
小生もPhasemationのPP-300を使っていたが、MC20のほうが良いと思い、手放してしまった。
しかし手放さなかった方が良かったかなと、後ろ髪を惹かれる思いがした。
それほどまでにアナログの方も良い塩梅に仕上がっていると思った。
しかし、お邪魔する際の車の中でまだカートリッジをグレードアップしたいと仰っていたので、そうなると更なる先の世界を見られるのも近いのかなと期待をする事となった。

アナログタイムの後半に手持ちの盤を掛けて頂いた。
中域が濃くなり音全体の纏まりが良くなったようである。
低域の成り方が以前とは随分違うような気がした。
milesとMJQのMONO盤では、音にキレとふくよかさがあり、
以前より厚みのある音で、特に全帯域で音に厚みが出てきたように感じた。
それゆえに古いJAZZも良くなっていたように思う。
またバスドラなど低域が遅れることもなく厚みのある中にも反応良いサウンドを聴く事ができた。

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休憩を挟んでデジタルへ
MFさんがお作りになられた再生ソフトで聴かせて頂いた。
デジタルの音は一年前とかなり変わっていた。
勿論良い意味でである。

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vafanさんならではのふわっとした空気感のあるサウンドにしっかりとした厚みが加わっていた。
ボーカルの表現もこれでもかと言わんばかりにディティールを出してくる。
今回の情報量はものすごい量である。こう感じたのであった。
最近はCDからとんでもないほどの情報が出てくる場面に何度も遭遇している。
今回はファイル再生であるが、MFさんの作られたとてもシンプルなプレーヤーだけで同じかそれ以上に情報が出てくるのを聴いてしまった。
たしかに昔のMF/PCにはどう転んでも戻れないのは一目瞭然であろう。
デジタルでも中域が厚くなったのか、全帯域の密度感が上がったのか、両者なのかははっきりとは掴めなかったが、音楽全体が纏まり良く鳴っている。
これがウイーンアコースティックのスピーカーの本来の鳴り方なのかな、音が揃うとこういう音を出してくるのかと感心しきりであった。



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