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下のネットワークがなくなったことで [オーディオ]

昨日も仕事だったが、夜少しだけ時間があったので、
puppy無しで鳴らしてみた。
先週末にだいぶ鳴らし込んだので、スコーカーから多少低音が出る様になった気がする。
ネットを見ると、wattpyppyの下のネットワークは、
puppy側の上のみカットされており、スコーカーの下側は
カットされていない様だが。
うちで聴いた感じだと、pyppyを外した直後よりも、
スコーカーの低音が出る様になった気がするのだが。
耳が慣れてきたのか、それともネットワークは
スコーカーの下側もカットしていたのか?
メーカーから公開されていないので、謎のままである。
ネットワークを実際には開けてみないと分からない。
まあ、それでpuppyを外した今は、
スコーカーの下が出る様になったのは、間違い無いだろう。

それで、相変わらずユーミンを聴いてみる。
MC20とPP-300には、けりが付いていないが、
今はPP-300を付けている。
フォノイコを金田式からPhase Techに変えたら、
ボーカルが張り出す様になったから。
元々ジャズやアメリカ盤をら聴く時は、こつちのカートリッジの方が、
好みの音だったという理由もある。
それで、暫くはPP-300で鳴らし込むことに。
カートリッジの微調整も進めてきたので、最外周から、
最内周に至るまで、殆ど歪なく聴くことができる様になってきた。
やはり、アナログは調整を追い込めば、追い込むほど、
素直に音で答えてくれるから楽しい。

そして、針をレコードに落としてみる。
ユーミンの声に説得力が増した様な気がする。
しかし、puppy無しだと、音に雑味がないので音場など、
よく分かる。
クラシックの録音ではないので、正確な音場情報を元に、
拙宅の音場がどうなっているのかは、正確には判断が付かないが、
ユーミンを聴いた感じだと、スピーカーの位置がズレている気がする。
これまでは、あまり気にしていなかったが、
音場も確認しやすい今のうちにクラシックやMONO盤で、
再調整しようかと思っている。

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さて、本題だが。
puppyがなくなったことで、これまで不満と思っていた、
ベース、タム、スネア、この辺りの楽器の鳴りが、
よくなってきた様な気がしている。

ジャスといえば、JBLに代表されるように、
中低域の厚味と、高域のヌケのよさだが、
これにより、スカッと飛んでくるラッパの音や、
粘りのあるベースのゴリゴリとしたベースの音が出てくる。
空間表現や広い音場、立体的なサウンドをら得意とする、
wattpupyでは、どうしても帯域がフラットになり、
中低域の厚みは少なくなる。
その分帯域は広いので、帯域の広い情報の入った盤などは、
物凄い音でなる。
このあたりは、オーディオマニアが喜ぶところであろつ。
しかし、そんな物凄い帯域の情報の入ったソースなどは、
殆ど聴かないし、持ってもいない。
普通に、トランペット、テナー、アルト、ピアノ、
ベース、ドラムの音がでてくれれば、それで良いのである。
しかし、この普通に鳴らすというのが、なかなか難しいのである。
それは、鳴らし方が悪いんだよと言われれば、それまでなのだが。
その鳴らし方がを探すのもう15年もかかっているのである。
この間に、鳴らせずスピーカーを手放した方も多数。
その証拠に、wattpyppyがヤフオクにたくさん出品してされている。
まあ、それだけ沢山売れたということなんだろうけれど。

それで、単にpyppyを外して、wattだけにしただけである。
帯域のとしては、50Hz〜20kHzくらいか。
これで、不満だと思っていた、ベースラインもしっかりと
耳で追うことができる様になったようだ。
そして、音の濁りが消えたことで、ユーミンの声に説得力が加わった。

それではということで、Somethin’ Elseを掛けてみた。
するとどうだろう。
これまでMilesとCannonballの演奏ばかりに耳がいっていたのが、
Hank Jonesのピアノや、Sam Jonesのベースライン、
Art Blakeyのドラムにも耳が行く様になった。
勿論、ソロパートでは、ピアノやベース、ドラムへも耳は傾けていたのだが。

それが、全員吹いている中でも、Hankのピアノのタッチをしつりと聴き取れるように
なった気がする。
これまでは混ざった音で聴き取れていなかった音があるようだ。
ああ、ここでこのピアノのタッチがあるがら、
演奏全体がこうなるのね、みたいな。
全員の音が鳴っている最中に、どの楽器の音にも、
フォーカスできるというか。
生演奏で、気になる演奏に目が行く様な。
ようは、演奏をこれまで以上に、楽しめるようになったというか、そんな感じかな。
改めてwattというスピーカーの性能の良さを実感できた出来事であった。


更に、このSomethin‘ Else、カートリッジの調整がうまく行くたびに。
DSD5.6MHzで、その時の音を録音してきた。
これまでも何度か録っている。
おなじカートリッジであれば、昔録音したものと聴き比べ、
音が悪かった方は削除してきた。
それで、今は2つだけ残っている。

ひとつは、カートリッジが、P-3の時に録ったやつ。
盤はMONOで、針がSTEREOなので、若干ノイズ感はあるが、
それでもなんとか鳴らしていた頃のもの。
フォノイコは金田式で、プレーヤーはDelphi。

もうひとつはが、GE社のバリレラVRⅡ。
こちらはMONO針。
フォノイコはPhase Tech。
厚みがあり、音楽がギュッと凝縮された感じの音がする。

これらの録音されたDSD5.6MHzの音と、
今回Pp-300で撮ったものを比較してみた。

まず、P-3の時の。
やはりPP-300の似た音がする。
が、決定的な違いは、歪。
やはり、むかしは頑張って追い込んでいたはずなのに、
今、こうして聴いてみると、歪みが酷い。
これでオフ会をしていたのかと、顔が青くなった。
MONO盤をSTEREO針で鳴らしているというのもあるが、
それにしても酷すぎる。

そして、VRⅡ。
こちらは、MONO針なので、ノイズは少ない。
密度があり、やはりMONO盤はMONO針に限るな。
こんなふうに思ってしまう。
厚みがあり、濃くて良い音がする。
難点をいうなら、高域の伸びが若干足りないくらいか。
ホーンスピーカーならこの弱点をスピーカーの音圧で、
カバーしてくれるかもしれないが。
このMONO針でも、よく聴くと若干歪みがあるな。
まだまだだなあ。
こちらは、エラックのミラコードというプレーヤーを使っている。
この半年で、STEREO環境の音が飛躍的に向上した。
MONOはまあまあ良いと思っていたが、
この最近では、MONO環境にもテコ入れをしたいと思う様になってきた。

そして、今回Pp-300で鳴らしたのを録ったのを鳴らしてみると。
おお、過去に録ったやつより、良い音がしているようだ。
内周に若干歪むところがあったが、概ね良好。
アームの調整をもう少し追い込む必要がありそうだ。
しかし、自分でいうのもなんだが、
MONO盤をSTEREO針で、ここまで鳴らせれば合格だな。

というわけで、まだまだやりたい事は沢山あるが、
仕事は仕事でやらないといけないし、
ちびちび進めていければ、良いかな。

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UNICORN

小生は何とかStereo丸針(0.175mm)でMONO盤再生に納得出来るまで2-3年掛けCut&Tryしてきました、L-CHの出力をプリ両CHに入力することが結構大事なのですが、そちらのPreにはそのModeがありますか!?
by UNICORN (2020-12-20 11:56) 

ハンコック

UNICORNさん
こんばんは。
2〜3年も調整されていたのですね。
Lチャネルというのがミソなんですね。
拙宅のプリには、MarklevinsonのML1を使っています。
MONOとSTEREOの切り替えスイッチはありますが、
どうMONOにしているのか分かりません。
特にphonoに特化したスイッチではありませんので、
Lチャネルを意識はしてなさそうなんですが。
流石、マランツ7は優秀なうえに、機能も豊富なんですね。
by ハンコック (2020-12-20 18:02) 

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