スピーカーのセッティング つづき [オーディオ]
これまでのスピーカーの調整で、wattの位置はそこそこ良い位置にあり、調整の塩梅も良いと思われた。
そして、wattの位置より7,8mmほど後ろにpuppyがあり、wattとpuppyの間にilungoの8mm位あるコルクのインシュレーターが挟まっている。
まずはpuppyの下に敷いてあるスピーカーボードに、現在の位置の印をした。
それからpuppyとwattを慎重に7,8mmほど前に動かした。
この後wattだけを7,8mm下げれば、wattはpuppyの前後位置は0mmとなり、大まかではあるがwattの位置はこれまで良い音で鳴っていた位置ということになる。
wattを後ろに下げたいところだが、まずはpuppyの位置をしっかりと決める必要がある。
ここでpuppyだけを鳴らして、puppyの位置を探る事にした。
長年セッティングしてきた事で、wattとpuppyの鳴りっぷりが良い位置というのは既に見つけていて、これまではこの位置にスピーカーを置いていた。
鳴りっぷりが良いと言っているのは、低音がしっかりと出てヌケが良い位置。
スピーカーを大きく移動するとこの辺りの音が大きくかわるので、これまでこの点が良く出る位置を探してきた。
それなので、puppyの鳴りっぷりはおおむね良いようである。
puppyを繋いでいるSD05のボリュームを12時くらいまで上げ、ML1のボリュームも上げた。
するとボーカルものなどはpuppyだけでも聴こえた。
これならセッティングできそうだなと思った。
良く聴いていると音像が若干左側に寄っていたり声のヌケが悪いようだ。
それからミリ単位でpuppyを動かしながら、ボーカルがセンターでなるように、また声のヌケが良くなる位置を探した。
1mm行くかいかないか。この辺りの調整である。
その道を極めているわけではないので、その道の方からすればまだまだと思われるかもしれないが、それでも自分なりにセンターかつヌケの良いところを見つけられたと思う。
本格的にスピーカーの調整を始めて1年ほどだろうか。
一年前はスピーカーの調整は自分にはできないと思っていた。
しかしチューバホーンさんやoさんに、アナログの調整も微妙なところでやってるんだから、それと同じですよと言われて、それからちょくちょくセッティングするようになった。
あれから1年が経過し、多少はコツが分かってきた部分はある。
これらのコツを気にしながらpuppyをセッティングした。
これで、puppyの位置が決まった。
一旦、puppyを移動した後の位置に印を付けた。
それから、puppyが動かないように慎重にwattを持ち上げ、ilungoのインシュレーターを外した。
その後、wattだけを7,8mm後ろにずらした。
これでwattはpuppyの真上にきた。
この後、wattのみで微調整だが。
待ちきれず、
SD05のボリュームを9時強の位置に戻し、ML1のボリュームを絞った。
そして、wattを鳴らしている23.5Lの電源を入れた。
曲を再生してから、恐る恐るML1のボリュームを上げた。
すると音が死なないような気がした。
「やった!、やった!」
「これは、やったか!?」
まだ微調整はしていないが、ボーカルが後ろに引っ込まず、音は死んでないような気がした。
チューバホーンさんのヒントで上手く行きましたよ!
そして、ilungoのコルクのインシュレーター、ビンゴだと思った。
wilsonが研究の末に決めたwatt3puppy2というシステムの本来のセッティング戻して、やっとまともな音が出てきたのではないかと思った。
約20年を掛けて.やっとメーカー推奨のスピーカーセッティングに戻して良い音で聴いている。
なんとも笑ってしまうが、20年回り道をしていたということになる。
しかし回り道をした分、見る事ができた景色は人一倍だとは思うのだが。
その後、今度はwattの位置の微調整を行った。
SD05の電源を切り、wattのみで鳴らした。
音像がセンターにくるように、奥行きが出るように、声のヌケや艶が良い位置を探した。
puppyを動かさないように、上のwattのみを慎重に0.5mmとかそれくらい微妙に動かして調整した。
一旦良い位置が決まったので、またSD05の電源を入れて、watt+puppyで鳴らす。
イマイチ声のヌケが悪く艶がないような気がした。
そこで、またSD05の電源を切り、wattだけで鳴らす。
今度は左右のwattだけを0.5mm位前にずらした。
そしてまたセンターかつヌケ良く艶のある位置を探した。
またSD05の電源を入れて全体の音を聴いた。
これを何度か繰り返していたら、全体でもヌケの良い所があったような気がした。
既にilungoを外してwattとpuppyの前後位置が0になってからは、概ね良い音だったので、
本当に1番良い音なのかは良く分からないが、それでもまあそこそこ良い位置に決まったと思う。
いやあ、めちゃくちゃ大変だったが、不思議と苦痛ではなかった。
良い音で鳴らない方が苦痛だ。
というわけで、今回も手を差し伸べて頂いたお陰で、また一つ山のピークを越えられたような気がする。
一人で山を登り続けていたら、いつまで経ってもピークを越えられなかっただろう。
これまで幾度となく困難なピークを超えてきた人だけが、超え方を知っている。
豊富な知識だけではなく豊富な経験もある。
この方々の豊富な知識と経験を教えて頂けて、自分もやっとピークを越えられた。
今回のピークは、本当に険しかった。
自分ではもう無理と諦めていたから。
手を差し伸べて頂いたところから微かな光が見えた。
そこから、ピーク越えたいという強い気持ちが戻ってきた。
やはり熱意は何事にも勝るのだなあ。
既にピークを超えられ、頂目指して先を進まれている方々の熱意は更に熱いものであろう。
自分はまだ後ろを追いかけている立場だが、遅れないようにしっかりとついて行きたい。
wilsonが開発したwatt3+puppy2というスピーカーシステムは、当時バイアンプを推奨していた。
20年前の購入当時は、そんな知識もなくポン置きで内臓のネットワークを使い鳴らした。
しかし、その前に使っていたDYNAUDIOのほうが遥かに音は良かった。
それから送り出しの機材を変え、アンプを変え、ケーブルを変え、アクセサリーに手を出し色々やった。
気づけば昔のDYNAUDIOの音を超えていた。
それから機材はほとんど変えずに調整ばかりするようになった。
それでもどんどん音は良くなった。
それからパイアンプに。
その後もアナログの調整とスピーカーのセッティングしかやってない。
それでも音は良くなった。
そして、今、1990年ごろにwilsonが推奨していたバイアンプでwatt3+puppy2を鳴らしている。
やっとである。
しかし、良い音だと思う。
そして、wattの位置より7,8mmほど後ろにpuppyがあり、wattとpuppyの間にilungoの8mm位あるコルクのインシュレーターが挟まっている。
まずはpuppyの下に敷いてあるスピーカーボードに、現在の位置の印をした。
それからpuppyとwattを慎重に7,8mmほど前に動かした。
この後wattだけを7,8mm下げれば、wattはpuppyの前後位置は0mmとなり、大まかではあるがwattの位置はこれまで良い音で鳴っていた位置ということになる。
wattを後ろに下げたいところだが、まずはpuppyの位置をしっかりと決める必要がある。
ここでpuppyだけを鳴らして、puppyの位置を探る事にした。
長年セッティングしてきた事で、wattとpuppyの鳴りっぷりが良い位置というのは既に見つけていて、これまではこの位置にスピーカーを置いていた。
鳴りっぷりが良いと言っているのは、低音がしっかりと出てヌケが良い位置。
スピーカーを大きく移動するとこの辺りの音が大きくかわるので、これまでこの点が良く出る位置を探してきた。
それなので、puppyの鳴りっぷりはおおむね良いようである。
puppyを繋いでいるSD05のボリュームを12時くらいまで上げ、ML1のボリュームも上げた。
するとボーカルものなどはpuppyだけでも聴こえた。
これならセッティングできそうだなと思った。
良く聴いていると音像が若干左側に寄っていたり声のヌケが悪いようだ。
それからミリ単位でpuppyを動かしながら、ボーカルがセンターでなるように、また声のヌケが良くなる位置を探した。
1mm行くかいかないか。この辺りの調整である。
その道を極めているわけではないので、その道の方からすればまだまだと思われるかもしれないが、それでも自分なりにセンターかつヌケの良いところを見つけられたと思う。
本格的にスピーカーの調整を始めて1年ほどだろうか。
一年前はスピーカーの調整は自分にはできないと思っていた。
しかしチューバホーンさんやoさんに、アナログの調整も微妙なところでやってるんだから、それと同じですよと言われて、それからちょくちょくセッティングするようになった。
あれから1年が経過し、多少はコツが分かってきた部分はある。
これらのコツを気にしながらpuppyをセッティングした。
これで、puppyの位置が決まった。
一旦、puppyを移動した後の位置に印を付けた。
それから、puppyが動かないように慎重にwattを持ち上げ、ilungoのインシュレーターを外した。
その後、wattだけを7,8mm後ろにずらした。
これでwattはpuppyの真上にきた。
この後、wattのみで微調整だが。
待ちきれず、
SD05のボリュームを9時強の位置に戻し、ML1のボリュームを絞った。
そして、wattを鳴らしている23.5Lの電源を入れた。
曲を再生してから、恐る恐るML1のボリュームを上げた。
すると音が死なないような気がした。
「やった!、やった!」
「これは、やったか!?」
まだ微調整はしていないが、ボーカルが後ろに引っ込まず、音は死んでないような気がした。
チューバホーンさんのヒントで上手く行きましたよ!
そして、ilungoのコルクのインシュレーター、ビンゴだと思った。
wilsonが研究の末に決めたwatt3puppy2というシステムの本来のセッティング戻して、やっとまともな音が出てきたのではないかと思った。
約20年を掛けて.やっとメーカー推奨のスピーカーセッティングに戻して良い音で聴いている。
なんとも笑ってしまうが、20年回り道をしていたということになる。
しかし回り道をした分、見る事ができた景色は人一倍だとは思うのだが。
その後、今度はwattの位置の微調整を行った。
SD05の電源を切り、wattのみで鳴らした。
音像がセンターにくるように、奥行きが出るように、声のヌケや艶が良い位置を探した。
puppyを動かさないように、上のwattのみを慎重に0.5mmとかそれくらい微妙に動かして調整した。
一旦良い位置が決まったので、またSD05の電源を入れて、watt+puppyで鳴らす。
イマイチ声のヌケが悪く艶がないような気がした。
そこで、またSD05の電源を切り、wattだけで鳴らす。
今度は左右のwattだけを0.5mm位前にずらした。
そしてまたセンターかつヌケ良く艶のある位置を探した。
またSD05の電源を入れて全体の音を聴いた。
これを何度か繰り返していたら、全体でもヌケの良い所があったような気がした。
既にilungoを外してwattとpuppyの前後位置が0になってからは、概ね良い音だったので、
本当に1番良い音なのかは良く分からないが、それでもまあそこそこ良い位置に決まったと思う。
いやあ、めちゃくちゃ大変だったが、不思議と苦痛ではなかった。
良い音で鳴らない方が苦痛だ。
というわけで、今回も手を差し伸べて頂いたお陰で、また一つ山のピークを越えられたような気がする。
一人で山を登り続けていたら、いつまで経ってもピークを越えられなかっただろう。
これまで幾度となく困難なピークを超えてきた人だけが、超え方を知っている。
豊富な知識だけではなく豊富な経験もある。
この方々の豊富な知識と経験を教えて頂けて、自分もやっとピークを越えられた。
今回のピークは、本当に険しかった。
自分ではもう無理と諦めていたから。
手を差し伸べて頂いたところから微かな光が見えた。
そこから、ピーク越えたいという強い気持ちが戻ってきた。
やはり熱意は何事にも勝るのだなあ。
既にピークを超えられ、頂目指して先を進まれている方々の熱意は更に熱いものであろう。
自分はまだ後ろを追いかけている立場だが、遅れないようにしっかりとついて行きたい。
wilsonが開発したwatt3+puppy2というスピーカーシステムは、当時バイアンプを推奨していた。
20年前の購入当時は、そんな知識もなくポン置きで内臓のネットワークを使い鳴らした。
しかし、その前に使っていたDYNAUDIOのほうが遥かに音は良かった。
それから送り出しの機材を変え、アンプを変え、ケーブルを変え、アクセサリーに手を出し色々やった。
気づけば昔のDYNAUDIOの音を超えていた。
それから機材はほとんど変えずに調整ばかりするようになった。
それでもどんどん音は良くなった。
それからパイアンプに。
その後もアナログの調整とスピーカーのセッティングしかやってない。
それでも音は良くなった。
そして、今、1990年ごろにwilsonが推奨していたバイアンプでwatt3+puppy2を鳴らしている。
やっとである。
しかし、良い音だと思う。
スピーカのセッティング [オーディオ]
連休後半の2日を使いスピーカーのセッティングを追い込む事に。
というのも、現在叔父からLUMINとSingxer SU-6とoさんのDACを借りていて、これまでに無いほどデジタルの音が良くなっている。
このデジタルの音が1番いい状態の時に、スピーカーのセッティングを微調整すれば、音の変わり具合がよく分かるのでは無いだろうか?
逆にちゃんとセッティングするには今しか無いだろうなと思っていた。
とは言え、スピーカーのセッティングに自信はない。
これまで幾度となくセッティングを試みてはいるものの、この道の達人の域には程遠い。
つい先日、チューバホーンさんとoさんがいらっしゃった時も、puppyを鳴らすと物凄く音が悪くなるので鳴らさなかった。
「もうwattとpuppyを同時に鳴らすのは無理です!」と駄々をこねていた。
幾度となく調整をしてきたが、無理なものは無理なのである。
部屋に凧糸を貼って、クロスさせてスピーカーが完全に90度でクロスする様にして、クロス位置からユニットまでの距離をレーザーで正確に測ったり、またスピーカーと左右の壁、後ろの壁からの位置も正確に測定して調整をしてきた。
勿論部屋の左右の壁の材質や作りは違うので、そのまま聴いても良い音にはならない。
最後は耳に頼りになるのだが。
左右それぞれ、wattとpuppyのスピーカーの前後をミリ単位で調整して、抜けの良い場所を探した。
方チャネルではwattとpuppyで同時に鳴らしてもまあまあ鳴る。
これで、片方のwattとpuppyの位相は、だいたい合っていると思われる。
これを左右それぞれ調整してから、最終的に耳で微調整をした。
これで1番良いところを見つけて、この位置が最終的に1番良いポジションという事になる。
しかし、この状態でwatt+puppyで鳴らした時の音と、wattだけで鳴らした時の音の差が大きいのである。
wattだけで鳴らすと、音がイキイキしていてボーカルは前にスッと出てくる。
しかしwattに加えてpuppyを鳴らすと、音が死ぬ。
ボーカルは奥に引っ込んで篭った音になる。
位相がずれないようにと上記のやり方で調整したにも関わらず、音が死ぬというのはどういう事なのか?
結局、この難題を解決できず、puppyは鳴らさないと駄々をこねていたのだ。
調整を頑張り過ぎたため、もうこれ以上は調整をやりたくないモードになっていた。
それで、先日のオフ会を迎えたのであった。
オフ会自体は、wattだけで鳴らしたため、何とか穏便に終わらせられたのだが。
するとその後、チューバホーンさんから合いの手を差し伸べて頂けることに。
それは、スピーカーのセッティングについてである。
これ以上、どうやってセッティングをするのだろう?
それは、スピーカーのセッティングの順番であった。
まずpuppyだけでセッティングをするという事であった。
その後wattで合わせるという。
通常聴いているとき、puppyを鳴らすSD05のボリューム位置は9時より若干高い位置にある。
この状態でpuppyのウーファーは殆ど動いておらず、鳴っているのか鳴っていないのか分からないほどである。
この状態なのにボリュームを上げただけで、puppyのセッティングをできるほど音が聴こえるのだろうか?ウーファーだけで調整しなければならないからなあ。
しかし、実際にやってみなければ分からないし、他に調整の方法が見当たらなかったので、これを試すことにした。
しかし、チューバホーンさんは、なぜ所有されたこともないwattとpuppyを自分のスピーカーのように調整するヒントをくれるのだろうか?
良くそんなに調整方法が分かりますね?と尋ねてみた。
すると、チューバホーンさんのスーパーツイーターとランカスターの調整に似ていると仰っていた。
ランカスターどうし、スーパーツイーターどうしをセッティングし、最後にスーパーツイーターとランカスターを鳴らした状態で最終調整をされているそうである。
これと似ていると仰っていた。
また、スピーカーの置き方も内ぶりセッティングで直角に交差している点も似ているのでと仰っていた。
なるほどなあ。
スーパーツイーターもそれだけで聴いても殆ど音は聴こえないだろう。
全く同じではないが、結構似ているのでこれは是非やってみようという思いに至った。
それからwattとpuppyの前後の位置についても話をした。
これまでの小生の調整だとwattとpuppyの位相が合ってそうな位置は、puppyよりwattが7,8mm前であった。
しかし、チューバホーンさんは、そんなに差は大きくないのではないかと仰っていた。
言われてみればその通りだと思う。
メーカーがwattとpuppyを組み合わせて作ったスピーカーシステムである。
真上がデフォルトのはずで、7,8mmもズレるはずはないだろう。
しかし、小生が何度もwattとpuppyの前後を微妙に調整したが、0mm〜7mm位までの所で、音が良いところを見つけられなかった。
小生の耳が悪いと言われれば、まあそうなのかもしれないが。
しかし、チューバホーンさんとこのような話をしていて、ぴーんときた。
それは、wattの下に敷いてあるilungoのコルクのインシュレーターである。
たぶん10年以上前、アクセサリーに凝っていた頃、音が良いと言う事で入れていたものである。
今となっては何が良かったのか忘れてしまった。
それを疑いもせず今まで付けてきた。
丁度これが8mm位あるだろうか?
何となくwattとpuppyの位置の差の7,8mmと同じ位だ。
それで、根拠はないがもしかしたらこれを外したら、wattとpuppyの前後位置の差は殆どないかもしれないなと思ったのであった。
しかし、聴いてもいないが「これだ!」という確信のような手応えがあったのも事実である。
それから、二週間ほど経っただろうか。
いよいよセッティングを行った。
つづく
というのも、現在叔父からLUMINとSingxer SU-6とoさんのDACを借りていて、これまでに無いほどデジタルの音が良くなっている。
このデジタルの音が1番いい状態の時に、スピーカーのセッティングを微調整すれば、音の変わり具合がよく分かるのでは無いだろうか?
逆にちゃんとセッティングするには今しか無いだろうなと思っていた。
とは言え、スピーカーのセッティングに自信はない。
これまで幾度となくセッティングを試みてはいるものの、この道の達人の域には程遠い。
つい先日、チューバホーンさんとoさんがいらっしゃった時も、puppyを鳴らすと物凄く音が悪くなるので鳴らさなかった。
「もうwattとpuppyを同時に鳴らすのは無理です!」と駄々をこねていた。
幾度となく調整をしてきたが、無理なものは無理なのである。
部屋に凧糸を貼って、クロスさせてスピーカーが完全に90度でクロスする様にして、クロス位置からユニットまでの距離をレーザーで正確に測ったり、またスピーカーと左右の壁、後ろの壁からの位置も正確に測定して調整をしてきた。
勿論部屋の左右の壁の材質や作りは違うので、そのまま聴いても良い音にはならない。
最後は耳に頼りになるのだが。
左右それぞれ、wattとpuppyのスピーカーの前後をミリ単位で調整して、抜けの良い場所を探した。
方チャネルではwattとpuppyで同時に鳴らしてもまあまあ鳴る。
これで、片方のwattとpuppyの位相は、だいたい合っていると思われる。
これを左右それぞれ調整してから、最終的に耳で微調整をした。
これで1番良いところを見つけて、この位置が最終的に1番良いポジションという事になる。
しかし、この状態でwatt+puppyで鳴らした時の音と、wattだけで鳴らした時の音の差が大きいのである。
wattだけで鳴らすと、音がイキイキしていてボーカルは前にスッと出てくる。
しかしwattに加えてpuppyを鳴らすと、音が死ぬ。
ボーカルは奥に引っ込んで篭った音になる。
位相がずれないようにと上記のやり方で調整したにも関わらず、音が死ぬというのはどういう事なのか?
結局、この難題を解決できず、puppyは鳴らさないと駄々をこねていたのだ。
調整を頑張り過ぎたため、もうこれ以上は調整をやりたくないモードになっていた。
それで、先日のオフ会を迎えたのであった。
オフ会自体は、wattだけで鳴らしたため、何とか穏便に終わらせられたのだが。
するとその後、チューバホーンさんから合いの手を差し伸べて頂けることに。
それは、スピーカーのセッティングについてである。
これ以上、どうやってセッティングをするのだろう?
それは、スピーカーのセッティングの順番であった。
まずpuppyだけでセッティングをするという事であった。
その後wattで合わせるという。
通常聴いているとき、puppyを鳴らすSD05のボリューム位置は9時より若干高い位置にある。
この状態でpuppyのウーファーは殆ど動いておらず、鳴っているのか鳴っていないのか分からないほどである。
この状態なのにボリュームを上げただけで、puppyのセッティングをできるほど音が聴こえるのだろうか?ウーファーだけで調整しなければならないからなあ。
しかし、実際にやってみなければ分からないし、他に調整の方法が見当たらなかったので、これを試すことにした。
しかし、チューバホーンさんは、なぜ所有されたこともないwattとpuppyを自分のスピーカーのように調整するヒントをくれるのだろうか?
良くそんなに調整方法が分かりますね?と尋ねてみた。
すると、チューバホーンさんのスーパーツイーターとランカスターの調整に似ていると仰っていた。
ランカスターどうし、スーパーツイーターどうしをセッティングし、最後にスーパーツイーターとランカスターを鳴らした状態で最終調整をされているそうである。
これと似ていると仰っていた。
また、スピーカーの置き方も内ぶりセッティングで直角に交差している点も似ているのでと仰っていた。
なるほどなあ。
スーパーツイーターもそれだけで聴いても殆ど音は聴こえないだろう。
全く同じではないが、結構似ているのでこれは是非やってみようという思いに至った。
それからwattとpuppyの前後の位置についても話をした。
これまでの小生の調整だとwattとpuppyの位相が合ってそうな位置は、puppyよりwattが7,8mm前であった。
しかし、チューバホーンさんは、そんなに差は大きくないのではないかと仰っていた。
言われてみればその通りだと思う。
メーカーがwattとpuppyを組み合わせて作ったスピーカーシステムである。
真上がデフォルトのはずで、7,8mmもズレるはずはないだろう。
しかし、小生が何度もwattとpuppyの前後を微妙に調整したが、0mm〜7mm位までの所で、音が良いところを見つけられなかった。
小生の耳が悪いと言われれば、まあそうなのかもしれないが。
しかし、チューバホーンさんとこのような話をしていて、ぴーんときた。
それは、wattの下に敷いてあるilungoのコルクのインシュレーターである。
たぶん10年以上前、アクセサリーに凝っていた頃、音が良いと言う事で入れていたものである。
今となっては何が良かったのか忘れてしまった。
それを疑いもせず今まで付けてきた。
丁度これが8mm位あるだろうか?
何となくwattとpuppyの位置の差の7,8mmと同じ位だ。
それで、根拠はないがもしかしたらこれを外したら、wattとpuppyの前後位置の差は殆どないかもしれないなと思ったのであった。
しかし、聴いてもいないが「これだ!」という確信のような手応えがあったのも事実である。
それから、二週間ほど経っただろうか。
いよいよセッティングを行った。
つづく
ortofon MC20 SuperⅡ復活 [オーディオ]
今年の夏季休暇は、お盆が土日と被ったので長期の休みとはならなかったが、それでも6連休だった。
前半の4日で相方と旅行に行き、残りの2日はオーディオ三昧というやりたい放題の連休であった。
それで、本題のカートリッジの話。
高域のビリ付きが判明してから、購入したオーディオショップ経由で、
運良く修理をしてもらえる事に。
本来で有れば、相当古いカートリッジなので、最新のortofonのカートリッジと無償交換となる予定だった。
しかし、最新のカートリッジと当時のカートリッジでは、全く音の傾向が違うし、
困ったものだなあと思っていたのだが。
それが、まあ色々あり、結果的には修理をしてもらえる事になった。
オーディオショップ経由での修理のため、修理業者などは教えて貰えなかった。
またこの修理業者は個人からの修理依頼は受け付けていないそうである。
一応、個人からの修理依頼を受けてくれる業者も幾つか知っているので、
これはこれで良いのだけれど、また壊れた時も、オーディオショップ経由で修理をしてもらえるとのことであった。
まあ、それならいいか。
そんな訳で、2ヶ月ほど待ったが、やっとMC20 SuperⅡが戻ってきた。
オーディオショップでも動作確認をしてもらったが、
完璧に修理して貰えたことを確認できたとの事であった。
そして戻ってきたMC20 SuperⅡを拙宅のシステムで鳴らしてみると、見事にビリ付きが取れていた。
歪みは皆無であった。
先日入手したMC20と聴き比べてみた。
やはり音の傾向は似ているが、ごく僅かにより繊細な描写ができているような気がする。
そして、いま一歩力強さが増したような、そして音が少し濃いような気がする。
今年はカートリッジをいろいろと吟味するのと、スピーカーのセッティングの微調整を行い、アナログをなんとかこれまで以上の音に仕上げてみたい。
連休の後半2日で、スピーカーの調整を行い、やっとpuppyも鳴るようになってきた。
この話はまた今度。
前半の4日で相方と旅行に行き、残りの2日はオーディオ三昧というやりたい放題の連休であった。
それで、本題のカートリッジの話。
高域のビリ付きが判明してから、購入したオーディオショップ経由で、
運良く修理をしてもらえる事に。
本来で有れば、相当古いカートリッジなので、最新のortofonのカートリッジと無償交換となる予定だった。
しかし、最新のカートリッジと当時のカートリッジでは、全く音の傾向が違うし、
困ったものだなあと思っていたのだが。
それが、まあ色々あり、結果的には修理をしてもらえる事になった。
オーディオショップ経由での修理のため、修理業者などは教えて貰えなかった。
またこの修理業者は個人からの修理依頼は受け付けていないそうである。
一応、個人からの修理依頼を受けてくれる業者も幾つか知っているので、
これはこれで良いのだけれど、また壊れた時も、オーディオショップ経由で修理をしてもらえるとのことであった。
まあ、それならいいか。
そんな訳で、2ヶ月ほど待ったが、やっとMC20 SuperⅡが戻ってきた。
オーディオショップでも動作確認をしてもらったが、
完璧に修理して貰えたことを確認できたとの事であった。
そして戻ってきたMC20 SuperⅡを拙宅のシステムで鳴らしてみると、見事にビリ付きが取れていた。
歪みは皆無であった。
先日入手したMC20と聴き比べてみた。
やはり音の傾向は似ているが、ごく僅かにより繊細な描写ができているような気がする。
そして、いま一歩力強さが増したような、そして音が少し濃いような気がする。
今年はカートリッジをいろいろと吟味するのと、スピーカーのセッティングの微調整を行い、アナログをなんとかこれまで以上の音に仕上げてみたい。
連休の後半2日で、スピーカーの調整を行い、やっとpuppyも鳴るようになってきた。
この話はまた今度。
廃盤セール [廃盤セール]
ゴールデンウィーク以来となる大規模な廃盤セール。
今回はお茶の水店のblogが早々にUPされ、詳細は不明であったが、
ヨーロッパ盤の大物を筆頭に、BLUE NOTE,PRESTIGE,RIVERSIDEの3大レーベルからその他US廃盤に至るまで、状態が良さそうなものが多い予感がしていた。
これを見た時、お茶の水にかなりの人が集まりそうだなと思っていた。
それから2週間ほど、ほぼ毎日他店舗のセール情報などもチェックしながら、
どのお店の何を狙うか考えていた。
セール前日までは詳細なリストが出ないので、ジャケをみて想像するしかないのだが、結構ジャケが綺麗そうなのが多く目移りした。
BLUE NOTEで欲しいのが何枚かと、US廃盤で一枚欲しいのがあった。
そしてヨーロッパ盤で欲しいのが3枚あった。
かなり人が集まるだろうから、くじ引きで良い番号を引くという最大の難関がある。
これを突破しても、多分どれも超高額なので、取れたとしてもどれか一枚だけしか入手できないとは思っていた。
しかし、やはり欲しいものはどうしても欲しいのである。
何となくお茶の水に行こうと決めていた。
そして前日になり、各店の詳細なリストがブログにUPされた。
新宿、お茶の水、吉祥寺、関内のリストをざっと眺めて、やはりお茶の水だとすぐに決心した。
セール当日、4:00前に目が覚めた。
全然眠くない。
1時間ほどブログを書いて、暫くしてから家を出た。
相方が仕事だったので一緒に家を出て東京方面へ。
朝食をとってから相方と別れ、一人ブラブラと。
久しぶりにカメラを持ち出してきたので、丸の内をブラブラしながら1、2時間ほど写真を撮っていた。
そうこうしていたら、9時を過ぎたので、お茶の水へ向かった。
まだ9時半ちょっと前だった。
まだ誰もきてないだろうと思い、神田から歩くことにした。
ぼちぼち歩いていたら、Yさんからメールが入り、お茶の水に来たとのこと。
丁度良かった。こちらもあと少しでお茶の水だ。
飲み物を確保してから、お茶の水店に向かった。
お店の前に着くと、Yさんの姿が。
流石に他の方はまだいらっしゃらなかった。
話をしながら待っていると徐々に人が増え、あっという間に人だらけに。
やはりお茶の水に集中したようである。
最終的にくじ引きをする時には、50人弱の人が集まったようだ。
後で聴いたが、新宿は20人強の人が集まったそうだ。
1/50かあ。せめて1/10の確率でいいくじを引き当てないと、狙った盤を入手することはできないだろうな。頼むから5番以内であってくれ。
毎度のことながら、こうして願えば願うほど現実は遠ざかってしまう。
なので、50人もいるのだからまず無理。
もう、くじが悪かったら手ぶらで帰ろう。他は何も買わない。
こう自分に言い聞かせた。
そして、いよいよ抽選が始まった。
集まった人の自分から見て左端の人から順番にくじを引いていく。
自分は10番目くらいにくじを引くことになる。
くじは静かに始まったが、暫くすると落胆の声が聞こえてきた。
まだ自分の前に数人がくじを引く。
この中に5番以内の人が居れば、狙った盤に手が届く確率がグッと下がる。
皆何番か言わない人もいるので、5番以内のくじが何枚残っているか検討が付かない。
それでも、20番前後のくじを引いた方の落胆した声がいくつか聞こえてきた。
まだ5番以内を引いたという歓喜の声は聞こえない。
僅かに期待の気持ちが芽生えたが、期待すると失敗する。
期待の気持ちを押し殺し、50人もいるんだよ、どうせダメだよ。
こう自分に言い聞かせた。
そうこうしているうちに、どんどん自分の番が近づいてくる。
この間、聞こえてきたのは30番代か10番代の番号だった。
そろそろいい番号が出そうだなあ。
もしかして、自分あたりでいい番号が来るんじゃないか?
こういう期待が湧いてくる。
いかん、どうせダメだ。どうせダメだ。
また、こう自分に言い聞かせた。
そして遂に自分の番になった。
ipadのくじ引きアプリのくじを引くボタンを恐る恐る押した。
するとそこには、「5」の文字が。
「よっしゃあ〜!」気合の入った声と共に拳を握りガッツポーズ。
まだ狙った盤を取れた訳ではないが、何となく取れた気になってしまった。
そして仲間の中にも良い番号のくじを引いた方がいた。
そして50人弱いた人の全員がくじを引き終わった。
その後2番は欠番だということが分かった。
ということは、実質4番手というとになる。
更に確率が上がったのであった。
それから15分ほどの間、お店が開店するまで雑談しながら待った。
話をしているとあっという間に開店の時間だ。
幾度となくセールには並んできたが、やはりこの瞬間は緊張する。
引いたくじの順番で店内に入っていく。
狙った番が壁の何処にあるか確認するため、急いで階段を駆け上がる。
階段を上がってすぐのところで、一旦停止。ここから先は、店員に誘導されるまで先に行けない。
前に3人いるが、その脇から急いで壁に並んだ盤をチェックする。
自分が狙っているのは、RCAの黒ジャケのやつ。
このジャケは目立たないので、前日から探すのが難しいと考えていた。
それにこの緊張感の中、スタートするまでの僅かな時間で探さねばならない。
年齢と共に段々と目が悪くなり、遠目には何となく輪郭と色しかわからない。
目立たないのでなかなか探せなかった。
今回はかなり焦った。
それでもなんとなく壁の右端の方、かなり奥の方にあることが確認できた。
幸いなことに仲間の方も一緒に確認してくれて、安堵した。
そして、店員に誘導され、店内の中ほどまで移動することに。
この間にRCAの黒ジャケがある場所を再確認した。
今度ははっきりとRCAのマークまで見えた。
その後、他に狙った盤の位置も確認する。
この間1,2分ほどだろうか。
あまりの緊張でRCA以外の番が何処にあるか殆ど頭に入らなかった。
そして、遂にスタート!
自分は正面から行くか右から回るか、前3人の動きを見て判断しようと考えていた。
1番2番が壁正面に行くのが見えた。
すかさず、右だ!
3番手の方が右にいかれたので、すぐ後ろに続く。
3番手の方が直ぐ近くの盤を取り始めたので、交わして先へ。
壁右側にあるRCAの黒ジャケを掴む。
直ぐ右上にサキコロがありそれを反射的に掴んだ。
それから直ぐ左の方に、今回最難関といわれるイタリア盤があったので、これを掴む。
あと3枚欲しいのがあった。そのうち一枚を掴んだ。
その後、欲しいと思っていたもう2枚の盤を探した。
うち一枚は入店してからずっと探していたが、どうしても場所が分からなかった。
周り一帯を探したがどうしても見つけられなかった。
ここまで30秒くらいだろうか。
気づけば、既に自分の周りまで人がかなり来ている。
あとは餌箱を漁しかない。
取り敢えず狙った盤は抱えているので、餌箱を漁っていった。
全ての餌箱のチェックを終えた後、検盤する盤と戻す盤を振り分けた。
もう2枚の探していた盤は誰かが掴んでいるに違いし、手放さないだろう。
今回1番欲しかった盤を抱えているので、この2枚は諦めた。
後で分かったが、2枚のうちの一枚は、仲間の方が持っていらっしゃった。
よくある事だが、滅多に出てこず、内容の良い盤は、だいたい皆狙っているものである。
なので欲しい番が被ることは良くある。
取り敢えず持っていらっしゃって良かった。
これで欲しかった盤の行方をほぼ把握できたが、一枚だけはどうしても分からなかった。
それから、jazz quintetの2枚は、今回は狙っていなかったが丁度誰かが購入されるのが見えたので、すかさず値段をチェックした。2枚とも安かった。
今後の参考のためにもやはり値段だけはチェックしておきたい。
その後、検盤と試聴をして最終的に2枚を入手する事ができた。
仲間も含め、今回は大漁であった。
やはりくじ運が良かったのが大きい。
くじ運が悪かったら手ぶらで帰っていたことだろう。
ということで、入手したうちの一枚。
Reaching out。
何度も掴んでいるが、やっとRing wearがなく手頃なものを入手できた。
あとSpeak Lowだけは欲しいが。
ハッシュは手放した。内容がイマイチであまり聴かなったから。
珍しいのと、聴く聴かないは別問題だからね。
番外編
Cool Struttin'とSwing, Swang, Swingin'のカフェラテをご存知だろうか。
17年前にコンビニで発売されたものらしい。
レコード店だけでなくコンビニにアンテナを張ってないと気づかなかっただろう。
自分も知らなかった。
rollinsとか他に5タイトル出ていらそうだ。
集める人はどういうのも集めるんですね〜。
昔、灰皿とかグラスとかメンコやコースターというのは良く配ってたので、
これらは皆知っていると思うが、カフェラテな知らないなあ。
というわけで、セールに行かれた皆さんお疲れ様でした。
久しぶりにコレクターの方にお会いできて嬉しかったです。
今回はお茶の水店のblogが早々にUPされ、詳細は不明であったが、
ヨーロッパ盤の大物を筆頭に、BLUE NOTE,PRESTIGE,RIVERSIDEの3大レーベルからその他US廃盤に至るまで、状態が良さそうなものが多い予感がしていた。
これを見た時、お茶の水にかなりの人が集まりそうだなと思っていた。
それから2週間ほど、ほぼ毎日他店舗のセール情報などもチェックしながら、
どのお店の何を狙うか考えていた。
セール前日までは詳細なリストが出ないので、ジャケをみて想像するしかないのだが、結構ジャケが綺麗そうなのが多く目移りした。
BLUE NOTEで欲しいのが何枚かと、US廃盤で一枚欲しいのがあった。
そしてヨーロッパ盤で欲しいのが3枚あった。
かなり人が集まるだろうから、くじ引きで良い番号を引くという最大の難関がある。
これを突破しても、多分どれも超高額なので、取れたとしてもどれか一枚だけしか入手できないとは思っていた。
しかし、やはり欲しいものはどうしても欲しいのである。
何となくお茶の水に行こうと決めていた。
そして前日になり、各店の詳細なリストがブログにUPされた。
新宿、お茶の水、吉祥寺、関内のリストをざっと眺めて、やはりお茶の水だとすぐに決心した。
セール当日、4:00前に目が覚めた。
全然眠くない。
1時間ほどブログを書いて、暫くしてから家を出た。
相方が仕事だったので一緒に家を出て東京方面へ。
朝食をとってから相方と別れ、一人ブラブラと。
久しぶりにカメラを持ち出してきたので、丸の内をブラブラしながら1、2時間ほど写真を撮っていた。
そうこうしていたら、9時を過ぎたので、お茶の水へ向かった。
まだ9時半ちょっと前だった。
まだ誰もきてないだろうと思い、神田から歩くことにした。
ぼちぼち歩いていたら、Yさんからメールが入り、お茶の水に来たとのこと。
丁度良かった。こちらもあと少しでお茶の水だ。
飲み物を確保してから、お茶の水店に向かった。
お店の前に着くと、Yさんの姿が。
流石に他の方はまだいらっしゃらなかった。
話をしながら待っていると徐々に人が増え、あっという間に人だらけに。
やはりお茶の水に集中したようである。
最終的にくじ引きをする時には、50人弱の人が集まったようだ。
後で聴いたが、新宿は20人強の人が集まったそうだ。
1/50かあ。せめて1/10の確率でいいくじを引き当てないと、狙った盤を入手することはできないだろうな。頼むから5番以内であってくれ。
毎度のことながら、こうして願えば願うほど現実は遠ざかってしまう。
なので、50人もいるのだからまず無理。
もう、くじが悪かったら手ぶらで帰ろう。他は何も買わない。
こう自分に言い聞かせた。
そして、いよいよ抽選が始まった。
集まった人の自分から見て左端の人から順番にくじを引いていく。
自分は10番目くらいにくじを引くことになる。
くじは静かに始まったが、暫くすると落胆の声が聞こえてきた。
まだ自分の前に数人がくじを引く。
この中に5番以内の人が居れば、狙った盤に手が届く確率がグッと下がる。
皆何番か言わない人もいるので、5番以内のくじが何枚残っているか検討が付かない。
それでも、20番前後のくじを引いた方の落胆した声がいくつか聞こえてきた。
まだ5番以内を引いたという歓喜の声は聞こえない。
僅かに期待の気持ちが芽生えたが、期待すると失敗する。
期待の気持ちを押し殺し、50人もいるんだよ、どうせダメだよ。
こう自分に言い聞かせた。
そうこうしているうちに、どんどん自分の番が近づいてくる。
この間、聞こえてきたのは30番代か10番代の番号だった。
そろそろいい番号が出そうだなあ。
もしかして、自分あたりでいい番号が来るんじゃないか?
こういう期待が湧いてくる。
いかん、どうせダメだ。どうせダメだ。
また、こう自分に言い聞かせた。
そして遂に自分の番になった。
ipadのくじ引きアプリのくじを引くボタンを恐る恐る押した。
するとそこには、「5」の文字が。
「よっしゃあ〜!」気合の入った声と共に拳を握りガッツポーズ。
まだ狙った盤を取れた訳ではないが、何となく取れた気になってしまった。
そして仲間の中にも良い番号のくじを引いた方がいた。
そして50人弱いた人の全員がくじを引き終わった。
その後2番は欠番だということが分かった。
ということは、実質4番手というとになる。
更に確率が上がったのであった。
それから15分ほどの間、お店が開店するまで雑談しながら待った。
話をしているとあっという間に開店の時間だ。
幾度となくセールには並んできたが、やはりこの瞬間は緊張する。
引いたくじの順番で店内に入っていく。
狙った番が壁の何処にあるか確認するため、急いで階段を駆け上がる。
階段を上がってすぐのところで、一旦停止。ここから先は、店員に誘導されるまで先に行けない。
前に3人いるが、その脇から急いで壁に並んだ盤をチェックする。
自分が狙っているのは、RCAの黒ジャケのやつ。
このジャケは目立たないので、前日から探すのが難しいと考えていた。
それにこの緊張感の中、スタートするまでの僅かな時間で探さねばならない。
年齢と共に段々と目が悪くなり、遠目には何となく輪郭と色しかわからない。
目立たないのでなかなか探せなかった。
今回はかなり焦った。
それでもなんとなく壁の右端の方、かなり奥の方にあることが確認できた。
幸いなことに仲間の方も一緒に確認してくれて、安堵した。
そして、店員に誘導され、店内の中ほどまで移動することに。
この間にRCAの黒ジャケがある場所を再確認した。
今度ははっきりとRCAのマークまで見えた。
その後、他に狙った盤の位置も確認する。
この間1,2分ほどだろうか。
あまりの緊張でRCA以外の番が何処にあるか殆ど頭に入らなかった。
そして、遂にスタート!
自分は正面から行くか右から回るか、前3人の動きを見て判断しようと考えていた。
1番2番が壁正面に行くのが見えた。
すかさず、右だ!
3番手の方が右にいかれたので、すぐ後ろに続く。
3番手の方が直ぐ近くの盤を取り始めたので、交わして先へ。
壁右側にあるRCAの黒ジャケを掴む。
直ぐ右上にサキコロがありそれを反射的に掴んだ。
それから直ぐ左の方に、今回最難関といわれるイタリア盤があったので、これを掴む。
あと3枚欲しいのがあった。そのうち一枚を掴んだ。
その後、欲しいと思っていたもう2枚の盤を探した。
うち一枚は入店してからずっと探していたが、どうしても場所が分からなかった。
周り一帯を探したがどうしても見つけられなかった。
ここまで30秒くらいだろうか。
気づけば、既に自分の周りまで人がかなり来ている。
あとは餌箱を漁しかない。
取り敢えず狙った盤は抱えているので、餌箱を漁っていった。
全ての餌箱のチェックを終えた後、検盤する盤と戻す盤を振り分けた。
もう2枚の探していた盤は誰かが掴んでいるに違いし、手放さないだろう。
今回1番欲しかった盤を抱えているので、この2枚は諦めた。
後で分かったが、2枚のうちの一枚は、仲間の方が持っていらっしゃった。
よくある事だが、滅多に出てこず、内容の良い盤は、だいたい皆狙っているものである。
なので欲しい番が被ることは良くある。
取り敢えず持っていらっしゃって良かった。
これで欲しかった盤の行方をほぼ把握できたが、一枚だけはどうしても分からなかった。
それから、jazz quintetの2枚は、今回は狙っていなかったが丁度誰かが購入されるのが見えたので、すかさず値段をチェックした。2枚とも安かった。
今後の参考のためにもやはり値段だけはチェックしておきたい。
その後、検盤と試聴をして最終的に2枚を入手する事ができた。
仲間も含め、今回は大漁であった。
やはりくじ運が良かったのが大きい。
くじ運が悪かったら手ぶらで帰っていたことだろう。
ということで、入手したうちの一枚。
Reaching out。
何度も掴んでいるが、やっとRing wearがなく手頃なものを入手できた。
あとSpeak Lowだけは欲しいが。
ハッシュは手放した。内容がイマイチであまり聴かなったから。
珍しいのと、聴く聴かないは別問題だからね。
番外編
Cool Struttin'とSwing, Swang, Swingin'のカフェラテをご存知だろうか。
17年前にコンビニで発売されたものらしい。
レコード店だけでなくコンビニにアンテナを張ってないと気づかなかっただろう。
自分も知らなかった。
rollinsとか他に5タイトル出ていらそうだ。
集める人はどういうのも集めるんですね〜。
昔、灰皿とかグラスとかメンコやコースターというのは良く配ってたので、
これらは皆知っていると思うが、カフェラテな知らないなあ。
というわけで、セールに行かれた皆さんお疲れ様でした。
久しぶりにコレクターの方にお会いできて嬉しかったです。
パニック [音楽]
デジタルは、動くときは難無く動くが、動かないときはうんともすんとも言わない。
何をどうしても、全く動かない。
日曜日動いていたはずなのに、何をどう弄ったのか?
今日鳴らそうとしたが、うんともすんとも言わない。
接続変えたっけ?
今日デジタルで鳴らそうとしたら、プリのボリュームを上げても、全く音がしなかった。
ノイズさえも出ないのだ。
今、デジタルは、以下のように繋がっている。
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1
SSDからSingxer SU-6までは基本接続を変えようがないので、DACへの入力とDACからの出力を切り替えてみた。
しかしうんともすんとも言わない。
先日メモったDACの切り替えスイッチの設定と、実際に刺さっているケーブルを何度見直したが、
うんともすんとも言わないのである。
LUMINとSU-6は、叔父の所有物なので、その癖などが全く分からない。
またDACも来たばかりなのでこれについても癖などが全く分からないのである。
マニュアル通りに色々と切り替えてみたが、全く音が出なかった。
何処が悪いのか見当もつかず、いじったのは多分DACの接続くらいだと思っていたので、
ありとあらゆる接続の組み合わせを試したつもりだったが、どれも全く音がしなかった。
アナログなら多少ノイズ出ながら動いたり、小さなボリュームなら出たりするが、
無音なので見当も付かない。
1時間ほど格闘していたのだが、諦めた。
これは無理。もうoさんに頼るしかない。
お忙しいとは思うが、oさんに聞くことにした。
すると、DACからの音が無音の場合は、LUMINからSingxerまでの送り出しに問題があるようだ。
DACまで音がきていないようである。
DAC側の問題であれば、多少なりともノイズが出るとのこと。
そっか.全く気にしていなかったが、LUMINかSingxer側に問題があるのか。
それで、LUMINとSingxetの電源を落として、パソコンからUSBでSingxerにsingxerのasioドライバ経由で入れててみる。
更にsingxerから同軸デジタルでDACに入れてみた。
そしてsingxerの電源を入れてみると、鳴りました。
oさん、お騒がせしました。
Singer側の問題でした。
その後、SingxerからDACまでを同軸デジタルからHDMIに変えてみたら、こちらも音が出た。
Singxerの動作についても知らなかったが、
光や同軸デジタル、SPDIF、HDMIなどのSingxerの出力はどれも信号が出ている。
なのでケーブルさえ挿せば、鳴るはずなのである。
HDMIでも鳴ったので、あとは大丈夫だ。
あとはまた明日ゆっくりと楽しもうと思う。
何をどうしても、全く動かない。
日曜日動いていたはずなのに、何をどう弄ったのか?
今日鳴らそうとしたが、うんともすんとも言わない。
接続変えたっけ?
今日デジタルで鳴らそうとしたら、プリのボリュームを上げても、全く音がしなかった。
ノイズさえも出ないのだ。
今、デジタルは、以下のように繋がっている。
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1
SSDからSingxer SU-6までは基本接続を変えようがないので、DACへの入力とDACからの出力を切り替えてみた。
しかしうんともすんとも言わない。
先日メモったDACの切り替えスイッチの設定と、実際に刺さっているケーブルを何度見直したが、
うんともすんとも言わないのである。
LUMINとSU-6は、叔父の所有物なので、その癖などが全く分からない。
またDACも来たばかりなのでこれについても癖などが全く分からないのである。
マニュアル通りに色々と切り替えてみたが、全く音が出なかった。
何処が悪いのか見当もつかず、いじったのは多分DACの接続くらいだと思っていたので、
ありとあらゆる接続の組み合わせを試したつもりだったが、どれも全く音がしなかった。
アナログなら多少ノイズ出ながら動いたり、小さなボリュームなら出たりするが、
無音なので見当も付かない。
1時間ほど格闘していたのだが、諦めた。
これは無理。もうoさんに頼るしかない。
お忙しいとは思うが、oさんに聞くことにした。
すると、DACからの音が無音の場合は、LUMINからSingxerまでの送り出しに問題があるようだ。
DACまで音がきていないようである。
DAC側の問題であれば、多少なりともノイズが出るとのこと。
そっか.全く気にしていなかったが、LUMINかSingxer側に問題があるのか。
それで、LUMINとSingxetの電源を落として、パソコンからUSBでSingxerにsingxerのasioドライバ経由で入れててみる。
更にsingxerから同軸デジタルでDACに入れてみた。
そしてsingxerの電源を入れてみると、鳴りました。
oさん、お騒がせしました。
Singer側の問題でした。
その後、SingxerからDACまでを同軸デジタルからHDMIに変えてみたら、こちらも音が出た。
Singxerの動作についても知らなかったが、
光や同軸デジタル、SPDIF、HDMIなどのSingxerの出力はどれも信号が出ている。
なのでケーブルさえ挿せば、鳴るはずなのである。
HDMIでも鳴ったので、あとは大丈夫だ。
あとはまた明日ゆっくりと楽しもうと思う。
NEW DACお披露目 続き [音楽]
掛けたのは、
Okihiko Sugano – Recording Works Best Sound Selection から
I remember cliffordである。
高橋達也の実に渋いテナーの音がとびこんでくる。
厚みのある音だ。
これは手持ちのoさんDACよりも濃い音がしているのではないだろうか。
この濃いDACの音により高橋達也のテナーの音がより深みを増して聴こえてくる。
録音は1970年代だろうから、彼が現役バリバリの時に録音されたものだ。
これを菅野さんが上手く録ってくれていたので、我々は今これをこんなに良い音で聴けるのである。
アナログ時代なのでテープで録っていたと思うが、これを容易に連想させられるとても濃い音である。
続いて、鮫島有美子の愛のよろこびから、ますを。
I remember cliffordの図太い音とは打って変わって、軽やかなフワッとした音が漂ってくる。
空間は広く、鮫島さんのソプラノがその広い空間にポツリと。
クラシックらしい柔らかなそしてとても丁寧な歌声が出てきた。
ここまで二曲しか掛けていないが、手持ちのDACよりも音が良いのではないかと思った。
現在手持ちのDACは叔父のところにあるので、詳細な聞き比べは後日改めて行おうと思っているが、
今聴いた感じでは、更に一歩音が濃くなったような印象を持った。
まあ、手持ちのDACも従来のDACとは雲泥の差なので、oさんDACという意味では、どちらもかなり良い音なのではあるが。
それでも。やはり良い音を聴いてしまうと、手持ちのDACと同違うのかこの耳で聴いてみたくはなった。
続いて、ユーミンの流線形から、かんらん車を描けた。
冒頭から難しいドラムの音が入っているが、遅れる事なく上手くなってくれたと思う。
そしてユーミンの声は、陰影が実に良く表現されている。
楽器の音の分離もとても良いと思った。
このユーミンの声の質感はかなりのレベルにあるだろう。
チューバホーンさんから、レコードの音も聴いてみたいとリクエストがあった。
実はオフ会前の一週間は、スピーカーのセッティングとアナログの調整を毎日やっていた。
DACの素性を見極めるために、先ずはスピーカーのセッティングだなと思い、これを第一に考えて自分なりにできる限り詰めていった。チューバホーンさんや、さらにはGRFさんがセッティングされれば、更に精度は上がるのだろうけれど、どこまでやれるのか試す意味でも自分だけでやってみたのだあった。
そして新たにMC20を入手していたので、これで鳴らそうと思いDL102をMC20に付け変えて、アナログの調整を行なっていた。
デジタルは手持ちのESS9018のDACを使って調整をしていた。
そこでユーミンも掛けていたのだが、これをMC20のアナログの音と比較したりもしていた。
しかし、どうもMC20のボーカルがESS9018の音と殆ど変わらないのである。
おかしいな。こんなにMC20悪かったっけ?
声の張った感じのところに若干かさつきがある。
もっとしっとりして、艶があり、もう一歩声が伸びて欲しいのだが。
ハズレのMC20だったかな?などと思っていた。
そして調整を重ねても、なかなかESS9018のデジタルの音より、MC20のアナログの音が良くならなかった。
このままオフ会をやるとアナログがイマイチという結果は目に見えている。
しかしどうしてもMC20ではデジタルの音を超えられなかった。
そこで考えてみた。
実は最近MC20を入手するまでは、アナログはDL102で聴いていた。
そのときは声の質感に不満はなかったのだ。
だがMONOになってしまうので、STEREOとして音場などを楽しめない。
しかし声の質を聴いてほしい。
そこで悩んだ結果、今回のオフ会は割り切ってDL102でMONOで聴いてもらおう。
こう考え直し、それからDL102に絞ってアナログの調整をしたのであった。
そしてESS9018と比べると、僅かにアナログの方が声が一歩抜きに出たような気がした。
声を張ったところに、かさつきがなくなった。
これで行こう。
そして、チューバホーンさんと、oさんには、DL102でMONOなのは内緒にして、
ユーミンの同じ曲をレコードで掛けてみた。
すると、い〜じゃんというお声が。
この瞬間ホッとした。
ですよね。なかなか良いでしょ!?
実はDL102でMONOですと種明かしをしたのであった。
ちょっと今回は反則技を使ってしまったが、ユーミンの声には納得頂けたようである。
ちょっと話を戻すが、今回のNEW DACは、この一週間比較していたMC20とRSS9018のユーミンの声よりも良い音がしている。
ユーミンの声を張ったところで、もう一歩突き抜けてほしいと思っていたが、このNEW DACはいとも簡単にこれを超えているようだ。
ユーミンの声を聞いた瞬間、このNEW DACすげえと思ったのである。
やはりディスクリートDACは、普通に調整した程度のアナログでは太刀打ちできないのである。
このディスクリートDACの音を超えるアナログの音を出さないと、ここにいる面々には納得頂けないと思っていたので、取り敢えずDL102にしといて良かった。
まあ、じゃあ拙宅のアナログのSTEREOはどうすんの?という課題は残るが、
それは今年一年掛けて詰めていこうと思う。
それで、今回MC20の音が悪いと思っていたことを後で考えてみたのだけれど、
実はMC20は音が悪かったのではなく、ESS9018の音が良かったのではなかろうか?
それは、今回スピーカーの調整をかなり真剣にやったのだけれど、その結果ESS9018のポテンシャルを最大限に発揮できたのではないかと思う。
スピーカーの調整が上手くいった事でデジタルの持っている1番良い音が出ていたのかなと。
オーディオは、突き詰めていくとデジタルもアナログも良い音でなるという。
アナログの方が良いということはないそうである。
そして当人の好きな音になるように詰めているのだから、デジタルもアナログも
自然と同じような音になってくるだろう。
こう考えた時に、この一週間で、MC20の音が悪いと思っていたのは、実はMC20が悪いのではなく、
デジタルの音がかなり良かったということなのかなと思った。
手前味噌ではあるが。
ある意味MC20の限界を見れたのかも知れない。
そして、ディスクリートDACは、MC20の音を凌駕し、
またカートリッジを吟味することにより、これまたディスクリートDACの音と並べるか、
さらには凌駕できるのかも知れない。
まあ、アナログファンからは、小生のアナログが甘ちゃんだからとお叱りを受けそうな気もするが、
本当のところどうなのかは、今回の拙宅のサウンドをお聴きになられた
oさんとチューホーンさんしか分からない。
最後に、今回のデジタル環境は、DDコンバーターのSingxer SU-6の貢献が大きい。
さまざまなところで実験をした結果、パソコンやトランスポートから直接DACに送るよりも、DDコンバーターを噛ませ、そこからI2S伝送させる方が良いようである。
また、今回は更にパソコンではなくネットワークトランスポートのLUMINを使った。
この音への貢献も大きいだろう。
更には、これらの機材のセッティングを詰めれば更なる音質の向上は間違いなく期待できる。
一番良い音で聴いてみたいという思いで、これらの機材を投入した今回のオフ会であるが、
NEW DACの音の良さとポテンシャルを感じた、個人的にはとても内容の濃いオフ会であった。
無理を聴いてDACを作って下さったoさんには、本当に感謝しかない。
これで叔父もディスクリートDACの仲間入りである。
oさんのDACがなければアナログとガチンコ勝負ができるほどのデジタルを楽しむことはできませんから。本当にありがとうございます。
oさん、チューバホーンさん、今回も貴重なオフ会をありがとうございました。
拙宅の改良点も見えてますので、更に調整して、魅力あるサウンドを出してみたいですね。
Okihiko Sugano – Recording Works Best Sound Selection から
I remember cliffordである。
高橋達也の実に渋いテナーの音がとびこんでくる。
厚みのある音だ。
これは手持ちのoさんDACよりも濃い音がしているのではないだろうか。
この濃いDACの音により高橋達也のテナーの音がより深みを増して聴こえてくる。
録音は1970年代だろうから、彼が現役バリバリの時に録音されたものだ。
これを菅野さんが上手く録ってくれていたので、我々は今これをこんなに良い音で聴けるのである。
アナログ時代なのでテープで録っていたと思うが、これを容易に連想させられるとても濃い音である。
続いて、鮫島有美子の愛のよろこびから、ますを。
I remember cliffordの図太い音とは打って変わって、軽やかなフワッとした音が漂ってくる。
空間は広く、鮫島さんのソプラノがその広い空間にポツリと。
クラシックらしい柔らかなそしてとても丁寧な歌声が出てきた。
ここまで二曲しか掛けていないが、手持ちのDACよりも音が良いのではないかと思った。
現在手持ちのDACは叔父のところにあるので、詳細な聞き比べは後日改めて行おうと思っているが、
今聴いた感じでは、更に一歩音が濃くなったような印象を持った。
まあ、手持ちのDACも従来のDACとは雲泥の差なので、oさんDACという意味では、どちらもかなり良い音なのではあるが。
それでも。やはり良い音を聴いてしまうと、手持ちのDACと同違うのかこの耳で聴いてみたくはなった。
続いて、ユーミンの流線形から、かんらん車を描けた。
冒頭から難しいドラムの音が入っているが、遅れる事なく上手くなってくれたと思う。
そしてユーミンの声は、陰影が実に良く表現されている。
楽器の音の分離もとても良いと思った。
このユーミンの声の質感はかなりのレベルにあるだろう。
チューバホーンさんから、レコードの音も聴いてみたいとリクエストがあった。
実はオフ会前の一週間は、スピーカーのセッティングとアナログの調整を毎日やっていた。
DACの素性を見極めるために、先ずはスピーカーのセッティングだなと思い、これを第一に考えて自分なりにできる限り詰めていった。チューバホーンさんや、さらにはGRFさんがセッティングされれば、更に精度は上がるのだろうけれど、どこまでやれるのか試す意味でも自分だけでやってみたのだあった。
そして新たにMC20を入手していたので、これで鳴らそうと思いDL102をMC20に付け変えて、アナログの調整を行なっていた。
デジタルは手持ちのESS9018のDACを使って調整をしていた。
そこでユーミンも掛けていたのだが、これをMC20のアナログの音と比較したりもしていた。
しかし、どうもMC20のボーカルがESS9018の音と殆ど変わらないのである。
おかしいな。こんなにMC20悪かったっけ?
声の張った感じのところに若干かさつきがある。
もっとしっとりして、艶があり、もう一歩声が伸びて欲しいのだが。
ハズレのMC20だったかな?などと思っていた。
そして調整を重ねても、なかなかESS9018のデジタルの音より、MC20のアナログの音が良くならなかった。
このままオフ会をやるとアナログがイマイチという結果は目に見えている。
しかしどうしてもMC20ではデジタルの音を超えられなかった。
そこで考えてみた。
実は最近MC20を入手するまでは、アナログはDL102で聴いていた。
そのときは声の質感に不満はなかったのだ。
だがMONOになってしまうので、STEREOとして音場などを楽しめない。
しかし声の質を聴いてほしい。
そこで悩んだ結果、今回のオフ会は割り切ってDL102でMONOで聴いてもらおう。
こう考え直し、それからDL102に絞ってアナログの調整をしたのであった。
そしてESS9018と比べると、僅かにアナログの方が声が一歩抜きに出たような気がした。
声を張ったところに、かさつきがなくなった。
これで行こう。
そして、チューバホーンさんと、oさんには、DL102でMONOなのは内緒にして、
ユーミンの同じ曲をレコードで掛けてみた。
すると、い〜じゃんというお声が。
この瞬間ホッとした。
ですよね。なかなか良いでしょ!?
実はDL102でMONOですと種明かしをしたのであった。
ちょっと今回は反則技を使ってしまったが、ユーミンの声には納得頂けたようである。
ちょっと話を戻すが、今回のNEW DACは、この一週間比較していたMC20とRSS9018のユーミンの声よりも良い音がしている。
ユーミンの声を張ったところで、もう一歩突き抜けてほしいと思っていたが、このNEW DACはいとも簡単にこれを超えているようだ。
ユーミンの声を聞いた瞬間、このNEW DACすげえと思ったのである。
やはりディスクリートDACは、普通に調整した程度のアナログでは太刀打ちできないのである。
このディスクリートDACの音を超えるアナログの音を出さないと、ここにいる面々には納得頂けないと思っていたので、取り敢えずDL102にしといて良かった。
まあ、じゃあ拙宅のアナログのSTEREOはどうすんの?という課題は残るが、
それは今年一年掛けて詰めていこうと思う。
それで、今回MC20の音が悪いと思っていたことを後で考えてみたのだけれど、
実はMC20は音が悪かったのではなく、ESS9018の音が良かったのではなかろうか?
それは、今回スピーカーの調整をかなり真剣にやったのだけれど、その結果ESS9018のポテンシャルを最大限に発揮できたのではないかと思う。
スピーカーの調整が上手くいった事でデジタルの持っている1番良い音が出ていたのかなと。
オーディオは、突き詰めていくとデジタルもアナログも良い音でなるという。
アナログの方が良いということはないそうである。
そして当人の好きな音になるように詰めているのだから、デジタルもアナログも
自然と同じような音になってくるだろう。
こう考えた時に、この一週間で、MC20の音が悪いと思っていたのは、実はMC20が悪いのではなく、
デジタルの音がかなり良かったということなのかなと思った。
手前味噌ではあるが。
ある意味MC20の限界を見れたのかも知れない。
そして、ディスクリートDACは、MC20の音を凌駕し、
またカートリッジを吟味することにより、これまたディスクリートDACの音と並べるか、
さらには凌駕できるのかも知れない。
まあ、アナログファンからは、小生のアナログが甘ちゃんだからとお叱りを受けそうな気もするが、
本当のところどうなのかは、今回の拙宅のサウンドをお聴きになられた
oさんとチューホーンさんしか分からない。
最後に、今回のデジタル環境は、DDコンバーターのSingxer SU-6の貢献が大きい。
さまざまなところで実験をした結果、パソコンやトランスポートから直接DACに送るよりも、DDコンバーターを噛ませ、そこからI2S伝送させる方が良いようである。
また、今回は更にパソコンではなくネットワークトランスポートのLUMINを使った。
この音への貢献も大きいだろう。
更には、これらの機材のセッティングを詰めれば更なる音質の向上は間違いなく期待できる。
一番良い音で聴いてみたいという思いで、これらの機材を投入した今回のオフ会であるが、
NEW DACの音の良さとポテンシャルを感じた、個人的にはとても内容の濃いオフ会であった。
無理を聴いてDACを作って下さったoさんには、本当に感謝しかない。
これで叔父もディスクリートDACの仲間入りである。
oさんのDACがなければアナログとガチンコ勝負ができるほどのデジタルを楽しむことはできませんから。本当にありがとうございます。
oさん、チューバホーンさん、今回も貴重なオフ会をありがとうございました。
拙宅の改良点も見えてますので、更に調整して、魅力あるサウンドを出してみたいですね。
NEW DACお披露目 [オーディオ]
ディスクリートの新しいDACの完成の連絡を受けたのはつい最近のこと。
このDACのオーナーは小生ではなく叔父である。
oさんは、オーディオ仲間にしかDACを作らないというポリシーを持っていらっしゃるが、小生が無理を承知でお願いし、なんとか作って頂く事ができた。
小生がこのディスクリートDACと出会ってから2年ほど経過していると思うが、
出会ってから1年ほど経過した昨年の7月に拙宅にも導入した。
それから一年近く経過したが、この約1年、こんない良いDACを小生だけが使って良いのかという
後ろめたさがあった。
しかし、ディスクリートDACはすでに基盤は入手困難になっており、その他入力基盤などもないので、作ろうにも作れない状況であることを知っていた。
なので横浜のvafanさんが導入されたので最後だと分かっていたし、敢えて叔父にディスクリートDACの音を聴いて貰うこともしなかった。
知らぬが仏ということわざがある通り、オーディオでは聴かないほうが良かったと思う事もある。
入手もできない機材の良い音を聴かされた身になって考えてみれば、これほど生殺しな事はないだろう。
しかし、やはり心のどこかに自分だけ使ってて良いものかというシコリのようなものがあったのも事実である。
そんな中、少し前にoさんと話す機会があった。
そこでは、入力基盤がやっと1つ見つかったようなお話をされていたと思う。
またDAC基盤も1つ確保できたか元々1つ確保されていたようなお話を聞いた記憶がある。
なので、あの時もしかしたらもう一台作ってもらえるのかな?
ただ知らない叔父に作って貰えるのかな?と思ったが、
迷わずoさんに相談してみる事にした。
もしDACを作れそうなら小生のDACを叔父に聴いてもらい、気に入って貰えたらDACを作って頂けないかと。
それから直ぐに小生のDACを叔父に送り聴いてもらうと、直に欲しいと返事を貰えた。
小生もこうなろう事は容易に想像がついた。
長年オーディオに真剣に向き合ってきた者なら、oさんのディスクリートDACがどれほど音が良いのか直ぐに分かると思っていたから。
やはり叔父もoさんDACの音の良さポテンシャルの高さを直ぐに見抜いたようである。
そこで正式にoさんにDACの制作をお願いし、また叔父の人となりを知って頂きたい思いもあり、oさんと叔父とで直接コンタクトを取って頂く事とした。
その後叔父が色々と注文し、仕様を詰めていってあれから2ヶ月程して、めでたくDACが完成したというわけである。
oさんは土日もお忙しい方なので、この2ヶ月の間で完成させて頂いた事には本当に申し訳ないと思うが、こちらとしては本当に嬉しい。
そんなわけで、そのままDACを叔父の家へ直送という手もあるのだけれど、やはりどんなDACが完成したのかとても興味がある。
やはり一度はこの耳で聴いておかないと後で後悔すると思い、叔父に送る前に聴かせて頂く事にした。
そこで、始めにoさんのお宅にお邪魔し、oさんのユニコーンで聴かせて頂いた後、
拙宅に移動して、ウィルソンで鳴らしてみるという事になった。
日曜日は午前中から、同じoさんのディスクリートDACをお使いのチューバホーンさんと一緒に、
oさんのお宅にお邪魔した。
小生はoさんのお宅にお邪魔するのは初めてである。
1階のオーディオルームに入ると縦長置きのユニコーンが目に飛び込んできた。
見た瞬間スピーカーの置き方、アンプの構成、ラックやリラクサなど、何処かで見た事がある。
またoさんはミリ単位のスピーカーの調整もされている事も知っていたので、これは良い音がするんだろうなと身構えてから臨んだ。
まずはoさん所有のDACのから聴かせて頂く。
出てきた音は、綿密かつ絹ごし豆腐のような滑らかな音である。
そして物凄く締まった音。超高解像度である事は直ぐに分かった。
ゲイリー・バートンのヴィブラフォンの一音一音が、手にとるように空間のそれぞれ一点から広がっていく様が聴き取れる。
このような超高解像度で楽器の音が並ぶ様は、出したくてもなかなか出せない人が多いのではないだろうか。
それがこの無指向性スピーカーから出ている。
引くぐらいの音の綿密さであった。
これを聴いて、午後に予定されている拙宅での音出しが心配になってしまった。
oさんは古いジャズよりECMなどを好んでお聴きになられるようで、S/Nよく空間の音情報も良く録られているECMなどは特にこのシステムに嵌る。
それからクラシックはお手の物で、オケの空間は広くその中にボーカルはより小さく定位する。
この音像の小ささは、超高解像度ならではだと思う。
ここまで追い込むには、ソーの良さは勿論のこと、機材のセッティングをかなり詰めなければ出ないだろうと思った。
上流の機材は、音の振動の影響を受けるだけでも音が滲んでくる。
ユニコーンはこの辺りの僅かな滲みも隠す事なく音に出してくるので、ごまかしが効かないなと思った。
なので、ある意味怖いスピーカーではあるが、上流をビシッと決めれば、あとは自ずと良い音がしてくる。
この辺りを弁えた上でのサウンドなのだなあとつくづく思った。
そして、トランスポートはそのままに、DACを叔父のDACに替えて聴いてみた。
クールな音に少し温度感が上がったようなそんな印象があるが、良い音である。
トランスポートと接続しているケーブルが違うので、全く同じ環境ではないが、従来のDACの音ではなくディスクリートにしか出せない質感をしっかりと感じた。
叔父のDACは入力切替がパネルではなくスイッチ式だ。
基盤がスイッチ切り替えのものしか入手できなく、小生が使っているパネル式のものではないが、音はこちらのほうが良いと伺っていた。
当初はいちいち切り替えなければならないのは面倒なのかなと思っていたが、実にシンプルで使いやすいと思った。
PCMの音源やDSDの音源をいろいろ掛けながら、5.6MHzと11.2MHzを切り替えたりしながら一通り音を確認した。
個人的にはDSDの5.6MHzで鳴らすのが良いのではないかと思った。
その後昼食を取り、拙宅に移動することとなった。
家に帰るや否や早速セッティング。
ネットワークトランスポートのLUMINとDDコンバーターのSingxer SU-6は既にセッティングされている。
すぐ隣にDACを設置し、SU-6からのI2S接続用のHDMIケーブルをDSDに差し、DSDとプリを接続するRCAケーブルを差し込み、電源ケーブルを差した。
これでセッティング完了である。
あとはスマホで曲を選択すればなるはずである。
流れとしては、
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→h Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1 → 23.5L → Wilson Audio WATT3
となっている。
今回、現状最高の音を出すべく、敢えてPUPPY2を止めてある。
こちらが新しいDACである。
DACのフロントパネルには、左側に電源ボタンがある。
そして、右側にセレクターが2つ並んでいる。
右側のセレクターは、2系統あるRCAのOUTPUTを切り替えるもの。
左に回すと下側のRCA OUTPUT
真ん中にすると、上側のRCA OUTPUT
右に回すとオープンになるので、ケーブルを繋ぎ替えたりする際につかえる。
左側のセレクターは、入力して切り替え用。
5つ切り替えができる。
1番右が、2系統ある同軸の右側の同軸
2番目の右が、同軸の左側の同軸
真ん中が、USB入力用
2番目の左が、2系統あるHDMIの上側
1番左が、HDMIの下側
そして、左側のセレクターの真下にあるスイッチは、
PCMとDSDの切り替え用。
PCM音源を聴くときはこのスイッチを上にする。
DSD音源を聴くときは下へ。
リアパネルは割愛するが、一つスイッチが付いている。
これは、DSDのサンプリング設定で、
上側が11.2MHz
下側が5.6MHz
以上がDACのスイッチ関連の説明。
そして、期待を胸にスマホで曲を選択し、再生してみた結果は・・・
つづく
このDACのオーナーは小生ではなく叔父である。
oさんは、オーディオ仲間にしかDACを作らないというポリシーを持っていらっしゃるが、小生が無理を承知でお願いし、なんとか作って頂く事ができた。
小生がこのディスクリートDACと出会ってから2年ほど経過していると思うが、
出会ってから1年ほど経過した昨年の7月に拙宅にも導入した。
それから一年近く経過したが、この約1年、こんない良いDACを小生だけが使って良いのかという
後ろめたさがあった。
しかし、ディスクリートDACはすでに基盤は入手困難になっており、その他入力基盤などもないので、作ろうにも作れない状況であることを知っていた。
なので横浜のvafanさんが導入されたので最後だと分かっていたし、敢えて叔父にディスクリートDACの音を聴いて貰うこともしなかった。
知らぬが仏ということわざがある通り、オーディオでは聴かないほうが良かったと思う事もある。
入手もできない機材の良い音を聴かされた身になって考えてみれば、これほど生殺しな事はないだろう。
しかし、やはり心のどこかに自分だけ使ってて良いものかというシコリのようなものがあったのも事実である。
そんな中、少し前にoさんと話す機会があった。
そこでは、入力基盤がやっと1つ見つかったようなお話をされていたと思う。
またDAC基盤も1つ確保できたか元々1つ確保されていたようなお話を聞いた記憶がある。
なので、あの時もしかしたらもう一台作ってもらえるのかな?
ただ知らない叔父に作って貰えるのかな?と思ったが、
迷わずoさんに相談してみる事にした。
もしDACを作れそうなら小生のDACを叔父に聴いてもらい、気に入って貰えたらDACを作って頂けないかと。
それから直ぐに小生のDACを叔父に送り聴いてもらうと、直に欲しいと返事を貰えた。
小生もこうなろう事は容易に想像がついた。
長年オーディオに真剣に向き合ってきた者なら、oさんのディスクリートDACがどれほど音が良いのか直ぐに分かると思っていたから。
やはり叔父もoさんDACの音の良さポテンシャルの高さを直ぐに見抜いたようである。
そこで正式にoさんにDACの制作をお願いし、また叔父の人となりを知って頂きたい思いもあり、oさんと叔父とで直接コンタクトを取って頂く事とした。
その後叔父が色々と注文し、仕様を詰めていってあれから2ヶ月程して、めでたくDACが完成したというわけである。
oさんは土日もお忙しい方なので、この2ヶ月の間で完成させて頂いた事には本当に申し訳ないと思うが、こちらとしては本当に嬉しい。
そんなわけで、そのままDACを叔父の家へ直送という手もあるのだけれど、やはりどんなDACが完成したのかとても興味がある。
やはり一度はこの耳で聴いておかないと後で後悔すると思い、叔父に送る前に聴かせて頂く事にした。
そこで、始めにoさんのお宅にお邪魔し、oさんのユニコーンで聴かせて頂いた後、
拙宅に移動して、ウィルソンで鳴らしてみるという事になった。
日曜日は午前中から、同じoさんのディスクリートDACをお使いのチューバホーンさんと一緒に、
oさんのお宅にお邪魔した。
小生はoさんのお宅にお邪魔するのは初めてである。
1階のオーディオルームに入ると縦長置きのユニコーンが目に飛び込んできた。
見た瞬間スピーカーの置き方、アンプの構成、ラックやリラクサなど、何処かで見た事がある。
またoさんはミリ単位のスピーカーの調整もされている事も知っていたので、これは良い音がするんだろうなと身構えてから臨んだ。
まずはoさん所有のDACのから聴かせて頂く。
出てきた音は、綿密かつ絹ごし豆腐のような滑らかな音である。
そして物凄く締まった音。超高解像度である事は直ぐに分かった。
ゲイリー・バートンのヴィブラフォンの一音一音が、手にとるように空間のそれぞれ一点から広がっていく様が聴き取れる。
このような超高解像度で楽器の音が並ぶ様は、出したくてもなかなか出せない人が多いのではないだろうか。
それがこの無指向性スピーカーから出ている。
引くぐらいの音の綿密さであった。
これを聴いて、午後に予定されている拙宅での音出しが心配になってしまった。
oさんは古いジャズよりECMなどを好んでお聴きになられるようで、S/Nよく空間の音情報も良く録られているECMなどは特にこのシステムに嵌る。
それからクラシックはお手の物で、オケの空間は広くその中にボーカルはより小さく定位する。
この音像の小ささは、超高解像度ならではだと思う。
ここまで追い込むには、ソーの良さは勿論のこと、機材のセッティングをかなり詰めなければ出ないだろうと思った。
上流の機材は、音の振動の影響を受けるだけでも音が滲んでくる。
ユニコーンはこの辺りの僅かな滲みも隠す事なく音に出してくるので、ごまかしが効かないなと思った。
なので、ある意味怖いスピーカーではあるが、上流をビシッと決めれば、あとは自ずと良い音がしてくる。
この辺りを弁えた上でのサウンドなのだなあとつくづく思った。
そして、トランスポートはそのままに、DACを叔父のDACに替えて聴いてみた。
クールな音に少し温度感が上がったようなそんな印象があるが、良い音である。
トランスポートと接続しているケーブルが違うので、全く同じ環境ではないが、従来のDACの音ではなくディスクリートにしか出せない質感をしっかりと感じた。
叔父のDACは入力切替がパネルではなくスイッチ式だ。
基盤がスイッチ切り替えのものしか入手できなく、小生が使っているパネル式のものではないが、音はこちらのほうが良いと伺っていた。
当初はいちいち切り替えなければならないのは面倒なのかなと思っていたが、実にシンプルで使いやすいと思った。
PCMの音源やDSDの音源をいろいろ掛けながら、5.6MHzと11.2MHzを切り替えたりしながら一通り音を確認した。
個人的にはDSDの5.6MHzで鳴らすのが良いのではないかと思った。
その後昼食を取り、拙宅に移動することとなった。
家に帰るや否や早速セッティング。
ネットワークトランスポートのLUMINとDDコンバーターのSingxer SU-6は既にセッティングされている。
すぐ隣にDACを設置し、SU-6からのI2S接続用のHDMIケーブルをDSDに差し、DSDとプリを接続するRCAケーブルを差し込み、電源ケーブルを差した。
これでセッティング完了である。
あとはスマホで曲を選択すればなるはずである。
流れとしては、
SSD→ (USB)→ LUMIN→(USB)→h Singxer SU-6 → (HDMI I2S)→ oさんDAC
→ RCAケーブル → ML-1 → 23.5L → Wilson Audio WATT3
となっている。
今回、現状最高の音を出すべく、敢えてPUPPY2を止めてある。
こちらが新しいDACである。
DACのフロントパネルには、左側に電源ボタンがある。
そして、右側にセレクターが2つ並んでいる。
右側のセレクターは、2系統あるRCAのOUTPUTを切り替えるもの。
左に回すと下側のRCA OUTPUT
真ん中にすると、上側のRCA OUTPUT
右に回すとオープンになるので、ケーブルを繋ぎ替えたりする際につかえる。
左側のセレクターは、入力して切り替え用。
5つ切り替えができる。
1番右が、2系統ある同軸の右側の同軸
2番目の右が、同軸の左側の同軸
真ん中が、USB入力用
2番目の左が、2系統あるHDMIの上側
1番左が、HDMIの下側
そして、左側のセレクターの真下にあるスイッチは、
PCMとDSDの切り替え用。
PCM音源を聴くときはこのスイッチを上にする。
DSD音源を聴くときは下へ。
リアパネルは割愛するが、一つスイッチが付いている。
これは、DSDのサンプリング設定で、
上側が11.2MHz
下側が5.6MHz
以上がDACのスイッチ関連の説明。
そして、期待を胸にスマホで曲を選択し、再生してみた結果は・・・
つづく