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Pabloは、やはりドイツ盤か。 [音楽]

小生はボーカル物は、以前は現代録音のものをCDで聴いていたが、
古い盤はどうしてもノイズが気になり、殆ど聴くことがない。
まして、CDなら何枚も入手し聴くことが可能だが、レコードとなるとそう簡単なことではない。
なので殆どボーカル物は所有していないのだが。
一応Sarah Vaughanだけは数枚持っていて、その中の一枚
Sarah VaughanのCrazy and Mixed Up
どこかのblogを拝見していて、Crazy and Mixed Upのドイツ盤がなかなか見つからないというものであった。当時この記事を見つけた時、ふ~ん、そういうものなんだと気に留めた程度であった。
そこまで盤に拘っていたなかったので。

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その後、Sarah VaughanがPabloからリリースしているもう一枚のHow Long Has This Been Going On?
Pabloの盤が音が良いのをご存じの方は多いと思うが、この盤は、たまたまドイツ盤を安く入手できたので聴いてみたら、内容・音ともに良かったので超気に入って、それからはオフ会でも出番が多い一枚となっている。なんてったって、メンツがOscar PetersonにRay Brownだからね。

そんなわけで、時が経つにつれCrazy and Mixed Upのほうもドイツ盤が気になるようになった。
それでドイツ盤を探し始めたのだけれど、待てども待てども出てこないではないか。
いったいどこにあるのだろうか?
躍起になって探せどでてくるはずもない。やっぱりあの方がBlogに書いていらっしゃった通りだな。
諦めながらもたまにヤフオクのぞいたりはしていたが、一向に出てくる気配がない。
それでも、心のどこかで諦めきれない思いがあり、粛々と探していた。

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今月に入り、iphoneでぼんやりネットを見ていたら、なんと盤の綺麗のが出ているではないか。
一気に血の気が上がる。
誰かに買われる前に購入せねば。支払いまで済ませてしまえば、ひとまず安心なので、
取り急ぎ購入手続きを進めた。
ネットの世界は、ゆっくり手続きをしていると、支払いボタンを押した時点で、「その商品は既に購入済みです」と表示され、がっかりすることも多い。
また値段に躊躇している間に、誰かに購入されてしまったことも何度もある。
なので躊躇することなく、購入ボタンを押して支払いの手続きへと淡々と進めていった。

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あれから2週間ほど待ち、レコードが届いた。
恐る恐る開封すると、綺麗なレコードで胸をなでおろした。

早速、手持ちのUS盤と比べてみたが、やはり聴くならドイツ盤だなと思った。
録音はアメリカのスタジオで、1982年にUS盤とドイツ盤がリリースされているが、
ドイツ盤のほうが音が良い気がするという、なんとも不思議である。

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ゴールデンウィーク初日から [音楽]

昨日、納品が終わり仕事がひと段落した。
しかし、身体はボロボロになっている。
それに睡眠不足も重なり、今日は朝から具合が悪かった。
しかし、朝早くから目が覚めてしまい、結構早く新宿へ向かった。
ゴールデンウィーク中に、レコードセールが何度か開催されるが、ネットで事前の情報を見ても、そこまで欲しいという盤は無かった。
仲の良いコレクターの方とも事前に連絡を取ったが、欲しいのが無いので行かないとの事。
お会いできないのは残念だ。
やはりベテラン揃になると、もう欲しいものは殆ど入手済みだし、手にされていないのは、もう10年とか平気で見かけてないような盤だ。
今後出てくるのが不思議なほどだ。
こういう盤が出る時にしか、セールには行かれないのは仕方がないだろう。
幸い、ボチボチしか集められない小生は、まだまだ細く、長く探し続けることになりそうだ。
死ぬまでに聴けない盤は多分あるだろう。
盤探しの旅の途中で、たぶん朽ち果てるだろうな。まあ、仕方ないか。
しかし、集めるもの聴くものがなくなってしまっては、それはそれで寂しいのかもしれない。
昔、オリジナルの何千枚も持っているコレクターの方とかもいらっしゃり、ラベルの片面がエラーの盤とか、片溝が珍しいので、両溝持ってるのに、わざわざ片溝を入手されている方もいらっしゃった。
サキコロだけでも6,7枚所有されていたようだ。
持ってない盤はないと豪語されていたような方であったが、もうここ何年もお会いしていない。
もう収集はやめられたようである。
やはり、人間は飽きる生き物だ。
盤探しの楽しみがあり、旅の途中で朽ち果てるくらいが丁度良いだろう。

それで、今日も目当ての盤を入手すべく、新宿へ来たのだった。
高額盤で買えないものはあるが、せめて値段だけでも押さえておかないと。
高額盤の目当てのは値段は確認したが、やはり帰るような値段では無かった。
今や、BLUE NOTEを3枚買おうとすると、札束が必要になる。
現実的に入手可能な盤を何枚か掴んだので、それを入手して帰った。

帰ってから、レコード三昧。
そのうちの一枚、gigi とbyrdのjubilee盤。

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やはり状態はそんなに良くないが、脂の乗ったgigiとbyrdの演奏を聴ける。
この頃のHank jonesもまた良いね。

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こちらは、前に入手したjames moodyの盤。
レモンじゃなく山吹のほう。これで十分だね。
半年ほど前にDave Burnsの残が欲しくてセールに並んだ。
並んだ人数は少なかったが、転売屋一派の誰かに持っていかれて入手出来なかった。
転売屋に取られるのは、癪に障るが、その後暫くしてこの盤を入手。
この盤の中のDave Burnesもなかなか!

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旬のものを [音楽]

桜エビを食べに、相方と静岡へ

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今年は、大漁とのことであった。
自然の恵みに感謝しつつ、美味しく頂いた。

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だし汁が用意されているので、半分食べてから残りはお茶漬けにして頂いた。

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その後、沼津港に寄り、お魚も頂いて帰路に着いた。

PS: モノクロ写真は、Leicaで。
先日、Leica銀座店に行ってバッテリーを交換。
やっと、まともに写真を撮れるようになった。

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Wayne Shorterが天国へ [音楽]

今年に入ってから仕事に忙殺されている。
今日もこれから仕事である。
そんな忙しい最中、先日ニュースが飛び込んできた。

3/2にWayne Shorterが天国へ旅立っていったのだ。
新主流派には、そんなにのめり込まなかったが、偶に聴くとそれそれで良いものだ。
ハービー・ハンコックだけは、今だに聴けば聴くほど、その天才ぶりと洗練された技にのめり込んでゆく。
1990年代の後半くらいだったか、その頃ジャズを聴き始めてすぐに新主流派を聴くようになった。
その後、ハービーハンコックの良さが分からなくなり、あまり聴かなくなった。
それが今ここにきて、その腕前とセンス、天才ぶりを再認識しているところ。
聴けば聴くほど流石という言葉が出てくる。
そんな感じなのだが、Shorterも今聴けば聴くほどそういう思いがするのかもしれない。
小生も遅ればせながら、1990年代後半にHancock率いるカルテットかクインテットを生で聴くことができた。
もう昔のことで、HancockとSorter以外のメンツは覚えていない。
しかし、今でもハッキリと覚えているのは、Wayne Shorterの当時のその人気ぶりである。
ソロ回しの中でShorterの番が来た時である。
「ピー」とか「パー」とか、単発で吹いているだけで、当時思ったのは、何だこの老ぼれおっさんは。
全然吹けてないじゃんか。
しかし、観客の反応は小生の思いとは裏腹に、大歓声の渦。
えー、このおいぼれおっさんって、そんなに人気なの!?
ただ、ピーとかプーとか鳴らしてるだけじゃん。
当日Sorterは65歳とかそのくらいだっただろう。
今も記憶に残っているのは、大歓声と気合だけで吹くSorterの姿。
当時は1960年代のSorterの活躍も知らず、1990年代後半のありのままの姿を見ただけだったが、
当時の観客の大半は、1960年代からの熱狂的な不安だったのだろう。
HancockよりもそのShorterの方が衝撃で、今でもその姿が一番記憶に残っている。
そのSorterが天国へ。
Sorterが残した1960年代の名盤たちは、今の若者にも物凄く人気がある。
やはり良いものは普遍的だ。
仕事が一息ついた頃には、この名盤たちに耳を傾けたい。
ご冥福をお祈りします。


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Seldon Powellの硬質なテナーがパリッと部屋に響く [音楽]

乾燥している冬はオーディオにはもってこいだが、身体には堪える。
遂に風邪を引いて病院へ。
喉はガラガラで咳も酷い。
もう否応が無しにPCR検査はしないといけない。
結果は陰性だった。
会社は休んだ。
もう歳なのでそういつまでも寝ている事もできないので、オーディオを鳴らすことに。
カートリッジをMC20にしてみた。
折角DL102もいい具合に鳴ってきていたのだが。
まあ、カートリッジのセッティングがこれまで以上にいいポジションに合わせられるようになってきたので、これはMC20を再セッティングしてみると面白いかもと思って。
結果はビンゴ。

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このSeldon Powellのテナーに命が吹き込まれたようだ。
この乾いた部屋にパリッとテナーの音が響き渡る。
一昔前よりも、場の雰囲気や温度感が上がり、管楽器の音がより直線的にスピード感が増したように出てくる。
MC20の持っている、楽器っぽい音に拍車が掛かったように聴こえる。
Seldon Powellのテナーの佇まいの何と凛々しい事。
好きなテナー奏者だが、これまで以上に惚れ惚れする演奏を聴かせてくれるようになったようだ。


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もう一月経ってしまった。 [音楽]

早いもので今年も一ヶ月が経過した。
仕事が忙しいとあっという間。

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仕事は程々に、盤集めは粛々と。
オーディオは、そのうちお披露目ができればなと。

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チューバホーンさん宅にお邪魔してきました。 [音楽]

3週間前になるが、横浜のvafanさんと一緒にチューバホーンさんのお宅にお邪魔してきた。
チューバホーンさんは、マランツ7と是枝アンプの2台のプリを所有されていて、お邪魔するタイミングによって、どちらかのプリで鳴らして頂ける。
今回は、マランツ7だった。

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是枝アンプもマランツ7もどちらも優れたアンプである。
お邪魔するたびに思うのは、この性質の異なる2台のプリではあるが、どちらで鳴らされても、出てくる音は似たような音であるということ。
似たような音になるのは不思議でもあるけれど、調整されていることを伺えばそれは必然的にも思えるようになってきた。
それから、この2つのプリのうちどちらか一つを選ぶとしたら迷うという事だ。
個人的に思っているが印象は、マランツ7は楽器っぽい音がする、
是枝アンプは、研ぎ澄まされた音がする。である。
そんな簡単に言うなと一喝されそうであるが、まあ所有した事がないし、この程度しか分かっていないということなのだが、でもまあ印象としてはこんな印象を持っている。
どちらも聴き込めば聴き込むほど魅力を再発見できるんだろうな。
しかし本当にまあどちらも魅力的で、甲乙付け難い。
チューバホーンさんが両方を長くお使いなのもそれぞれの魅力に取り憑かれていらっしゃるからなのであろう。

さて、今回もまずはクラシックから掛けて頂いた。
おおっ。ピアノや声のディティールが以前よりも出てきているではないか。
特に声の感じは歌い方までもが表現してされている感じだ。
うちもセッティングをある程度やっているので、どの程度セッティングをなされたのか、
容易に想像でき、一聴して、参りましたという言葉が出てしまった。
すらっと書いてしまったが、当方はチューバホーンさんのお宅にちょくちょくお邪魔している。
チューバホーンさんの音はかなり洗練されており、毎回その音を聴いているので、その音に耳が慣れてきてしまっている。
お陰様で拙宅の音を聴く際にもよりシビアに聴くようになってしまったほどだ。
しかし、チューバホーンさんの音を初めてお聴きになられる方がいらっしゃったら、その音にかなり驚かれるであろう。
当方も何度も驚かされたことは、当blogの過去の日記に書いた通りである。

ここまで調整してするには、まず声をどう出したいかイメージする必要がある。
そしてこのイメージに合うように調整する事になるのだが。
うちは、ボーカルのセンター出しと前後の調整に、ヌケや艶っぽさくらいの調整までだが、
さらに口元の向きやそこから出てくる声の感じなどまで意識しながら調整されているのである。
自分で調整して初めて分かる、セッティングの妙というのを見せつけられてしまった。
やはり、ある程度機材が揃ったら、あとは調整するのみだな。
チューバホーンさんのお宅には、何度もお邪魔しているが、機材の大きな変更はないが、
一歩一歩確実に階段を登られている感じがした。

それから声の表現力が一段上がったことは、スピーカの調整によるピントがこれまでよりも上がっていることもありそうだ。
それゆえにボーカルの実在感やピアノの実在感が上がっていると思った。

興味深かったのは、ワルターの田園の盤の聴き比べである。
当方が所有する盤とチューバホーンさんが所有されている盤を聴き比べる事に。
これは、チューバホーンさん所有の盤の方が、音が柔らかくとても良く聴こえた。
前にお邪魔した時には、当方の盤を掛けて頂いたと思うが、あの時よりも、また今回当方が持ち込んだ盤よりも、良い音だった。
機材が違うと同じソースでも、ここまで音が違うのかと新しい発見であった。
どちらも良いソースだと思うのだが、今回はチューバホーンさんの盤の勝ちだった。
いつか、チューホーンさんの盤を拙宅で聴いてみたい。

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ムターのこの盤は、小生も所有しているが、SACD盤ではない。
このSACD盤はすごく奥行きがあり、ヴァイオリンの音がしっとりしていて見事な演奏であった。
盤も良いのだろうが、セッティングが決まっているためだとも思った。

ロックも掛けて頂いた。
クラシックの柔らかな音とは打って変わり、力強いサウンドに変わった。
ロックの時は、ボリュームを結構上げられたと思うが、大人が3人もいるので、これくらいのボリュームにしないと音が吸われるのだろうか。
今度チューバホーンさんに聞いてみよう。

ホテルカリフォルニアの2枚を比べて聴く事もできた。
後に掛けて頂いた盤は、ギターの響きや音離れが凄く良い感じである。
マランツ7は、昔から思っているが楽器の音色が良い。
どの楽器の音も楽器らしく聴こえ、オーディオを聴いている感じから、演奏を聴いている感じになるように思える。
このため、音楽に没頭できる。
これはアナログとガチンコ対決をさせてみたいと思った。

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それから、鮫島由美子さんの盤を掛けて頂いたが、これにはじ〜んときた。
やはり前回お邪魔した時よりも、声の表現力が上がっていることは間違いないようだ。
しかし、ボーカルの音が毎度のことながら一貫している。出されたい声質というのが明確なのであろう。

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後半はJPOPである。
中島みゆきの命の別名は、もう20年以上前の歌である。
この歌を聴かせて頂き、中島みゆきの歌唱力に圧倒された。
続け様に中島美嘉の曲が。
チューバホーンさんのボーカルの音には何か取り憑いているようだ。
どんどん歌詞と歌声に入り込んでゆく。
錆ではグッときてしまった。
涙腺崩壊とまではいかずに済んでよかったが、次回辺りはやばいかもしれない。

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恐らくこの中島美嘉には、チューバホーンさんの琴線に触れている事だろう。
先に述べたボーカルの声の出し方の調整とか、
ボーカル好きならば、この辺りまで意識してオーディオを追い込むという姿勢が必要なのかな。
音が変わって喜んでいる小生とは、大分違うよなあ。

チューバホーンさんは、毎度のことながら、小生を泣かせることを狙っていると仰っているが、確かにそれは良く分かる。
オフ会では、選曲も大事な要素である。
音楽や歌唱力に圧倒され、さらに歌詞の内容と自分の経験や思いが重なったとき、ウルっときたりするものである。
今回集まった3人の中では小生が一番年下ではあるが、ある程度年齢が違い。
故に歌詞や音楽に共感できる部分も多のかなとも思った次第。

今回、泣かせる盤を手持ちしていたのだが、その後のスケジュールが押していたこともあり、この盤は鳴らすことなくオフ会終了となってしまった。
この点は、消化不良の感は否めないが、後日こっそり手持ちして、逆に泣かせてやろうと思っている(笑)。

という感じで、クラシック,ロック、ボーカルと、チューバホーンさんが良くお聴きになられるジャンルの音楽がどれも良く鳴っていました。
特筆すべきは、ボーカルの表現力ですかね。
細かく詰めていかれた結果が、音に出てたのではないでしょか。
ピントが良く合っていたと思います。
結果人やピアノの実在感が、これまでより感じられて良かったですよ。

オフ会の後は、oさんも合流されてのオーディオ談義でした。
今回も貴重な情報交換ができました。

というわけで、チューバホーンさん、横浜のvafanさん、oさん、今回もありがとうございました。
拙宅の音が復活しましたら、是非また遊びに来て下さい。
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やる気なし [音楽]

は〜あ、あれから
なんとかSD05でwatt3だけを繋ぎ鳴らせるようにはなった。
デジタル VS アナログなんて馬鹿なことはやめて、
ひたすら好きな盤を聴くことにした。
当面は、MONO針でいく。
カートリッジはDL102にした。
カートリッジにはバリレラも使いたいが、ステレオ盤も聴きたいので。
DL102は出力とインピーダンスが高いので、UESUGIの出番はなさそうだ。
Phase TechのEA5で鳴らしている。
システムが、超シンプルになったので、アナログの調整がしやすい。
音の変わりようが聴き取りやすくなった。

10月になり、多少定時で帰れるようになり、
帰宅後にオーディオをする時間が取れるようになった。

分析的ではなく、好きなJAZZを好きな音になる方向に調整してゆく。
分析的になって良い音を出そうと思うと、逆に悪くなってしまった。
それで、あれこれ考えずに好きに鳴らそうと。

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それがかえって良く、音がやっと普通に戻ってきた。

アナログでリーモーガンのペットの音を聴くと、今のシステムの音がわるいなという事が、
すぐ分かる。
デジタルで聴いてる時は、元々デジタルは音が良いので、良し悪しが分かりにくいんじゃないかな。
よほど耳の良い方じゃないと、違いが分からないと思う。
自分は、デジタルだとそんなに違いが分からないが、アナログだとよく分かる。
ここ数日、帰宅後にJAZZの盤を掛けながら、調整していたら
やっと聴けるくらいまで音が戻ってきた。

これからは、予てからやりたいと思っていたフォノイコとアンプ間のケーブル探しと、シェルのリード線探しをやっていこうかと。
アクセサリーには興味がなくなったが、最近では音を良くするには、
ケーブルを改めて吟味しなければならないと思い始めたので。
しかし、高価なケーブルには手を出さず、安価なケーブルをしらみ潰しに聴き比べようかと。
値段では無く、重要なのは線材のようなので。
二、三年後には、多少の傾向が掴めてくるのではないかと思っている。

まあ、メインはJAZZを聴くことで、
またにケーブルを変えて、しっくりくればがそっちに置き換えてゆく感じでやろうかなと。
ケーブルの達人がいらっしゃるので、この方にいろいろ教えて頂きながらやっていこうと思う。

こうして、好きな盤を好きなように鳴らして聴ければ満足かな。

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奈落の底には、続きがあった [音楽]

物事は、悪くなるとどんどんそっちの方向に引きずられてゆく。
デジタルは安定していたので、アナログだけ何とか聴かせられるようにと思ってはいたのだが...
オフ会が迫る中、日々アナログと格闘したが、焦りだけが増えていき、
結局音を良くすることができなかった。

しかし、今回はデジタルがメインだったので、アナログは諦めてオフ会を強行。
オフ会当日は、taoさんと横浜のvafanさんがいらっしゃる事になっており、
先にvafanさんと始めておいて、後からtaoさんが合流される予定になっていた。

vafanさんと待ち合わせて、お昼を一緒に食べた。
以前から行こうと思っていたラーメン屋でお腹を満たし、オフ会スタート。

まずは、聴くに堪えないアナログから聴いて頂いた。
先日、チューバホーンさんとoさんがいらっしゃった時と、同じ機材なのだが。
あの時は天国、今回は地獄。散々たる結果で、詳細は割愛する。

早々にデジタルへ。
聴いて頂きたかったCDのうち、選りすぐりのものは、
taoさんがいらっしゃってから、音が佳境に入った頃にかける予定にしていた。
まだまだこんなものではないぞと、内心ワクワクしながらも、
先のアナログで撃沈されたことを引きずっていて、なんとも微妙な気持ちのままであった。

そんなマイナスの気持ちをレビンソンが感じとったのだろうか。
2,3枚掛けたところで、
突然、「パンパーン!。パチ!。パパパーン!」。
爆竹のような物凄い音がした。
初めての経験で、動揺したが。
偶にDACの切り替時やデジタルでの曲の切り替え時やLUMINの処理が詰まった時に、
パチパチ言うことはあった。
少しそれに似ているが、音量が大分違うようだ。
vafanさんもデジタルの時、たまにパチパチ言うことがあるのを経験されていて、
少しこれに似てますねと言うことであった。

不安ながらも更に何曲か掛けていると、
また、「パンパーン!パチ!パーン!」と大きな音が。
おおっ。やはりこれはヤバいな。
コンデンサーが逝ったか!?
レビンソン、壊れちゃったかな!?
このままだとスピーカーか壊れるかもな!?
もう壊れたか?

いずれにしても、これ以上鳴らすのはとてと危険である。
vafanさんと話をして、急遽中止する事に。
直ぐに、こちらに向かわれているtaoさんに状況を連絡して、
仕切り直しとさせて頂いた。

心苦しいが、このままオフ会をしても意味がない。
と、これまで幾度となくオフ会をやってきたが1時間にも満たないオフ会は、初めててである。
まして、機材が壊れるとは。
あーあ、レビンソンが暖まってきて、これでtaoさんがいらっしゃった頃に、
1番いい盤を掛けよう。
役者が揃ったところで、ドカン!
奈落のから、更なる深みへと,,,

まだ壊れたと決まった訳ではないが、何となくレビンソンの23.5Lのコンデンサーが
逝ったんじゃないかな?

ML1も23.5Lも都内のオーディオショップで買ったものなので、
ショップに連絡して、メンテナンス業者に見てもらわなければならない。

あーあ、つい1ヶ月ほど前は、メチャクチャ良かったのに。
あまりの音の良さに、それをDSDファイルにしてチューバホーンさんに送ったのだが、
あれが遺影のようになってしまった。
大体メチャクチャ音がいいと言う時は一瞬で、これが続くことがないのは、
皆さんご承知の通りである。

アナログの調整がドンドン悪くなってゆき、最後にはアンプが逝ってしまうとは。
長年やっていると、まあこういうこともあるのだな。
ましてや、古い機材を長年使っているのだから当然だろう。
故障を恐れて古い機材は使えない。
前回23.5Lを修理したのは7,8年前か。
あの時は、かなり音が良くなって戻ってきた。
今回はML1もしっかりメンテしてもらおう。
まわりの方々のお話を聴く限り、もう少し厚みのある音が出てきそうである。
オーディオから、爆竹みたいな音を経験した人は、なかなかいないと思うので。
原因が分かったら、また記事にしようと思う。
ハードに詳しい方なら、この辺りの経験はおありかもしれないが。

まあ、そう言う訳で、途中でお帰り頂いたtaoさんとvafanさんには、
申し訳ないことをしたが。

それでも、vafanさんにはデジタルの音を確認して頂けたので良かった。
上流の構成は、LUMIN+SU-6+oさんDACと、
これまでで最高の組み合わせである。
ネットワークトランスポートとDDコンバーターの組み合わせによる
I2S接続と、oさんのディスクリートDACでどれだけ良い音がでてくるのかご確認を頂けたようである。

暫くは、SD05一台にして鳴らしながら、アナログの調整を追い込んでおこう。
考えてみるとMC20の調整は去年一年掛かっている。
MC20については調整がこなれてきていたが、カートリッジを変えた途端このあり様である。
また一年くらいはかかるのかもしれない。
アナログの調整でやりたい事は山ほどある。
焦らず、好きなレコードを聴きながら、じっくり調整を進めよう。

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サキコロの綺麗なのが出てるが。 [音楽]

サキコロの綺麗なのがヤフオクに出ているようだが。
つい数ヶ月前に、サキコロのセカンドプレスにとんでもない高値がついた。
綺麗だと何がなんでも入手したいのだろう。
今回は、FLATではなくGGのようだが、
結構綺麗めなようなので、どうなるのか楽しみである。

しかし、商品説明欄に気になる記載があった。
それは、FLATもGGも再生音は全く同じと記載されている点だ。
この出品者曰く、FLAT=1stプレスという議論は当てはまらないとのこと。
それはそうかもしれない、同時期に複数のプレス工場に振り分けられた可能性があり、
その結果FLATの盤やGGの盤が出回ったのだろうから。
しかし、プレス工場が違うのだから出てくる音が違うのは、当然だと思うのだが。
この出品者は、再生音は同じと断言している。
聴き比べたことあるのだろうか?
一般的には、FLATの方が人気がある。
本当の音の違いを聴いたことがある者なら、好みのほうを選ぶだろう。
自分の周りには聴き比べた方や両方所有されている方も結構いるが、
普通、両者を聴き比べたことがある人なんてなかなかいない。
そんな人が、この文章を読んだら、そうかGGもFLATも同じ音なんだ。
じゃあ、ジャケも綺麗だし、気合い入れて入札するかとなるかもしれない。

しかし、聞き比べると、結構音違うからなあ。
FLATもGGもどっちも音はいいのは確か。
どっちが良い音かという点も一概には言えないと思う。
結局は、好みのほうを選べばいいと思うんだけど。
自分が聴いた感じでは、GGのほうが音に纏まりがある。
FLATのほうが少し荒っぽいというか、野生身みたいなものが感じられる。
どっちが好きな音かと言うことになるので、敢えてどっちが好きかは述べないが。
この違いは結構大きいと思うんだけどね。
敢えて、FLATもGGも再生音は全く同じと明言されると、
いやいや、それはちょっと違うんじゃないの?
と言いたくもなるのである。
入札される方が、後で後悔しないようにね。
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