SSブログ

Hans KollerのEP2枚 [Jazz Album]

入手したHans Kollerの2枚。
Hans Kollerの音源はYouTubeなどにはあまり出ていないので、
やはり聴いてみないと分からないのが多い。
この人の盤はまだ聴いていないのも多いが、見かけたらなるべく試聴している。
Hans Kollerといえば、まず第一にHARMONA盤を挙げる人も多いだろう。
今でもかるく6桁を超える盤。
小生もオリジナルを一度しか聴いたことがないが、
あのSummertimeを一聴して惚れてしまった。
状態の良いのをいつも狙っているが出てこない。
多分あと十年あれば入手できるかもしれないが、夢に終わるかも。
というくらい入手困難で内容が良い盤。

Hans Kollerは、何といってもバラードが良い。
逆に、2管で結構やっているが、こちらはどうも落ち着きがなくうるさい印象しかない。
なので、触手が伸びるのはバラードが入っていたり、うまくまとまった演奏をしている盤に限られる。

RIMG0924.jpg

その中で、入手できたのが、
こちらの1954年のジャーマンジャズフェスティバルでの演奏を録音したもの。
JAZZ喫茶の店主に教えて頂いた盤。
このような盤は、自ら開拓しようとしてもなかなかできるものではない。

音源がYouTubeにあったのでUPするけれど、これ歪がひどいのが惜しい。
本来、盤は歪もなく綺麗です。
是非、歪のないオーディオ環境で聴いて欲しい。
この曲を聴くと、Kollerのバラードは、やっぱ良いよね!ってなると思うんだけど、
いかがでしょうか。
Roland Kovacのガツンとくるピアノもなかなか好み。
Trombone名手のAlbert Mangelsdorffも参加していて、いい演奏を見せている。



このEPはシリーズで6枚出ているらしい。
このあたりを集められている方は、JAZZ黄金期の盤を一通り聴き込まれ、
その先の境地を求めていらっしゃる方々であろう。
小生には到底真似できないが。

このEPは、B面でJutta Hip、Joki Freundが演奏していて、こちらも良い演奏。


そしてもう一枚が、こちらはバラードではないが、Hans KollerとZoot Simsがいい演奏をしている盤。
初めに再発版を入手し、物凄く良く聴いた。
その後オリジナルを入手し、物凄く良く聴いた。
その後、再発版でもまあま音良いかなと思い、オリジナルを手放したが、
暫くすると、 Cohn's Limitのサビのフレーズが、たまに頭をよぎるようになる。
電車の中とか歩いているときとか。
それで、またオリジナルが欲しくなってしまったという経緯。
もう、病気としか言いようがない。

写真左がオリジナル、右が再発。
こうしてジャケットを比べてみると、再発のほうが白飛びしている部分が多い。
音は、比べたけれど、そこまでたいそう変わるかと言われると、そうでもないような気がする。
一方は数百円で買え、もう一方は百倍ほどする。
どっちで聴くべきか、冷静に考えれば分かるんだけれども...

YouTubeで音源を探したけれど、残念ながら見つからなかった。
一度聴いたら、耳から離れない、そんな演奏。
有名だから、皆知っているか...
nice!(7)  コメント(6) 
共通テーマ:音楽