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点と線 [Jazz Album]

松本清張の有名な小説で誰もが知っているだろう。
良いタイトルをつけたなあと改めて感心している。

さて、最近オランダのジャズをほんの少し齧っているのだけれど、
先日、オランダのテナー奏者Rudd BrinkのDouble Faceというアルバムが
CD化されたという。
Double Faceも内容が良く、以前から狙っているのだけれど、
LPは一向に値段が下がらないし、なかなか出てこない。
CDもそこそこの値段がするからということで、違うこの盤を買ってみた。

RIMG0880.jpg

Pim JacobsとRudd Brinkの盤。
ひと昔はこの盤が飛ぶように売れたのだとか。
ここでのBrinkは、オーソドックス過ぎて、ちょっと退屈な気もするが、
休日の午前中とかに聴くと丁度良い。

Rudd Brinkを知ったのは、10年ほど前。
ジャズ喫茶ダウンビートで、お客さんがリクエストした
Soesja CitroenのSings Thelonious Monkという盤を聴いたのがきっかけ。
その時はSoesja Citroenの声とジャケットに魅了され、すぐさま探し入手した記憶がある。
その後、この盤を聴き込むにつれ、テナーがなかなか良い演奏するなあと
認識した次第。
それ以来、Brinkは良い演奏をすると頭に刻まれたまま、現在に至る。
あれから、Brinkの盤を入手できないまま10年が経過してしまった。

今回、JAZZ FROM HOLLANDを聴くことができ、
Pim JacobsとDiamond Fiveが繋がったのだけれど、
Pim Jacobs繋がりで、Rudd Brinkを知るきっかけになった
Soesja CitroenのSings Thelonious Monkの
Personalを見直してみると、なんとそこには、
Piano – Cees Slinger
Valve Trombone – Cees Smal
の文字があった。
なんとDiamond fiveの2人がRudd Brinkと共演していたのだ。
更に
Trumpet – Dusko Goykovich
の文字も見えるではないか。
(Goykovichはオランダではないが。Goykovichが参加している事が分かり嬉しい。)
こんな凄いメンツをバックに歌うSoesja Citroenは流石なのだなあと再認識した。

10年前のあの方は、この辺りを理解の上で、
リクエストされていたのだなあ。

オランダのPim Jacobs、Rudd Brink、Diamond five、
Soesja Citroenという点が、10年前のリクエストにより線となって
繋がった瞬間であった。

やはり、JAZZはアーチスト同士が繋がっているね。




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